スクリプト言語での ADO の使用

スクリプト環境では、ADO を使って、サーバー側スクリプトによりデータを公開できます。この方法では、ADO、ADO が使う基になる OLE DB プロバイダ、および所定のデータ ストアを参照するコンポーネントが、Internet Information Services (IIS) を実行するサーバーにインストールされます。たとえば、Active Server Pages (ASP) を使う ADO は、HTML を生成できるスクリプトで参照されるコンポーネントです。この HTML コンテンツは、HTTP によって Web ブラウザに渡すことができます。スクリプトを使えば、Web ページからのアクションをサーバー側スクリプトに戻して、特定のデータを更新、移動、および表示することができます。

ODBC データ ソースは、スクリプト ADO コードと非スクリプト ADO コードの大きな違いのひとつです。非スクリプト アプリケーションの場合、ODBC データ ソース アドミニストレータでユーザー DSN を作成できます。IIS で実行するスクリプトの場合、システム DSN を作成する必要があります。システム DSN を作成しないと、スクリプトは作成したデータ ソースを認識できません。このことは、Microsoft IIS から Microsoft OLE DB Provider for ODBC を使うすべての ADO スクリプト アプリケーションに当てはまります。

次のトピックは、ADO をスクリプト言語で実行する場合の具体的な説明です。