スクリプト化しても安全なビジネス オブジェクトとしてマークする

インターネット環境のセキュリティを保つために、RDS.DataSpace オブジェクトの CreateObject メソッドでインスタンス化されたすべてのビジネス オブジェクトは、"スクリプト化しても安全な" ビジネス オブジェクトとしてマークする必要があります。DCOM で使用する前に、システム レジストリの License エリア内でこれらのオブジェクトがマークされていることを確認する必要があります。

スクリプト化しても安全なビジネス オブジェクトとして手動でマークするには、次のテキストを含む、拡張子 .reg のテキスト ファイルを作成します。次の 2 つの数値によって、スクリプト化しても安全な機能が有効になります。

[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\<MyActiveXGUID>\Implemented 
Categories\{7DD95801-9882-11CF-9FA9-00AA006C42C4}]
[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\<MyActiveXGUID>\Implemented 
Categories\{7DD95802-9882-11CF-9FA9-00AA006C42C4}]

<MyActiveXGUID> は、使用するビジネス オブジェクトの 16 進 GUID 型の数値を表します。レジストリ エディタを使うか、または Windows のエクスプローラで .reg ファイルをダブルクリックして、この数値を保存してレジストリにマージします。

Microsoft Visual Basic で作成したビジネス オブジェクトは、パッケージ ウィザードおよび配置ウィザードを使って、"スクリプト化しても安全な" オブジェクトとして自動的にマークできます。ウィザードが安全性に関する設定を指定するように要求したら、[初期化の安全性保持] および [スクリプト化の安全性保持] を選択します。

最後に、セットアップ ウィザードは .htm ファイルと .cab ファイルを生成します。この後、これらの 2 つのファイルを目的のコンピュータにコピーし、.htm ファイルをダブルクリックしてページを読み込み、サーバーを正しく登録します。

既定では、ビジネス オブジェクトは Windows\System32\Occache ディレクトリにインストールされるため、これを Windows\System32 ディレクトリに移動して、HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\<MyActiveXGUID>\InprocServer32 レジストリ キーを正しいパスに合わせて変更する必要があります。