CreateObject メソッド (RDS)

       

目的のビジネス オブジェクトのプロキシを作成し、そのポインタを返します。プロキシは、インターネット経由で要求やデータを送信するビジネス オブジェクトと通信するために、データをパッケージ化してサーバー側のスタブマーシャリングします。インプロセス コンポーネント オブジェクトでは、プロキシは使用されず、オブジェクトへのポインタのみが提供されます。

構文

RDS では、HTTP、HTTPS (Secure Socket Layer を使用する HTTP)、DCOM、およびインプロセスの各プロトコルがサポートされています。

プロトコル 構文
HTTP Set object = DataSpace.CreateObject("ProgId", "http://awebsrvr")
HTTPS Set object = DataSpace.CreateObject("ProgId", "https://awebsrvr")
DCOM Set object = DataSpace.CreateObject("ProgId", "computername")
インプロセス Set object = DataSpace.CreateObject("ProgId", "")

パラメータ

Object   ProgID に指定された種類のオブジェクトを参照するオブジェクト変数を指定します。

DataSpace   新規オブジェクトのインスタンスの作成に使われる RDS.DataSpace オブジェクトを表すオブジェクト変数を指定します。

ProgID   アプリケーションのビジネス ルールを適用する、サーバー側のビジネス オブジェクトを指定するプログラム ID を含む文字列型 (String) の値を指定します。

awebsrvr または computername   サーバー ビジネス オブジェクトのインスタンスが作成される、Internet Information Services (IIS) Web サーバーを識別する URL を表す文字列型 (String) の値を指定します。

解説

"HTTP" プロトコルは、標準の Web プロトコルです。"HTTPS" プロトコルは、セキュリティで保護された Web プロトコルです。"DCOM" プロトコルは、HTTP を使わずにローカル エリア ネットワークを運用する場合に使用します。"インプロセス" プロトコルは、ネットワークを経由しないローカルなダイナミック リンク ライブラリ (DLL) です。