RDS チュートリアル

このチュートリアルでは、データ ソースへのクエリと更新を行うために RDS プログラミング モデルを使用する方法を説明します。最初に、この処理の実行に必要な手順を説明します。続いて、Microsoft Visual Basic, Scripting Edition、および Windows Foundation Classes (ADO/WFC) を中心にした Microsoft Visual J++ でコーディングされたチュートリアルがあります。

このチュートリアルは、次の 2 つの理由から複数の言語でコーディングされています。

• RDS のマニュアルは、読者が Visual Basic でコーディングすることを前提にしています。これは Visual Basic プログラマには有利ですが、ほかの言語を使用しているプログラマにとってはやや不便です。
  
  
• RDS の特定の機能についてわからない場合に、ほかの言語について多少の知識があれば、ほかの言語で記述された同じ機能を参照することが疑問点の解消に役立ちます。

このチュートリアルの構成

このチュートリアルは、RDS プログラミング モデルに基づいています。プログラミング モデルの各手順を 1 つずつ解説します。さらに、それぞれの手順に Visual Basic コードの一部を示してあります。

ほかの言語についても、コード例を最小限の説明と共に取り上げています。各プログラム言語のチュートリアルの手順には、プログラミング モデルとチュートリアルの説明にある手順に対応する番号が付いています。チュートリアルの説明に対応する内容を参照するには、この手順番号を利用してください。

RDS プログラミング モデルについて、次に説明します。チュートリアルを使用するうえでのガイドラインとしてご利用ください。

RDS プログラミング モデルとオブジェクト

• サーバーで呼び出されるプログラムを指定し、クライアントからプログラムを参照する経路 (プロキシ) を取得します。
  
  
• サーバー プログラムを呼び出します。データ ソースと発行するコマンドを処理するサーバー プログラムにパラメータを渡します。
  
  
• サーバー プログラムがデータ ソースから Recordset オブジェクトを取得します。通常、この作業には ADO を使用します。必要に応じて、Recordset オブジェクトをサーバーで処理することができます。
  
  
• サーバー プログラムが、最終的な Recordset オブジェクトをクライアント アプリケーションに返します。
  
  
• クライアント側では、ビジュアル コントロールを使用すると、必要に応じて簡単にフォームに Recordset オブジェクトを配置できます。
  
  
• Recordset オブジェクトに加えられた変更がサーバーに送られ、データ ソースの更新に使用されます。

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