手順 3: コマンドの実行 (ADO チュートリアル)

ここでは、次の操作のうちの太字の部分を行います。

説明

Recordset を返すメソッドは、Connection.ExecuteCommand.Execute、および Recordset.Open の 3 種類です。Visual Basic でのこれらのメソッドの構文を次に示します。

connection.Execute(CommandText, RecordsAffected, Options)
command.Execute(RecordsAffected, Parameters, Options)
recordset.Open Source, ActiveConnection, CursorType, LockType, Options

これらのメソッドは、特定のオブジェクトの長所を利用できるよう最適化されています。

コマンドを発行する前に、暗黙的に、または明示的に接続を開いておく必要があります。コマンドを発行する各メソッドは、それぞれ異なった接続を表しています。

また、この 3 つのメソッドではコマンドの指定方法も異なります。

それぞれのメソッドは、機能とパフォーマンスにおいて一長一短があります。

これらのオプションを習得してください。Recordset の機能の多くが組み込まれています。特に重要なことは、Microsoft Cursor Service for OLE DB を使用するかどうかの判断です。この実装方法の詳細については、「Microsoft Cursor Service for OLE DB」を参照してください。

このチュートリアルでは、バッチ モードで Recordset を変更します。したがって、adLockBatchOptimisticLockType が指定されます。バッチ処理には Cursor Service が必要なので、CursorLocation プロパティが adUseClient に設定されます。開いている接続に Command オブジェクトが既に設定されているので、ActiveConnection パラメータを Open メソッドに指定することはできません。

Recordset が宣言され、次のように使用されます。

Dim rs As New ADODB.Recordset
rst.CursorLocation = adUseClient
rst.Open cmd, , adOpenStatic, adLockBatchOptimistic

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