手順 2: コマンドの作成 (ADO チュートリアル)

ここでは、次の操作のうちの太字の部分を行います。

• データ ソースに接続します。
  
  
• 必要に応じて、SQL クエリ コマンドを表すオブジェクトを作成します。
  
  
• 必要に応じて、SQL コマンド内に変数パラメータとして値を指定します。
  
  
• コマンドを実行します。行を返すコマンドの場合は、ストレージ オブジェクトに行を格納します。
  
  
• 必要に応じて、データの移動、調査、操作、および編集を行います。
  
  
• 適切であれば、ストレージ オブジェクトにある変更でデータ ソースを更新します。必要に応じて、トランザクションに更新内容を埋め込みます。
  
  
• トランザクションが使用された場合は、そのトランザクション中に行われた変更を受け入れるか、または破棄します。トランザクションを終了します。

説明

"コマンド" は、データ ソースを変更、管理、または操作するデータ プロバイダによって解釈される命令です。コマンドは通常 SQL で記述されますが、特別なコマンド言語が必要なわけではありません。"クエリ" コマンドで、情報行が含まれた Recordset オブジェクトをデータ プロバイダが取得するように要求します。

次のいずれかの方法で、コマンドを指定します。

• リテラル文字列、または文字列を表す変数の "コマンド テキスト" を指定します。
  
  
• コマンドを表すオブジェクトを指定します。この場合は、コマンド テキストに設定される Command オブジェクトの CommandText プロパティの値です。

パラメータ化コマンドの簡単な説明については、「コマンドの作成 (ADO チュートリアル) サイドバー」を参照してください。

このチュートリアルでは、Pubs データベースの Authors テーブルにあるすべての情報を求めるクエリを実行します。Command オブジェクトが宣言され、開かれた Connection オブジェクトとコマンド テキストで設定されます。コードは、次のようになります。

Dim cmd As New ADODB.Command
Set cmd.ActiveConnection = cnn
cmd.CommandText = "SELECT * from Authors"

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