Culiet の設計思想

このソフトウエアは,バックアックを忘れた頃にクラッシュ等の問題が発生することに注目(?)し,システムに常駐して,出来るだけ勝手にバックアップを行うことを目指して作られました。そのために,次のような機能を実現しました。以下で順にご紹介します。

自動実行

自動実行オプションを ON にすることで,稼働状態の(アクティブな)バックアップすべきファイルが,オプションに従って実行されるようになります。これにより,全く意識せずともバックアップが行われるようになります。

完全なミラーリング

バックアップ元からファイルをバックアップ先にコピーするだけでなく,設定によってはバックアップ元のファイル・フォルダが削除されると,バックアップ先でも削除することも出来ます。これにより,完全なミラーリングが再現されています。設定を変えることで,バックアップ元で消されても残しておくこともできますので,間違えて消してしまうといったトラブルにも対処可能となっています。

複数プロジェクトでの実行

この Culiet 独自の機能といっても過言ではない代物で,バックアップするべきファイルを集めたプロジェクトを,いくつも用意して並行利用できるシステムのことです。通常のバックアップソフトウエアでは,いくつもの設定リストを保存することは出来ますが,その切り替えが大変面倒になっています。しかしこのソフトウエアでは,ただリストから操作したいプロジェクトを選ぶだけで設定や実行が可能で,大変楽になっています。何と言っても保存・読込の手間が無く,ユーザの手を煩わせません。なお,この機能の詳細は,同じスターティングガイドのCuliet の構造にて紹介しています。

アイドル時に実行

システムがあまり使われていないときに,バックアップを実行させることが出来ます。これにより,コンピュータから離れたときに実行させたりすることが出来,普段の作業に支障無くバックアップを行うことが出来ます。この機能は,前述の自動実行の一部として含まれます。