段階 4: マイ コンピュータおよびコントロール パネルの webview フォルダのカスタマイズ

貴社のコンピュータに表示されるマイ コンピュータとコントロール パネルの外観は、該当するテンプレート ファイルをカスタマイズすると、カスタマイズできます。Windows デスクトップのアップデートをインストールすれば、マイ コンピュータとコントロール パネルを Web ページのように表示することができます。これらのフォルダをカスタマイズすれば、各種の指示、会社のロゴ、サポート サイトや会社のサイトへのリンクを表示したりできます。

そのためには、次のテンプレート ファイルを使用します。

Windows デスクトップのアップデートがコンピュータにインストールされていれば、これらのファイルは C:\Windows\Web または C:\Windows\NT というフォルダに入っています。メモ帳 や HTML エディタのようなテキスト エディタを使用すれば、これらのファイルを開くことができます。ただし、これらのファイルを編集する場合は、必要に応じて復元できるように、バックアップ コピーを事前に作成しておいてください。

これらのファイルは、貴社のニーズに合わせて、いくつかの方法で変更できます。独自のリンクやグラフィックを追加したり、色を変更したり、あるいは表示するコンテンツ (アイコンおよびファイル名) を指定したりすることもできます。たとえば、コントロール パネルにアイコンを表示せず、ユーザーに選択を許可する項目だけをグラフィカルなボタンで表示することもできます。

これらのファイルでは、JavaScript、JScript、VB Script (Visual Basic Scripting Edition) のような ActiveX スクリプトを使用しています。既存の Mycomp.htt ファイルと Controlp.htt ファイル、および Folder.htt と Printers.htt のようなデスクトップ関連のその他のファイルでは、JavaScript を使用しています。これらのファイルでは、スクリプト以外の部分も変更できます。しかし、スクリプトに習熟している方は、ニーズに合わせて、スクリプトの追加や変更も行えます。

これらのテンプレート ファイルは、%THISDIRNAME%、%THISDIRPATH%、および %TEMPLATEDIR% という 3 つの変数を除き、.htm ファイルによく似ています。これらの変数は、MIME フィルタで処理され、適切なファイルまたはパス情報で置き換えられます。これらの変数は、グラフィックスなどの外部ファイルへのリンクを指定する場合に便利です。これらのテンプレート ファイルは、C:\Windows\Web または C:\Windows\NT というフォルダに入っています。しかし、\Temp フォルダの中で処理されるため、他の項目へのリンクが正しく処理されるように、パス情報を指定する必要があります。

マイ コンピュータとコントロール パネルのカスタム バージョンでは、ユーザー画面の解像度に合わせて表示のサイズを変更し、正しく表示されるように保証することが重要です。Mycomp.htt および Controlp.htt ファイルでは、次の構文を使用して、適切なサイズを指定します。

<script language="JavaScript">
  window.onresize = fixSize;
</script>

これらのファイルでは、FileList というオブジェクトを使用して、マイ コンピュータおよびコントロール パネルのコンテンツ (アイコンおよびファイル名) を表示しています。また、マイ コンピュータでは、PieChart というオブジェクトによって、使用可能な空き領域の大きさを円グラフで表示します。これらのオブジェクトは、オプションです。

WebViewFolderContents の一連のオブジェクトの詳細については、インターネット クライアント SDK のマニュアルを参照してください。

マイ コンピュータとコントロール パネルでは、ユーザーが項目をポイントすると、レジストリからヒント情報が表示されます。このヒント情報には、その項目の簡単な説明が表示されます。

貴社またはユーザーのコンピュータの C:\Windows\Web か C:\Windows\NT のフォルダにある Printers.htt (プリンタ) および Folders.htt (フォルダ用の標準の Web ビュー) ファイルも、変更できます。ただし、これらのファイルは、Internet Explorer 管理者キットのカスタム パッケージに入れることができません。

*.htt ファイルを変更する代わりに、HTML ファイルを必要に応じて提供することもできます。そのためには、レジストリ内の関連する PersistMoniker を PersistFile に変更し、そこからカスタム ファイルを参照するように変更する必要があります。レジストリを編集すると、オペレーティング システムを壊してしまう場合もあります。お客様の責任において編集してください。