月刊「無糖飲料へのこだわりっ」Vol.1(96.10.16)


 甘い飲み物が苦手な私にとって、無糖飲料というのは、とてもありがたいアイテムである。そこで、ここでは、大城のお勧め無糖飲料を紹介していく。第1回目は、なんといってもこれから始めねばなるまい。そう、大塚ベバレジの「JAVA TEA」だ。


 JAVA TEA。私の覚えている限り、発売されたのは1990年。当時、お茶系の清涼飲料水の王様は烏竜茶であった。烏竜茶を初めて缶に入れて発売したのは、伊藤園。しかも、当初は190ml缶であった。
 その後、お茶系の清涼飲料水がメジャー路線を走り始め、初めて「お茶」という渋い路線を外れて発売されたのが「JAVA TEA」だ。

 私の覚えている限り、当時発売されたのは、350mlの缶タイプ、そして1の瓶タイプだった。こんなにおいしい飲み物が、どうしてPETボトル(*1)で発売されないんだろう……と、不思議に思っていた記憶がある。
 当時、某機械メーカに勤めていた私は、会社から徒歩3分のところにあった寮の友人の部屋で昼食をとっていた。で、毎日のようにJAVA TEAを飲んでいたのだ。
(ちなみに、3日に1度くらいは「POCARI SWEAT STEVIA」を飲んでいた)

 JAVA TEAは、その名の通り、JAVA(今のインドネシア。JAVA島)で取れる葉っぱを原料にしているようだ。インドネシアといえば、紅茶の名産地であり、JAVA TEAも紅茶の一種だと思う。
 色は明るい茶色。味は渋みを押さえてあり、まろやかさよりはキレを重視しているようだ。暖めて飲むよりも、断然冷やして飲むほうがおいしい。私は、酒を飲んだ後のオアシスとして愛飲している。

 大塚ベバレジと言えば、缶ジュースが110円に移行し始めたとき、最後まで希望小売価格100円を守っていたメーカだ。JAVA TEAやPOCARI SWEATが110円になったときは悲しかった。

 JAVA TEAの現在のラインナップは、350ml缶、1.5lPETボトル、250ml缶(駅の自販機)のほか、まれに1lの瓶タイプを見ることがある。サイズによる味の違いは、感じていない。
 無糖飲料の王者、それはJAVA TEAだと思う。


Key Word

*1 PETボトル:PETとは、愛玩動物じゃないよ。Poly Ethyrene Terephtalateの略。もっともシンプルな構造のプラスチックであるポリエチレン(CH3)-(CH2)n-(CH3)に、ベンゼン環を付加することにより、強度を増している。そのPETを原料に、ブロー成形(空気で膨らませて成形する方法。風船みたいなイメージ)で作っているはず。PETボトルが出始めた頃は、底部が別原料で作られており、色が違っていた記憶があるだろう。恐らく、強度の問題だったのだと思う。

 あ、これって、記憶に頼って書いているので、訂正する可能性あり。正しいのは50%くらいだと思っていてください!「これが正しい解説だ!」という意見も大募集!!


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