著者からひとこと
はじめまして、著者の藤田伸二です。
こうやって、本を書いてはおりますが、私の基本姿勢はあくまで、趣味の”ビジュアルな物を表現してみたい人”です。
早い話「フリーウエアとかシェアウエアとか、なんか汚いのが多いしさあ、こんなんじゃつまんないじゃん。みんなでもっと、ビジュアルなソフトを作って盛り上げていこーぜ」なんですよね。
パソコンを使っていると、やっぱりWindowsデフォルトの堅いウインドウが出てくるよ
ーな、無味乾燥なソフトじゃなくて、ゲームやスクリーンセーバーなどなど、綺麗なソフト、かっちょいーソフトを作ってみたいもんですね。
ところが、本書の「はじめに」でも触れていますが、VBの入門書というのは、住所録だのデータベースだの、お堅い、つまんないサンプルが多くて肝心のビジュアルに必要なことは、ほとんど書かれていません、困ったことに。「だーっ!、俺はこんなこたぁ知りたくないんだよー(T_T)」となります。そりゃもう、たいてい、なります。もし、貴方が
すでに入門段階にあるなら、きっと、もうこうした経験をしているでしょう。短気だと、この時点でイヤになっちゃうかもしれません。
たまに書かれていると、分厚くて高い本の一部だったり、多くは雑誌の連載記事だったりして、個人で高価な本を何十冊も購入したり、雑誌情報を逐一チェックするのは、相当のお金と努力を要します。
言い換えれば、必要な情報とゆーのは、あっちにちょっと、こっちにちょっと、いろんなところに、点々と点在していますから、個人で拾い集めて、まとめ上げるのは、落ち葉拾いみたいなもんで、かなり大変なんですね。だいいち、「この本の、ここの2ページだけを参考にしたい」なんて理由で、何千円もする本を毎度買っていたひにゃ、たまりません(実に実感がこもってますな)。
こういう努力は、ホントはしないに越したことはないし、欲しい情報が全部書かれてる本が一冊あれば済むわけですから、なんか、無駄な努力っていうもんです。こんなことに努力する労力は、出来ればゲームのアイディア考える労力にでも回したいもんですね。
本書は、そうした情報だけを出来るだけひとつにまとめて詳細に解説した、たぶん、とても、かなり、相当、珍しい本です。意外なことに、こうした本は、ありそうで今までほとんどありませんでした。
自分で言うのもおかしな話ですが、もし、昔こうした本が一冊あれば、私自身、色々な事を覚えるまでに使った何十万円もの無駄な金銭と努力の出費はしないで済んだでしょう。
だから、ずっとこうした本があればいいのに、とは思っていましたが、まさか自分で書くことになるとは思いもよりませんでした。
VBの入門書の大半は、今でも、背景にキャラを重ねる方法すら、ほとんど書いてありません。あるいは、フォームサイズを固定した時には、ソースからコントロールの座標指定が必要である、というような、絶対に必要な話が書かれた書籍を、私は未だに見たことがありません。せっかく、VBは簡単にビジュアルなプログラムが作れるのに、これではもったいない、ってもんです。
ですから、これからVBに入門し、ビジュアルなソフトウエアを作ってみたい人には、必ず他では読めない役に立つ話が載っていると思いますので、どうかよろしくお願いします。
こーいう本が今までなかったというのは、売れないからかもしれないので、売れないととても困るので、どーか買ってください(^_^;)、みなさん、よろしく。
実際、VBでどんな物が出来るのか、私自身が作成したプログラムがホームページにありますので(ほとんどDelphiですが(^_^;))こちらも見に来てください。
http://www.alles.or.jp/~mokomoko/index.htm
分からないことがあれば、質問メールを出して頂いても構いません。
藤田 伸二
Visual Basic ビジュアルプログラミングのホームページへ