Phoenix Heaven Sunny 2

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Text File | 1995-06-20 | 13KB | 398 lines

========================================================================== 　　　　　　　減色＆画像コンバートツールＩＣＶ　V0.99c ========================================================================== Ｗｉｎアプリで作ったＴＩＦＦやＪＰＥＧがＴ－ＯＳで読めない！ＪＰＥＧ形式で、画像を保存したいのに手軽なツールがない！壁紙につかいたい絵があるんだけど、サイズが合わない。　Ｔ－ＯＳでフルカラーのＢＭＰをフルカラー表示したい。そんな皆さんは是非お試しを！　本ツールはそういった画像に関するモロモロの不都合を解決する為のＧＵＩを使った画像コンバータです。　読める画像の拡張子はＴＩＦ／ＪＰＧ／ＧＩＦ／ＢＭＰ／ＤＩＢ／ＦＡＬ／ＩＰＲＦＡＸ／ＭＡＧ／Ｊ６Ｉ／ＰＣＤ。ＴＩＦＦやＪＰＥＧはＴＯＷＮＳ非標準の画像も読むことができます。　読んだ画像をリサイズ、トリミング，回転し、ＴＩＦＦ／ＪＰＥＧ／ＦＡＬ／ＢＭＰ／ＭＡＧで保存する機能があります。　それだけではなく、１６７０万色化、３万色化、最適２５６色化、最適１６色化モノクロ化・８色化など、画像の色数を自由に変更できます。　これにより、異なる色数の画像データを、美しいまま、他の色モードのグラフィックエディタで使用することもできるようになります。　（例　ゴッドトランスファ←→子ペイント）　おまけ機能として、ビデオカード３＋ＭＡ／ＭＸ／ＨＡ～ＨＣで、フルカラービデオデジタイズもできます。 ☆動作環境　　ＴＯＷＮＳ　ＯＳ　Ｖ２．１Ｌ３１以上　　メモリ最低６ＭＢ以上　８ＭＢ以上推奨（多いほどよい）　　４８６マシンが好ましい(^^;) ☆アイテム登録時のパラメータ　-m1 　-m2 　-m3 　-m4 起動時の画面モードを設定します。-m1は２５６色。-m2は３万色。 -m3はＨＣ／ＨＢ／ＨＡ／ＭＸ／ＭＡのフルカラー。 -m4はフルカラーカードでフルカラー運用する場合に指定します。 -m3、-m4の代わりに-f、-Fでも同じことです。 -d ３万色の時に、ディザ表示します。３８６機では死ぬほど遅くなるので止めましょう。Ｆｒｅｓｈ系推奨(^_^;) 　-J ＪＰＥＧカードを使用する場合に指定します。（ＴｏｗｎｓＯＳ標準ＤＬＬを使用する。ＪＰＥＧカードが無くとも指定して構いませんがＬ３１以前のＯＳでは使わないで下さい）　-tディレクトリ名　　メモリ不足の場合には、このパラメータを指定してください。ハードディスクの残り容量の大半を使って仮想記憶動作をします。（ＥＸＰ版のみ）　　　　　　　　　↑ 　　　　　　　　　└最悪、そのドライブの残り容量がほぼ０になります(^_^;) 　例）Ｅドライブの￥ＴＭＰにワークを作る　　　-tE:\TMP ☆Ｌｉｔｅ／Ｖ０．９９改良点・ＭＡＧ／ＪＰＥＧコメントに外部テキストファイルを読めるようにした・ＭＡＧ／ＪＰＥＧコメント入力でカット＆ペーストが可能なようにした　・３万色減色で「ディザなし」追加　・２色画像の回転で画像が反転する障害修正　・回転で画像のフチにオーバーサンプリングが掛からないようにした　・タグ領域の大きすぎるＴＩＦＦが読めない障害修正　・ＴＩＦＦ－ＰＲＥＤＩＣＴ展開で、展開時間を減少させた・３万色画像をＩＢＭ－ＴＩＦＦで保存する時に１６７０万色化するようにした　・スクリプトが実行できないバグ(;_;)の修正　・ウィンドウクローズの時、一時消去のデータまで消されるバグの修正　・ＪＰＥＧ　ＰＩＣＴで読めないものがあるのを修正 ☆Ｌｉｔｅ／Ｖ０．９８改良点　・Ｘ６８　ＰＩＣ／Ｍａｃ　ＰＩＣＴ形式の読み込み対応　・ＰＣＤ最大サイズのサポート（別ファイルの注意を見よ！）　・回転機能の付加　・ＩＣＶで見たままの壁紙を作れるような、γ変換機能の付加　・ＭＡＧ／ＧＩＦ一括変換時に３万色以上では減色するようにした　・読み込み、書き込みディレクトリを保存できるようにした　・ＪＰＥＧカード対応　・フルカラーカード運用時の障害修正　　（ズーム機能のバグ、ＰＣＤ縦サイズ表示のバグ）　・１６色トリミングの障害修正　・ストリップ数の多すぎるＴＩＦＦが読めない障害修正　・スクリプトをESCキーで終了できるようにした　・スクリプトのディレクトリを保存できるようにした　・ＴＩＦＦを、一般的ＩＢＭ形式で保存できるようにした (１６色TIFFの格納法が変わります。３万色ＴＩＦＦが保存できません。１６７０万色圧縮が差分圧縮になります) 　・Ｌｉｔｅ版は雑誌付録用に一部の機能の削除 ☆読める画像形式・ＴＯＷＮＳ標準ＴＩＦＦ・ＴＩＦＦ（Ｗｉｎｄｏｗｓ、Ｍａｃ等）２，１６，２５６，１６７０万色（クラスＢ，Ｇ，Ｐ，Ｒデータ）非圧縮、ＬＺＷ圧縮、ＰａｃｋＢｉｔｓ圧縮，ＰＲＥＤＩＣＴ圧縮・ＢＭＰ／ＤＩＢ（Ｗｉｎｄｏｗｓ、ＯＳ／２）２，１６，２５６，１６７０万色　　　　非圧縮、ＲＬＥ４圧縮，ＲＬＥ８圧縮・ＦＡＬ／ＩＰＲ１６７０万色非圧縮・ＧＩＦ２，１６，３２，６４，１２８，２５６色等８７ａ版、インターレスただし、ＧＩＦアニメデータや、カラーマップテーブルの内容が変化するものは不可・ＪＰＧ　　　　サムネイルグレースケール、１６７０万色ＹＣrＣb、インターリーブ方式サンプリング比Ｙh：Ｙv：Ｃh：Ｃv ＝１：１：１：１Ｙh：Ｙv：Ｃh：Ｃv ＝２：１：１：１Ｙh：Ｙv：Ｃh：Ｃv ＝２：２：１：１　　・ＭＡＧ　　　　２５６色および、１６色　　　　画像の横幅が８の倍数である必要はありません　　・Ｘ６８　ＰＩＣ　　　　３万、２５６、１６色　　　　ただし、本ソフトはビュアーではないので、自動では比率の変換はしません　　　　また、８８ＶＡ　ＰＩＣや／ＭＭヘッダには対応していません　　・Ｍａｃ　ＰＩＣＴ２，１６，２５６，１６７０万色　　　　非圧縮、簡易圧縮、ＰＩＣＴ－ＪＰＥＧ　　・ＰＣＤ１６７０万色非圧縮、ハフマン符号・ハイアラーキカル符号化　　　　画像サイズ　128×192、256×384、512×768 　　　　　　　　　　1024×1536、2048×3072 　　・ＦＡＸ　　　　StarFAX形式のＦＡＸファイル　　　　ただし、一次元圧縮（ＭＨ）の、最初の１ページのみ。　　　　（なんでこんなのに対応してるかって？ま、個人的なお勉強というか (^^;)）　　・Ｊ６Ｉ　　　　オリンパスのデジタルスチルカメラのデータが読めるらしい（高解像度のみ） ☆保存できる画像形式・ＴＯＷＮＳ標準ＴＩＦＦ・ＩＢＭ汎用ＴＩＦＦ　　　　ただし、１６、２５６、１６７０万色のみ。　　　　また、LZW圧縮を行うとデータを正常に読めないローダーがあります。（ＴＩＦＤＩＲ，ＭＧＶなど）・ＧＩＦただし、２、１６、２５６色のみ・ＢＭＰ（Ｗｉｎｄｏｗｓ）・ＦＡＬ・ＪＰＧ／ＦＡＬただし、１６７０万色として保存する　　・ＭＡＧ　　　　ただし、１６、２５６色のみ。　　　　また、画像の横幅が８の倍数でない画像を保存した場合には　　　　データを読めないローダーがあります。（ＭＧＶなど） ☆使い方　ファイルを読んで、必要に応じてリサイズしたり、減色して保存します(^_^;) 　ＴＩＦＦで保存する場合、ファイル形式はＴＯＷＮＳ標準ＴＩＦＦに変更しますが、画像データそのものは１ビットたりとも変化しません。　ＪＰＥＧで保存する場合、１６７０万色に変換して保存します。画像は圧縮率に応じて劣化します。　ＪＰＥＧ／ＭＡＧでは任意長のコメントを付けることができます。保存時のダイアログのテキスト領域内に、コメントを入力してください。コメント領域では以下の特殊キーが使えます。　　 ctrl+shift+X...カット　　 ctrl+shift+C...コピー　　 ctrl+shift+V...ペースト　　 ctrl+shift+B...クリア　画像を読んだ後で右上の「パピーアイコン」をクリックすると　読まれている画像の大きさや色数が表示されます。　ウィンドウクローズボタンを押すと、画像データを放棄し、ウィンドウを閉じます。　一遍に、４０枚までの画像が開けます。ウィンドウ右上の黒いボタンを押すとプルダウンメニューが出ます。これを使って1/8～8倍までのズームができます。このボタンはトリミングの範囲指定中などでも有効です。 ☆複数画像の変換　複数の画像ファイル形式を一括変換します。一括でリサイズやトリミング、減色はできません。　複数ファイルの指定ができるファイルダイアログが出るので、ファイルを選んで下さい。　保存先ディレクトリを指定して画像形式を指定します。 ☆リサイズ・トリミング　リサイズは拡大縮小をします。３万色と１６７０万色では、オーバーサンプリング拡大縮小も可能です。それ以外の画像では単純な補間なし拡大縮小です。　トリミングは画像の一部を切りだします。数値での大きさ指定の他に、マウスを使ってラバーバンドで切りだすこともできます。 ☆減色　　　「１６７０万色化」画像を１６７０万色化します。「３２７６８色」誤差拡散法を使って３万色に変換します。「任意パレット数最適化」１６～２５６個の任意のパレット数を使った２５６モード画像に変換します。パレットの配置位置も指定できます。ただし、パレットコードの0,255番のパレットは使用できません。 ○「使用するパレット数」「パレットの配置位置」　　　　　　使用するパレットは、数値入力ダイアログを使って指定しますが、　　　　　　使用しようとしているパレットは、左側に白い枠で囲まれて示され　　ます。　　　　　「１２８番から２５６個」のような正しくない指定をした場合は、自　　動でつじつまを合わせます。なお、0,255番のパレットは考慮しな　　くとも変換時に自動的に避けます。 ○ボタン「現在保持されているパレットを使用」一度最適化変換するとそのパレットを内部に保持しますので、次の絵を同じパレットで最適化できます。もちろん使用されるパレットは、白い枠で囲まれた範囲のみです。　　　　　○ボタン「パレットの初期化」　保持しているパレットを初期化します。　　　　　○ボタン「パレットの読み込み」ファイルセレクタが出るので、２５６色ＴＩＦＦを選ぶと、その画像からパレットだけを読み込みます。 ○ボタン「視覚上重要な領域」綺麗に変換できない場合は、マウスカーソルで重要な色の散らばる領域をドラッグして指定すると、その領域内の色を優先的にパレットに割り当てます。 ○ボタン「減色方法はタイプ×」タイプＡは標準的な方法ですが，ＣＧ画像の滑らかなグラデーションなどで幾何学的な網目模様の発生することがあります。それがいやな場合にはタイプＢを選択してください。ただし、自然画像ではタイプＢでは疑輪郭が目立つことがあります。「最適化２５６色」原画に使用されている色の中から重要な２５６色を選択し、変換します。ＴｏｗｎｓＰＡＩＮＴでリザーブとなっているパレットコードの 0,182,255番のパレットは未使用になります。 ○ボタン「現在保持されているパレットを使用」一度最適化変換するとそのパレットを内部に保持しますので、次の絵を同じパレットで最適化できます。また、外部からパレット付ＴＩＦＦのパレット部分だけを読み込むことできます。　　　　　○ボタン「パレットの読み込み」 ○ボタン「視覚上重要な領域」 ○ボタン「減色方法はタイプ×」「任意パレット数最適化」と同じ「単純２５６色」　パレットの最適化はせずに平均誤差最小法で変換します。パレットはＴＯＷＮＳの初期設定のままです。「最適化１６色」原画に使用されている色の中から重要な１６色を選択して変換します。２５６色の最適化に比べればかなり画質は落ちますが、単純８色に比べれば大変美しいです。人物のバストショットのような、同系色が画面の多数を占めている場合に有効です。　　　　　○ボタン「パレットの読み込み」 ○ボタン「現在保持されているパレットを使用」 ○ボタン「視覚上重要な領域」 ○ボタン「減色方法はタイプ×」「最適化２５６色」と同じ「単純８色」　パレットの最適化はせずに８つの原色を用いて誤差拡散法で変換します。見た目はスキャナで８色で取り込んだ画像のような感じになります。ＴＯＷＮＳには８色ＴＩＦＦというのがありませんので１６色モードの扱いになります。「TownsMENUパレット」現在のＴｏｗｎｓＭＥＮＵに設定されている色で１６色最適化します。 ○ボタン「固定色(10色)のみの使用」ＴｏｗｎｓＭＥＮＵは青系、赤系など配色を変えられるので、ＴｏｗｎｓＭＥＮＵの使用していない１０色のみを使って最適化します。（さすがに１０色の固定色ではあまり綺麗にはなりません(^_^;)） ○ボタン「ディザ方法はタイプ×」　　　　　３タイプのディザを選択できます。「２５６階調モノクロ」２５６階調でモノクロ変換します。「１６階調モノクロ」１６階調でモノクロ変換します。「単色モノクロ」誤差拡散法で単色モノクロ変換します。 ☆謝辞　本ソフトの開発にあたり、まつしま氏・チロキ氏（フルカラーカード環境の提供アドバイス）、Ｗａｋｕ氏（Ｍａｃ　ＰＩＣＴフォーマットについて）に、多大な協力を頂きました。各氏に深く感謝します。Ｐｕｍｐｋｉｎ