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Text File
|
1995-06-20
|
11KB
|
210 lines
--------------------------------------------------------------------------
PCM Player 'GWAV' V1.1 L32
『GWAV.EXG』
Copyright(C) 1994,1995 by メルキュール
--------------------------------------------------------------------------
【概要】
名前のとおりで、どこにでもある PCMサウンドを再生するだけのプログラム
です。
拡張子が.SNDと.WAVの PCM音声ファイルを、オンメモリで再生することがで
きます。ファイルの選択には、TOWNS標準ファイルセレクタを使用します。
再生中は、シェルを終了しなければ他の処理ができますから、テキストエデ
ィタで文書を打ちながらPCMサウンドを聞くことも可能です。ちなみにEINラン
チャーやGL.EXGで.EXPのオーバーレイ実行を行う場合はシェル終了と同じ扱い
になるので、再生を停止します。
パラメータにサウンドファイル名をフルパスでセットすると、起動直後にフ
ァイルを読み込んで再生しますので、.IF2に設定したり、GSTART.CNFに記述す
るなど遊び方もいろいろあることでしょう。
【対応機種&OS】
+--------------------------------------------------------------------+
| 機種 :FMTOWNSシリーズ全機種(Martyを除く) |
| メモリ:要4MB以上(OSのバージョンや環境によって異なる) |
| OS :TownsOS V2.1 L31以降 |
+--------------------------------------------------------------------+
シェルが動作する環境なら動作しますが、なるべく最新のOSと4MB以上のメ
モリを搭載した環境で使用してください。私は L31~50A で確認しています。
サウンドデータをオンメモリで再生するため、シェルやGWAV.EXGやサウンドデ
ータなどが載せられるだけの空きメモリが必要です。
また、.WAVデータを再生するためには、システム設定で「マイクロソフトウ
ェーブフォームデータ」を「使用する」に設定にしてください。これを設定し
なければ.SNDしか再生できません。
【準備】
以下のファイルが収録されています。
↓サブディレクトリの部分ね
____
・GUR\IGWAV .GUR :┐リソースファイル
・GUR\IGWAV .GUS :│
・SRC\IGWAV .C :┘
・SRC\GWAV .C :GWAVメインプログラム(呼び出し関数も含む)
・SRC\GWAV .LNK :リンクファイル
・SRC\GWAV . :メイクファイル
・SRC\GWAV .DOC :PCMプレイヤー'GWAV'解説書
・EXP\GWAV .EXG :PCMプレイヤー'GWAV'本体
使用するにはGWAV.EXGをどこか適当なディレクトリにコピーしてください。
それから、アイテム登録してください。まぁ、ファイルメニューから実行して
も構いませんが、登録した方が便利かと。
それから.WAVも再生するのでしたら、システム設定で「マイクロソフトウェ
ーブフォームデータ」を「使用する」に設定し、リセットしてください。.SND
だけでいいやって人は、この設定は必要ありません。
なお、添付のソースを使って再コンパイルする場合には、解凍時に生成する
'SRC'と'GUR'と'EXP'ディレクトリに加えて、 'OBJ'ディレクトリが必要です
(といってもリンクファイルとメイクファイルは環境によって書き換える必要
があるのですが…どうすればいいのかおわかりですね?)。
それと、リンクする際にEINライブラリ(EINTM.LIB)を必要としますので、
別途用意してください。 EIN関係のライブラリの中にサンプルプログラムとも
ども入っています。作者はNamさんです。
【使用法】
なにはともあれ、GWAV.EXGを起動します。そうすると、アイコンが3個+1
の小さなウィンドウが画面中央に表示されます。
+---終了ボタン
|
+--+-------------------------------+
| +++ +--------------------------+ |
| | | | サウンドファイル名 | |
| +-+ +--------------------------+ |
| +--------+ +--------+ +--------+ |
| | ファイル | | 再生 | | 停止 | |
| | 選択 | | ボタン | | ボタン | |
| | ボタン | | | | | |
| +--------+ +--------+ +--------+ |
+----------------------------------+
ファイル選択ボタンをクリックするとファイルセレクタが開き、サウンドフ
ァイルを選択することができます。拡張子は.SNDと.WAVのみが表示されるよう
になっています。ファイルを選択すると、メモリ上に読み込み、即座に再生が
始まります。再生されない場合は、大抵メモリ不足です。不要なアプリケーシ
ョンを終了するなどしてメモリを空けてください。たまに、サウンドファイル
が壊れている、なんてこともあるみたいですが。
再生を開始すると、他のタスクに切り換えることができます。サウンメッセ
ージさえ鳴らさなければ、ちゃんと最後まで再生してくれます(サウンドメッ
セージはサウンド機能を強制的に使うので、再生が止まってしまう)。また、
Recoder/Liteのようにサウンド機能を使うアプリを起動しても止まる場合があ
ります。同じサウンド機能を使うのだから、仕方ないですね。
再生ボタンをクリックすると、すでにメモリ上に読み込んでいるサウンドフ
ァイルを再生します。メモリ不足などで一時的にメモリ上から追い出されてい
る場合もありますが、そのときには再びメモリに読み込んでから再生します。
なお、ファイル名はサウンドファイル名の項に表示されます。
停止ボタンをクリックすると、再生しているサウンドを停止します。また、
同時にサウンド機能の初期化なども行います(読み込み済のファイルは消去し
ない)。アイコンはリセットになってますが、TOWNS リセットボタンではあり
ません。
サウンドメッセージが正しく鳴らない場合は、停止ボタンを押せば正常に戻
ります。アイコンにリセットとなっているくらいで、サウンド機能のリセット
の意味も持っています(ほんとかよ)。
また、パラメータにサウンドファイル名をフルパスで入れると、サウンドフ
ァイルを読み込んで再生します。すでにGWAVが起動していた場合は、起動して
いるGWAVに読み込まれていたサウンドの代わりに、あとから指定されたサウン
ドを再生します。とりあえずGWAVを起動しておき、.IF2で登録しておいて、フ
ァイルウィンドウから次々とサウンドファイルをダブルクリックして再生する、
なんてことも可能です。
終了ボタンを押すと、再生中なら止めてからプログラムを終了します。タス
クリストから強制終了とやっても同様です。シェルが終了するような処理(.E
XPや.EXEなどの実行)であっても終了ボタンを押したのと同じ動作をします。
なお、拙作のGL.EXGによる.EXP実行では、終了することはありませんが、再
生中ならサウンドの再生が停止します。
GSTART.CNFに記述したり、拙作のGSTARTUP.EXGを使うことで、TOWNS 起動時
にサウンドを再生させることができます(といっても、シェルが起動する度に
毎回鳴ることになるんですけど)。GSTART.CNFならば、
LOAD = D:\EXG\GWAV.EXG D:\SND\OHAYO.SND
のように、また、GSTARTUP.EXGを使うなら、GSTARTUP.CNFに
GWAV.EXG D:\SND\OHAYO.SND
のように記述します(当然\STARTUPディレクトリにGWAV.EXGを置くことを忘れ
ないように)。
【キーボードで使う】
V1.1L30からキーボードだけでも使えるようになりました。
・ファイル選択ボタン:PF1 キー
・再生ボタン :PF2 キー
・停止ボタン :PF3 キー
・終了ボタン :PF12キー
ファイルセレクターは、マニュアルにあるとおりのキー操作ができますから、
キーボードだけでファイルを選んで鳴らして終了、ってなこともできます。あ
~、しかしPFキーだけなんてずいぶん安直なキーアサインだよなぁ。
【!注意点!】
本来は、サウンドを再生したまま他のタスクにスイッチできるのは許される
ことではないのですが、あえてそれを行っています(こうした方が便利でしょ
?)。その影響からか、たまにおかしな動作をすることがあるかもしれません
が、「ああ、保証外の使い方してるから仕方ないよな」と笑って許してくださ
い(^^;。
それから、再生中にサウンドメッセージが鳴ると、サウンド再生が止まるこ
とがあるなんてのは、バグではなくて仕様です。どっちもサウンド機能使うん
だから仕方ないってば。
エラーチェックはあまりしっかりやっていません。ヘンなことをすると落ち
るかもしれません。いちおう私も毎日過酷な条件で使っているので、致命的な
ものはそんなにないと思うのですが。拡張子をだます、なんて非常識な使い方
などを決してしないように(たぶん死にます)。
V1.1 L31から、WAVE-BIOS がサポートしていない周波数のデータであっても
なるべく近い周波数に設定して無理やり鳴らすようになっています。この場合、
本来とは微妙に音が変化しています。きちんと聞きたいならば、なんらかのソ
フトを使ってサポート範囲内の周波数に変換してください。
【著作権】
・著作権はGWAV.EXGの作者であるメルキュール(染川 淳)に帰属しますが、
転載・配布は自由です。配布時にはこのドキュメントと関連ファイル全て(
アーカイブ内全ファイル)を必ずセットにしてください。単独での配付を禁
止します。
・このプログラムはフリーソフトウェアです。
・無断で内容を書き換えることは許可しません。が、別のプログラムを作る際
に一部を使用することについては構いません。要は、作者名や名前や機能を
ほんのちょっと変えただけで再配付するのはダメよってこと。
・商利用に関して、制限はありません。ただし、作者の権利を侵害するような
ことはしないでください。
・このプログラムを使用して生じたいかなる損害に対しても作者は一切の責任
を負いません。すべて自分の責任において使用してください。それが承知で
きないような場合は、このプログラムを使用しないほうが幸せです。
【プログラムに歴史あり】
V1.1 L10:初登場。もともとは私の師匠が作った.SNDプレイヤーがアイディ
アのベースになっている。ただし諸般の事情により、FGALAV以外
のフォーラムでの公開を取り消した(FGALAVが一番登録早かった
から、消せなかっただけ)。
V1.1 L20:EIN(TM) のリジュームマネージャ組み込みにより、終了時の位置
を記憶するようになった。また、『実践HighCプログラミングGUI
入門編』へサンプル提供するため、ソースを改善。
V1.1 L30:エラー発生時にダイアログを表示するようにした。また、ショー
トカットキーにも対応。現実逃避の産物(眠いよ~)。
V1.1 L31:WAVE-BIOS の仕様で、規定外の周波数のデータを放り込むとエラ
ーではじかれることがあることが発覚し、その対策を施す。サポ
ートしている周波数のうちもっとも近いもので再生するので、少
し音が変になるが、こればかりはどうしようもない。正しく変換
でもかけますか?遅くなるけど。
V1.1 L32:拡張子がなかった場合、ファイルを選ばずに再生ボタンを押すと
NULLポインタを参照するという大間抜けなバグを修正。
1995年6月2日
written by メルキュール(染川 淳)
NIFTY-Serve ID:MHH00266
PC-VAN ID:TWM78095
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※このプログラムは HighC Compiler V1.7にてコンパイルされました。