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DOS/V Power Report 2003 August
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MIEL.DOC
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next >
Wrap
Text File
|
1996-04-10
|
86KB
|
1,954 lines
<<<< MIEL.COM ver 2.58 >>>> Multi text Edit & Look util
for PC9801
for FMR,FM16B
for OASYS
for IBM DOS/V
for IBM PC-DOS
for J3100
☆ 1. MIELとは
MIEL とは テキストファイル高速 pager です.
MIEL の特徴はファイル名の指定に,ワイルドカードが使用できることで
す.ただ単にワイルドカードが使えるだけなら,他にも同じ様な物があるか
も知れませんが大きく違うのは該当するファイル名(標準設定では 255 最大
2559 まで)を表示し,カーソルでファイルが選べる点です.さらにカーソル
移動と同時にカーソル位置のファイルの内容が,先頭から 1 画面分(行数は
ファイル数により変化します)表示されることです.つまりカーソル移動を
移動することによりファイルの最初の内容が簡単に MIEL(見える)訳です.
元々この MIEL はファイルとディレクトリ関係のユーティリティ(FD)に組
み込んだ,View 表示の部分を独立させた物です.ただそれだけでは単に高
速 pager と言うだけで面白くないので,ワイルドカードの使用や,カーソ
ルでのファイル選択,エディターの起動等の機能を付けてみました.
なお,pager として扱えるファイルサイズは,chkdsk で表示される残り
メモリーから,約 64KB を引いたものが大体の目安になります.但し画面の
最大表示行数が 16379 行ですので,これを超えると残りは表示されません.
また,上記の条件内で読み込んだ全ての内容を表示しますので,バイナリ
ーファイルを読むことも出来ます.
View モードでは,キー入力待ちを利用して順次ファイルを読み込み,行
解析を行っていますので,大きなファイルでもすぐに表示して,画面スクロ
ールが出来ます.但し,検索,ジャンプ等の機能キーを押した時は,一度に
最後までファイルを読み込みますので,読み込みが終了するまでは時間待ち
が必要です.
★ 1.1. 配布ファイルの内容
配布は機種ごとにわけて登録されています.
登録名 適用機種 NIFTYの主な登録FORUM
--------------------------------------------------------------
MIEL###N.LZH NEC PC9801シリーズ用 FGALTL
MIEL###F.LZH Fujitsu FMR/FM16β用 FFSU, FFMR
MIEL###O.LZH Fujitsu OASYS(DOS)用 FOAK, FOAU2
MIEL###V.LZH IBM PC/AT DOS/V用 FGALTL
MIEL###P.LZH IBM PC/AT PC-DOS用 FGALTL
MIEL###J.LZH Toshiba J-3100用 FGALTL
上記の ### にはバージョン番号を示す数字が入ります(バージョン
2.58 なら ### は 258 になります).配布されているファイルには以下の
ファイルが含まれています.
MIEL.COM 各機種用のMIEL実行ファイル
MIEL.DOC このドキュメント(全機種共通)
MIEL.CFG カストマイズ用データファイル(全機種共通)
MIELFILE.COM MIELでコピー等を行うプログラム(全機種共通)
MIELCUST.COM MIELをカストマイズする実行ファイル(全機種共通)
MIELCUST.DOC MIELCUSTのドキュメント(全機種共通)
etc. バージョンアップの履歴など
MIELCUST はキー割り当ての変更やデフォルトオプションの設定を行う
カストマイザーです.MIELCUST に関しては MIELCUST.DOC をご参照くだ
さい.なお本ドキュメントのキーの割り当てなどは初期設定を元に書かれ
ています.
OASYS 版では以下のファイルがさらに同梱されています.
MIELOA.DOC OASYS版の補足(まずこれをお読みください)
MIELOA.CFG OASYS版用MIEL.CFGへの追加ファイル
MIELFKEY.COM MIEL用ファンクションキー設定ユーティリティー
MIELPK3.COM Pocket3専用版への差分
IBM 版は日本語版と英語版,J3100 版は日本語版があります.MIEL.COM
はローダーで日本語環境なのか英語環境なのかを判断してそれぞれの
MIEL に制御を移します.
MIEL.COM MIELローダー(IBM,J3100共通)
MIEL55.COM IBM DOS/V(日本語)版MIEL実行ファイル
MIELPC.COM IBM,J3100 英語版MIEL実行ファイル
MIEL31.COM J3100 日本語版MIEL実行ファイル
MIELFENG.COM 英語版MIEL専用MIELFILE.COM
日本語環境と英語環境を切り換える場合は一旦 MIEL を起動し直してく
ださい.なおローダーからではなく直接 MIEL 実行ファイルを起動しても
何の問題もありません(むしろ MIEL.COM を読まなくてよい分起動が速く
て良いかもしれません:-)
実行ファイルがどの機種用か分からなくなってしまった場合は "TYPE
MIEL.COM" などで実行ファイルの内容を表示させると,どの機種用か表示
されるかと思います(画面が汚くなる事があるのであまりお勧めできませ
んが:-)
MIELFILE.COM または MIELFENG.COM は MIEL 上より呼び出されますの
で,MIEL.COM と同じディレクトリに置いてください.また必要時ごとに
呼ばれますのでフロッピーから起動してフロッピーを交換してしまうと呼
び出せなくなります.
★ 1.2. 本ドキュメントの記載について
ドキュメントでのキーの説明はダウンロード数の一番多い PC9801 版を
想定して書かれています.FMR(FM16B,OASYS),IBM(J3100) については以下
のようにキーを置き換えてお読みください.
記載(PC98) FMRでの対応キー IBM,J-3100での対応キー
--------------------------------------------------------------
[ROLL-UP] [次行] [PageDown]
[ROLL-DOWN] [前行] [PageUp]
[XFER] [変換],[親指右] ------
[NFER] [無変換],[親指左] ------
[HELP] [PF12],[EXT] [F12]
[INS] [挿入] [Insert]
[DEL] [削除] [Delete]
[GRPH] [ALT],[GRAPH] [Alt]
[HOME](HOME CLR) [HOME] [Home]
SHIFT+[HOME] SHIFT+[HOME] [End]
また以前はドキュメント自身のページング処理を行っていましたが,印
刷用のツールなどを使用して印刷すると,かえって読みにくくなる場合が
あるようですのでページングの処理は行っていません.
☆ 2. 起動方法
★ 2.1. 起動時のパラメータ
A>MIEL [-スイッチ] [-スイッチ...] file1 [file2] [file...]
スイッチの一覧:
(先頭に'*'が付いているスイッチはmiel.cfgでの初期値がONです)
-4/-8 タブの間隔 (4 or 8) デフォルト 8
-G viewの表示を20行にする
-Cn viewの表示色(n=0~7 or ?) デフォルト 7
* -L .LZHファイルを自動解凍して表示
-I (FM,OASYS,IBM,J3100のみ)画面を高輝度にする
-NL viewの最大行数を9999にする(デフォルト16379行)
-ND ノーマルファイルのみ表示する
-NC クリック音を出さない(No Click)
-NE エディター起動時強制的に行番号
* -NN 検索時大文字/小文字の区別をしない
-NF コマンドシェル時[F・9]にファイル名を割当て
-NR リターンキーで終了しない
* -NZ リダイレクト時 ^Z をファイルの終わりと見なす
-NA .LZHの自己解凍ファイルも処理する
-KW .LZHの自己解凍ファイルのヘッダーサイズの指定
-NG ファイル名を小文字で表示
-NW ドライブ変更時ディレクトリを元に戻す
-NX 起動及び移動時にカーソルを1番目におく
* -NV キー入力中にファイル読み込み
-NK 検索時にメタ文字の使用をする, FUZZY検索を行なう
* -NT MBATにLZH内のファイル名も渡す
* -NU クリップ時EOFキャラクタを取り除く
-NY ファイル選択モードで内容表示を行わない
-NQ コマンド(SHELL)実行後キー入力待ちをしない
-N@ 起動時のレスポンスファイルの使用を抑制
* -EE EMSを利用する
* -EF ファイル名バッファをEMSに取る
-ER レジューム機能を有効にする
-E1 ファイル並びの変更(縦1列)
-E2 ファイル並びの変更(縦2列)
-E5 ファイル並びの変更(縦5列)
* -EQ MIEL終了時に確認する
-ES ESCシーケンスのサポート
-EG GRPHキーをMBAT起動で使用
-EI カレントディスクの状態表示を行う
-EM (PC98,FMのみ)丸文字フォントを使用する
-EK (PC98のみ)新JIS罫線の表示
-EX SHELL時F10キーに割り当てを行わない
-EB ファイル一覧でディレクトリには\を付ける
-EJ -Jでのジャンプを物理行数にする
-EN エディターに渡す行数を表示行数にする
-EW エディターに画面中央の行数を渡す
-EA 1文字ファイル名入力をドライブ名とみなす
-EV 拡張アーカイブモードを使用する
-ET カーソル移動が先頭/最後の次ならページ動作にする
-EY ファイル名ソートの有無
-EZ ファイル名ソート時の項目の設定
-UG SHIFT+CTRLでGRAPHキーの動作をする
-UF shell時もファイル名小文字指定を反映させる
-UE エディターを起動しない
-UK 罫線のキャラクタとしてASCII文字を使用
-UO (OASYSのみ)罫線のキャラクタ出力方法を変更
-UP (OASYSのみ)PF11/PF20のMBAT起動を無効にする
-UI (OASYSのみ)挿入, 削除キーのコードを変更
-US (FM,OASYSのみ)親指シフトをMBAT起動キーにしない
-UW 完全ファイル名を指定しない時のモード指定
-UA ディレクトリの属性による表示色の変更
-U1 使用行数を画面行数-1にする
-UH ヒストリーで同じ文字列を入力時も追加する
-UR SHIFT+前/次ページで連続スクロールにしない
-UC ファイル選択画面でカウント表示を行う
-UU 漢字モード自動判別を行う
-UJ 漢字モードの変更(-UU指定時は無効)
* -UM VIEWモードマークジャンプ時に情報を表示
-UX EDITOR後のカーソル位置を元のファイル名に合せる
-UZ (EMSありのとき)起動パラメーターをヒストリーに
-KE 終了時EMSのデータを残さない
-KP (IBM,J31のみ)黄色のパレットの設定
-KR VIEWの最後のページめくりを画面行数分にする
-KQ VIEWで次ページがこれ以上行けなければVIEW終了
-KL VIEWでページめくりの量を少なくする
-KV ファイル選択でキー先行入力をチェックする
-KC mielcustの自動起動を行う
-KU .LZH内のUnpackでレスポンスファイルを使用
-KF (PC98,FM,OASYSのみ)全ファンクションキーを再設定
-KS VIEWの前方文字列検索を画面の2行目から開始
-KX eXecで実行ファイル以外なら頭にスペースを入れる
-KA 拡張アーカイブモード更新時の初期カーソル位置変更
-KN NetWorkドライブでもボリュームラベルを分けずに検索
-EL (MIELFILE)パスの計算を相対にする
-EU (MIELFILE)Renameのウィンドウを小さくする
-UY (MIELFILE)終了時のメッセージを表示しない
-UN (MIELFILE)同一ドライブのファイルの移動で上書き
-Jxxxx 起動時に指定行にジャンプする
-$ これ以降を必ずファイル名とみなす
-? オプション一覧を表示
※ [ ]は省略できる引数です.
複数のファイルを引数として指定できますが,パス名を含めて指定する場
合は最初のファイルのみ指定が可能です.2 番目以降はファイル名しか指定
が出来ませんので注意して下さい.なお,全てのファイル名にワイルドカー
ドの使用が可能です.なお扱えるファイル数はデフォルトで最大 255 です.
また,1 番目のファイル名にはドライブ名のみやパス名のみ等の DIR コ
マンドと同じ指定も可能です.この場合 MIEL は 1 番目の指定に \*.* を
付けて処理を行います.
特定の拡張子のファイルを指定したい場合は,.DOC や .TXT と言った指
定も行えます.
その他 miel.cfg で自動検索の拡張子を設定しておけば(str_rxext),拡
張子なしで起動時に自動的にその拡張子を付けて処理を行うこともできます.
ほとんどの設定は miel.cfg で行えますので,いつも指定するオプショ
ンは miel.cfg で設定してください.
2 文字で指定するオプションは続けて 0 を指定すれば打ち消しになりま
す.例えば miel.cfg で -NC(set_beep)を 1 にして BEEP 音を出なくして
いても -NC0 を付けて起動すれば BEEP 音が出るようになります.
-4/-8:
TAB 間隔の設定で,指定がないと初期値は 8 です.起動後に TAB 間隔を
変更することも可能です(4 もしくは 8).
なお,*.C , *.H , *.PAS の拡張子を持つファイルは,自動的に TAB 幅
は 4 となります.
-G:
view 時の表示行数が 20 行モードとなります.指定がないと 25 行で
表示されます.また,起動後にも表示行数の変更は可能です.PC9801 の
ハイレゾでは 31 行表示となります.FM の 24 ドット機及び IBM,J3100
版では無効です.
-Cn:
-c に続けて 0 から 7 の数字で,view 時の文字色を指定できます.指定
がないと初期値として白色で表示されます.また ? を指定するとその時の
デフォルト色が文字色になります(ただし DOS のバージョンにより動作でき
ない事があります).色の指定は以下の通りです.
0:黒色 1:青色 2:赤色 3:紫色 4:緑色 5:水色 6:黄色 7:白色
-L: (初期値でON)
.LZH(LHarc/LHA)ファイルの直視機能を有効にします.
-I: (FM,IBM,J3100 のみ)
画面の輝度を高輝度にします.
-NL:
view 時の最大読込み行数を 9999 行にします.メモリーの少ない機種で
はこのスイッチを付けた方がワークエリアに取られるメモリーが少なくなる
ので表示できる行数が多くなります.
-ND:
ファイル選択のファイルをノーマルファイルのみにします.
-NC:
クリック音を出さなくします.
-NE:
エディター起動時強制的に行番号を付けます.エディター名が VZ あるい
は MI/MIFES の時は View でのエディター起動時([SHIFT]+[RET])自動的に
表示行にジャンプするオプションがつきますが,エディター RED2 の時にも
このスイッチにより行ジャンプが行えるようになります.この場合はエディ
ター起動時に EDITOR -line_number FILE_NAME として起動します.RED2 を
想定していますのでそれ以外の時は指定しないでください.
-NN: (初期値でON)
検索時に英大文字/小文字の区別を無くします.区別なしの時は検索文字
列入力メッセージに下線が付きます.
-NF:
command.com 呼出(command-shell)時に [F9] キーにカーソル位置のフ
ァイル名を割り当てるようにします.(IBM,J3100 版を除く)
-NR:
view モード時のリターンでの終了を無効にします.
-NZ: (初期値でON)
リダイレクト入力時に ^Z(EOF)の所をファイルの終端と見なします.
-NA:
.LZH ファイルの直視機能で自己解凍ファイルも処理を行ないます.こ
の機能使用時は読み込み実行速度が若干遅くなります.
-KW:
.LZH ファイルの直視機能で自己解凍ファイルも処理を行なうときの読
み込みサイズを指定します.-NA が指定されてなければ無効です.-KW に
続けて読み込むサイズの指定を 4096 バイト単位で行なってください.指
定できる範囲は 1~9 です.初期値は -KW1 で 4096 バイトです.WinSFX
を SFX として認識させるときは 4 を,WinSFX32 を認識させるときは 5
を指定してください.
-NG:
ファイル名を小文字で表示します.
-UF:
shell 時もファイル名小文字指定(-NG)を反映させます.この指定がなけ
れば -NG で小文字表示をしていても MBAT などに渡るファイル名は大文字
になります.
-NW:
ドライブ変更時移動前のドライブのディレクトリを元の位置に戻します.
-NX:
起動及びドライブ, ディレクトリ移動時にカーソルを 1 番目に合わせま
す.この指定がなければ '..'(親ディレクトリ)を探しそこにカーソルを合
わせます.
-NV: (初期値でON)
view モードでの検索文字列入力時などにもファイルの読み込みをするよ
うにします.つまりキー入力しながらファイル入力の並行動作となります.
-NK:
検索時のメタ文字の使用を可能にします.定義文字については後のメタ
文字の仕様の項を参照してください.なお,-nn(英大小文字の区別なし)
の指定が無ければ無効になります.
さらに -NK3 の指定で FUZZY(あいまい)検索も有効になります.FUZZY
検索時は半角(1byte 文字)/全角(2byte 文字)やひらかな/カタカナの区別
なしに検索を行ないます.FUZZY 検索の仕様については後の FUZZY 検索
の仕様の項を参照してください.なお FUZZY 検索を有効にしていると検
索速度がかなり遅くなります.
-NT: (初期値でON)
MBAT.BAT 起動時にカーソル位置が.LZH 内ファイルであれば %2 に.LZH
のファイル名とさらに %3 に.LZH 内のファイル名を付加します.
-NU: (初期値でON)
クリップ機能でのファイル出力時 EOF キャラクタを取り除きます.
-NY:
ファイル選択モードでファイルの内容を表示しません.コピーなどでい
ちいち表示されると鬱陶しい場合などに使用してください.
-NQ:
SHELL コマンド等の実行後のキー入力待ちを行いません.
-N@:
起動時のレスポンスファイルの使用を禁止して,"@file"の形式の指定
があってもこの"@file"ファイル自身を検索します.
-EE: (初期値でON)
EMS が利用できる環境ならば使用します.
-EF: (初期値でON)
ファイル名を入れるバッファを EMS 上に取ります.-EE の EMS 機能を
有効にしておく必要があります.
-ER:
レジューム機能を使用します.
-E1:
ファイル表示を FD と同じ縦 1 列にします.この時ファイル名一覧表
示にもサイズと日時が表示されるようになります.日付の右には属性の表
示が行われるわけではなく,Windows95配下で動いているときは長いファ
イル名を表示します(通常のDOSで動作しているときには日付の横には何も
表示されません).
-E2:
ファイル表示を FD と同じ縦 2 列にします.この時ファイル名一覧表
示にもサイズと日時が表示されるようになります.
-E5:
ファイル表示を FD と同じ縦 5 列にします.
-EQ: (初期値でON)
MIEL 終了時に終了しても良いかどうかを確認します.
-ES:
ESC シーケンスのサポート(色のシーケンスとバックスペースのみサポ
ート)を行います.なお ESC[3?m 以外の色指定は機種により違いがあるた
めサポートしていません.
-EG:
GRPH(ALT)キーを高速移動ではなく MBAT 起動として使用します.
-UG:
SHIFT と CTRL キーを同時に押した場合に GRAPH(ALT)キーとして動作
します.GRAPH(ALT)キーが無くて高速移動が行いにくい場合などに使って
ください.
なおこのオプション指定時には -EG(GRPH キーを MBAT 起動で使用)を
使用しないでください.MBAT 起動時に SHIFT キーが押されているとコマ
ンドを小文字で渡しますが,その機能が働いてしまいます.
-EI:
ファイル選択モード時の枠の下に現在のディレクトリとディスクの全サ
イズ及び残りサイズを表示します(-EI).
また -EI2 の指定でファイルサイズの合計と,マークしたファイルのサ
イズの合計が表示されます.なおこの時のファイルサイズはクラスタで計
算されます.つまり 1 バイトのファイルでもクラスタサイズが 1024 バ
イトならサイズには 1024 が合計されます.
-EM: (PC98/FM のみ)
丸文字フォントを使用します.丸文字用のフォントソフト(MARU98,MARU
等)が必要です.(機種によっては正常に動作しない場合があります)
-EK: (PC98 のみ)
新 JIS 罫線の表示を NEC 罫線を代替して表示します.
-EX:
SHELL 時 F10 キーに割り当てを行ないません.この指定が無ければ
SHELL 時には F10 キーには EXIT が割り当てられます.(IBM,J3100 版で
は意味を持ちません)
-EB:
ファイル一覧でディレクトリにはファイル名の末尾に \ を付けます.
-EJ:
-J でのジャンプを物理行数にします.この指定が無ければ表示行数で
ジャンプを行います.
-EN:
VIEW モードでのエディターに渡す行数を MIEL での表示行数にします.
この指定が無ければ改行文字の数を検索して(物理行数の)行数を渡します.
-EW:
VIEW モードでのエディター起動でエディターに画面中央の行数を渡し
ます.この指定がなければ画面上一番上に表示されている行の行数を渡し
ます.
-EA:
1 文字のみのファイル名指定をドライブ名とみなします.例えばファイ
ル名指定を"A"だけ指定すると A: ドライブの指定と同じになります.
-ET:
ファイル選択モードでカーソルが先頭/最後でさらにカーソルを前/後に
移動させるとき通常はそのページ内の最後/先頭のファイルに移動します
がこのオプション指定時は,次/前のページに(ページを繰って)移動しま
す.
-EY:
ファイル名ソートの有無を指定します.
-EY0 : ソートしない (デフォルト)
-EY1, -EY : 昇順でソート
-EY2 : 降順でソート
-EZ:
ファイル名ソートを行うときの項目の設定を行います.
-EZ0 : ファイル名 (デフォルト)
-EZ1, -EZ : 拡張子
-EZ2 : サイズ
-EZ3 : 日付
-EZ4 : 属性
-EV:
拡張アーカイブモードを使用します.カーソル位置のアーカイブファイ
ルを展開して展開したファイルのファイル選択モードになります.詳しい
動作は「拡張アーカイブモードについて」の項目をご参照ください.
-UE:
エディター起動を行いません.特定の状況でエディター起動を行なわな
い方が良い時等に指定してください.
-UK:
ウィンドウ表示の罫線は通常グラフィックの罫線を使用しますがこのオ
プションを指定すると ASCII キャラクタ(- や + など)で表示します.
-UO: (OASYS のみ)
ウィンドウ表示の罫線のキャラクタ出力方法を変更します.少し動作速
度が犠牲になるかもしれませんが罫線が表示されない時には -UK かこの
オプションを使用してください.
-UP: (OASYS のみ)
MBAT 起動キー(PF11/PF20)の動作を抑止します.
-UI: (OASYS のみ)
挿入, 削除キーのキーコードを変更して割り当てを行います.挿入 /
削除キーへの割り当てが効かない場合設定してください.
-US: (FM,OASYS のみ)
親指シフトキーボードのときに親指シフトを MBAT 起動キーにしません.
ファイルのマークに親指シフトを使用する場合は指定してください.
-UW:
完全なファイル名を指定しない時の起動モードを指定します.完全なフ
ァイル名とはワイルドカードを含まないファイル名や,ドライブ名のみ,
ディレクトリ名のみでの起動を指します.例えば A:*.* の指定でファイ
ルが一つしかない時にこのオプションを指定していれば VIEW モードでは
なくファイル一覧で起動します.
-UA:
サブディレクトリの表示色をアトリビュートによって変化させます.こ
の指定がなければサブディレクトリはリードオンリー等のアトリビュート
が設定されていても同じ色で表示されます.
-U1:
使用行数を画面行数から 1 引いた行数内にします.一番下の行を使う
と FEP などと相性が悪い場合に指定してください.
なお -U12 などの指定で DOS/V 版では $IAS.SYS などが組み込まれて
いるか判別して使用行数を決定する事ができます.
-U10 : 一番下の行を使用 (デフォルト)
-U11, -U1 : 一番下の行を空ける
-U12 : DOS/V版では判別 他の機種は一番下の行を使用
-U13 : DOS/V版では判別 他の機種は一番下の行を空ける
-UH:
(EMS 使用時の)文字列入力のヒストリーで以前と同じ文字列を入力した
場合通常は最新の位置にその文字列を入れ替えますが,このオプションを
指定すると以前の文字列はそのままに入力文字列も追加します(ただし直
前と同じ文字列の場合は追加しません).
-UR:
SHIFT+前/次ページで連続スクロールを行いません.SHIFT+ファンクシ
ョンキーに前/次ページを割り当てるとき等に使用してください.
-UC:
ファイル選択画面でファイル名一覧表時を行う直前に現在取得している
ファイル数のカウント表示を行います.特に意味はありませんが待ち時間
が長くていらいらする方は表示させて眺めていてもらえば多少気が紛れる
かもしれません:-)
-UU: (英語版以外)
入力ファイルの漢字モードの自動判別を行います.SHIFT-JIS,JIS,EUC
コードを自動的に判断して表示を行いますが,短いファイルなどでは判断
できない場合がありますし,先頭 2KB で判断しますのでその間に判別で
きなければ違う漢字コードとなってしまう場合があります.
-UJ: (英語版以外)
入力ファイルの漢字モードを変更します.(-UU指定時は無効)
-UJ0 : SHIFT-JISのみ (デフォルト)
-UJ1, -UJ : JISとSHIFT-JIS
-UJ2 : JISとEUC
なお,SHIFT-JIS と EUC の混じったファイルは扱えません.
-UM: (初期値でON)
VIEW モードでのマークジャンプ位置の設定,ジャンプ時にマークされ
ている行の内容を簡易表示します.なお,内容表示はまだ読み込みが行な
われてない行については行なわれません.
-UX:
EDITOR 起動後のファイル一覧モードでのカーソル位置を BAK ファイル
ができても,元のファイル名に合せます.このオプションの指定がなけれ
ばカーソル位置は元の順番のままですので,BAK ファイルが作成された場
合は通常そのファイルにカーソルが位置する事になります.
-UZ:
(EMS ありのとき)起動パラメーターのファイル名指定の部分をヒストリ
ーバッファに入れます.
-KE:
終了時 EMS のデータを残しません.このオプションがなければ MIEL
終了時 1Page(16Kb)にヒストリー等の情報を残します.なお,MIEL 起動
以前にすでに EMS に MIEL 用のデータがあった場合はこのオプションを
指定してもデータは残ったままになります.
-KP: (IBM,J31のみ)
起動時に色番号 6 のパレットを黄色に設定を行います.
-KR:
VIEW モードの最後のページめくりを画面行数分にします.つまり次ペ
ージ動作の量が一定になります.この指定がなければ最後のページめくり
はファイルの残った行数分になります.
-KQ:
VIEW モードで次ページ動作ががこれ以上行けない状態(最終のページを
表示しているとき)であれば VIEW を終了します.この指定がなければ最
終のページで次ページキーを押しても無動作(BEEP が鳴るだけ)です.
-KL:
VIEW でページめくりの量を少なくします.通常ページめくりの動作は
は画面の行数から 3 行(25 行のときで 22 行)引いた行数ですがこのオプ
ションを指定するとそれより少なくページめくりを行います.-KL に続け
て小さくする量を指定します(-KL1 で 1 行少なく,-KL2 で 2 行少なく
なります).
-KV:
ファイル選択モードでキー入力が画面表示などを行う前にあった場合,
画面表示などをスキップしてキー入力の動作を優先して行います(すぐに
スキップが行われない場合もあります).
-KC:
miel 起動時に miel.cfg が以前よりも更新されていれば mielcust の
自動起動を行います.(このオプションはデフォルトがありに設定されて
います)
なお,miel.cfg は miel.com と同じディレクトリに置かれていると想
定していますのでそれ以外の場合は mielcust.doc の str_chgname の項
目を参考に変更を行ってください.
-KU:
.LZH 内でファイルにマークを付けての Unpack でレスポンスファイル
を使用します.何度も LHA 等を起動せずに Unpack が行えますので若干
速く解凍が行えます.
-KF: (PC98,FM,OASYSのみ)
MIEL 起動時にすべてのファンクションキー(PC98 版では F1~F10,
FM/OASYS 版では PF1~PF20)の再設定を行います.このオプションがなけ
れば PC98 版では F10, FM/OASYS 版では PF9,10,12 のみを再設定します.
ファンクションキーの内容を未定義にしているときや何かの文字列を設定
しているときなどに動作がおかしければ指定してください.
-KS:
VIEW での文字列を入力してからの前方文字列検索(^F)を画面の 2 行目
から開始します.このオプションがなければ 1 行目から開始します.
-KX:
eXec で実行ファイル以外なら頭にスペースを入れてキー入力待ちとな
ります.
-KA:
拡張アーカイブモードを終了時の更新するかどうかの選択の初期カーソ
ル位置を変更します.このオプションが指定されてなければ初期位置は
[Y:する] に位置しますが,指定されていれば [N:しない] に位置します.
-KN:
NetWork ドライブでもボリュームラベルを分けずに検索を行ないます.
例えば CD-ROM のドライバーによっては全属性の検索を行なうとボリュー
ムラベルしか返ってこない場合があるため,デフォルト状態では NetWork
ドライブであればボリュームラベルの属性のファイルは分けて検索を行な
います.
-EL:
MIELFILE でのコピーなどの複写先のパスを相対パスとして計算します.
この指定がなければルートからの計算になります(FD 互換).
例えば A: のカレントが \USR の時に コピー先を A:LOCAL と指定して
ルートからの計算(-EL なし)なら A:\LOCAL, 相対パス(-EL あり)なら
A:\USR\LOCAL になります.
-EU:
MIELFILE での Rename 時のウィンドウを小さく(画面最下行に 1 行だ
け)します.
-UY:
MIELFILE でのコピーや移動が終了した後のメッセージを表示しないよ
うにします.
-UN:
MIELFILE での同一ドライブのファイルの移動で移動先のディレクトリ
に同じ名前のファイルが存在するとき,通常は移動を行いませんが,この
オプションを指定しているとコピー + 削除で同名ファイルの処理を行い
ます.
-Jxxxx:
起動時にいきなり VIEW モードに移行する場合 (1 ファイルのみ指定)
指定した行番号にジャンプします.また -J$ の指定で最終行にジャンプ
します.このオプション指定時は最初に全ファイルを読み込むため起動に
若干時間が掛かります.
起動例:
例1: MIEL -c6 -g B:\LOG\9001*.LOG
B:\LOG にある 9001????.LOG ファイルが対象になり,TAB は 8 で展開
され,view の文字色は黄色,行数は 20 行モードとなります.
また,該当するファイルに 900101.LOG から 900131.LOG があるとすれ
ば,合計 31 のファイルが対象になります.
例2: MIEL B:\SRC\*.C *.H *.ASM
B:\SRC にある,*.C , *.H , *.ASMのソースファイルが対象になり *.C
と *.Hのタブ幅は4で,*.ASMのタブ幅は8で展開されます.
例3: MIEL A:\AUTOEXEC.BAT
対象ファイルが1つだけのときは,普通のpagerとして動作します.
★ 2.2. リダイレクト入力
入力ファイルをリダイレクトしたものでも表示可能です.
例: DIR | SORT | MIEL
★ 2.3. .LZH内のファイルの直接指定
.LZH のファイル名と書庫内のファイル名を付けて起動する事によりその
ファイルでの直接 VIEW モードになります.但し書庫内と同じ名前のファイ
ルが実際に存在する時は通常と同じ動作になります.
例: miel -na lha212.exe lha.doc
書庫内ファイル名の前に '+' を付けることにより強制的に書庫内ファイ
ルの指定とすることができます.この場合同じ名前のファイルが存在しても
書庫内ファイルの閲覧となります.
例: miel -na lha213.exe +lha.doc
なお書庫内ファイルの指定にはワイルドカードを用いることが可能ですが,
表示されるのは最初に見つけた 1 ファイルのみです.
☆ 3. 環境変数など
環境変数などを設定すると,より便利に miel を使用できます.なお,
ほとんどの環境変数の設定は同じ事が miel.cfg でも行えるようになって
います.miel.cfg の指定より環境変数の指定が優先されます.
★ 3.1. エディター起動(環境変数EDITOR,VIEWEDITOR)
エディターの起動をしたいときは,起動用のバッチファイル(EDIT.BAT)を
作っておくか,環境変数 EDITOR に起動したいエディターの起動ファイルを
設定しておくと,エディターの起動が可能です.(環境変数 EDITOR の方が
EDIT.BAT より優先されます).
例1: SET EDITOR=VZ
環境変数で起動ファイルとして Vz.comを指定します.
例2: EDIT.BAT
MIFES -WE -EA -$ %1
EDIT.BATで MIFESを起動します.
なおエディターの起動は COMMAND.COM /C で行っていますので,COMSPEC=
に設定されている,パスに必ず COMMAND.COM が必要です.
また.LZH 内のファイルもエディット可能ですが,その場合は一旦 LHA に
より解凍を行いその後エディターが起動されます.
VZ,MIFES,VI のときは VIEW モードでの行番号オプションが自動的に付
加されますがこれ以外のエディターで行番号オプションを使用する場合に
は,環境変数 VIEWEDITOR(miel.cfg の str_vieweditor)でマクロ指定を
使用して起動コマンドを設定してください.例えばエディター起動コマン
ドが "ED" で行番号オプションが "-J行番号" をファイル名の前につける
ときの指定は次の様になります.
例: SET VIEWEDITOR=ED -J$l $c
★ 3.2. アーカイブユーティリティーの起動
ファイル選択モードで RXARC 起動キー(デフォルトでは 0 キー)を押すこ
とによりファイル名をアーカイブユーティリティーに渡して起動することが
できます.
例: SET RXARC=YARC
★ 3.3. プロンプトの変更
CTRL-RET(F10)によるシェル時などにプロンプトの変更を行ないたければ,
環境変数 MIELPT にセットしておいてください.
例: SET MIELPT=$e[36m$p$g$e[m
★ 3.4. 検索文字列の設定
環境変数 RXFIND に検索文字列バッファに入れる文字列をあらかじめ設定
しておくことができます.セミコロン(;)で区切ることにより複数の文字列
(10 個まで)をバッファにいれておくことが可能です.
例: SET RXFIND=91/07/03;pause
★ 3.5. 解凍用テンポラリドライブ
.LZH 内ファイルの直接エディットを行なう際に,環境変数 TMP が設定さ
れていればその場所で作業を行ないます.
例: SET TMP=G:\
★ 3.6. 画面内容のクリップ
環境変数 RXCLIP にファイル名を設定しておくことにより 'P' キーでフ
ァイルの画面に表示している内容をクリップすることができます.ファイル
名の設定には二通りの方法があります.
1. アペンド(ファイルに追加)モードで出力
拡張子を含めたファイル名を指定してください.
ファイルが存在しなければ作成し,すでに存在すればそのファイルに追加
します.
例: SET RXCLIP=G:\MIEL.CLP
2. ファイル振り分けモードで出力
拡張子には '*' を指定してください.
拡張子 '.000' から順にファイルをさがしまだ作成されてない番号でファ
イルを作成します.
例: SET RXCLIP=A:\TMP\CLIP.*
★ 3.7. ツリー表示
これは miel.com 自身ではサポートしていませんが FCD を使用すること
により,ツリー表示をさせてディレクトリ等を移動することができます.
★ 3.8. EMSの利用
MIEL.CFG の set_useEMS を 1 にしておけば,EMS を利用できる環境なら
ヒストリーのバッファとして EMS のメモリーを使用します.またファイル
読み込みバッファが約 64KB 増えます.そのときは検索文字列入力の最大文
字数が 32 文字となり,ファイル選択時の 'W' によるファイルマスク入力
時にもヒストリーが使用できるようになります.それぞれヒストリー数とし
ては 64 項目まで使用できます.
EMM としては LIM 4.0 がサポートされていて,物理ページが 4 ページ
(64KB)連続していることが条件です.MIEL では EMS を使用する設定にな
っているとき以下のページ数の EMS を使用します.
ハンドル名 ページ数(バイト数) 内容
MIELHIS$ 1(16KB) ヒストリー等
MIELTMP$ 8(128KB) 行バッファ, LZH辞書バッファ
MIELFIL$ 1~4(16KB~64KB) ファイル名バッファ
起動時の検索ヒストリーは環境変数 rxfind による指定より,EMS のメモ
リ上のデータがあればそれを優先します.
EMS の利用にあたっては,別に登録されている MIELEMS を使用すればよ
り快適に使うことができるかと思います.
★ 3.9. MBATコマンドの画面表示
MBAT 起動キーを押した際に,環境変数 RXMBAT で指定したファイルを画
面に表示することができます.
例: SET RXMBAT=C:\BAT\MIELMBAT.DAT
RXMBAT の利用にあたっては別に登録されている MIELMBAT を使用すれば,
バッチ内の文字列から画面表示ファイルを作成することができます.
なお EMS を利用していない場合も表示は可能ですが,MIELMBAT に書かれ
ている子プロセスで起動時の MIEL 自身の表示の変更が行われません.
★ 3.10. デフォルトの拡張子の指定
拡張子なしでファイル名を入力時に環境変数 RXEXT が設定されていれば
その拡張子を入力ファイル名に追加してファイルを検索します.
例: SET RXEXT=.BAT .SYS .DOC .TXT
拡張子はスペースで区切って複数指定できます.この場合左側の指定ほど
優先度が高くなります.上の設定例で "A>MIEL AUTOEXEC CONFIG" の入力で
AUTOEXEC.BAT,CONFIG.SYS が自動的に検索されます.
★ 3.11. TABを4で表示する拡張子の指定
TAB を 4 で表示するファイルの拡張子をあらかじめ指定しておいてくだ
さい.この指定がない時には .C .H .PAS の拡張子を持つファイルのみが
TAB 4 となります.
例: SET RX4TAB=.C .H .PAS .CPP
ここで指定されないファイルは TAB 8 で表示されます.
★ 3.12. 環境変数への行番号の代入
あらかじめ環境変数 RXLINE を "SET RXLINE=xxxxx" というように取りま
す(必ずこうする).すると VIEW モードでの mbat 起動で %RXLINE% に行番
号が入ります.ファイル選択モードでは %RXLINE% は "xxxxx" になってい
ます.
例: SET RXLINE=xxxxx
★ 3.13. レジューム機能
-er を付けるか,miel.cfg の set_useresume を ON にしてください.
-er ,setuseresume=1 : 表示している画面を記憶します
-er2,setuseresume=2 : 読込み行数(画面行数表示の右側)を記憶します
さらにカレントディレクトリに miellog.dat というファイルが存在する
か,または RXLOG の設定がされているとレジュームが働きます.VIEW での
[ESC]/[RET] での終了時指定ファイルにファイル名と行数が記憶されます
([Q] での終了では記憶されません)
レジュームファイルは最大 64KB の大きさで,これ以上の大きさになる時
は新たなファイルの記憶ができなくなります.レジュームファイルがあまり
大きくなると動作に時間が掛かるようになるため,適当な期間が経ちました
らエディターなどで不要な行を編集される事をお勧めします.
★ 3.14. 環境変数RXLOG
レジューム機能を使用する時この指定があればそのファイルに必ずレジュ
ーム行数の記憶を行います.
例: SET RXLOG=A:\USR\ETC\MIEL.LOG
レジュームの動作としては,
レジューム機能がONか? ――→ レジュームしない
| No
|Yes
↓
RXLOGが指定されているか?――→ カレントにMIELLOG.DATがあるか?
| No | |
|Yes |Yes |No
↓ ↓ ↓
レジュームする レジュームする レジュームしない
となります.
★ 3.15. 環境変数RXSTART,RXEND
miel 起動時に実行されるコマンド(RXSTART),終了時に実行されるコマン
ド(RXEND)をあらかじめ環境変数に設定しておく事ができます.MIELEMS な
どで利用すれば便利かも知れません.
例: SET RXSTART=MIELEMS -L A:\ETC\MIELHIS.DAT
例: SET RXEND=MIELEMS -S A:\ETC\MIELHIS.DAT
MIELEMS の版数が 1.01 以前の版数ではこのような実行をした場合 MIEL
での EMS の使用ができなくなる場合が有ります(1.02 以降を使用してくだ
さい)
なおコマンドはセミコロン(;)で区切る事により複数のコマンドを指定で
きます.
例: SET RXEND=MIELEMS -S A:\ETC\MIELHIS.DAT;MIELEMS -D
★ 3.16. 環境変数RXCP,RXRM,RXMV
mielfile を使用しない時の miel からファイルのコピー,削除,移動
を行うコマンドを指定しておきます.mielfile を使用するのであれば設
定の必要はありません.コマンドはファイル選択画面の @ キーによるメ
ニューまたは各々の起動キーにより実行できます.マークしたファイルも
一つずつ順次実行されますがディレクトリの上などで実行する時には注意
してください.
例:SET RXCP=cp -d
例:SET RXRM=rm -i
例:SET RXMV=mv -d
なお,初期状態では mielfile を使用する設定になっているため
miel.cfg の再設定を行う必要があります.設定方法については
mielcust.doc を参考にしてください.
★ 3.17. 環境変数RXINFO
環境変数 RXINFO をあらかじめ設定しファイル選択画面で RXINFO 起動キ
ー(デフォルト 'I')を押すと,設定した実行コマンドの標準出力を取り込ん
でファイル選択画面の下半分に表示します.一時的に出力を参照したいコマ
ンドなどを設定しておくと便利かも知れません.(標準出力に表示をしない
コマンドを指定しても意味がありません)
例:SET RXINFO=GDF -ad
但しコマンドに CHKDSK など何かエラーのときなどにキー入力が必要に
なるコマンドを設定すると,エラーメッセージさえも画面に表示されませ
んので止まってしまったようになりますのでご注意ください.
★ 3.18. レスポンスファイル
レスポンスファイルはファイル名の先頭に @ を付けて指定します.レ
スポンスファイル内ではファイル名をスペースまたは改行で区切って指定
してください(ファイル名のみ指定可能で,ディレクトリやオプションは
指定できません.ディレクトリ付きでファイル名を指定した場合ディレク
トリ部分は無視されます).どうしてもディレクトリを指定したい場合は
"miel a:\bin\dummy_name @resfile"の様にダミーのファイル名をパラメ
ーターで与えてください.
レスポンスファイルで扱える最大ファイル数は 256 ファイルです.(レ
スポンスファイル内にさらにレスポンスファイルを指定することはできま
せん).
☆ 4. 共通操作
★ 4.1. 文字列入力
文字の入力(検索文字列入力等)部では以下のキーが使用可能です.
RET 入力を終えます.
ESC 入力を中止します.
← , → カーソル位置を移動します.
SHIFT + ← , ^R カーソル位置を先頭に移動します.
SHIFT + → , ^C カーソル位置を最後に移動します.
^A , ^F スペースで区切られた前,後の単語に移動します.
BS(^H) 直前の文字を削除します.
SHIFT + BS カーソル位置以前の文字をすべて削除します.
DEL(^G) カーソル位置の文字を削除します.
^T カーソル位置以降の文字をすべて削除します.
INS(^V) 挿入/上書きモードを切り換えます.
HOME(^W),^Y すべての文字を消去します.
HELP HOMEでの文字消去後直後なら文字列を復活します.
↑ , ↓ ヒストリー機能が使用できる機能の場合,ヒストリ
ーバッファから文字列を取り出します.寸前に文字
が入力されていた場合その先頭の文字と一致する文
字列をヒストリーバッファから検索します.入力し
た文字列と同じ文字列がバッファにあれば更新はさ
れません.またバッファが一杯になると,順次古い
文字列と更新されます.
N/XFER,GRPH 現在のディレクトリやファイル名を取り込みます.
+ ? 後述のマクロ指定の項目を参照ください.
★ 4.2. メニュー画面
終了の確認やファイル一時的ソートのメニューなどでは以下のキーが使
用可能です.
RET カーソル位置の項目を実行します.
ESC 入力を中止します.
→ , SPACE カーソルを右へ移動します.
← , BS カーソルを左へ移動します.
文字 表示されている項目と同じものを選択して実行します.
☆ 5. ファイル選択モード
★ 5.1. ファイルの表示
対象ファイルが 2 つ以上あると,画面上部にファイル名が表示され,そ
の 2 行下からカーソル位置のファイルの内容が先頭から 1 画面分表示され
ます.ファイルがディレクトリの場合はそのディレクトリの内容を表示しま
す.
ファイル名は
通常ファイル 黄
ディレクトリ 水色
ボリュームラベル 赤
.LZHファイル 白 (.LZH直視ON時のみ)
圧縮ファイル 緑 ( 〃 )
の色で表示されます.(LHAのsfxファイルは通常ファイルの色になります)
また画面上部のファイル名の末尾にはそのファイルの属性が緑色で表示さ
れます.属性は S:システム H:隠し R:リードオンリー A:アーカイブ で,
設定されてない属性は - が表示されます.
★ 5.2. ファイル選択モードのキー操作
ここでは以下のキーが使用できます.
1:HELP/終了
HELP ファイル選択モードのキー操作の説明が表示されます.
ESC , ^[ , Q MIEL を終了して,MS-DOS に戻ります.ESC/^[ の時
は起動時のドライブ/ディレクトリに戻しますが,Q
の時はその時の位置のままで終了します.
SHIFT + ESC 画面を残して強制終了します.
CTRL + ESC 出力している画面内のファイル内容を標準出力に表示
した後終了します.
2:ファイル/ディレクトリ/ドライブ移動
GRPH , ALT このキーと以下のキーを同時に押していれば内容の閲
覧なしに高速動作を行ないます.(J3100版除く)
| 高速移動キー(GRPH)を押さずにファイル内容表示
なしで移動できるモードを切り替えます.(-NY)
←,→,↑,↓ カーソル移動です.
ROLL-DOWN , R ファイルが 51以上ある場合,ページを前のページに
切り替えます.(SHIFT + ↑ も可)
ROLL-UP , C ファイルが 51以上ある場合,ページを後ろのページ
に切り替えます.(SHIFT + ↓ も可)
< , ^T 先頭のファイルにカーソルを合わせます.
> , ^B 最後のファイルにカーソルを合わせます.
L ドライブを切り替えます.切り替えるドライブ名を聞
いてきますので [A]から[Z]を押して切り替えてくだ
さい.
BS 親ディレクトリに移動します.
F ファイルのマスクを変更します.新しい検索ファイル
名を入力してください.ドライブ名,ワイルドカード
を含めて指定することが可能です.またディレクトリ
も指定できますので A:\BIN 等の入力も可能です.
^J 先頭/最後のファイルまたは^Jで移動した直前のカー
ソルの位置に移動します.
3:ファイル表示/表示属性
RET カーソル位置のファイルを選択して,Viewモードに入
ります.また,カーソル位置がディレクトリならばそ
のディレクトリに移動します.
V RETキーと同じくViewモードに入りますが,拡張子の
チェックなどを行ないません.
SHIFT + V 拡張アーカイブモードに移行します(-EVが指定されて
なければ無効です).
4 か 8 TAB 間隔の変更が出来ます.
= ディレクトリの表示機能を切り換えます(-ND).
SHIFT + B ディレクトリのファイル名の末尾の \ を付ける,付
けないを切り換えます.
; .LZHの直視機能を切り換えます.
: SFXファイルの直視機能を切り換えます(-NA).
SHIFT+挿入,DUP (FMのみ)画面輝度(低輝度/高輝度)を切り換えます.
F11 , " (IBMのみ)画面輝度(低輝度/高輝度)を切り換えます.
G ファイル名の小文字表示を切り換えます(-NG).
1 , 2 , 5 ファイルの並びをサイズ時刻ありで 2列または縦に
5列に表示を変更します.現在のモードと同じキーを
押すと元のMIELの表示に戻ります.
{ ESCシーケンスサポートモードを切り換えます.
4:ファイルへのマーク
SPACE マーク後カーソルを移動.
^I , TAB カーソル位置をマーク.
^W , HOME 全部マークする.マークがすでにある時はクリア.
shirt + W 全部マークする.(ディレクトリ含む)
^Z , SHIFT+HOME 全マーク反転(CLS).
shift + Z 全マーク反転(CLS).(ディレクトリ含む)
ディレクトリへの一括マーク(shift+Z,shift+W)ではピリオドで始るデ
ィレクトリ(".","..")にはマークしません.
ファイルにマークしてファイルのコピーや MBAT の起動を行うとマーク
したファイルを順次渡して実行して行きます.但し FD と違いマークした
順序に関係なくファイル並びの上から実行されます.
なおエディットの実行時にはマークは無視されます.また SHELL などの
起動後はマークはクリアされます.
5:コマンド起動
SHIFT + RET 登録してあるエディターが起動し,カーソル位置のフ
ァイルを読み込みます.カーソル位置がアーカイブフ
ァイルの拡張子ならばアーカイブユーティリティを起
動します.(.LZH内ファイルであればそのファイルを
解凍後エディターが起動され,変更されていれば書庫
ファイルを更新します)
CTRL + RET SHELL(command.com)を起動します.終了は EXIT を入
, [F・10] 力するか,F・10 を押します.MIEL実行中は参照ドラ
イブ/ディレクトリにどんどん移動しており SHELL時
も移動したままですので注意してください.
(IBM,J3100ではF10キーは動作しません)
NFER/XFER + ? MBAT を起動します.MBAT の内容については後の文を
参考にしてください.
FMでは[無変換],[変換],[PF11],[PF20],[親指シフト]
と共に英字キー押すことにより機能します.
IBM,J3100ではAltのみを1回押してから離した後に英
字キーを押す事により機能します.(再度Altを押すか
カーソルキー等を押すと通常の状態に戻ります.
+ Func ドライブ移動を行います.ファンクションキー 1から
順に A:,B:..となり,SHIFTを同時に押せば K:,L:..
に移動できます.ファンクションキー表示ありの状態
ならファンクションキー表示位置にドライブ名を表示
します.
U (Unpack) ファイルの解凍/展開を行います.パラメータとして
出力ドライブの入力をした後,.LZHファイルであれば
"LHA x arc.lzh n:"などとして解凍を行ないます.
.LZH内のファイル選択モードの際はカーソル位置の
ファイルのみの解凍となります.
拡張子と起動プログラムの関係の設定はmiel.cfgで
行えます.
SHIFT + U RXTREEのコマンドを起動後,解凍/展開を行います.
T (Tree) ツリー表示(FCD)を起動します.RXTREEを設定してな
ければ無効です.(miel.cfgの初期値では未設定にな
っています).
0 アーカイブユーティリティ(LHQなど)を起動します.
RXARCを設定してなければ無効です.(miel.cfgの初期
値では未設定になっています).
I RXINFOのコマンドを起動します.コマンドの画面出力
がMIELの画面下に表示されます.
H コマンドを入力して実行します.
X コマンドを入力して実行しますが始めにカーソル位置
のファイル名を取り込みます.
E SHIFT+RETと同じくエディターを実行しますが起動パラ
メータを入力後実行します.(.LZHファイル内ではパラ
メータ入力なしでエディターが起動されます)
SHIFT + H,X,E 上記コマンドと同じ動作ですがマークがある場合マク
ロ指定を順次展開します(マクロについては後述).
マークファイルがあればその数実行が行われます.
6:ファイルコピー/移動/削除
6-1:MIELFILE.COM使用時(デフォルトの設定)
@ ファイルのコピー,削除,移動のメニューを表示します.
C ファイルのコピーを行います.
SHIFT + C RXTREEのコマンドを起動後コピーを行います.
D ファイルの削除を行います.
SHIFT + D ディレクトリやリードオンリーのファイルを確認なし
で削除を行います.
M ファイルの移動を行います.
SHIFT + M RXTREEのコマンドを起動後移動を行います.
R ファイル名の変更を行います.(ファイルへのマーク
とは関係なくカーソル位置のファイルが対象です)
^U ファイルの解凍/展開を行います.解凍先としてドラ
イブ名だけでなくディレクトリを含めて指定できます.
K ディレクトリの作成を行います.一度に複数の階層
が指定可能です.なお-EL(set_copyroot:パスの計算
を相対にする)とは関係なくカレントに作成されます.
MIELFILEを使用しての詳しい操作内容は後述します.
6-2:MIELFILE.COM未使用の場合(別途設定が必要)
@ ファイルのコピー,削除,移動のメニューを表示します.
C ファイルのコピーを行います.(rxcpの設定が必要)
SHIFT + C RXTREEのコマンドを起動後コピーを行います.
D ファイルの削除を行います.(rxrmの設定が必要)
SHIFT + D オプションとして -r を付加します.
M ファイルの移動を行います.(rxmvの指定が必要)
SHIFT + M RXTREEのコマンドを起動後移動を行います.
これらの機能を使用時にはデフォルトでは MIEL.CFG に記載されて
いる cp,rm,mv のコマンドが必要となります.詳しくは
MIELCUST.DOC をご参照ください.
7:その他
P ファイルに現在の表示画面のクリップを行います.
RXCLIPを指定してなければ無効です.
SHIFT + P クリップのヘッダーのみを出力します.
' レジューム機能の切り換え(ON/OFF)を行います.
S ファイルを一時的にソートします.
SHIFT + S ファイルをソートします.
SHIFT + I ディスク情報表示の有無を切り換えます(-EI).
% 漢字モード自動判断を切り換えます(-UU).
$ 漢字モードを切り換えます(-UJ).自動判定モードで
は無効です.このキーを押すごとに,
SHIFT-JIS → JISとSHIFT-JIS → JISとEUC
が切り替わります.
なお,.LZH ファイル時にはそのファイルでリターンを押す事により圧縮
されたファイル名の選択に移ります.この時はカーソル移動等が解凍を行な
いながら実行する為少し遅くなります.
★ 5.3. ファイルのコピー,削除,移動(MIELFILE)
MIEL 本体と同じディレクトリに MIELFILE.COM を置いておく事により
前述の用に MIEL 上からファイルのコピー等が行えますが,この内容につ
いての詳細です.
コピーの時同名のファイルが存在する場合は,更新するかどうかのサブ
メニューが表示されます.複数のファイルをマークしている時でもサブメ
ニューは一度しか表示されず 2 番目以降の同名ファイルは最初のサブメ
ニューの選択に従います.(SHIFT キーを押しながら選択した場合は次の
ファイルでも条件を聞いてきます).
サブメニューの内容
U:日付で更新 コピー元の時刻が新しければコピー
R:名前変更 名前を変更してコピー
O:上書き 時刻に関係なく必ずコピー
N:同名スキップ 同名はコピーしない
複写先にカレントディレクトリを指定した場合はサブメニューには名前
変更のウィンドウがいきなり表示されます.
サブメニューで ESC を押すとそのファイルはスキップして次のファイ
ルの処理に移ります.サブメニューで SHIFT+ESC を押すと MIELFILE の
処理を中断して,MIEL に戻ります.
コピー,移動では複写元としてディレクトリを含めて処理が可能です.
この時,受け側に複写元のディレクトリ名と同じ名前でディレクトリが作
成されます.つまり複写元として A:\BIN というディレクトリを選んで,
複写先に B:\ を指定した時 B: には BIN というディレクトリが作られ
A:\BIN のファイルは B:\BIN の下にコピーされます.
複写元と同じディレクトリなど重なる指定を複写先として指定した場合,
新たに作られたファイルも繰り返し処理されてしまうので,このような指
定は行わないでください.
コピー,移動,解凍を選択した時は受け側のディスクの入力画面になり
ます.この入力は次の様に解釈されます
o ディレクトリを含めて指定
指定のディレクトリがなければ作成します.作成は一度に複数の階層が
指定可能で,そのディレクトリが存在しなければ自動的に作成されます
(複数のディレクトリに渡って作成されます).例えば A:\FOO というディレ
クトリが存在しない状態でも A:\FOO\BAR を作自動的に作成してコピー等
を行います.
例)A:\BIN (A:\BIN で処理)
例)A:\BIN\ (A:\BIN で処理)
例)A:BIN\LOCAL (A:\BIN\LOCAL で処理)
例)BIN (カレントドライブの \BIN で処理)
o 1文字のみ入力
`.' または `\'(または `/')を指定時にはディレクトリと見なします.
それ以外の文字の時はドライブ名と見なします.
例)A (A: のカレントディレクトリで処理)
例). (カレントディレクトリで処理)
o その他
miel.cfg の設定とは関係なく以下の様なディレクトリに関する指定が
可能です.
例).. (親ディレクトリ)
例).\BAR (カレントディレクトリの \BAR)
また複写先のディレクトリ名の入力で,先頭に `?' を指定するとすべ
てのファイルについて必ず新ファイル名の入力が促されます.例えば
A:\BIN にファイル名を変更しながらコピーするときには "?A:\BIN" と入
力します.
同じく先頭に`*'を指定すると複写元のディレクトリを 1 つスキップし
て複写を行います.例えば "A:\BIN" にカーソルがあって "G:" を複写先
に指定すると,G: に BIN のディレクトリが作られますが,"*G:" の指定
の場合は BIN のディレクトリを作成せずに A:\BIN 配下のファイルのコ
ピーを行います.
SHIFT+D での削除時,削除が終わるまでずっと SHIFT キーを押
し続けているとディレクトリの下にリードオンリーファイルなどがあって
も強制的に削除を行います.
☆ 6. Viewモード(高速pager)
★ 6.1. 画面の表示
対象ファイルが 1 つの時か,ファイル選択モードで RET を押すと View
モード(高速 pager)になります.
View モードに入ると画面の 1 行目に path 名を含めたファイル名が反転
表示されます.1 画面の表示行数は 3 行目から 24 行までの 22 行です.
View モードには,文字列の検索と,行マーク,ジャンプ等の機能があり
ます.
★ 6.2. Viewモードのキー操作
1:HELPメニュー
HELP , ^_ Viewモードでのキー操作の説明が表示されます.
同時に行マークの行番号も表示されます.
2:カーソル移動
↓, ^X , J ↓方向の画面スクロールです.^X も使用できます.
SHIFT を同時に押すと,高速になります.
↑, ^E , K ↑方向の画面スクロールです.^E も使用できます.
SHIFT を同時に押すと,高速になります.
3:半画面スクロール
→ , D , ^D ↓方向に半画面毎にスクロールします.
← , S , ^S ↑方向に半画面毎にスクロールします.
4:1画面スクロール
ROLL-UP ↓方向に1画面毎にスクロールします.
C , ^C , SPACE C , ^C , SPACE も同様に使用できます.
ROLL-DOWN ↑方向に1画面毎にスクロールします.
R , ^R R , ^R も同様に使用できます.
5:文頭/文末移動
HOME , W 文頭にジャンプします.^W , ^QR でも可能です.
SHIFT+HOME , Z 文末にジャンプします.^Z , ^QC でも可能です.
6:行マーク/ジャンプ
^M 現在の表示先頭行を1-6迄の番号にマークします.
Viewモードに入ると初期値は 1000から 6000になって
います.
^J 0-6 迄のマークした番号の行にジャンプします.
なおマークの 0 番目はジャンプや検索で行を移動す
る直前の位置を記憶しています.
^N キーボードから入力する任意の行にジャンプします.
o ^M,^Jのマークジャンプでは(情報表示をありにしていると)現
在の情報が表示されます.なお,この情報表示はまだ読み込み
を行っていない行に関しては行の内容の表示が行われません.
7:検索
@ 検索文字の英大小文字区別を変更します.
~ META文字の使用の有無を変更します.(-NK1)
} FUZZY検索の有無を変更します.(-NK3)
F , ^ 前(↓)方向の文字列検索を行います(文字数の最大値
は 16(EMS利用時は32)です).
B , \ 後(↑)方向の文字列検索を行います.
L , ] 前回の検索文字列を ↓方向に再検索します.
O , [ , ^H 〃 ↑方向に 〃 .
8:画面表示行数の変更
G , ^G , DEL view時の表示行数を 20/25 行に変更します.
PC9801のハイレゾでは 31/25 行の切り替えです.
FMRの24ドット機とIBM,J3100版では無効です.
9:改行マークの表示/非表示
V , ^V , INS 改行,タブマークの表示/非表示を変更します.
改行/タブ共非表示 → 改行表示/タブ非表示 →
改行/タブ共表示 → (改行/タブ共非表示に戻る)
の3つの設定が押すごとに切り替わります.
10:エディター,シェルの起動
SHIFT + RET 指定のエディターを起動します.(.LZH内ファイルで
あればそのファイルを解凍後エディターが起動され,
変更されていれば書庫ファイルを更新します)
起動時に指定エディター名を調べ,Vz か Mifes が指
定されていれば,起動後 view時の論理行番号にジャン
プします.
CTRL + RET SHELL(command.com)を起動します.
, [F10] 終了は EXIT を入力するか F・10 を押します.(IBM,
J3100版では F10 は動作しません)
NFER/XFER MBAT を起動します.MBAT の内容については後の文を
+ ? 参考にしてください.
FMでは[無変換],[変換],[PF11],[PF20],[親指シフト]
と共に英字キー押すことにより機能します.
IBM,J3100ではAltのみを1回押してから離した後に英
字キーを押す事により機能します.(再度Altを押すか
カーソルキー等を押すと通常の状態に戻ります.
H コマンドを入力して実行します.
X コマンドを入力して実行しますが始めにカーソル位置
のファイル名を取り込みます.
E SHIFT+RETと同じくエディターを実行しますが起動パラ
メータを入力後実行します.但し行ジャンプは行いま
せん.(.LZHファイル内ではパラメータ入力なしでエデ
ィターが起動されます)
SHIFT + H,X,E 上記コマンドと同じ動作ですがマークファイルがある
場合マクロが使えます.(マクロについては後述)
11:Viewモード終了
ESC , Q , RET Viewモードを終了して,ファイル選択に戻ります.
対象ファイルが1つの時は,MS-DOS に戻ります.
SHIFT + ESC 画面を残したまま終了します.
CTRL + ESC 出力している画面内のファイル内容を標準出力に表示
した後終了します.
12:その他
P ファイルに現在の表示画面のクリップを行います.
RXCLIPを指定してなければ無効です.
SHIFT + P クリップのヘッダーのみを出力します.
CTRL + P このキーを押した後入力した数字キーをマーク位置と
してそこから現在の表示行数(右上のカウント)までを
(現在行またはマーク位置で上の行の方から)クリップ
します.(範囲が大きいと若干時間が掛かります)
SHIFT+挿入,DUP (FMのみ)画面輝度(低輝度/高輝度)を切り替えます.
F11 , " (IBMのみ)画面輝度(低輝度/高輝度)を切り換えます.
' レジューム機能を切り換えます.
どうですか,使用方法が分からなくてもとりあえず MIEL ファイル名 と
して起動すれば,HELP キーを押すとその状態でのキー操作の説明が出ます
ので,そのうち簡単に慣れると思います.エディターを登録しておけば,
BBSの LOG FILEの整理等に最適ではと思います.
また L , H(O)を使用しての再検索機能は対象ファイルが変わっても,直
前の検索文字列はそのまま保存していますし,検索ヒストリーバッファの内
容も保存していますので,同一キーでの複数ファイルの文字列検索に威力を
発揮します.もちろんその他にもコンパクトな高速pagerとして使えます.
このように MIELを使用すればテキストファイルの内容が簡単に見える(MIEL)
のです.
☆ 7. その他の設定,注意事項
★ 7.1. MBATについて
NFER,XFER キーを押しながら任意のキーを押すと miel は MBAT を起動し
ます.MBAT には押されたキー(大文字)とカーソル位置のファイル名がパラ
メータとして渡されます.miel から各種コマンドを実行するのが容易にな
るでしょう.
また,SHIFT キーを同時に押しながら起動すると押されたキーが小文字
で MBAT に渡されます.
MBAT.BAT の例
ECHO OFF
GOTO CMD%1
:CMDD
ECHO %2 ファイルを削除します.
PAUSE
DEL %2
GOTO END
~~~~
:END
★ 7.2. メタ文字の仕様
検索英大小文字区別なしで -NK(メタ文字の使用)オプションを指定して
いるとき,以下に示すメタ文字が検索文字列として使用可能です.
. 任意の一文字
* 任意の文字列
\a ベル(07h)
\b バックスペース(08h)
\e エスケープ(1bh)
\f フォームフィード(0ch)
\n ラインフィード(0ah)
\r キャリッジリターン(0dh)
\t タブ(09h)
\v バーチカルタブ(0bh)
\\ '\' 自身
\. '.' 自身
\* '*' 自身
\xNNNN 4桁までの16進コード1文字
'.','*' を検索文字列の最初または最後に指定しているときはその文字自
身の検索となります.また '.' は ASCII または漢字を 1 文字として扱い
ます.'*' の文字列は画面上の 1 行を単位とします.
\xNNNN でのコード指定は ASCII コードまたはシフト JIS コードを用い
てください.例えば '@' の指定なら \x40,音符記号なら \x81f4 です.漢
字のコードと重なるコードなど(例えば \x83 など)は設定できません.
例1:-.日の天気*- (-今日の天気は晴です- などが検索される)
例2:mov\ta.,32 (mov[TAB]ax,32 などが検索される)
★ 7.3. FUZZY検索の仕様
検索英大小文字区別なしで -NK3(メタ文字と FUZZY 検索の使用)オプシ
ョンを指定しているとき,以下の様な文字は同一視して文字列のあいまい
検索を行ないます.
o 全角(2byte)文字と半角(1byte)文字
o カタカナとひらがな
o 長音とマイナスなど
FUZZY 検索が有効になっているときは該当する文字はすべて同一視され
ます.つまり次の様な文字列はすべて同じものとして扱われます.
例1:abc ABC abc ABC
例2:ビジー ビジー びじー
★ 7.4. .LZH ファイルの直視機能での制限
圧縮ファイルをさらに圧縮している(.LZH ファイル中に.LZH ファイルが
含まれる)時は圧縮ファイルそのままで表示されます.
サポートしている.LZH の形式はタイプ 0,1,4,5,6,7 です..LZH 内ファ
イル閲覧時は VIEW モードでのバッファが約 48KB(タイプ 6 では約 64KB,
タイプ 7 では約 96KB)減少します.EMS が使用できる状態ならワーク領域
を EMS に取りますので減少はどのタイプでも約 32KB になります.
ディレクトリ指定が有るものはファイル名が正しく表示されず,また直接
エディット機能が動作できません.またレベル 1 ヘッダ以外はサポートし
ていません.
★ 7.5. レジュームファイルの形式
レジュームファイルにはファイル名(フルパス)及び行数が 5 桁で記憶
されます.
例: A:\NIF\LOG_FILE(01053)
読み込みファイルが記憶していた行数より小さい場合はジャンプしませ
ん(通常と同じくファイルの先頭から表示します)
レジューム機能を使用したくないファイルがある場合は,そのファイル
名(ディレクトリ部分にはワイルドカードが使えませんがファイル名部分
にはワイルドカード使用可)と行数部分を -(ハイフン)で埋めた指定をあ
らかじめレジュームファイルに記入しておいてください.
例: A:\NIF\PAD*(-----)
★ 7.6. ESCシーケンスモードでの制限
ESC シーケンスは ESC[..m の色変更とバックスペース(^H)のサポートの
みを行います.ESC モードでは行単位での色の保存のため VIEW モードでの
バッファが約 16KB 減少します.
★ 7.7. コマンド実行入力でのマクロ
SHIFT+H,X,E によるコマンド実行時以下のファイルに関するマクロ指定
が使用できます.
$X ファイル名(拡張子なし) (FILENAME)
$C ファイル名(拡張子付き) (FILENAME.EXT)
$D カレントドライブ (A:)
$K カレントディレクトリのみ (DIR)
$J カレントディレクトリ (\DIR)
$P カレントドライブ+ディレクトリ (A:\DIR)
$Z フルパスとファイル名 (A:\DIR\FILENAME.EXT)
LZH内ではLZH名>LZH内名 (FILE.LZH>FILE.EXT)
$Y フルパスとファイル名 (A:\DIR\FILENAME.EXT)
LZH内ではフルパスのLZH名+LZH内名(A:\DIR\ARC.LZH+FILE.EXT)
$H LZHファイル内ならLZHファイル名 (FILE.LZH)
$L VIEWモードのとき現在の行番号 (00123)(必ず5桁)
$N VIEWモードのとき現在の行番号 (123) (先頭の0を取った形)
$S 直前に入力した文字列やドライブ名(A:\DIR\, A:)
$@ レスポンスファイル (%TMP%MIELLIST.TMP)
$$ $自身 ($)
このマクロ定義はマークファイルがある場合マクロ定義を順次ファイル
名などと置き換えてコマンドの実行を行います.例えばいくつかのファイ
ルにマークして SHIFT+H のコマンドモードで「REN $C $X.AAA」とすれば
マークしたファイルの拡張子を AAA に変更する rename 動作が行えます.
$S はドライブやディレクトリの指定の場合,miel での内部処理を行っ
た結果になります.例えば CTRL+U の Unpack での Destination の文字
列入力で「A」を入力すると A: のカレントがルートの場合「A:\」,リタ
ーンのみを押すとカレントディレクトリのフルパス,と言った形が $S の
文字列になります.
$@ は環境変数 TMP のドライブに MIELLIST.$$$ というファイル名を作
成しこのファイルの中にマークされたファイル名(マークファイルがなけ
ればカーソル位置のファイル名)を書き出します.$@ の部分には "環境変
数 TMP の内容 +MIELLIST.$$$" に置き換えが行われます.(SHIFT+H で起
動を行うとマークファイルの数だけコマンドの実行が行われることに,注
意してください).
またコマンド実行時のコマンドライン入力の場面で,N/XFER,GRPH(ALT)
と英字のキーを入力すれば,マクロ指定の英字に対応した形で,現在のカ
ーソル位置のファイル名などが直接コマンドラインに取り込まれます.
★ 7.8. 拡張アーカイブモードについて
オプションの -EV を指定(拡張アーカイブモードの使用を可能にしてい
る場合)はカーソル位置が miel.cfg の Unpack で設定されたアーカイブ
ファイルであればリターンキー(または SHIFT+[V])を押したときカーソル
位置のファイルを,環境変数 TMP の場所にディレクトリを作成して展開
し,その場所にファイル選択のディレクトリを移動します.
[ESC] を押すと展開したファイルを(Repack の設定がされてなければ無
条件に)削除し,もとのファイル選択に復帰します.なお [Q] キーを押す
と,展開ファイルの処理を行わずにそのまま MIEL を終了します.また,
SHIFT+[ESC] や CTRL+[ESC] は [ESC] と同じ動作を行います.
TMP のディレクトリは MIELTMP.000 から順に作成され最大 4 個のアー
カイブファイル内にアーカイブファイルがさらに含まれていても処理が可
能です.
miel.cfg で Repack(アーカイブファイルの更新)の設定を行っていなけ
れば,展開されたファイルをエディターで修正してもアーカイブファイル
は更新されません.また展開処理を正常に行えたかどうかなどのチェック
は行っていませんし,大きなアーカイブファイルでは TMP のディスクの
空き容量分しか展開できませんのでご注意ください.
★ 7.9. JIS,EUC漢字モードについて
MIEL では -UJ(miel.cfg の set_kanjimode:漢字モード設定)または
-UU(同 set_kanjiauto:漢字モード自動判別)により JIS,EUC の漢字コー
ドを取り扱う事ができます.
JIS モードでは 漢字/英字指示 のエスケープシーケンス ( "ESC$" と
"ESC(" ) が正しく入っている必要があります.
EUC モードでは,0x8e?? のコードを半角カナ(1byte カナ)として画面
表示を行いますが文字列検索が行えません(FUZZY 検索モードでは検索が
行なえます).
なお,SHIFT-JIS と EUC の混じったファイルは扱えません.
自動判別モードでは先頭 2KB を読み込んで文字コードを判断しますが,
実行ファイル等は SHIFT-JIS 固定と判断します.短いファイルや変なコ
ードが混じっている場合は正しく判断できない事があります.
自動判別モードでは VIEW モードに移った最初に MIEL で判断した漢字
モードを何かキー入力があるまで右上に表示します.
★ 7.10. 長いファイル名のサポートについて(Windows95)
2.57c 以降で,Windows95 配下で動作しているとき,長いファイル名が
扱えるようにしました.但し取り敢えず扱えればよいと言う感じですので,
サポートしてない部分もあります.
長いファイル名を扱う場合は miel.cfg の set_uselongname を適当な
値にしてください.
set_uselongname = 1+2+128 ; /Win95配下での長いファイル名
; 0 : 未使用
; +1 : 縦1列表示で長いファイル名を表示
; +2 : 大文字のマクロ指定
; +4 : inexec/inedit
; +8 : エディタ起動
; +16 : 縦1列表示で長いファイルなら'>'
; +128 : mielfile
上記の値のうち必要な数値を足してください.例えば +8 のエディタ起
動は DOS 上で動くエディタを使用しているときには設定するとまずいで
すが,Windows95 用のエディタを使う場合は長いファイル名を渡して作業
する事ができるようになるので,便利かも知れません.
+2 の大文字のファイル名を指定した場合,マクロ指定を小文字で指定
すると短い名前,大文字で指定すると長い名前になります.例えば $c(小
文字) で "ABCDEF~1",$C(大文字) で "abcdefghijk" のような扱いにな
ります.文字列入力で NFER(ALT)+? の入力でファイル名などを取り込む
場合は通常に入力すると短い名前,SHIFT キーをさらに押した場合は長い
名前での処理になります.
+16 を指定すると,縦 1 列表示のモードの時,長いファイルとして扱
われるファイルなら '>' をファイル名の前に表示します(長いファイル名
として扱われるかどうかが区別できます).
長いファイル名を扱う場合以下の制限があります.
o mielの起動パラメーター及びファイルマスクの再入力では長いファ
イル名は使えません
o mielfileを使用したコピーやリネーム,ディレクトリ作成の際の,
ディレクトリ入力及びリネームで入力できる最大長さは63文字です
o 長いファイル名を使用してのコピーなどで短いファイルが複写元と
受け側で同じになるとは限りません
o mielfileを使用したファイルの移動時,"縦1表示" で複数のファイ
ルをマークした場合,経過したファイルなのに,右側の長いファイ
ル名がリバース表示のまま残ります
o "縦1列表示" は若干速度が落ちます
この他にもあるかも知れませんが,ご勘弁を(^_^;).但し,バグ等の報
告は歓迎します(なるべく会議室でお願いしますね).
☆ 8. miel履歴
ver 1.00 1989.04.07
ver 1.01 1989.04.08
半角漢字(2byte半角)の文字数が40を越えると正常に
表示されないbugの手直し.
ver 1.02 1989.04.16
指定ファイル名に漢字と'-'が含まれると,ファイル
を読み違えるbugの手直し.
ver 1.03 1989.05.17
nullキャラクタ(00)の扱いが悪かった為,行欠けを起
こすbugの手直し.
ver 1.04 1989.05.21
1.03で改行文字数がおかしくなったbugの手直し.
ver 2.00 1989.10.01
表示出来るファイルサイズが64KB迄の制限を解除.
扱えるファイル数を50とした.
キー入力待ちの間はファイルを順次読み込みに変更.
マークジャンプ,検索ヒストリーバッファ追加.
EOF(^Z)を無視し,読み込みファイルを全て表示.
ver 2.01 1989.10.10
改行マークの表示/非表示,キー入力を一部変更.
ファイル名に \*.* 等を指定したときのエラー対策.
ver 2.10 1990.01.01
複数ファイルを引数として渡せるように変更.
view時に於て行数を 20/25行に変更可能,表示色の指
定,エディターの起動等の改良.
ver 2.11 1990.01.08
複数の引数を取りこぼしするbugの手直し.
終了時には起動時の画面モードに復帰.
スイッチキャラクタの変更に対応.
ver 2.20 1990.06.03
扱えるファイル数を255に拡大.
最大表示行数を16379に変更.
対象ドライブを途中で変更が可能.
表示ファイルのソートモードを追加.
ver 2.21 1990.10.10
複数のファイルを指定して起動すると,2番目のファイルが
選択されないbugの手直し.
検索時に英大/小文字同一視モードの追加.
ver 2.21a 1990.10.22
タブ幅の変更が出来ないバグの修正.
1画面/半画面スクロールのキーを変更.
ファンクション行の表示を起動時と同じ状態で表示.
ver 2.30 1991.01.27
^Vで[TAB]の表示切り換えを可能にした.
.LZHファイルの直視機能を追加.
リダイレクト入力を可能にした.
mielcustを同梱.
ver 2.31 1991.02.03
-nz,-nmオプション,環境変数mielptの追加
ver 2.32 1991.02.11
lzhでのファイル選択での'L',shellを有効にした
sfxファイルの直視を可能にした
sel時([GRPH]/[TAB])+カーソル移動で表示なしで移動
ver 2.33 1991.02.26
-ng(ファイル表示を小文字に)及びselでの"G"キー追加
SELモードの HELP でバージョンを表示するようにした
VIEWモードでも COMMAND シェルができるようにした
ver 2.34 1991.04.03
arc.lzh file.ext でそのファイルでVIEWモードで動作
-nw追加,ファイル選択モードで'U'でLHAによる解凍
[NFER]/[XFER]+[?]で"A>MBAT ? ファイル名"を起動
ver 2.35 1991.07.10
.LZH内ファイルのエディット機能を追加
.LZHファイルの直接指定の強化とバグの修正
rxarcの起動方法の変更,rxfindの公開
-nkで検索時META文字の使用
ver 2.36 1991.08.16
文字列入力でのラインエディット機能
rxclip(ファイルクリップ)機能の追加
ファイルマスクの変更を可能にした
検索ヒストリーなどのEMS領域への保存
ver 2.37 1991.09.16
rxmbat(MBAT起動キー押下時にファイル表示)の公開
環境変数の起動文字列等をmiel.cfgから埋め込み
各種表示色のカスタマイズを可能にした
rxext(拡張子のデフォルト指定)機能の追加
ver 2.40 1991.12.29
ファイルへのマーク機能,レジューム機能の追加
最大ファイル数の設定,EMSへファイルバッファの取得
DOSエラーの対処
ファイル選択モードのCTRLキーと通常キーの切り分け
ver 2.41 1992.01.31
一時的ソートモードの公開
コマンド入力後のSHELL,EXEC,EDIT機能の追加
ヒストリーバッファの先頭文字サーチ機能
環境変数RXSTART,RXENDの公開
ver 2.42 1992.02.29
ファンクションキーのサポート
ファイル選択画面でのCP,MV,RMの直接起動機能を公開
ESCシーケンスサポートモードの公開
RXINFOの追加,MIEL.CFGのデフォルト値の大幅変更
ver 2.43 1992.04.04
miel.cfgのキー定義にSHIFT併用を可能にした
ver 2.44 1992.05.29
文字列編集キー,help表示,localキーのcfgでの設定
VIEWモードのキー配置の制限撤廃
grphキーでのmbatの起動,ソートの拡張
ver 2.45 1992.08.25
マクロを使用した拡張SHELL
VIEWモードのファンクションキーでのドライブ移動
丸文字の使用,起動時物理行数へのjump
ver 2.46 1992.11.15
mielfileを使用したファイルのコピー等のサポート
現在ディレクトリなどのウィンドウ上への表示機能
2列表示機能の公開,ディレクトリへの一括マーク
ver 2.47 1993.01.26
-ue,-ug,-uw,-uk,-uo,-ua,-uf,mkdir機能の追加
.LZHファイルの解凍プログラムのmiel.cfgでの設定
OASYS版の作成
ver 2.48 1993.05.24
IBM(DOS/V)版,IBM(PC-DOS)版,J3100版の作成
mielfileを同梱し,miel.cfgも設定済のものにした
ver 2.49 1993.08.03
Unpackでmiel.cfgのUnpackの設定により10種別まで
解凍などを行えるようにした
EMSでのヒストリー機能の改善
ver 2.50 1993.10.30
拡張アーカイブモードの公開
JIS,EUC漢字コードの入力ファイルのサポート
直前の位置へのジャンプ機能
ver 2.51 1993.11.25
VIEWのページめくりの機能追加
マークジャンプ時のマーク位置表示
マーク位置から現在位置でのクリップ機能
ver 2.52 1994.02.03
ファイル選択でキーの先行入力
mielから必要なときのmielcustの自動起動
ver 2.53 1994.05.17
.LZH内ファイルのresponceファイルでの解凍
mielfileでのファイルの移動で同一ドライブの同名
ファイルのコピー+削除機能(-un)
ver 2.54 1994.11.13
レスポンスファイルでの起動, VIEWEDITOR追加
Unpack等でのマクロ指定, マクロに$s,$l,$nの追加
-lh6,7-のサポート, LHAの辞書バッファにEMSを使用
文字列検索でのFUZZY検索
ver 2.55 1994.11.23
2.54のバグフィックス
ver 2.56 1995.05.24
-ka, -uz, -kn の追加
miel.cfgのマクロ指定の公開
マクロ指定に $k, $j, $h, $y, $$, $@ 追加
ver 2.57 1995.06.26
2.56のバグフィックス
ver 2.58 1996.04.10
LHAのSFXのリードサイズをmiel.cfgで設定可能に
Windows95配下での長いファイル名の処理の追加
☆ 9. その他
★ 9.1. 最後に一言
このプログラムは『フリーソフトウェア』であり,『PDS』ではありま
せん.世間一般にはネットワーク上等で公開されているソフトウェアの事を
一部のネットを除いて,全て『PDS』と総称しているようですが,日本で
はプログラムの著作権は自動的に発生するとの事なので,有難く著作権は主
張する事とし,私は明確に『PDS』つまり著作権の放棄されたソフトウェ
アでは無いことを宣言します(^_^)
よってこのプログラムを『PDS』として扱われる事は,私の意志を無視
している事で,作者としては甚だ不本意である事を申し添えておきます.
なお転載及び再配布は大歓迎ですので,使ってみて気に入られた方は御遠
慮無くジャンジャン転載なり配布してください.但し,必ず DOC を付けて
無料でお願い致します.つまり,基本的に転載及び再配布は自由です.
NIFTY-Serve SDI00544
出射 厚(A.Idei)
★ 9.2. もう一言
このバージョンでは不肖ながらわたしの方でサポートを行ないます.
感謝,感激のご連絡は出射さんに行なって頂ければ結構ですがバグの報告
や連絡事項等は下記宛てに頂けるようにお願い申し上げます.
NIFTY-Serve SDI00618
(Internet-Mail: SDI00618@niftyserve.or.jp)
清水 洋平(Paci)
★ 9.3. このドキュメントで紹介させて頂いたソフトウェア
LHarc 及び LHA は 吉崎 栄泰さん作のフリーソフトウェア
LHQ は 晴田 和夫さん作のフリーソフトウェア
YARC は ワイさん作のフリーソフトウェア
FCD は C.Kaji(くわじ)さん作のフリーソフトウェア
XTR は Ναδαさん作のフリーソフトウェア
VZ は (株)ビレッジセンターの市販エディター
Mifes は (株)メガソフトの市販エディター
RED2 は (株)ライフボートの市販エディター
★ 9.4. 謝辞
.LZH ファイルの直視機能にあたり LHarc/LHA のソースの使用許可を頂
きました吉崎 栄泰さんに,ここであらためてお礼を述べさせて頂きます.
またこのドキュメントは XTR で整形しています.すばらしいテキスト
フォーマッターを発表された事に感謝いたします.
------------------------------------------------------------------------
目 次
1. MIELとは
1.1. 配布ファイルの内容
1.2. 本ドキュメントの記載について
2. 起動方法
2.1. 起動時のパラメータ
2.2. リダイレクト入力
2.3. .LZH内のファイルの直接指定
3. 環境変数など
3.1. エディター起動(環境変数EDITOR,VIEWEDITOR)
3.2. アーカイブユーティリティーの起動
3.3. プロンプトの変更
3.4. 検索文字列の設定
3.5. 解凍用テンポラリドライブ
3.6. 画面内容のクリップ
3.7. ツリー表示
3.8. EMSの利用
3.9. MBATコマンドの画面表示
3.10. デフォルトの拡張子の指定
3.11. TABを4で表示する拡張子の指定
3.12. 環境変数への行番号の代入
3.13. レジューム機能
3.14. 環境変数RXLOG
3.15. 環境変数RXSTART,RXEND
3.16. 環境変数RXCP,RXRM,RXMV
3.17. 環境変数RXINFO
3.18. レスポンスファイル
4. 共通操作
4.1. 文字列入力
4.2. メニュー画面
5. ファイル選択モード
5.1. ファイルの表示
5.2. ファイル選択モードのキー操作
5.3. ファイルのコピー,削除,移動(MIELFILE)
6. Viewモード(高速pager)
6.1. 画面の表示
6.2. Viewモードのキー操作
7. その他の設定,注意事項
7.1. MBATについて
7.2. メタ文字の仕様
7.3. FUZZY検索の仕様
7.4. .LZH ファイルの直視機能での制限
7.5. レジュームファイルの形式
7.6. ESCシーケンスモードでの制限
7.7. コマンド実行入力でのマクロ
7.8. 拡張アーカイブモードについて
7.9. JIS,EUC漢字モードについて
7.10. 長いファイル名のサポートについて(Windows95)
8. miel履歴
9. その他
9.1. 最後に一言
9.2. もう一言
9.3. このドキュメントで紹介させて頂いたソフトウェア
9.4. 謝辞