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2002-04-25
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16KB
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624 lines
AR-3000 システム・プログラム(Ver.1.16)
2002.04.05
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AR-3000 システム・プログラム・アップデートは、お手持ちの AR-3000 のシステム・プログラムを最新のバージョンにアップデートします。最初に、お使いの AR-3000 のシステム・プログラムのバージョンをご確認下さい。
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■システム・プログラム・バージョンの確認方法
セレクトダイヤル(PUSH ボタン)を押しながら電源を入れて下さい。ディスプレイ中央に、バージョンが表示されます。
※バージョン確認後は、必ず電源を入れ直してください。
※最新バージョンの AR-3000 をアップデートする必要はありません。
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■AR-3000 システム・プログラム・アップデートとは?
◆変更内容
■AR-3000 のアップデートに必要なもの
■アップデート作業における注意点 (重要)
■ダウンロードの手順
■圧縮ファイルの解凍手順
■アップデート手順(ローランドのPCカードを使って行う場合)
■アップデート手順(MIDIで行う場合)
■その他の注意事項
■システム・プログラム・アップデータ
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■AR-3000 システム・プログラム・アップデートとは?
AR-3000 システム・プログラム・アップデートを行うことで、現在の AR-3000 に新しい機能を追加したり、現在までに明らかになった不具合をすべて修正して、最新のバージョンにアップデートすることができます。
このシステム・プログラムには、AR-3000 のカードスロットを使ってアップデートするためのデータと、MIDI でアップデートする場合のシーケンス・ファイル形式(SMF)のデータがあります。適切なダウンロードおよび AR-3000 へのインストールを行なうために、下記の内容を必ずお読み下さい。
ローランドのPCカードが使用可能なコンピューターをお持ちの方は、簡単・迅速かつ確実なPCカードによるアップデートをおすすめします。
まず、お使いの AR-3000 のシステム・プログラムのバージョンをご確認ください。
◆変更内容
下記の機能追加・改善などを行いました。
[Ver.1.15 -> Ver.1.16]
●
イコライザーの設定で、設定値をカードに書き込まない場合にも、編集中の値が反映されてしまう不具合を修正しました。
●
RS232c 及び telnet で、PA コマンドで複数フレーズを設定した場合に ST コマンドを送ってもフレーズが停止しない不具合を修正しました。
●
telnet でタイムアウトでの終了を繰り返すと、本体がフリーズして動作しなくなることがある不具合を修正しました。
[Ver.1.14 -> Ver.1.15]
●
デュアルモノモードで、片方のチャンネルのみを再生した場合、フレーズが可変長圧縮のモード2だと、AR-3000 が突然、再起動したり、ディスプレイが真っ白になり操作不能になることがある不具合を修正しました。
[Ver.1.12 -> Ver.1.14]
●
パターンフレーズの再生音量が、登録フレーズの再生音量を反映するようになりました。(機能改善)
●
FTP で接続を繰り返すと、再接続できなくなってしまう不具合を修正しました。
●
デジタル録音を、MTC スレーブで行うと、再生時に徐々にずれていってしまう不具合を修正しました。
●
制御端子録音モードで、弊社の旧製品 AR-100, AR-2000 と完全互換の動作をするようにしました。
[Ver.1.11 -> Ver.1.12]
●
フレーズが終了した際に、rs232c 及び telnet に、ST を出力するようにしました。(機能追加)
●
音声録音中に、MIDI に過大な入力があると、ノイズが入ることがある不具合を修正しました。
●
デュアルモノモードの2チャンネル再生で、長時間経つと停止することがある不具合を修正しました。
●
グレードがアナウンスの時に、MTC 送信をONにしても MTC が出力されない不具合を修正しました。
[Ver.1.09 -> Ver.1.11]
●
AR-NT1 を装着した場合の、ネットワーク機能の追加に対応しました。(機能追加)
●
MTC オフセットの機能を追加しました。(機能追加)
●
ループ再生に、クロスフェードタイムの設定を追加しました。(機能追加)
●
再生ポイントにおける、スクラブ再生動作の不具合を修正しました。
[Ver.1.08 -> Ver.1.09]
●
AR-LINK のスレーブ側の録音・再生が停止することがある不具合を修正しました。
[ -> Ver.1.08]
●
ループ再生のポイント設定時、つなぎ目前後3秒を再生するようにして、つなぎ目の確認を容易にしました。(機能改善)
●
MIDI フレーズの再生後に、ラインスルーのボリュームが復帰しない不具合を修正しました。
-------------------------------------------------------------------------------
■AR-3000 のアップデートに必要なもの
AR-3000 にシステム・プログラムをインストールするために、下記のツールが必要になります。
●ローランドのPCカードを使って行う場合
○AR-3000 本体
○PCカードにデータを書き込めるコンピューター
○ローランドのPCカード(4Mバイト以上推奨)
※PCカードは、あらかじめ AR-3000 または AR-200 でフォーマットしておいてください。
●MIDIで行う場合
○AR-3000 本体
○スタンダードMIDIファイルを正常に再生可能なシーケンサー、またはMIDIシーケンス・ソフトが使用できるコンピューター
○「MIDIインターフェイス + MIDIケーブル」または「UM-1」など
注 : 本アップデート・プログラムのような、システム・エクスクルーシブ・メッセージを大量に含んだSMFを正常に再生できず、アップデートができないMIDIシーケンス・ソフトがありますので、簡易SMFプレーヤのご使用をおすすめします。
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■アップデート作業における注意点 (重要)
● このシステム・プログラムでのアップデートは、手順どおりに実施すれば特に問題はありません。しかし、所定の手順に従わずに通常のモードでこのアップデート・データを送信すると、システムを破壊してしまい、起動できなくなることがあります。
●アップデート作業中に電源が切れるなどの不慮の事故が発生した場合には、システムが破壊され使用できなくなる事があります。この場合は、ローランド営業所またはローランド・サービス・ステーションにご相談ください。
●アップデート・プログラムの入手ができないお客様やダウンロードがうまくできなかったお客様などを対象に、有償アップデートを承ります。ローランド営業所またはローランド・サービス・ステーションにご相談ください。
●このシステム・プログラムに関するインストールの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご容赦ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
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■ダウンロードの手順
○Windowsをお使いの場合
AR3000v116.EXEを適当なフォルダにダウンロードしてください。
○Macintoshをお使いの場合
AR3000v116.sea.hqx を適当なフォルダにダウンロードしてください。
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■圧縮ファイルの解凍手順
○Windowsをお使いの場合
ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっていますので、エクスプローラからアイコンをダブルクリックするか、タスクバーのスタートをクリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択し、フォルダ名とファイル名を入力して実行すると、AR3000v116 フォルダが現れ、その中に以下のファイルが現れます。
○Macintoshをお使いの場合
ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっています。アイコンをダブルクリックしてください。解凍が終了すると、AR3000v116 フォルダが現れ、その中に以下のファイルが現れます。
-------------------------------------------------------------------------------
_AR3PROG.PRG
_00001.mid
_00002.mid
_00003.mid
_00004.mid
_00005.mid
_00006.mid
_00007.mid
_00008.mid
:
:
:
:
_00029.mid
_00030.mid
_00031.mid
_00032.mid
-------------------------------------------------------------------------------
■アップデート手順(ローランドのPCカードを使って行う場合)
※MIDIでアップデートを行う場合は、こちらをご覧下さい。
●インストール手順(ローランドのPCカードを使って行う場合)
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムをAR-3000 へインストールして下さい。
※ アップデートの実行中は、絶対に AR-3000 の電源を切らないでください。
1.
_AR3PROG.PRG を、PCカードのルートディレクトリにコピーします。
※
例えば、PCカードがRドライブの場合、R:\_ar3tdir.cnf 以下ではなく、R:\ 以下にコピーして下さい。
※
ノートパソコンの PCMCIA カードスロットや、PCカードリーダー等をお使い下さい。
2.
[ENTER] (確定ボタン)を押したまま電源を投入します。
3.
ディスプレイに、アップデート方法の選択肢が表示されます。
WELCOME TO UPDATE MODE
VER. 1.03
SELECT DATA FORM
MIDI -> [PLAY]
CARD -> [STOP]
4.
[STOP] (停止ボタン)を押してカードによるアップデートを選択します。
5.
アップデート用のPCカードを AR-3000 のAスロットに差し込みます。
6.
PCカードの内容がロードされてバージョンが表示されます。
7.
[ENTER] (確定ボタン)を押します。
8.
ディスプレイが "NOW WRITING" 表示になってプログラムが書き込まれます。
9.
書き込みが終了すると、ディスプレイに下記の様に表示されます。“VER.(バージョン)”と“SUM(チェックサム)”の値が“VER. 1.16”、“SUM 2F46”となっていることを確認してください。
- UPDATE MODE -
CONFIRM THE VALUE.
VER. 1.16
SUM 2F46
[TURN POWER OFF]
10.
電源を切って下さい。以上で完了です。
■アップデート手順(MIDIで行う場合)
※ローランドのPCカードを使ってアップデートを行う場合は、こちらをご覧下さい。
●インストール手順(MIDIで行なう場合)
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムをAR-3000 へインストールして下さい。インストールにはスタンダードMIDIファイルを正常に再生できるMIDIシーケンサーが必要になります。
※ アップデートの実行中は、絶対に AR-3000 の電源を切らないでください。
1.
AR-3000 の電源が切れていることを確認し、AR-3000 とお使いの MIDI シーケンサーを MIDI ケーブルで接続します。 MIDI シーケンサーの MIDI OUT コネクターと AR-3000 のMIDI INコネクターを接続して下さい。
2.
[ENTER] (確定ボタン)を押したまま電源を投入します。
3.
ディスプレイに、アップデート方法の選択肢が表示されます。
WELCOME TO UPDATE MODE
VER. 1.03
SELECT DATA FORM
MIDI -> [PLAY]
CARD -> [STOP]
4.
[PLAY] (再生ボタン)を押して MIDI によるアップデートを選択します。
"SEND NEW PROGRAM DATA" と表示されることを確認して下さい。
5.
32個のスタンダード MIDI ファイルを「_00001.mid」からファイル名の番号順にシーケンサーで再生します。データ受信中は、ディスプレイに"NOW RECEIVING"と表示されます。また、次のファイル再生を待っている状態では、"SEND NEW PROGRAM DATA"と表示されます。
※
Windows、Macintosh、その他のシーケンサーとも、以下の順に再生してください。
※
すべてのファイルが送信完了するまでに約30分かかります。
_00001.mid
_00002.mid
:
:
_00031.mid
_00032.mid
すべてのスタンダード MIDI ファイルの再生が終了すると、新しいバージョンが表示されます。
6.
[ENTER] (確定ボタン)を押します。
7.
ディスプレイが "NOW WRITING" 表示になってプログラムが書き込まれます。
8.
書き込みが終了すると、ディスプレイに下記の様に表示されます。“VER.(バージョン)”と“SUM(チェックサム)”の値が“VER. 1.16”、“SUM 2F46”となっていることを確認してください。
- UPDATE MODE -
CONFIRM THE VALUE.
VER. 1.16
SUM 2F46
[TURN POWER OFF]
9.
電源を切って下さい。以上で完了です。
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(作業例)簡易SMFプレーヤ「UpdSMF」を使った作業例
<Windows>
◆
UpdSMF(UpdSMFJ.EXE)は、Windows95またはWindows98上で動作する簡易SMFプレーヤです。アップデート作業専用のSMFプレーヤである為、一般のSMF音楽データの再生には使えません。
◆
MIDIを出力するためのMIDIドライバなどはあらかじめインストールしておいてください。インストール方法は、それぞれのドライバやアプリケーションの取扱説明書などをご覧ください。
<Macintosh>
◆
UpdSMFはMacOS 8.6以上(MacOS X は非対応)で動作する簡易SMFプレーヤです。アップデート作業専用のSMFプレーヤである為、一般のSMF音楽データの再生には使えません。
◆
アップデート作業中にパソコンがスリープするとアップデートが正常に行われません。コントロールパネル内「省エネルギー設定」の「スリープするまでの非動作時間」は「しない」に設定してください。
◆
MIDIを出力するためのMIDIドライバとして、OMSをあらかじめインストールしておいてください。
1.
「UpdSMF」アイコンをダブルクリックします。
2.
「MIDI Out Device」でMIDI出力のデバイスを選択します。
3.
<Windows>
「SMF Path」に、解凍した32 のSMFが存在するフォルダ名を指定します。右の[Path]ボタンで探すこともできます。
<Macintosh>
「SMF Folder」に、解凍した32 のSMFが存在するフォルダ名を指定します。右の[Select]ボタンでフォルダを指定してください。
4.
[ScanSMF]ボタンを押します。 ※Macでは、この操作は必要ありません。
5.
フォルダ内全てのSMFファイルを再生の対象としますので、アップデートに不要なSMFファイルはフォルダから削除しておいてください。
6.
「Send」ボタンをクリックすると、登録されたSMFファイルを、名前の順番に再生します。
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■その他の注意事項
・収録したファイルの他のネットワークへの転載、改変、雑誌・市販製品などへ許可なく添付する事は禁止いたします。
・アップデート手順、その他の説明を、印刷、保存、メモをとる等して確認しながら作業すると便利です。
◆ローランド株式会社は、本ソフトウェアの使用または使用不能から生じるいかなる損害(利益やデータの損失、その他の金銭的損失など)に関して一切責任を負わないものとします。たとえ、ローランド株式会社からそのような損害の可能性についてあらかじめ知らされていた場合でも同様です。
◆文中の商標や登録商標は、それぞれの会社に属します。
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■システム・プログラム・アップデータ
[システム・プログラム]
1,356,286 バイト
[簡易SMFプレーヤ UpdSMFJ.EXE]
for Windows 241,664 バイト
[システム・プログラム]
1,896,611 バイト
[簡易SMFプレーヤ UpdSMF]
for Macintosh 274,352 バイト
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