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WASHP.TXT
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2000-07-08
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44KB
|
758 lines
"ディスクパーティション洗濯機" WASHP 説明書 Ver 2.30 2000/ 7/ 1
【警告】 このソフトウエアは IBM/AT 互換機専用です. 拙作 "Windows 95/98 洗濯
機" WASH とは動作原理がまったく異なることから, NEC PC98x1 シリーズでは
ご利用いただけませんのでご注意ください!! なお, 現用の PC98x1 に接続
された HDD のバックアップについてのご相談が多数あります. HDD を外して
互換機に接続, WASHP を利用する手ならありますので, 別途ご連絡ください.
大量に同じ内容のハードディスクを複製することや, メーカーや互換機シ
ョップなどで大量に同じハードウエアのマシンへシステムをインストールする
手段としても WASHP は有用ですが,内部のソフトウエアの使用許諾を得て実施
されるよう, この種ツールの開発者としてお願いしておきます.
[公開(試用)版]
+----------- <ご注意> ------------------------------------------------------+
| ※ WASHP は,システムに ANSI エスケープシーケンスがサポートされていないとカ |
| ラー表示などが乱れます. AT 互換機のフロッピー起動では, 必ず起動用フロッピー |
| ディスクに次のように ANSI.SYS を設定してご利用ください. |
| |
| 1. HD のシステムディスクの ANSI.SYS を起動フロッピーディスクにコピー |
| する. (Windows98 の場合, C:\WINDOWS\COMMAND フォルダーにあります) |
| 2. フロッピーディスクの CONFIG.SYS にメモ帳などで次の行を書き加える. |
| DEVICE=ANSI.SYS または DEVICEHIGH=ANSI.SYS |
| |
| ※ これは「試用版」WASHP です. 利用開始後 1カ月でディスク内容保管機能が使え |
| なくなります. ユーザー登録の上, 正規版 WASHP をご利用ください. |
| |
| ※ WASHP は "Windows95/98 洗濯機" WASH の姉妹ソフトです. NTFS, Linux など, |
| OS のファイルシステムに関係なく,ハードディスクの内容をパーティション単位で |
| 保管, 復活できますが, 特に Windows95/98 では WASH をお試しください. |
+-------------------------------------------- [Space] キーを押してください ---+
+--- <パーティション洗濯機> WASHP 作者から… ------- メディア 分割保管対応 ----+
| あなたは Windows95 など OS のセットアップを何回繰り返しましたか? 現在採用 |
| されている Win95/98/NT, OS/2, Linux などほとんどの OS では,システムが不安定 |
| になったり起動できなくなった時の復旧作業は,かなり面倒なものです. システム環 |
| 境を元に戻すつもりでいろいろ触っているうちに,ついには最初から再セットアップ |
| ということもめずらしくありません. DOS, Win95/98 などの FAT ファイル管理方式 |
| の OS の簡単な復旧のためのツール「Windows95/98 洗濯機」=WASH を既に公開して |
| いますが NTFS, HPFS, ext2 など非 FAT 型式のものについては使いやすいバックア |
| ップツールが見あたらないのが現状です. サーバーでは,大変高価な RAID で不測の |
| 事態に備えているのが普通ですが,これとてどの OS でも実際の完全な復旧には専門 |
| 知識が必要ですし, 手間も結構かかります. さてそこで… |
| 『パーティション洗濯機』 WASHP は AT 互換機上で動作するさまざまなシステム |
| をハードディスクのパーティションまるごとファイルに圧縮保管し,いざという時に |
| すべての環境を任意の保管時の状態に完全に戻すことのできる便利なツールです. |
| もう OS の再セットアップにはさよならしましょう. 通常運用時のトラブルのほ |
| か, 実験のために壊れたシステムを全部元に戻したい,アンインストールに失敗して |
| システムが不安定に…こんな時悩まずさっさと WASHP でお洗濯するのが正解です. |
+---- ファイルサイズ 指定分割保管可能 ------------- [Space] キーを押してください ---+
+--- =WASHP の使い方= (WASHP.TXT も必ずお読みください) ---------------------+
| ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ |
| [Store: ディスクの内容を保管] (例) WASHP S #1 E:VINE_HD1 |
| 物理的に接続された #1 ハードディスクの指定領域の内容をまるごと E:ドライブの |
| ファイル VINE_HD1.PAR に保管します. #1 内のどの領域 (パーティション) を保管 |
| するかは, コマンド実行後に WASHP が問い合わせてきますのでそれに答えることに |
| より指定します. 接続されているどのハードディスクでも保管できますが保管先 E: |
| ドライブに十分な空きが必要です. 保管先に MO,PD などメディアを複数交換しなが |
| ら, また LAN サーバーを利用することもできます. |
| |
| [Restore: ディスクへ復活書込] (例) WASHP R #1 E:NTFS_001 |
| E:ドライブのファイル NTFS_001.PAR に保管されたディスク領域の内容を #1 ハー |
| ドディスクの該当領域にまるごと書き込みます. 領域情報を厳密にチェックします |
| ので #1 の構造が保管時と異なっていると復活できない場合があります. |
| |
| [おねがい] WASHP は元々 DOS (5.0 以降) で走る一見何のへんてつもないアー |
| カイバです. (シンプルイズベスト!) 作者としてはアイデアがウリで,「山椒は小粒でもピ |
| リリと…」のつもりです. お気に入りいただき今後も継続してお使いになる場合,心 |
| 苦しいのですが \2,000 也をご送金 願います. (図書券,ビール券等でも OK デスヨ) |
| ~~~~~~~~~~~~~~~~~ |
| (郵便振替) 01790-1-62291 佐藤 美代子 (代行) NIFTY:GO SWREG シェアウエア #10516 |
| (銀行振込) 熊本県労働金庫本店 店 #871 (郵送) 〒861-2105 熊本市秋津町秋田 |
| 普通預金口座 2296689 佐藤 美代子 レークタウン郵便局留 佐藤 美代子 |
+--------- E-mail: miyokko@mx2.nisiq.net ---- [Space] キーを押してください ---+
+--- (ちょっとしつこいのですがお使いになる前にもう少し…) --------------------+
| ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (詳細情報) |
| [#1, #2 などのハードディスク番号] ( # は省略可) |
| AT 互換機の BIOS で認識されるハードディスクの接続順序 (IDE/SCSI の別, BIOS |
| での設定により決まるあなたのマシンでの固有の物理番号) を意味します. この番 |
| 号は #1 ~ #9 の指定が可能で, FDISK の「現在のハードディスク」で表示される |
| 番号と同じですので, 事前に FDISK /STATUS などでよく確かめください. |
| また, マシンによっては WASHP 内部で利用している BIOS の IBM/Microsoft 拡張 |
| 機能が存在せず,動作しないことがあります. この場合でも WASHP は Windows95/98 |
| の DOS プロンプト (窓) =むしろ信頼性の点からお勧め= で実行可能です. |
| |
| [パーティション構造は変更しないで] |
| パーティション番号は, 基本領域として 1 ~ 4, 拡張論理領域には 5 ~ が与えら |
| れます. DOS と他の OS とではこの呼称が異なりますので, WASHP.TXT の説明をよ |
| く読んでからお使いください. また WASHP は, 保管時のパーティション構造を記憶 |
| して, 復活時には厳密に復活先ディスクを検査して実行することになりますので,デ |
| ィスクの該当パーティションの位置, サイズを変更すると復活できません. |
| ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ |
| [WASHP の再配布,「シェアウエア」の扱いなど] |
| 再配布は自由ですが,次にできる WASHP.COM ではなく, 自己解凍の WASH2000.EXE |
| でお願いします. この試用版はご利用開始後 1ケ月で「ディスク内容保管」が使えな |
| くなります. ユーザー登録の上,正規版をご利用ください. ご自身のご評価に基づく |
| 応分の対価? を求めますのでご理解をお願いします. ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ |
+---------------- [Space] キーを押すと WASHP.COM Ver 2.30 ができあがります ---+
== <パーティション洗濯機> (Simple Backup HardDisk Partitions) == Ver 2.30
コマンド入力 = WASHP S または R [#n] [d:\Path] Copyright
S = Store ディスク #n の指定領域を ==> ファイル d:\Path へ 保管 (C) 昇太
R = Restore ディスク #n の指定領域を <== ファイル d:\Path で 復活 & Miyoko
#n (1-9 のみ) 省略 = HD #1 d:\Path 省略 = カレント:WASHP000.PAR '95-'00
( WASH2000.LZH の内容) ( WASH2000.EXE で配布されている場合もあります)
WASHFD.BAT 専用 DOS 起動フロッピー作成用バッチファイル
CONFIG.___ 〃 CONFIG.SYS
AUTOEXEC.___ 〃 AUTOEXEC.BAT
WASHPSET.COM WASHP.COM セットアッププログラム (本体)
FILL.COM 付録 = FAT/NTFS ディスク空きエリア掃除機
WASHM.COM 付録 = MBR バックアップツール
WASHM.TXT 付録 = MBR バックアップツールの説明書
WASH.ICO 付録 = 洗濯機アイコン (おあそび)
WASHP.TXT 現在お読みのこの説明書
※ これらのソフトウエアは不可分一体として配布しているものです. 個別に
ご利用になることはかまいませんが, 個別の再配布はご遠慮ください.
( Ver2.30 での改良について)
・ (Z) コマンドを改良して, 保管ファイルを独特の圧縮法で効率よく, 高速に作成でき
るようにしました. この (Z) コマンドは, 付録の FILL ディスク空きエリア掃除機と
の併用が必須ですのでこの説明書をよくお読みください. 改良により, 従来の (Z) に
よって保管されている無圧縮ファイルは,今後リストアに利用できませんのでご注意く
ださい.
・ 隠しコマンド「0」をさらに拡充して, ディスク中の拡張論理パーティション全体を保
管対象とすることができるようにしました. 使用法はこの説明書をお読みください.
(はじめに)
拙作 WASH は, DOS, Windows 95/98 などの FAT ファイルシステムでのディスクイメー
ジ保管の超高速バックアップツールとしてご利用いただいていますが, NTFS/HPFS, Linux
の ext2 など,非 FAT のファイルシステムを使った OS のバックアップツールのご要望も
多く, 今回ディスクのパーティション単位でバックアップが可能な WASH2000 = WASHP を
公開することにしました. NTFS, 今後の Windows2000 や対抗 OS として急速に広まって
いる Linux システムのバックアップにもご活用いただければ幸いです.
WASHP も「シンプルイズベスト」を心がけ, 少し DOS 操作の知識も必要かと思います
が, 不評だった WASH の起動用フロッピーも自動化してありますので安心してご利用いた
だけると思います. 操作環境は WASH とほぼ同じでとてもシンプルです. 信頼性確認のた
めのデータ照合などもできますので,十分ご試用ください. 特に Windows ユーザーが他の
OS を始めようとする場合, 何度も繰り返し同じシステムを最初からセットアップしてい
たのでは学ぶ意欲もそがれてしまいます. "ディスク洗濯機" シリーズ独特の簡単まるご
とバックアップのシステム保全の考え方を気軽にお試しください.
動作原理上 Windows95/98 など FAT ファイル管理の OS では, WASH のほうがはるかに
高速に処理できますので, まだ体験されていないかたはまずそちらをお試しください. 逆
に WASH に慣れたかたは「何だこれは? 」と思うほど処理速度が遅く (※) 感じられると
思います. が, WASH のほうが FAT を解析して無駄な部分にアクセスしないという効率の
よい処理法によって「異常に速い」のだ! とご納得いただければ幸いです. それぞれが個
性的で得意ワザを持つソフトウエアです. (※) なお, Ver2.20 以降は (Z) コマンドでの
圧縮効率, 速度が相当改善されています.
(WASHP の特徴と特長)
・ WASHP はディスクをパーティション単位で保管し, 復活させるツールですので対象デ
ィスクにある OS の種類を選びません. FAT 型式はもちろん, Windows 2000 でのすべ
てのファイルシステム, NTFS/HPFS, Linux での ext2 など, PC 用 OS のすべての型式
のディスクを内部のファイル管理方式に関わることなくバックアップ対象とすることが
できます.
・ WASHP はディスクのパーティションを,現在最も多く利用されている Windows/DOS の
ファイルに圧縮しながら保管します. バックアップのために FAT 型式の保管用メディ
アを用意しなければなりませんが,どこにでもある Windows システムやそのドライブが
そのまま利用できるのはかえって便利でしょう. 圧縮率は環境により異なりますが, ど
の OS のシステムディスクでも 50% 程度は得られる筈です.
・ WASHP は IBM/Microsoft の拡張 BIOS INT13h 機能を利用します. マシンの BIOS に
この機能が備えられていない場合でも, Windows95/98 が動作しているマシンでは問題
なく利用できます. 扱えるパーティションのサイズは現在流通しているハードディスク
の仕様である 2TB が理論的な限界となりますが,保管ファイル側の制限は圧縮後のサイ
ズで合計 200GB までとなりますので十分余裕があります. (DOS での制限と Windows98
の FAT32 部分のバグによる制約により 1 ファイルのサイズは最大 2GB で, WASHP は
99 ファイルまで連続自動作成するので 2GB x 99 = 約 200GB)
・ WASHP では保管ファイルをリアルタイムに LZ 圧縮と独自のディスクイメージ用に考
案した方法によって圧縮します. 特に FAT, NTFS ではディスク中の空きエリアを別の
FILL というツールで「掃除」をすることにより, さらに高圧縮, 速度改善を実現でき
ます. またこれら圧縮処理のための特別な作業エリアを必要としません. 指定パーティ
ション全セクターを処理すること, 圧縮をすることからそのぶん処理時間を要します.
保管ファイルからの解凍/復活は保管モードの 1/4 ほどの処理時間となりますのでイザ
というときの復活時のストレスはあまりないのでは? と思います.
・ WASHP は MO, PD, ZIP など,リムーバブルメディアに複数枚交換しながら保管するこ
とができます. また CD-R などに焼くために保管ファイルをサイズ指定の複数分割で作
成することもできます. 分割されたファイル同士は密接な関連があることからそのファ
イルの作成 DATE/TIME を変更してはいけません. しかし,最近は非常に安くなった大容
量 HDD を保管先にされることを処理速度の点からお勧めします.
・ WASHP を Windows95/98 の MS-DOS プロンプト (DOS 窓) で利用することにより, ネ
ットワークドライブなどすべての Windows 環境で WASHP を利用することができます.
ただし, WASHP コマンドでは \\miyokko のような UNC 名はサポートしていませんので
仮想ドライブ X: などと設定してリモートドライブへアクセスしてください.
・ WASHP は WASH とは性格が異なり, 位置, サイズが異なるパーティションへの復活を
サポートしていません. これを実現するには個々の OS のファイルシステムに関わりを
持たざるを得ず,異なる HDD への移植などのメリットよりもこのことで発生する信頼性
の低下や機能制限が生まれることのほうが問題との考えからこのような仕様にしたもの
です. なお, HDD の全体をバックアップ対象とし,これにより他の HDD にすべてを移し
換えるという (隠し機能) 手段も用意してあります.
・ WASHP では接続されたハードディスクの物理番号やパーティション番号を把握する必
要があります. とっつき難い点もあるかと思いますが, Linux などを扱われるにはこの
知識は必須です. 普通はそうたくさんの種類のディスクが接続されていることもないで
しょうから, 慣れてしまえば迷うことはない筈です. 復活モードでは保管時と同じ構造
のパーティションを自動検出して復活させますので心配はありません.
・ WASHP はアセンブラーで作成したわずか 10KB ほどのプログラムです. フロッピーに
入れて DOS を起動し,そのまま簡単に使えますのでシステムのメンテナンスには重宝す
るでしょう. 「小さくても力持ち」, サーバーの保守にも??
(WASHP のセットアップ)
1. WASH2000.LZH を適当な作業フォルダー (説明のため, C:\WASHP とします)に解凍し
ます. 自己解凍の WASH2000.EXE を入手されたかたは C:\WASHP を作り, そのフォルダ
ーで WASH2000.EXE を実行します.
2. Windows95/98 の [スタート]→[ファイル名を指定して実行] から, 1. で解凍された
C:\WASHP\WASHFD.BAT を実行します. DOS 操作に慣れているかたは DOS 窓 やフロッ
ピー起動のリアルモード DOS でこの WASHFD.BAT を実行してもいいです.
3. 新しいフロッピーに DOS 起動システムが組み込まれると同時に, このフロッピー内部
に WASHP.COM ができあがります. DOS で単独に WASHP.COM を取り出したい場合には,
WASHPSET.COM だけを実行してください. この際,この説明書冒頭の WASHP に関する簡
単な使い方の説明が出ますので, これもお読みください.
※ 以上, フロッピーで起動するリアルモード DOS で WASHP をお使いになることを基本
にセットアップしましたが, WASHP は Windows95/98 の MS-DOS プロンプト (窓) でお
使いになるほうが便利かもしれません. フロッピー起動での SCSI や MO など外部デバ
イスドライバの設定は私たちはサポートできませんが, 今まで WASH ユーザーから寄せ
られた情報を提供できますので特にノート型マシンなどでどうしても判らない場合はご
相談ください. また,正規ユーザー向けには独自の EXDOS = 拡張特殊 DOS (SCSI や MO
などのドライバの設定が不要な万能! DOS) 起動フロッピー作成方法も提供しています.
(WASHP の使い方)
※ WASHP をお使いになる場合, まず最初にどうしても知識としてハードディスクの
物理接続番号と領域 (パーティション) 番号を把握しておく必要があります.
HDD の番号 #? IDE, SCSI の別, BIOS での設定によって,個別のマシンごとに
1 から始まる番号です. 簡単に FDISK /STATUS で知ることが
できます. HDD が 1 台だけなら 1 ですし, 普通は IDE マスタ
ー側が 1 スレーブ側が 2, SCSI はその後に ID の若い順に 3,
4 などと並びます. WASHP では 「#」は省略してもかまいませ
ん. 1 ~ 9 までが指定可能です. 本当は 15 台までの HDD に
対応していますが, 誤操作を避けるために試用版では操作法を
公開していません.
領域の番号 ? ディスクの領域情報はその先頭セクターの MBR にあり, WASHP
はこの情報を元に HDD 内部の構造を詳しく解析して, 必要な領
域 = パーティションをバックアップするツールです. 領域は構
造上まず 4 つの区画に割り振ることができます. そしてこの 4
つのうち, 1 つを拡張領域とし,この拡張領域に好きなだけの論
理領域を割り振ることができます. この拡張領域でない 3 つま
での領域は基本領域と呼ばれます. FDISK が設定ツールですが,
複数の基本領域を設定するには, Linux の FDISK などを使う必
要があります. WASHP はこの最初の 4 区画の領域を 1 ~ 4 で
表して, 基本領域は青色, 拡張領域は紫色の番号で表示します.
そして, ユーザーが拡張領域を選択した場合には,さらに論理領
域の選択画面へ進み, これを 5 ~ の番号で表示します. なお,
WASHP はユーザーの判断を助けるため, 選択された領域に応じ
た特性 (DOS 領域の場合はボリュームラベル,その他の OS では
ファイルシステムの簡単な特徴) を明示します.
例: <WINDOWS98> <NTFS/HPFS> <LinuxNative> …など.
[保管 (ストア) モード]
(S) WASHP S #1 E:
…マシンに接続された #1 ハードディスクの指定領域 (パーティション) を保管
先 E:WASHP000.PAR に圧縮しながら保管します. WASHP000.PAR はファイル名省
略時のデフォルト. 拡張子 .PAR もデフォルトで, 別名指定可能です. 保管先ド
ライブ省略の場合はカレントドライブとなります. 圧縮効率を高めるため, 付録
の FILL コマンドにより対象ドライブを「掃除」しておくことをお勧めします.
(Z) WASHP Z #2 F:ABCD.XYZ
(この機能は, Ver2.20 以降改良されていますのでご注意ください)
…同じく, #2 ハードディスクのパーティションを,未使用部分を高圧縮する独特
の方法で圧縮しながら F:ABCD.XYZ へ保管します. LZ 圧縮機能が動作しない分
保管ファイルは大きくなりますが, 保管モード中, 最も速く保管できます. 圧縮
効率を高めるため, (S) と同様, FILL コマンドを併用してください.
(/) WASHP S #1 E: /640MB
…保管時,ファイルを 640MB 単位で分割して複数ファイルを作成します. ファイ
ル名は,最初のファイルの拡張子の下 2 桁が 02 ~ 99 となります. MB は省略
可能で, 分割サイズ指定は 1 ~ 2047 までです. この (/) オプションは, CD-R
などに焼き込むための一定サイズのファイルを作成するものです.
(N) WASHP N #3 D: /123
…保管先を強制的にリムーバブルなものとして処理します. この場合では 123MB
ごとにメディアの交換を求められます. ネットワークドライブがリムーバブルな
ものである場合に (N) コマンドが有効でしょう. このコマンドでは (S) と同様
強制的に保管ファイルは圧縮されます.
[照合 (コンペア) モード]
(C) WASHP C #1 E:
…保管ファイル (=復活用ファイル) E:WASHP000.PAR のデータ内容と, マシンに
接続された #1 ハードディスクのパーティションの内容を照合します. このコマ
ンドにより, 保管ファイルの正確さ,システムと WASHP を含めたディスク関係機
能の信頼性を確かめることができます. この (C) コマンドは,上記保管モードま
たは下記復活モードを実行直後に, 「そのまま」直ちに実行してください. 該当
パーティションへの書き込みがあると正確なデータ照合ができません. (C) コマ
ンドは下記の復活モードを模擬的に実行することになります.
[復活 (リストア) モード]
(R) WASHP R #2 F:ABCD
…保管ファイル (=復活用ファイル) F:ABCD.PAR のデータにより元のパーティシ
ョンにすべてのデータを復活させます. 該当パーティション位置を自動検出しま
すので, この位置,サイズを FDISK などで変更すると復活できなくなります. ご
注意ください. WASHP は異なる位置,サイズのパーティションへの移動をサポー
トしていません. 該当パーティションだけは変更してはいけないのです. この復
活モードは上記照合モードと同様, 保管時のそれぞれ (S), (Z), (/), (N) を自
動認識して処理します. (圧縮してあれば解凍し, リムーバブルであれば途中で
メディアの交換を求めるなど)
(若干のテクノ解説)
・ WASHP では,ハードディスクの先頭セクターにある MBR の領域情報がたいへん重要な
情報として利用されます. この情報が破壊すると事件になりますので, MBR だけをバッ
クアップするための WASHM というツールを同梱しています. WASHM.TXT にこの使い方
を記していますのでご利用ください.
・ WASHP 内部で圧縮または解凍が行われている場合,「・」がカラーで表示されます. こ
のカラーは青色が LZ 圧縮, 紫色は作者独自の空きエリアをうまく高圧縮するための特
殊法によるもの, と区別できるようにしています. 紫色が多く表示されるほど高圧縮と
速度アップとなります. WASHP で NTFS, FAT 型式のパーティションをバックアップ対
象とする場合, 付録の FILL.COM を実行すると効率よく保管ファイルを圧縮できます.
FILL コマンドの使用法については, WindowsNT などのコマンドプロンプトで FILL と
だけ入力すると簡単な表示が出ます. FILL はディスク空きエリアを同じデータで埋め
て圧縮効率を上げるための「掃除機」です. FILL 実行後 Windows が「空き容量がない
ので…」と警告してくることがありますが, これは無視してけっこうです.
( FILL コマンドは, 保管しようとする目的の OS 上で実行する必要があります. 現在
のところ, Linux 上で直接この FILL を実現するコマンドは公開していません)
・ WASHP は VFAT の技術である LFN (長いファイル名) を保管ファイル, パス名として
はサポートしていません. 保管ファイル名には 8 + 3 の従来の DOS 型式のファイル名
を用いてください. また, 拡張子は .PAR が標準ですが, これは自由に指定できます.
・ WASHP でパーティションを復活させる場合, そのパーティションを改めてフォーマッ
トする必要はありません. フォーマットしてもしなくてもまったく同様に元に復活しま
すのでまず無駄な作業です.
・ WASHP 実行中は [Esc] または [Ctrl] + [C] で中止することができます. この場合,
ディスクの状態が不完全なままとなる場合がありますので, 直後に表示される指示に従
ってください.
・ (隠しコマンド?? )…保管モードで最初の領域選択画面が表示されている時に示され
た 1 ~ 4 でなく, 0 を押すとディスクの全領域を選択したことになります. ディスク
全体の丸バックアップができるということです. また Ver2.20 からは, 拡張領域の選
択画面が表示されている時に示された 5 ~ でなく, 0 を押すと拡張領域全体を選択し
たことになり, 拡張領域に含まれるすべての論理領域を丸バックアップできます.
・ WASHP は WindowsNT のコマンドプロンプトでは使用できません. NTFS をバックアッ
プするにはフロッピーから DOS を起動するか, Windows95/98 の MS-DOS プロンプトを
利用してください. Windows 環境下で WASHP を使って NTFS や Linux パーティション
をバックアップするのはたいへん便利でしょう. ネットワークもそのまま利用できます
からもうバックアップのファイルをローカルドライブに置く必然性はありませんね.
・ 「復活書込に失敗すると,ディスクの中身が壊れてしまう…」ことになり, 何のための
ツールかわからなくなってしまいます. WASHP の操作は極めてシンプルですが初めてこ
のツールを入手された場合, 必ず保管直後の (C) データ照合を体験し,その信頼性を十
分お確かめになることをお勧めします. バックアップは信頼性が命です.「エイヤッ!」
の特攻隊的復活 = (R) リストア実行は禁物です. この種ツールは全世界どのマシン環
境でも 100% の完全動作をするものはない! と思ったほうが安全です. バックアップは
一度や二度「うまく復活できて感激しました」というものではなく, いつでも全幅の精
神的な信頼感を持てるようなものでなくては意味がありません.
・ 拙作 WASH に添付しました説明書は文章も拙作で, 判りにくいとのご批判もいただき
ましたが, そちらの技術情報も WASHP と共通するものが多いので,できましたらそちら
も入手してお読みください.
(特に MO を保管先メディアとされる場合の注意点)
・ MO ドライブは,特に 640MB/1.3GB のもので Windows95/98 で使用時に問題が起きる
例が見受けられます. 直接 WASHP とは関係ないことではありますが, 各 MO メーカー
が供給する最新ドライバをインストールしてご使用になることをお勧めします.
(参考 = ドライバ供給サイト URL)
富士通 http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/aboutmo/download/modvdr3.html
マイクロスタッフ http://www.microstaff.co.jp/foruser/win95_640mo/
(ご送金→正規ユーザーへの登録と WASHP のサポート)
ご送金のご連絡をいただきますと,すぐに確認と正規版 WASHP 添付の「ユーザー登録」
のメールを差し上げ, WASHP の細かな改良やバージョンアップ, その他使用方法について
のアドバイス,ヒントなど「WASHP User Group」の BCC メールでお送りしています. レジ
ストは \2,000 相当の図書券, ビール券 (4 枚),商品券などでもかまいません. NIFTY の
の送金代行 (プログラム番号 #10516 \2,000) も可能です.
WASHP に関するご質問, バグレポート, 送金のご連絡などは E-mail でお願いします.
(NIFTY 送金代行の場合は自動的に通知を受けますので, 正規版送付のご希望のアドレス
が別にありましたらご連絡ください) 個別のサポートはできるだけ行なっていますが, か
なり時間的に無理があり, 内容によっては断らせていただく場合もありますのでご了承く
ださい. 万一この WASHP の使用によって何らかの不具合が発生した場合も, その責を免
じていただきますのでご了承ください. 私たちのホームページに, 試用版最新バージョン
のコーナーを設けています.
→ http://www1.nisiq.net/~miyokko/
mailto: miyokko@mx2.nisiq.net
(謝意と参考文献)
プログラム WASH2000.LZH, WASH2000.EXE の作成には, (C)吉崎栄泰氏の LHA.EXE
を利用させていただきました. また, Windows95/98/NT/2000, Win95/98/NT/2000
と表,略記したのは, Microsoft 社の Windows95/98/NT/2000 オペレーティングシ
ステムです. また,特に LZ 圧縮法については奥村晴彦氏「C 言語による最新アル
ゴリズム事典」でその理論とコーディング例を, DIET の Teddy Matsumoto 氏の
「The BASIC '91 7 月号」公開の実例を参考にさせていただきました. 実験段階
でも多くの WASH ユーザーの協力をいただきました. ここに謝意を表します.
(WASHP エラーメッセージの意味)
[ Ver 5.0 以降の DOS を使ってください.]
… そのままの意味です. 当然日本語表示ができる環境に設定してください. WASHP は,
現在までのところ外国語表示のバージョンは公開していません.
[この DOS は機能が不十分で WASHP は使えません.]
… DOS に DRIVER.SYS という,今では DOS の標準となったディスクへの機能が導入さ
れていない場合, このエラーが表示されますが,おそらく特殊な OEM などの古い DOS
をお使いなのでしょう. まずこのエラーが出ることはありません.
[このディスクにメディア分割保管はできません.]
… WASHP は CD-R/(W) などに焼き付けるために HD へ指定されたサイズでファイルを
分割して保管できます. この分割指定オプションがリムーバブルメディアのドライブ
に対して付加された場合にはこれは無意味ですので実行を中止します.
[指定ファイル名の拡張子が不適切です.]
… WASHP には,リムーバブルメディアに分割して,または HD に複数ファイルに分割し
て保管する機能があります. トラブルを避けるため, これらのファイルに自動付与さ
れる拡張子の下 2 桁が 02 ~ 99 となるようなファイル名は指定できません.
[ DOS の空きメモリー不足でプログラムを実行できません.]
… DOS のメモリーが約 200KB 確保できない時に表示されます. 通常このエラーが出
ることはない筈ですが,あなたがあまりにもマニアックな触りかたをして DOS が壊れ
ている場合には表示されるかも.
[ディスク構造を検査中,]
… ディスク内部のサイズやパーティション情報,配置の状態などが適正かどうかをチェ
ックし, 問題なければ保管, または復活書込の処理を始めます.
[このディスクは存在しないか使用できない型式です.]
… 存在しない #9 などのマシンに接続されていないディスク番号が指定されています.
FDISK /STATUS で接続されたディスクの状態を調べて指定をやり直してください.
[このディスクには拡張 BIOS 機能がサポートされていません.]
… 保管対象となったハードディスクに IBM/Microsoft の拡張 INT13h の機能がサポー
トされていません. リアルモードでなく, Windows95/98 の MS-DOS プロンプト (窓)
で WASHP を実行してみてください.
[このディスクは 512 bytes/sector 型式ではありません.]
… 現在汎用 PC 用として販売されているハードディスクは, すべて 512 byte 型です.
まれに, また将来的には 4,096 byte 型のものなども流通することが予想されますの
でこのエラー処理が入れてあります. WASHP は 512 byte のものだけが扱えます.
[ディスクの領域情報の読出ができません.]
… ディスクの先頭セクター, MBR にはそのディスクのパーティション構造の基本情報
が存在します. また, 拡張パーティション情報は該当パーティション自体の先頭セク
ター, PBR に情報が存在します. これらのセクターが何らかの障害によって読み出せ
なくなっています. ハードウエアのトラブルの可能性があります.
[このディスクには領域がないか拡張アクセスがサポートされていません.]
… 領域情報そのものが存在しない = 新品のハードディスクで, FDISK でのパーティシ
ョンがまだ設定されていないか, 非常に古い型式のディスクで相対レコードによる領
域情報がない場合には WASHP はこのディスクを扱えません. FDISK により設定をし
直しする必要があるでしょう.
[このディスクは領域構造に重複などの重大な問題があります.]
… 各パーティションは独立し, かつチェーンのようにつながっています. Windows/DOS
の FDISK では,未設定のパーティションがパーティションとパーティションの間に存
在することを許しませんが, Linux の FDISK ではかなり複雑な領域設定が可能です.
いずれにしても, これらの領域構造が重複したりチェーンが切れるようなことがある
と重大なトラブルになりますので, WASHP はこの警告を表示し何も実行しません.
[指定された領域が保管先ディスク自身なので実行できません.]
… 指定したパーティションがその保管先 DOS ドライブ自身である場合には, 何をしよ
うとしているのかわからないという矛盾を生じることになるのでこのエラーを表示し
て実行を中止します.
[保管先ディスクが存在しないか書込できない型式です.]
… 文字どおり保管先ディスクが存在しないか, 書込禁止属性の付いたドライブです.
[保管可能かどうか予測できませんが実行します.]
… 保管元のデータがどの程度圧縮できるか予測できないか, DRVSPACE での推定圧縮率
によっても保管先ディスクへ保管できるかどうか不明な場合でも, この表示がされて
強制的に保管処理が開始されます. この表示が出る場合は, 保管途中にディスクの空
き容量が不足し, エラー終了することがありますが, この場合でもシステムがおかし
くなったりすることはありません. 残念ですが保管できないだけです. WASHP には圧
縮機能があるためにはっきりした予測ができず, 確実に保存できると判定できない場
合この表示が出ます.
[メディア分割用ファイルを作成します.]
… メディア分割のために複数ファイルを作成することを事前に表示します.
[途中でメディアの交換が必要かもしれませんが実行します.]
… 保管先のドライブがリムーバブルメディアであり,チェックでメディア交換が確実に
訪れることが明らかか, 圧縮の関係で予測ができずその可能性がある場合, 確認のた
め事前にこの表示がされます.
[同名ファイルを削除中,]
… 保管先ディスクに保管用の同名ファイルが存在する場合,これを削除して新たに同名
ファイルを作成します.
[保管先ディスクの同名ファイルが削除できません.]
… 同名の R/O 属性の保管用ファイルが存在するか, リムーバブルメディアの書き込み
禁止シャッターが開いている場合にこのエラーが出ます.
[保管先ディスクにファイルが作成できません.]
… 既に同名の R/O 属性の保管用ファイルが存在するなど, 何らかの理由でファイルが
作成できません. ファイル名を変更するか, SCANDISK を該当ディスクに実行してみ
てください. ネットワークドライブが指定され,そのプロパティが R/O 属性に設定さ
れていても同様のエラーとなります. WASHP には指定されたフォルダーを新規に作成
する機能はありませんので, 存在しないフォルダーを保管先に指定した場合にもこの
エラーとなります. 新たなフォルダーに保管したい場合は事前にフォルダーを作成し
てください.
[ #1 のどの領域を保管しますか ? (1,2,3,4) 取消は [Esc] を押してください.]
… 最初の基本となる領域の選択です. 青色の数字が基本領域,紫色のが拡張領域を示し
ています. どの領域を保管するのかあなたが選んでください.
[すべての領域を保管します. OK は [Space] を押してください.]
… 上記の領域選択では 1 ~ 4 の入力を求められていますが,ここに隠しコマンドがあ
ります. わざと「0」を入力すると,指定されたディスクの全体を保管することができ
ます. MBR を含め, すべての設定されている領域を扱いますから HDD の複製を作る
目的にも WASHP を利用できます.
[すべての論理領域を保管します. OK は [Space] を押してください.]
… 拡張領域中の論理領域選択では 5 ~ の入力を求められますが,ここに隠しコマンド
があります. わざと「0」を入力すると,指定された拡張領域全体を保管することがで
きます. 拡張領域情報を含め,すべての拡張領域を扱いますから FAT, ext2 など異な
るファイルシステムの論理ドライブが混在していてもこれを一括して扱えます.
[論理領域が多すぎて実行できません.]
… WASHP で扱える論理領域は, 5 ~ 49 の 45 個です. これは領域選択のキー入力の
インタフェースの関係からそのような仕様になっているだけのことなのですが, 誰も
そんなにたくさんのパーティションを作ることは現実にはないでしょう. でももしそ
のようなディスクの場合, このエラーが出ます.
[…どの論理領域を保管しますか ? (5,6,7,8) 取消は [Esc] を押してください.]
… 上記基本部分の選択で拡張領域が選ばれた場合には,次の段階としてこの論理領域の
選択に進みます.
[ <LinuxNative> の領域です. OK は [Space], 取消なら [Esc] を押してください.]
… 領域選択が済むと,このような領域の特性が簡単に表示されます. ここで保管のため
の最後の確認ができます. WASHP は DOS パーティションではボリュームラベルを,
またラベルが設定されてないか, その他の OS では次のように表示します.
<OS 識別なし> <DOS FAT12 > <FAT16 <32MB> <FAT16 >32MB> <NTFS/HPFS >
<FAT32 -CHS > <FAT32x -LBA> <FAT16x -LBA> <DynamicDisk> <Linux Swap >
<LinuxNative> <LinuxExpand> <NTFS > <FreeBSD/386> <OpenBSD >
<NeXT STEP > <BeOS > <OS 識別不明>
[ディスク内容を保管中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・]
… ディスク, パーティション構造のチェックが終了し,セクター単位での保管の処理が
始まりました. 処理中この ・・・・ が表示されます. 画面右端まで行き, 「完了しまし
た」と表示されたら 100% 終了です. この「完了…」の表示が出る前にマシンを強制
的にリセットしたり絶対に電源を切らないでください.
[メディア分割用ファイルに保管しています. (?? 枚目)]
… ファイル分割による保管中, 自動的にこの表示が出ます. 参考にしてください.
[メディアを交換して [Space] を押してください. (?? 枚目)]
… リムーバブルメディアへ保管中,メディアに空きがなくなりました. ゆっくりとメデ
ィアを交換して [Space] または [Enter] を押してください. 特にドライブのアクセ
スランプが点灯している間は [Space] などを押さないでください.
[続いて実行しています. (?? 枚目)]
… メディアを交換後の保管または復活を実行中はこの状態を確認のため表示します.
[保管中エラーが発生しました. 保管元ディスクを読出できません.]
… セクター ID が見つからないなど,保管を目的とする元のディスクが読み出せないと
いうエラーです. ディスクを SCANDISK などでチェックしてみてください. 致命的な
障害の可能性があります.
[保管中エラーが発生しました. 保管先ファイルへ書込できません.]
… セクター ID が見つからないなど,保管先のディスクへ書き込みができないというエ
ラーです. ディスクを SCANDISK などでチェックするか, フォーマットしなおしてみ
てください. 致命的な障害の可能性があります.
[保管中エラーが発生しました. ディスクの空き容量が足りません.]
… WASHP には圧縮機能がありますが, 思ったほど圧縮できずに途中で空き容量の不足
が生じました.
[保管中エラーが発生しました. 圧縮ディスクの空き容量が足りません.]
… 保管先が Windows の DRVSPACE で圧縮されたディスクで, 事前に推定された圧縮率
よりも実圧縮率が低くなり, 途中で空き容量の不足が生じました.
[メディアを交換して [Space] を押してください. (?? 枚目)]
… 書き込み中のメディアが一杯になっています. 事前にフォーマットしたメディアと
交換してドライブに入れ, ゆっくりと [Space] または [Enter] を押してください.
リムーバブルメディアからの復帰書込中も同様の表示が出ます.
[保管中エラーが発生しました. これ以上メディアを交換して実行はできません.]
… 交換可能な最大枚数を 99 枚にしてあります. 巨大なハードディスクの内容を FD
に保管しようというような無謀なことはおやめになってください. いくらやってもこ
の 99 枚を超えることはできず, このエラーが出て終わり! になります.
[保管中エラーが発生しました. ...............
[中止しました. ...............
以前にあった同名の保管ファイルは削除されました.]
… 文字どおり途中まで書き込まれた不完全なファイルが残っていても無意味ですので,
WASHP が自動的に保管ファイルを削除します.
[このディスクへの復活書込はリアルモード DOS で実行してください.]
… 「DOS 窓」で復活書込の処理をしようとした場合, Windows95/98 自身がアクティブ
に使っているファイルが存在するディスクに対しては, システムを壊す危険性がある
ため, このエラーが出ます. 特にシステムディスクに対しては,リアルモード DOS で
実行するしかありません. (可能な方法もありますが,操作の上で注意すべき点が多い
ため,この機能は試用版では公開していません)
[復活用ファイルが見つかりません.]
… WASHP R #1 F:\ABCD\XYZ と指定したのに F:\ABCD\XYZ.PAR が見つからない場合表
示されます. おそらくあなたのファイル名の入力間違いでしょう.
[復活用ファイルに異常があり読出できません.]
… 何らかの理由でファイルが読み出しできなくなっています. ファイル構造が DOS か
ら識別できなくなるような異常な状態になっていると考えられます. SCANDISK の実
行をお勧めしますが, 復活はもうできないかもしれません.
[復活用ファイルが保管された時の内容とは異なっています.]
… 危険ですから保管ファイルは中身を絶対に変更しないでください. また,異なったバ
ージョンの WASHP で保管されたファイルを使うと安全上この表示が出ますが,現在ま
で保管型式の異なるバージョンの WASHP は公開していません.
[保管時より復活先ディスクの容量が小さいので実行できません.]
… 隠しコマンドである「ディスク全領域」保管ファイルから復活させようとする場合,
復活先ディスクが異なって, 総容量が小さい場合には復活できません.
[保管時とディスクが異なりますが, 続けるなら [Space] を押してください.]
… 保管時のディスク番号と異なるディスクへ復活させようとしています. ディスク番
号指定を間違ったか, ディスクを増設するなどで接続状況が変化した場合にはこの警
告が出ます.
[このディスクには保管時と同じ構造の領域がありません.]
… 復活のため WASHP が復活先ディスクの領域情報を検査した結果, 保管時と同じ領域
が存在しないため復活ができないことを示しています.
[復活用ファイルが復活先ディスクの中にあるので実行できません.]
… 文字通り, ディスク自身のファイルで自身を復活させることはできません.
[基本領域 1 へ復活書込をします. OK は [Space] を押してください.]
[論理領域 5 へ復活書込をします. OK は [Space] を押してください.]
[すべての領域へ復活書込をします. OK は [Space] を押してください.]
[すべての領域をデータ照合します. OK は [Space] を押してください.]
[基本領域 1 をデータ照合します. OK は [Space] を押してください.]
[論理領域 5 をデータ照合します. OK は [Space] を押してください.]
… それぞれ実行前に確認ができます. この段階で [Esc] を押すと実行を止めることが
できます.
[途中でメディアの交換が必要です.]
… 複数のリムーバブルメディアに保管されたファイルから復活書込をしようとすると,
念のため, 事前にこの表示がされます.
[ディスク内容を照合中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・]
… ディスク構造のチェックが終了し,ディスクと復活用ファイル内のデータとの照合が
始まりました. 処理中この ・・・・ が表示されます. 画面右端まで行き, 「完了しまし
た」と表示されたら 100% 終了でデータが一致したことを示します.
[照合中エラーが発生しました. 復活用ファイルを読出できません.]
… ディスクと復活用ファイル内のデータを照合中,復活用ファイルが何らかの原因で読
み出せなくなりました.
[照合中エラーが発生しました. 復活先ディスクを読出できません.]
… 照合中, 復活先ディスクが何らかの原因で読み出せなくなりました.
[照合中エラーが発生しました. 復活用ファイルのデータと一致しません.]
… ディスク内容と復活用ファイル内のデータが一致しないところがありました. 該当
ディスクが一度でもシステムディスクとして起動されると, ファイル書き込みが発生
することがありますので, この機能は必ず保管または復活直後に実行し, WASHP やマ
シンが正しく動作しているかどうかのチェック用にお使いください.
[完了しました. 復活用ファイルのデータと一致しています.]
… 照合は完全に一致しました. 保管ファイルの信頼性を確信できます.
[ディスクへ復活書込中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・]
… ディスク構造のチェックが終了し,指定パーティションのセクター単位での復活書込
の処理が始まりました. 処理中この ・・・・ が表示されます. 画面右端まで行き, 「完
了しました」と表示されたら 100% 終了です. この「完了…」の表示が出る前にマシ
ンを強制的にリセットしたり絶対に電源を切らないでください.
[復活中エラーが発生しました. 復活用ファイルを読出できません.]
… 復活用ファイルの読み出しの途中でファイル構造が DOS から識別できなくなるよう
な異常な状態が生じたと考えられます. SCANDISK の実行をお勧めしますが, 復活は
もうできないかもしれません.
[復活中エラーが発生しました. 復活用圧縮ファイルが壊れています.]
… (S) モードなどで保管された圧縮ファイルが正しく解凍できなくなっています. 致
命的なエラーです. 保管先メディアにデータ化けが生じたか読み出しがうまくできて
いないことを示します. ハードウエアのトラブルなども考えられます.
[復活中エラーが発生しました. 復活先ディスクへ書込できません.]
… 復活先ディスクのセクター ID が見つからないなどの,かなり深刻なエラーが発生し
た可能性があります. SCANDISK や FORMAT をやり直すなどしてみてください.
[完了しました. 必ず一度メディアを抜き差しして使ってください.]
… ハードディスクでもリムーバブル属性のものの場合,書込み終了後この表示が出たら
必ずメディアを一度抜き差ししてください. そのまま使うとディスクのデータを壊す
危険性があります. このようなディスクをお使いのかた以外, あまりこの表示が出る
ことはないでしょう.
[完了しました. このディスクを使うには必ずシステムを再起動してください.]
… 上と同じですが, ハードディスクのように交換不可能なディスクで, それが DOS の
ドライブである場合にこの表示が出ます. 該当ディスクへの書き込みは絶対にしない
で, 必ずシステムをリセットして再起動してください.
[完了しました.]
… 何も問題なく WASHP の処理が完了しました.
[復活中エラーが発生しました. ...............
[中止しました. ...............
このディスクは復活書込が不完全でこのままでは使えません.]
… エラー,または意図的に復活書き込みの途中で実行を中止した場合にこの表示が出ま
す. 再度復活書き込みを実行する必要があります.
[中止しました.]
… 保管中, または復帰書込中, あなたが意図的に [Esc] または [Ctrl] + [C] のキー
を押したために処理を中止しました. この「中止しました」の表示だけの場合, 結局
は何ごとも起きていませんので, もう一度実行するか本当に中止してください.
[保管先ドライブのメディアが準備されていません.]
… 保管先として指定されたリムーバブルなメディアがドライブに入っていません. ネ
ットワークドライブが指定された場合にもメディアが入ってないか, 書き込み禁止シ
ャッターが開かれている場合も同じエラーとなります.
[復活用ファイルの保管ドライブのメディアが準備されていません.]
… 上のエラーと同じように, 指定されたドライブにメディアが入っていません.
(以上)
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