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2001-04-30
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21KB
|
447 lines
------------------------------------------------------
VFATBAK version 2.11 Copyright (C) KATONBO, 1996-2001
backup/restore VFAT filesystem from DOS
------------------------------------------------------
VFATBAK v2.11 ドライブ復旧ガイド
■目次
■概要
■復旧用フロッピーの準備
●概要
●復旧用起動フロッピー参考資料
(1) 必要なファイルの一覧と格納場所
(2) CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BAT の例(バックアップ・ファイル:MO)
(3) CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BAT の例(バックアップ・ファイル:CD-R)
■ドライブの復旧
●起動ドライブについて
(1) 条件1:DOS や Windows 用のマスター・ブート・レコードがある事
(2) 条件2:起動ドライブのパーティションが起動可能領域になっている事
(3) 条件3:起動する OS 用のブート・セクタがある事
(4) 条件4:起動に必要なファイルが揃っている事
●Windows 95/98/98SE/ME のドライブ復旧
(1) 手順1:マスター・ブート・レコードを設定する
(2) 手順2:パーティションを割り当てる
(3) 手順3:ドライブをフォーマットする
(4) 手順4:VFATBAK でファイルをリストアする
●Windows NT/2000 のドライブの復旧
(1) 手順1:マスター・ブート・レコードを設定する
(2) 手順2:パーティションを割り当てる
(3) 手順3:ドライブをフォーマットする
(4) 手順4:VFATBAK でファイルをリストアする
(5) 手順5:ブート・セクタを復旧する
■概要
本ドキュメントでは、Windows シリーズ OS の FAT ドライブを復旧するための
参考情報を紹介します。ここでは PC/AT 互換機についてのみ述べますが、その他
の機種でも考え方は同じです。
■復旧用フロッピーの準備
●概要
ハードディスク・ドライブを復旧するには、VFATBAK を起動できる DOSの起動フ
ロッピーを用意する必要があります。
Windows 95/98/98SE/ME を復旧するのであれば、Windows で作成できる「起動デ
ィスク」をもとに必要なファイルを取捨選択して下さい。
Windows 95/98/98SE/ME の「起動ディスク」は、Windows 動作中に、「コントロ
ール パネル」/「アプリケーションの追加と削除」の「起動ディスク」タブから作
成できます。
(Windows 98/98SE では、起動ディスクが2枚構成になりますが、復旧用フロッ
ピーは1枚目をもとに作って下さい。)
Windows NT/2000 を復旧する場合は、VFATBAK を動かすために何らかの DOS の
起動フロッピーが必要です。Windows 2000 で FAT32 ドライブを復旧する場合は、
Windows 95 OSR-2 以降の FAT32 ドライブを扱える起動フロッピーを用意して下さ
い。
また、ブート・セクタの復旧のために、Windows NT/2000 のセットアップ・ディ
スク(3~4枚組)または CD-ROM が必要です。
ネットワーク・ドライバや必要な道具を格納する事で、フロッピーの容量が足り
なくなる場合には、日本語表示をあきらめて、日本語表示のためのドライバ、フォ
ント・ファイルなどを取り除くと、容量に余裕が出るはずです。VFATBAK は日本語
表示ができなくても操作できます。
まず、VFATBAK でバックアップしたバックアップ・ファイルにアクセスできるよ
うな起動フロッピーにする必要があります。このフロッピーから起動するだけで、
必要な環境が整うようにして下さい。
復旧用フロッピーは、できるだけバックアップ時に作成し、バックアップ作業も
この起動フロッピーを使って行うのが良いでしょう。
バックアップに使った媒体が SCSI 接続の MO であれば SCSI 関係と MO のため
のドライバ、ネットワーク・ドライブであれば、そのために必要なドライバを用意
し、CONFIG.SYS などに設定しておく必要があります。
VFATBAK でリストア作業を行う他に、パーティションの割り当て変更、ドライブ
のフォーマット、検査、システム転送、などの作業が必要となる事があるので、こ
れらの作業に必要な道具を揃えて下さい。FDISK、FORMAT コマンドは必須となるで
しょう。後は必要に応じて、SYS、SCANDISK、CHKDSK、ATTRIB、EDIT などを用意し
て下さい。
●復旧用起動フロッピー参考資料
ここでは、Windows 95/98/98SE/ME の「起動ディスク」をもとに、復旧用起動フ
ロッピーを作るための参考資料として、必要なファイルの一覧と、CONFIG.SYS、
AUTOEXEC.BATファイルの例を示します。
(1) 必要なファイルの一覧と格納場所
以下に、復旧用フロッピーに必要なファイルの一覧を示します。ほとんどのファ
イルは、Windows で作成できる起動ディスクに含まれますが、その他の場所にある
ものもあるので、格納場所も示しています。
CD-ROM や MO 関係のドライバ・ファイルについては、Windows に付属している
ものを中心に例として示しています。これらは基本的に、お使いのドライブ機器や、
接続インターフェース・カードなどによって異なるので、メーカーが提供するもの
を必要に応じて入手して下さい。
+------------+------------+-------------+-----------------------------+
| OS>|Win95 |Win98/98SE/ME| |
| +------+-----+-------+-----+ 備考 |
| 格納場所>|起動FD|HD |起動FD |HD | |
+------------+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
+必須ファイル+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
|IO.SYS |有 |C:\ |有 |<EBD>| |
|MSDOS.SYS |有 | --- |有 | --- |起動ディスクのものを使用 |
|COMMAND.COM |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|BILING.SYS |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|ANK16.FNT |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|ANK19.FNT |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|KANJI16.FNT |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|JFONT.SYS |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|JDISP.SYS |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|JKEYB.SYS |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|JKEYBRD.SYS |有 |<WIN>|有 |<EBD>| |
|HIMEM.SYS |有*1 |<WIN>|有 |<EBD>|Windows ME では不要 |
|FDISK.EXE |有 |<CMD>|有 |<EBD>| |
|FORMAT.COM |有 |<CMD>|EBD.CAB|<CMD>| |
|CONFIG.SYS | --- | --- | --- | --- |内容の例を後述 |
|AUTOEXEC.BAT| --- | --- | --- | --- |内容の例を後述 |
+------------+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
+VFATBAK 関係+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
|VFATBAK.EXE | --- | --- | --- | --- | |
|VFATBAK.INI | --- | --- | --- | --- | |
+------------+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
+補助コマンド+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
|ATTRIB.EXE |有 |<CMD>|無 |<CMD>| |
|CHKDSK.EXE |有 |<CMD>|無 |<CMD>| |
|EDIT.EXE |有 |<CMD>|無 |<CMD>| |
|SYS.COM |有 |<CMD>|無 |<CMD>| |
+------------+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
+CD-ROM 関係-+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
|MSCDEX.EXE |無 |<CMD>|EBD.CAB|<CMD>| |
|OAKCDROM.SYS|無 |無 |有 |<EBD>|ATAPI CD-ROM ドライバ(例) |
+------------+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
+SCSI MO 関係+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
|ASPI8DOS.SYS|無 |無 |有 |<EBD>|ASPI マネージャ(例) |
|ASPIDISK.SYS|無 |無 |無 |無 |ASPI ディスク・ドライバ(例)|
+------------+------+-----+-------+-----+-----------------------------+
凡例:
「起動FD」欄:起動ディスクに含まれるかどうかを示します。
「HD」欄 :ハードディスク上の格納場所を示します。
<WIN> :Windows フォルダ(例:C:\WINDOWS)。
<CMD> :COMMAND フォルダ(例:C:\WINDOWS\COMMAND)。
<EBD> :EBD フォルダ (例:C:\WINDOWS\COMMAND\EBD)。
EBD.CAB :起動ディスク2枚目に格納されている EBD.CAB ファイル。
*1 :初期の Windows 95 の起動ディスクには含まれていない場合が
:あります。
Windows 98/98SE の起動ディスクは2枚構成になっています。上表中、格納場所
が EBD.CAB と示されているファイルは、起動ディスク2枚目の EBD.CAB というフ
ァイルに含まれています。これらを直接取り出すには、起動ディスク1枚目に含ま
れる EXTRACT.EXE を使って、次のように操作して下さい。カレント・フォルダに
取り出す事ができます。
抽出例> EXTRACT A:\EBD.CAB FORMAT.COM
(2) CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BAT の例(バックアップ・ファイル:MO)
SCSI 接続された MO ドライブに、バックアップ・ファイルを置く運用での例を
示します。
SCSI ホスト・アダプタに Adaptec 社製 AHA-2940AU を使った場合の例です。
---- CONFIG.SYS の例 ----
DEVICE=HIMEM.SYS /TESTMEM:OFF (Windows ME ではこの行は不要です)
DEVICE=ASPI8DOS.SYS /D (ドライブ機器によって異なります)
DEVICE=ASPIDISK.SYS /D (ドライブ機器によって異なります)
FILES=10
BUFFERS=10
DOS=HIGH
STACKS=9,256
DEVICEHIGH=BILING.SYS
DEVICEHIGH=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH=JKEYB.SYS
---- CONFIG.SYS の例 終わり ----
AUTOEXEC.BAT は無くて構いません。
(3) CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BAT の例(バックアップ・ファイル:CD-R)
バックアップ・ファイルを CD-R に焼いたものを使って、復旧作業を行う運用で
の例を示します。
---- CONFIG.SYS の例 ----
DEVICE=HIMEM.SYS /TESTMEM:OFF (Windows ME ではこの行は不要です)
DEVICE=OAKCDROM.SYS /D:MSCD001 (ドライブ機器によって異なります)
FILES=10
BUFFERS=10
DOS=HIGH
STACKS=9,256
DEVICEHIGH=BILING.SYS
DEVICEHIGH=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH=JKEYB.SYS
---- CONFIG.SYS の例 終わり ----
---- AUTOEXEC.BAT の例 ----
@ECHO OFF
LH MSCDEX.EXE /D:MSCD001
---- AUTOEXEC.BAT の例 終わり ----
■ドライブの復旧
●起動ドライブについて
Windows システムがハードディスクから起動するには、次の条件が揃う必要があ
ります。
条件1:DOS や Windows 用のマスター・ブート・レコードがある事
条件2:起動ドライブのパーティションが起動可能領域になっている事
条件3:起動する OS 用のブート・セクタがある事
条件4:起動に必要なファイルが揃っている事
(1) 条件1:DOS や Windows 用のマスター・ブート・レコードがある事
マスター・ブート・レコードは、パソコンが起動する際に実行されるプログラム
で、ハードディスクの先頭部分に配置されます。
バックアップ内容を復旧するハードディスク・ユニットが、新品であったり、
Linux などの他の OS をセットアップしていたり、NEC PC-98xx シリーズで使用し
ていたものである場合に、Windows 用のマスター・ブート・レコードを設定する必
要があります。
逆に、複数の OS をセットアップし、その起動を制御するための「ブート・マネ
ージャ」と呼ばれる種類のユーティリティを使っている場合は、この作業によって
ユーティリティの動作を阻害する事になる場合があります。ユーティリティの取扱
説明書に従って作業して下さい。
(2) 条件2:起動ドライブのパーティションが起動可能領域になっている事
どのパーティションにあるドライブから起動するかを示す印が付いたパーティシ
ョンを、起動可能領域と呼んでいます。
パーティションを新たに割り当てたり、構成を変更した場合に確認しておく必要
があります。
(3) 条件3:起動する OS 用のブート・セクタがある事
ブート・セクタも、パソコンが起動する際に実行されるプログラムで、ドライブ
の先頭部分に配置されます。
OS 毎に異なり、復旧しようとする OS の種類やバージョンに合致した内容であ
る必要があります。
DOS や Windows 95/98/98SE/ME では、それぞれの OS 付属の FORMAT コマンド
で、ドライブをフォーマットした時に設定されます。
(4) 条件4:起動に必要なファイルが揃っている事
VFATBAK を使ってバックアップ内容をリストアする事で、必要なファイルが揃う
はずです。
●Windows 95/98/98SE/ME のドライブ復旧
Windows 95/98/98SE/ME のドライブ復旧の手順を列挙すると、次のようになりま
す。ハードディスク・ユニットの状態によって、これらの作業を一部省略したり、
さらに作業を追加したりする事になります。
手順1:マスター・ブート・レコードを設定する
手順2:パーティションを割り当てる
手順3:ドライブをフォーマットする
手順4:VFATBAK でファイルをリストアする
これらの作業は、予め準備した復旧用フロッピーで起動した環境で行います。
(1) 手順1:マスター・ブート・レコードを設定する
ハードディスク・ユニットを、これまで IBM PC/AT 互換機用 Windows で使って
いた場合は、この作業は不要です。
設定には、Windows 95/98/98SE/ME 付属の FDISK コマンドを、次のように実行
して下さい。
実行例> FDISK /MBR
(2) 手順2:パーティションを割り当てる
新たに購入、あるいは他の用途で使っていたハードディスク・ユニットを使う場
合、ドライブ容量の変更が必要な場合以外は、この作業は不要です。
作業は Windows 95/98/98SE/ME 付属の FDISK コマンドや、市販のユーティリテ
ィを使って行えます。
起動可能領域の設定も確認して下さい。Windows 95/98/98SE/ME では、最初の基
本領域を起動可能領域としておく必要があります。
FDISK コマンドのメニューでは次の項目になります。
日本語メニューの例:「2. アクティブな領域を設定」
英語メニューの例 :「2. Set active partition」
パーティションの割り当てや構成の変更を行なった後は、次の作業の前に再起動
を行う事が必要です。
(3) 手順3:ドライブをフォーマットする
Windows 95/98/98SE/ME 付属の FORMAT コマンドで、ドライブをフォーマットし
て下さい。原則として、復旧する OS と同じ OS、同じバージョンの起動フロッピ
ーを使って作業して下さい。
パーティションを割り当て直した場合、通常はこの作業が必要です。パーティシ
ョン操作を行う市販ユーティリティを使った場合は、フォーマット作業まで完了し
ている場合もあります。
ドライブ構成に変更が無かった場合は、単にドライブを空にすればよいので、
FORMAT コマンドを次のように実行(クイック・フォーマット)する事で、作業時
間を短縮できます。
実行例> FORMAT /Q <ドライブ名>
それ以外の場合は、次のように実行して下さい。
実行例> FORMAT <ドライブ名>
復旧しようとする OS とは異なる OS でフォーマットしたドライブを使うなどの
場合、復旧したい OS 付属の SYS コマンドを次のように実行し、強制的に設定す
る事が必要な事もあります。
実行例> SYS C:
この場合、ブート・セクタが設定される以外に、いくつかの起動用ファイルが転
送されます。
これらは VFATBAK によるバックアップ内容に含まれているはずで、バックアッ
プ時の内容でないと問題を起こす場合もあります。VFATBAKのリストアの際に、上
書きするかどうかを問合わせるプロンプトが表示されたら、上書きを選択するよう
にして下さい。
(4) 手順4:VFATBAK でファイルをリストアする
VFATBAK を R コマンド指定で実行し、予めバックアップしておいた内容をリス
トアして下さい。
リストア完了後、再起動すればドライブの復旧は完了です。
●Windows NT/2000 のドライブの復旧
Windows NT/2000 のドライブ復旧の手順を列挙すると、次のようになります。
Windows 95/98/98SE/ME と同じ手順に加えて、「手順5:ブート・セクタを復旧す
る。」が加わります。ハードディスク・ユニットの状態によって、これらの作業を
一部省略したり、さらに作業を追加したりする事になります。
手順1:マスター・ブート・レコードを設定する
手順2:パーティションを割り当てる
手順3:ドライブをフォーマットする
手順4:VFATBAK でファイルをリストアする
手順5:ブート・セクタを復旧する
VFATBAK を復旧したいドライブを認識できる DOS 環境で実行する必要がある事、
パーティション割り当てやドライブ・フォーマットの作業を DOS で行う必要があ
る事から、MS-DOS6.2/V や、Windows 95/98/98SE/ME のいずれかの「起動ディスク
」をもとに作成した、復旧用の起動フロッピーを準備しておいて下さい。
特に、FAT32 ドライブにリストアしたい場合は、 Windows 95 OSR-2/98/98SE/ME
のいずれかの起動ディスクを使う必要があります。
さらに、Windows NT/2000 用のブート・セクタを復旧するために、Windows NT/
2000 のセットアップ・ディスク(3~4枚組)か、CD-ROM が必要です。
(1) 手順1:マスター・ブート・レコードを設定する
「●Windows 95/98/98SE/ME のドライブ復旧」を参照して下さい。
(2) 手順2:パーティションを割り当てる
「●Windows 95/98/98SE/ME のドライブ復旧」を参照して下さい。
Windows NT/2000 は、C: 以外を起動ドライブにできるので、起動可能領域の設
定は、実際に起動ドライブとするドライブに対して行う必要があります。
(3) 手順3:ドライブをフォーマットする
VFATBAK で復旧できるドライブ種別は、FAT および FAT32 です。NTFS ドライブ
の復旧はできません。
ドライブのフォーマットは、MS-DOS6.2/V や、Windows 95/98/98SE/ME の起動フ
ロッピーの FORMAT コマンドで行う事になります。
これにより、ブート・セクタは DOS または Windows 95/98/98SE/ME 用のものに
設定され、起動ドライブの場合、このままでは Windows NT/2000 の起動はできま
せん。後述の「(5) 手順5:ブート・セクタを復旧する」で、Windows NT/2000 用
のブート・セクタを設定する必要があります。
FORMAT コマンドの実行の仕方については、「●Windows 95/98/98SE/ME のドラ
イブ復旧」を参照して下さい。
※ Windows NT/2000 のセットアップ・ディスクや CD-ROM から起動したセットア
ップ・プログラムから、ドライブのフォーマットなどの一部の作業は行えますが、
ドライブ復旧のために必要な条件を整えるには、却って複雑になるので、DOS ま
たはWindows 95/98/98SE/ME の起動フロッピーを使う方法を示しています。
(4) 手順4:VFATBAK でファイルをリストアする
「●Windows 95/98/98SE/ME のドライブ復旧」を参照して下さい。
(5) 手順5:ブート・セクタを復旧する
Windows NT/2000 のセットアップ・ディスクか CD-ROM をドライブに入れて、再
起動して下さい。指示に従って進むと、セットアップのオープニング画面となりま
す。
ここで、次のメッセージに従い、R キーを押して下さい。
+- Windows NT 4.0 の場合 ----------------------------------------------+
|・破損したインストール済みの Windows NT Version 4.0 の組み込みを |
| 修復するには、R キーを押してください。 |
+----------------------------------------------------------------------+
+- Windows 2000 の場合 ------------------------------------------------+
|・インストール済みの Windows 2000 を修復するには、R キーを押してく |
| ださい。 |
+----------------------------------------------------------------------+
Windows 2000 では、次に手動修復/高速修復の選択画面が表示されます。次のメ
ッセージに従い、M キーを押して下さい。
+- Windows 2000 の場合 ------------------------------------------------+
|・手動修復: 修復オプションの一覧から選ぶには、M キーを押してください。|
+----------------------------------------------------------------------+
次のような修復処理メニューが表示されたら、「ブート セクタの検査」だけに
X マークが付くようにして「続行」して下さい。
+- Windows NT 4.0 の場合 -------------------+
| [ ] レジストリ ファイルの検査 |
| [ ] スタートアップ環境の検査 |
| [ ] Windows NT システムファイルの確認 |
| [X] ブート セクタの検査 |
| 続行 (選択したタスクを実行) |
+-------------------------------------------+
+- Windows 2000 の場合 ---------------------+
| [ ] スタートアップ環境の検査 |
| [ ] Windows 2000 システムファイルの確認 |
| [X] ブート セクタの検査 |
| 続行 (選択したタスクを実行) |
+-------------------------------------------+
さらに進むと、システム修復ディスクの有無を選択する画面が表示されます。次
のメッセージに従い、Esc キー または L キーを押して下さい。
+- Windows NT 4.0 の場合 ----------------------------------------------+
|・システム修復ディスクがない場合は、Esc キーを押してください。 |
| Windows NT Version 4.0 がインストールされている場所を検出します。 |
+----------------------------------------------------------------------+
+- Windows 2000 の場合 ------------------------------------------------+
|・システム修復ディスクがない場合は、L キーを押してください。 |
| Windows 2000 がインストールされている場所を検索します。 |
+----------------------------------------------------------------------+
見つかった Windows を修復するかどうかを尋ねる画面が表示されます。次のメ
ッセージに従い、Enter キーを押して下さい。
+- Windows NT 4.0 の場合 ----------------------------------------------+
|・上記の Windows NT を修復するには、Enter キーを押してください。 |
+----------------------------------------------------------------------+
+- Windows 2000 の場合 ------------------------------------------------+
|・この Windows 2000 を修復するには、Enter キーを押してください。 |
+----------------------------------------------------------------------+
指示に従って進み、「修復が完了しました」のメッセージが表示されれば作業は
終わりです。再起動して下さい。
Windows 2000 では、Windows 2000 の起動完了後半に、次のようなメッセージが
表示される事があります。
|システム設定の変更
|---------------------------------------------------------------------------
| (?) 新しいデバイスのインストールが完了しました。新しい設定を有効にするには
| コンピュータを再起動する必要があります。
| 今すぐ再起動しますか?
| [ はい ] [ いいえ ]
ドライブ・フォーマットなどが、バックアップ内容に含まれるレジストリに記憶
していたものと異なるなど、何らかの理由で、新しい構成の自動認識が起るためで
す。[はい] を選択して再起動して下さい。以上でドライブの復旧は完了です。
以上