home *** CD-ROM | disk | FTP | other *** search
/ DOS/V Power Report 2001 January / VPR0101A.BIN / OLS / SMSEND / smsend.lzh / aboutSMSend.txt next >
Text File  |  2000-02-25  |  7KB  |  198 lines

  1. **********************
  2. *** SimpleMailSend ***
  3. **********************
  4.  
  5. 内容: コマンドラインから一発でメール送信(SMTP)
  6. 作者: Ichikawa Hiromitsu (京都大学工学部3年 ['00 2月現在])
  7. 利用条件: 原則的に個人的な利用では、フリーソフト
  8.     個人的な利用でない場合や、何らかの商業的意味が伴う場合は、
  9.     必ず許可が必要です。
  10.     業務目的、システム管理に用いる場合には、必ず事前に許可が必要です。
  11. 配布条件: 個人的な配布は御自由に。
  12.     何らかの商業的意味が含まれている場合や、
  13.     不特定多数に配布する場合は、必ず事前に許可が必要です。
  14. 連絡先: email: h-i@bigfoot.com
  15. 動作可能OS: Win95/98/NT
  16. version: 1.11
  17.  
  18. 配布ファイル:
  19. aboutSMSend.txt ... この説明書
  20. SimpleMailSend.exe ... メール送信プログラム
  21. base64enc.exe ... ファイルを base64 encode するプログラム
  22. sj2jis.exe ... ファイルを S-JIS から JIS へ変換するプログラム
  23. (付属のプログラムの利用条件も、SimpleMailSend.exe に準じます)
  24.  
  25. バージョン履歴:
  26. version 1.11: ('00 2月)
  27. Base64 encoding のプログラムを追加。
  28. S-JIS から JIS への変換プログラムの追加。
  29.  
  30. version 1.1: ('00 1月)
  31. 複数の人に同じメールを送れるようにする。
  32. これにより、コマンドラインの引数の順序の変更。
  33. (Toとファイル名が逆転、注意してください。)
  34.  
  35. version 1.0: ('99 8月)
  36. とりあえず完成版。
  37.  
  38.  
  39. 概要:
  40. コマンドラインからメールを送信するプログラム(SMTP Client)です。
  41. 送信に成功したかどうかの結果は、標準出力に一行で出力されます。
  42. 定時的に実行する場合や、大量のコマンドを別のプログラムから発行して、
  43. 送信する場合に、コマンドライン駆動型なので使いやすいと思います。
  44. SMTP に接続できる環境(メールが送れる環境)が必要です。
  45.  
  46. 詳細:
  47. 次のコマンドラインで実行してください。
  48. Usage: SimpleMailSend [server(:port)] [from] [file] [to1] ([to2]...)
  49. server: メールサーバー(SMTP Server)
  50. port: メールサーバーのポート(省略時は 25 )
  51. from: メール送信者のアドレス
  52. file: メールの本体の内容からなるファイル(Plain Text File)
  53.     ただし、fileを "-" にした場合、標準入力の内容を送信します。
  54. to: 送り先のアドレス
  55.     第 4 引数以降は、すべて送り先のアドレスと認識します。
  56.     同じメールを複数に送る場合には、複数指定できます。
  57.     もちろん、一つだけでも構いません。
  58.  
  59. 実行後の出力:
  60. 有効なメッセージは、標準出力に出されます。
  61. メッセージは、一つあたり一行で、次のようになっています。
  62. -- から始まる行は、エラーを示す
  63. ++ から始まる行は、終了(エラーなし)を示す。
  64.  
  65. メールの約束事: (fileの内容)
  66. メールの本体は、ヘッダ部とメッセージ部に分けることができます。
  67. ヘッダ部には、
  68. From: "HOGE" <hoge@hoge.com>
  69. To: "Ichikawa Hiromitsu" <h-i@bigfoot.com>
  70. Subject: Test Mail
  71. Date: Fri, 13 Aug 1999 01:43:23 +0900
  72. X-Mailer: SimpleMailSend
  73. MIME-Version: 1.0
  74. Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
  75. Content-Transfer-Encoding: 8bit
  76. などの情報が含まれます。大抵、From,To, Subject, MIME-Version
  77. Content-Type, Content-Transfer-Encoding あたりはあった方が無難です。
  78. 上の例は HOGEさんが 私に宛てたメールです。(もちろん架空です)
  79. To: は、メールのデータとしての To: です。実際に送られる相手先とは、
  80. 必ずしも一致しません。(例えば BCC は To: なしに複数に送る。)
  81.  
  82. メッセージ部は、通常伝えるメッセージです。
  83. ただし、半角かなは使ってはいけません。Content-Type の
  84. 内容 charset=ISO-2022-JP (JISコード) にあわせる必要があります。
  85. ピリオド(.)のみの行は、(...) に置き換えます。
  86. あまりにも長い行は、途中で切断します。
  87. 適切なところで改行を入れてください。
  88.  
  89. ヘッダ部とメッセージ部には必ず空行を入れてください。
  90.  
  91. すべて合わせると、次のような感じになります。
  92. ----message.txt-------
  93. From: "HOGE" <hoge@hoge.com>
  94. To: "Ichikawa Hiromitsu" <h-i@thunder.prohosting.com>
  95. Subject: Test Mail
  96. Date: Fri, 13 Aug 1999 01:43:23 +0900
  97. X-Mailer: SimpleMailSend
  98. MIME-Version: 1.0
  99. Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
  100. Content-Transfer-Encoding: 8bit
  101.  
  102. Hello!
  103. This is TEST MAIL!
  104. ----------------------
  105. 実際には日本語も使うと思いますが、ここで JISコードのものを
  106. 書いても読めないと思いましたので、アルファベットのみの例にしました。
  107. Windows 標準の Shift-JIS から JIS へ変換するためには、
  108. 「漢字コード変換ツール」が必要です。有名なところでは、
  109. nkf があります。nkf32 を入手して、
  110. C:\>nkf32 -j message.sjis.txt > message.txt
  111. のように変換します。
  112.  
  113. これを送るには、次のようにします。
  114. C:\>SimpleMailSend your.mail.server "hoge@hoge.com"  message.txt
  115. "h-i@bigfoot.com"
  116. です。
  117.  
  118. もちろん、パイプを使って、
  119. C:\>nkf32 -j message.sjis.txt | SimpleMailSend your.mail.server 
  120. "hoge@hoge.com" - "h-i@bigfoot.com"
  121. としても構いません。
  122. ただし、タイトル部分(Subject:) は、JISに変換するだけでなく、
  123. =?iso-2022-jp?B?(JISをBase64エンコードしたもの)?=
  124. の様に、JIS の変換後に Base64 の変換が必要です。
  125. アルファベットのみの場合には、気にする必要はありません。
  126.  
  127. 以上では、簡単な例を説明しましたが、メールの本体をすべて指定する
  128. (できる)という理由により、あらゆるメールを送ることができます。
  129. plain text のみならず、Base64 でエンコーディングして、添付ファイル
  130. をくっつけたり、multipart を用いて、multipartな(意味不明?)
  131. メールを送ることもできます。
  132.  
  133. メールに関する詳細な資料は、RFC を参考にするか、
  134. 普段お使いのメールソフトで、送られてきたメールの
  135. 「メールのソースを表示」のような機能でどのようになっているのかを
  136. 調べることができます。
  137. 基本的に「メールのソースを表示」の部分を jis に変換して送信すれば、
  138. 全く同じものが送られるはずです。
  139. 分からない場合には、メールソフトで自分宛てに送ってみて、
  140. メールソフトで受信したもののソースを使うのも一つの手でしょう。
  141. (特に、添付ファイルを使う場合など)
  142.  
  143. 付属プログラムの使い方:
  144. ・[base64.exe]
  145. バイナリファイルをBase64 エンコードして標準出力に出すソフト。
  146. コマンドは、コマンドライン上から、
  147. base64 [filename]
  148. と打ち込みます。
  149. 利用法は、標準出力のパイプを読み取るか、
  150. リダイレクトでファイルに保存するか、といったところです。
  151.  
  152. ・[sj2jis.exe]
  153. S-JIS コードの文書を JIS コードに変換するソフト。
  154. 改行コードは変換せず、半角カナは ? に置き換えます。
  155. コマンドは、コマンドライン上から、
  156. sj2jis [filname]
  157. と打ち込み、結果は標準出力に出されます。
  158.  
  159. この二つのファイルとも、[filename] に "-" を指定すると、
  160. 標準入力からデータを読み込みます。
  161.  
  162. 技術詳細:
  163.  
  164. S-> 200 Welcome
  165. C<- HELO [HOSTNAME]
  166. S-> 200 Nice to Meet You!
  167. C<- MAIL FROM: [MAIL_FROM]
  168. S-> 200 Sender OK
  169. C<- RCPT TO: [RCPT_TO(1)]
  170. S-> 200 Reciever OK
  171. 必要なら RCPT TO を繰り返す
  172. C<- DATA
  173. S-> 300 DATA
  174. C<- [メール本体]
  175. C<- [          ]
  176. C<- .
  177. S-> 200 OK
  178. C<- QUIT
  179. S-> 200 BYE
  180.  
  181. 以上。
  182.  
  183.  
  184. ご利用に関して:
  185. 個人的なご利用であれば、フリーソフトとして扱ってください。
  186. 業務目的でご利用の場合、システム管理にご利用の場合には、
  187. 基本的にライセンス(有償)を必要とします。
  188. ただし、このソフトを評価するために1ヶ月以内ならば、
  189. 試験的にご利用頂けます。
  190. ライセンスを取得した場合、次のことに同意頂きます。
  191. 1. ご利用、もしくはご利用できないことによる、損害、不具合、不都合等
  192. (直接、間接を問わず)に対して、作者は一切責任を負わないものとします。
  193. ご利用される方の判断と責任でお願いします。
  194. 本格運用/ライセンス取得の前に十分のテストを行なってください。
  195. 2. バグ等の修正義務はないものとします。
  196. また、機能追加等に関しても義務はないものとします。
  197. 3. お問い合わせ/質問に関して、こちらに回答の義務はないものとします。
  198.