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Text File  |  1998-11-24  |  6KB  |  120 lines

  1. ---------------------------------------------------------
  2. Microsoft ActiveX(R) Data Objects Extensions for DDL and Security
  3. README
  4. ---------------------------------------------------------
  5.  
  6. 1998 (C) Copyright Microsoft Corporation. All rights reserved.
  7.  
  8. このファイルには、ドキュメントに記載されなかった最新の情報および補足的な情報が記述されています。
  9.  
  10. ----
  11. 目次
  12. ----
  13.  
  14. 1. 製品情報
  15.  
  16. 2. 新機能
  17.  
  18. 3. 技術的な情報
  19.  
  20. 4. バグ、制限事項、変更、および最新のドキュメント情報
  21.  
  22. -----------
  23. 1. 製品情報
  24. -----------
  25.  
  26. Microsoft(R) ActiveX(R) Data Objects Extensions for Data Definition Language and Security (ADOX) は、ADO のオブジェクトおよびプログラミング モデルの拡張機能です。ADOX は、セキュリティに加え、スキーマの作成および修正のためのオブジェクトを含みます。オブジェクト ベースでスキーマ操作にアプローチするため、ネイティブな構文の相違にかかわらず、さまざまなデータ ソースに対して処理を行うコードを記述できます。
  27.  
  28. ---------
  29. 2. 新機能
  30. ---------
  31.  
  32. ADOX は、コア ADO オブジェクトに付随するライブラリです。これは、テーブルやプロシージャなどのスキーマ オブジェクトの作成、修正、および削除のための追加オブジェクトを公開します。これはまた、ユーザーおよびグループを維持し、オブジェクトに対するアクセス権を与え、そして取り消すためのセキュリティ オブジェクトも含みます。
  33.  
  34. ---------------
  35. 3. 技術的な情報
  36. ---------------
  37.  
  38. 3.1 必須あるいは省略可能な、Table、Index、Column オブジェクトのプロパティ
  39.  
  40. 使用するデータ プロバイダが、Table、Index、Column オブジェクトのすべてのプロパティをサポートするわけではありません。プロバイダがサポートしていないプロパティに値を設定すると、エラーが発生します。新たな Table、Index、Column オブジェクトでは、オブジェクトがコレクションに追加されたときにエラーが発生します。既存のオブジェクトでは、プロパティが設定されたときにエラーが発生します。
  41.  
  42. Table、Index、Column オブジェクトを作成するとき、使用するプロバイダによってサポートされるプロパティに、省略可能なプロパティの適切なデフォルト値があるかことは保証されません。使用するプロバイダがサポートするプロパティの詳細については、プロバイダのドキュメントを参照してください。
  43.  
  44. 3.2 Microsoft OLE DB Provider での ADOX の使用
  45.  
  46. ADOX の機能がサポートされていないことが明らかなのは、使用する OLE DB プロバイダに依存します。ADOX は、Microsoft Jet データベース エンジンの Microsoft OLE DB Provider を完全にサポートします。Microsoft SQL Server OLE DB Provider、Microsoft OLE DB Provider for ODBC、Microsoft OLE DB Provider for Oracle については後述します。ADOX は、他のすべての Microsoft OLE DB provider にサポートされるわけではありません。
  47.  
  48. Microsoft SQL Server OLE DB Provider
  49.  
  50. 次に示すもの以外の、すべての ADOX のオブジェクト、コレクション、プロパティ、メソッドがサポートされます。
  51.  
  52. Catalog: Create メソッド。
  53. Tables: 既存のテーブルのプロパティは、読み込み専用です (新しいテーブルのプロパティは読み書き可能です)。
  54. Views: サポートされません。
  55. Procedures: Append メソッド、Delete メソッド、Command プロパティ。
  56. INdex: Append メソッド、Delete メソッド
  57. Keys: Append メソッド、Delete メソッド。
  58. Users: サポートされません。
  59. Groups: サポートされません。
  60.  
  61. Microsoft OLE DB Provider for ODBC
  62.  
  63. 次に示すもの以外の、すべての ADOX のオブジェクト、コレクション、プロパティ、メソッドがサポートされます。
  64.  
  65. Catalog: Create メソッド。
  66. Tables: Append メソッド、Delete メソッド。
  67. Columns: Append メソッド、Delete メソッド
  68. Views: サポートされません。
  69. Procedures: Append メソッド、Delete メソッド、Command プロパティ。
  70. Indexes: Append メソッド、Delete メソッド。
  71. Keys: サポートされません。
  72. Users: サポートされません。
  73. Groups: サポートされません。
  74.  
  75. Microsoft OLE DB Provider for Oracle
  76.  
  77. 次に示すもの以外の、すべての ADOX のオブジェクト、コレクション、プロパティ、メソッドがサポートされます。
  78.  
  79. Catalog: Create メソッド。
  80. Tables: Append メソッド、Delete メソッド。
  81. Columns: Append メソッド、Delete メソッド
  82. Views: Append メソッド、Delete メソッド、Command プロパティ。
  83. Procedures: Append メソッド、Delete メソッド、Command プロパティ。
  84. Indexes: Append メソッド、Delete メソッド。
  85. Keys: サポートされません。
  86. Users: サポートされません。
  87. Groups: サポートされません。
  88.  
  89. -----------------------------------------------------
  90. 4. バグ、制限事項、変更、および最新のドキュメント情報
  91. -----------------------------------------------------
  92.  
  93. 次に、現在知られている ADOX の制限事項を示します。
  94.  
  95. 4.1 DateCreated/DateModified プロパティには Refresh メソッドが必要
  96.  
  97. DateCreated および DateModified プロパティは、新規に追加されたオブジェクトに対しては Null 値を返します。新規のビューあるいはプロシージャに追加した後、DateCreated および DateModified プロパティの値を取得するには、Views または Procedures コレクションの Refresh メソッドを呼び出さなければなりません。
  98.  
  99. 4.2 Index オブジェクトの ParentCatalog プロパティは存在しない
  100.  
  101. ADOX ヘルプには、Index オブジェクトのプロパティとして ParentCatalog プロパティがリストされていますが、これは正しくありません。ParentCatalog プロパティは、実際には Column および Table オブジェクトのプロパティです。
  102.  
  103. 4.3 adAccessRevoke 定数は SetPermissions メソッドの Rights パラメータを上書きする
  104.  
  105. Group または User コレクションの SetPermissions メソッドを呼び出したとき、Actions パラメータに adAccessRevoke 定数を設定すると、Rights パラメータのすべての設定が上書きされます。Rights パラメータに指定した効果が正しく得られるようにするには、Actions パラメータに adAccessRevoke 定数を設定しないでください。
  106.  
  107. 4.4 Append メソッド (Keys コレクション) の RelatedColumn パラメータ
  108.  
  109. Keys コレクションの Append メソッドの説明にある「Append メソッド (Keys)」には、4 つ目のパラメータ (RelatedColumn) が必要です。書式は次のようになっています :
  110.  
  111. Keys.Append Key [, KeyType] [, Column] [, RelatedTable] [, RelatedColumn]
  112.  
  113. RelatedColumn パラメータは、外部キーに関連付けられた列の名前を示す文字列値です (このパラメータは省略可能です)。RelatedTable パラメータは、Column オブジェクトの Name プロパティの値と対応することができます。
  114.  
  115. 4.5 IndexNulls プロパティの adIndexNullsAllow
  116.  
  117. Index オブジェクトの説明にある「IndexNulls プロパティ」の定数を示す表には、もう 1 つの列挙型 (Enum) 定数があります :
  118.  
  119. adIndexNullsAllow     インデックスは、キー列が Null 値のエントリを許可します。キー列のエントリが Null 値の場合、エントリがインデックスに追加されます。
  120.