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/ DOS/V Power Report 1999 March / VPR9903A.BIN / APUPDATE / IBM_APP / Km1052d / KM1052D.TXT < prev    next >
Text File  |  1998-11-20  |  59KB  |  1,079 lines

  1.  
  2. メールの王様 バージョン 1.0 修正プログラム
  3.  
  4.  
  5. この文書はメールの王様1.0の初期バージョンから、現在のバージョンに至るまで
  6. の主な変更点、および、使用する上での注意事項について記述しています。
  7.  
  8. 内容:
  9.   1.ご使用上の注意点
  10.   2.修正の適用方法
  11.   3.バージョン番号の確認方法
  12.   4.ViaVoice を使って音声で使用する場合の注意事項
  13.   5.ViaVoice 98 を使って音声で使用する場合の注意事項
  14.   6.「声で Aptiva!」を使って音声で使用する場合の注意事項
  15.   7.メールの王様 1.0 から 1.0.1 への主な変更点
  16.   8.メールの王様 1.0.1 から 1.0.3 への主な変更点
  17.     (バージョン1.0.2は体験版のみしかありません。)
  18.   9.メールの王様 1.0.3 から 1.0.3.2 への主な変更点
  19.  10.メールの王様 1.0.3.2 から 1.0.4 への主な変更点
  20.  11.メールの王様 1.0.4 から 1.0.4.2 への主な変更点
  21.  12.メールの王様 1.0.4.2 から 1.0.5 への主な変更点
  22.  13.メールの王様 1.0.5 から 1.0.5.2 への主な変更点
  23.  
  24.  
  25. ====================
  26. 1.ご使用上の注意点
  27. ====================
  28.  
  29. この修正プログラムは、コンピュータに正しくインストールされている「メールの
  30. 王様 バージョン 1.0」(および、バージョン1.0に過去の修正プログラムが
  31. 適用されているもの)に対してのみ適用可能です。体験版等に適用することはでき
  32. ません。
  33. また、既にこの修正プログラムが適用されている場合、インストールの途中で
  34. 「ご使用中のバージョンはすでに修正されています。」というメッセージが表示さ
  35. れ、インストールは中止されます。
  36.  
  37.  
  38. ==================
  39. 2.修正の適用方法
  40. ==================
  41.  
  42. 修正プログラムのファイル名は、km1052d.exe です。
  43. メールの王様バージョン 1.0 がインストールされているシステムで実行すると、
  44. 修正を適用します。修正後のバージョンは、1.0.5.2なります。
  45.  
  46. 1) メールの王様が起動中の場合には、まず、終了させてください。
  47. 2) エクスプローラーで修正プログラムの入っているフォルダを開き、
  48.    km1052d.exe をダブルクリックして実行します。
  49. 3)「ようこそ」のウィンドウがでたら[ 次へ ]ボタンを押します。
  50. 4) 修正の確認のウィンドウが表示されるので、[ 次へ ]ボタンを押すと修正が
  51.    始まります。
  52. 5)「セットアップはメールの王様の修正を終了しました。」と表示されれば、
  53.    修正完了です。
  54.  
  55. 修正後は、メールの王様のバージョン番号を確認してください。
  56.  
  57.  
  58. ============================
  59. 3.バージョン番号の確認方法
  60. ============================
  61.  
  62. 1) メールの王様を起動します。
  63. 2) メニューバーから、[ヘルプ]->[バージョン情報] を選択します。
  64. 3) メールの王様のバージョンが表示されます。
  65.  
  66. 修正後のバージョン番号は「1.0.5.2」です。
  67.  
  68.  
  69. =================================================
  70. 4.ViaVoice を使って音声で使用する場合の注意事項
  71. =================================================
  72.  
  73. ●  音声辞書
  74.   「メールの王様」で使用する語句の中には、その発音が ViaVoice の音声辞書に
  75.   入っていないものがあります(例:BCC)。これらの語句に関しては、「メー
  76.   ルの王様」で別途音声辞書を提供しています。
  77.   すでに ViaVoice が導入済みのPCに後から「メールの王様」を導入する場合に
  78.   は、「メールの王様」の導入プログラムが自動的に上記音声辞書を ViaVoice の
  79.   音声辞書ディレクトリにコピーします。
  80.   逆に、「メールの王様」が導入してあるPCに後から ViaVoice を導入する場合
  81.   には、ViaVoice の導入後に、手動で、上記音声辞書を ViaVoice の音声辞書ディ
  82.   レクトリにコピーする必要があります。「メールの王様」のフォルダにこの音声
  83.   辞書をコピーするツールがありますので、以下の手順で行ってください。
  84.   1)[スタート]ボタンから、[プログラム]->[メールの王様1.0]->
  85.     [ViaVoice 辞書の設定]を選択します。
  86.   2)「ViaVoice の辞書に追加」を選択すると、辞書のコピーが行われます。
  87.   3)最後に、確認のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンを押すと、
  88.     操作完了です。
  89.   「メールの王様」の音声辞書ファイルは、"kmail.ppl" という名前です。また、
  90.   上記のツールで一度 ViaVoice の音声辞書ディレクトリにコピーした辞書を削除
  91.   することもできます。
  92.   音声辞書ファイルが ViaVoice の音声辞書ディレクトリにコピーされていないと、
  93.   「メールの王様」の起動時に、
  94.     「グラマーベースのボキャブラリを定義することができません。」
  95.   というメッセージが表示され、その状態で使用した場合には、ディクテーション
  96.   やいくつかの音声コマンドを使用することができません。上記のツールで、音声
  97.   辞書ファイルのコピーを行ってください。また、コピーを行った後は、ViaVoice
  98.   を含め、音声入力を使用しているすべてのアプリケーションをいったん終了して
  99.   ください。ViaVoice の音声認識エンジンを一度終了させないと、コピーした音
  100.   声辞書は反映されません。
  101.  
  102. ●  音声で操作するモード/音声で操作しないモード
  103.   ViaVoice が導入されていて、音声辞書が正しくコピーされている場合には、
  104.   「メールの王様」は「音声で操作するモード」になります。「音声で操作するモー
  105.   ド」になっていないと、ディクテーションやいくつかのボイスコマンドを使用する
  106.   ことができません。「音声で操作するモード」になっているかどうかは、[表示]
  107.   メニューの[ボイスコマンド]項目が選択可能かどうかで調べることができます。
  108.   [ボイスコマンド]項目が選択不可の状態(グレーの状態)の場合には、「音声で
  109.   操作するモード」にはなっていません。つまり、「音声で操作しないモード」に
  110.   なっています。
  111.   また、メニューより[設定]->[カスタマイズ]->[全般]を選択し、「音声
  112.   による操作を行えるようにする」の項目のチェックをはずすと ViaVoice が導入
  113.   されていても、「音声で操作しないモード」にすることもできます。音声で操作し
  114.   ない場合には、このチェックをはずしておくと、起動が速くなり、また、メモリー
  115.   の使用量の節約にもなります。
  116.  
  117.   「音声で使用するモード」では、ViaVoice が必要とするシステム要件を満たして
  118.   いないと、快適なパフォーマンスが得られないことがあります。
  119.   「音声で使用しないモード」では、ViaVoice の必要とするシステム要件を満たし
  120.   ている必要はありません。
  121.  
  122. ●  ディクテーション
  123.   ディクテーションとは、音声でテキストを入力することです。「メールの王様」
  124.   では、メールの本文と件名の入力でディクテーションをサポートしています。
  125.   ディクテーションは、「音声入力開始」で始まり、「音声入力終了」で終わりま
  126.   す。また、マウスなどを使ってフォーカスを他のウィンドウに移動した場合にも
  127.   終了します。
  128.   ディクテーションを行うにあたって以下の制限事項があります。
  129.  
  130.   ◆ ディクテーションで入力したテキストは、ディクテーションを終了した後、
  131.     「テキストの修正」で、修正する(語句の他の候補を表示し切り替える)こ
  132.     とができますが、この修正に関する情報は、ディクテーションを行ったウィ
  133.     ンドウが破棄されると失われます。よって、一度、草稿として保存し、メー
  134.     ル作成ウィンドウを終了した後、「草稿の再編集」で新たに編集を再開した
  135.     場合には、「テキストの修正」を行うことができません。
  136.   ◆ ディクテーションマクロエディタで作成したテンプレートはサポートしてい
  137.     ません。よって、ディクテーションマクロは展開されません。
  138.   ◆ 「音声で操作するモード」では、件名入力フィールドと本文入力エリアは、
  139.     常に「挿入モード」になります。また、編集メニューの「元に戻す」も使用
  140.     することができません。
  141.   ◆ ディクテーション中は、キーボードから、かな漢字変換で入力することはで
  142.     きません。入力する場合には、ディクテーションを終了してから行ってくだ
  143.     さい。また、逆に、かな漢字変換の未確定文字列がある状態では、
  144.     「音声入力開始」コマンドによって、ディクテーションを開始することはで
  145.     きません。
  146.  
  147. ●  呼び出し名
  148.   アドレス帳のエントリーの項目として「呼び出し名」が追加されました。「呼び
  149.   出し名」とは、宛先やcc入力フィールドで、音声でアドレスを入力する場合に
  150.   使用する名前です。「呼び出し名」の使用方法/設定方法に関しては、「声で使
  151.   うためのガイド」を参照してください。「呼び出し名」の設定に関しては、以下
  152.   の注意事項があります。
  153.  
  154.   ◆ 同じ読みで違う文字のものは使用できません。
  155.       例えば、岡部(おかべ)と岡辺(おかべ)など。
  156.     これらを登録した場合には、宛先フィールドで「おかべさん」と言っても、
  157.     どちらか片方しか認識されません。
  158.   ◆ 「呼び出し名」に設定した名前の発音が ViaVoice の音声辞書に無い場合に
  159.     は、「~に対する音声が登録されていません。」というメッセージが表示さ
  160.     れます。この場合には、ボイスセンターの[トレーニング]で、「呼び出し
  161.     名」に指定した単語を登録してください。
  162.     また、「呼び出し名」の候補の一覧は、「メール作成」ウィンドウのメニュー
  163.     から、[表示]->[呼び出し名]で表示させることができます。
  164.  
  165. ●  ViaVoice 使用中には、メール受信時などに音を鳴らすことはできません。
  166.  
  167. ●  ViaVoice のボイスセンターを起動したまま、「メールの王様」のメニューから
  168.   [設定]->[カスタマイズ]->[エディット]で、フォントのサイズの変
  169.   更は行わないでください。フォントのサイズを変更する場合には、ボイスセン
  170.   ターを終了させた状態で行ってください。
  171.  
  172.  
  173. ====================================================
  174. 5.ViaVoice 98 を使って音声で使用する場合の注意事項
  175. ====================================================
  176.  
  177.  
  178. ●  ViaVoice 98 では、ディクテーション中にもメニューなどの操作(ナビゲーショ
  179.   ン機能)を行なうことが可能になり、ディクテーションモードとナビゲーション
  180.   モードの区別を無くしていますが(モードレス方式)、「メールの王様」では、
  181.   そのようなモードレス方式は採用していません。「メールの王様」でのディクテー
  182.   ションは、従来通り、「音声入力開始」で開始し、「音声入力終了」で終了しま
  183.   す。また、ディクテーション中は、メニューの操作などのナビゲーション機能は
  184.   使用できません。
  185.  
  186.  
  187. ========================================================
  188. 6.「声で Aptiva!」を使って音声で使用する場合の注意事項
  189. ========================================================
  190.  
  191.  
  192. ●  「声で Aptiva!」プログラムは、「メールの王様」のように音声認識機能が組み
  193.   込まれたアプリケーションに対応していません。よって、「声で Aptiva!」プロ
  194.   グラムとともに使用する場合には、[設定]->[カスタマイズ]->[全般]
  195.   の「音声による操作を行なえるようにする」というチェックをはずし、
  196.   「メールの王様」の音声認識機能を使わない状態にして、使用してください。
  197.   また、この場合、「メールの王様」の音声認識機能である、音声によるアドレス
  198.   の呼び出しや、ディクテーションなどの機能は使用できなくなります。
  199.  
  200.  
  201. ======================================================
  202. 7.メールの王様 1.0 から 1.0.1 への主な変更点
  203. ======================================================
  204.  
  205.  
  206. ●  「メール表示」ウィンドウの「送信者別」ツリービューの「未登録アドレス」を
  207.     アドレス帳に登録できるようになりました。アドレスの上でマウスを右クリック
  208.     して表示されたメニューから「アドレス情報登録」を選択します。
  209.  
  210. ●  「メール表示」ウィンドウの「フォルダ別」ツリービューで、閉じた状態のフォ
  211.     ルダのサブフォルダに未読のメールがある場合、親フォルダに未読マークが表示
  212.     されないため、未読のメールがあるかどうか分からないという問題がありました。
  213.     未読メールを含むフォルダの全ての親フォルダに未読のマークを表示するように
  214.     変更しました。この場合、親フォルダーには未読のメールがなくても、未読マー
  215.     クが表示されます。
  216.  
  217. ●  「受信フォルダ」や「未送信フォルダ」など、始めから存在するフォルダに
  218.     フォーカスがあると、新規フォルダを作成できませんでした。フォルダ以外の部
  219.     分をクリックしてフォルダからフォーカスをはずすと新規フォルダを作成できる
  220.     ようになりますが、分かり難く、手間もかかるので、これらのフォルダにフォー
  221.     カスがある場合には、フォルダ階層の最上位に新規フォルダを作成するように変
  222.     更しました。
  223.  
  224. ●  「メール表示」ウィンドウで、メールの一覧表示とメール表示の間にあるスプリッ
  225.     ター上に、現在のメールの一覧の中にある未読メールの数を表示するように変更
  226.     しました。
  227.  
  228. ●  「メール表示」ウィンドウのメールの一覧表示で各メールのサイズ(バイト数)
  229.     を表示するように変更しました。ただし、草稿メールに関しては、「未定」と表
  230.     示されます。また、未送信フォルダ内のメールに関してはサイズを表示しますが、
  231.     それらのメールが送信される時には、新たにいくつかのメールヘッダーが付加さ
  232.     れるので、実際に送信されるメールは表示された値より若干大きくなります。
  233.  
  234. ●  メールの一覧表示のコンテキストメニューに「読んだことにする」および
  235.     「未読に戻す」が加わりました。それぞれ、選択されているメールを既読、未読
  236.     状態に変更します。
  237.     また、未読メールを表示してから、既読状態になるまでの時間の最低値は2秒で
  238.     したが、0秒から指定できるようになりました。ただし、0秒を指定しても実際
  239.     には、0.3秒程度たってから既読状態になります。
  240.  
  241. ●  「メール表示」ウィンドウでメールを消去するとメールの一覧表示がスクロール
  242.     してしまうことがあるという問題を修正しました。
  243.  
  244. ●  表示されたメール中にある添付物はアイコンのみの表示でしたが、添付物に関す
  245.     る説明やファイル名がある場合にはそれらも表示するようにし、添付物が何であ
  246.     るか分かりやすくしました。
  247.  
  248. ●  メール本文中のURLをクリックしてブラウザを起動するためにはインターネッ
  249.     トエクスプローラーに付属してくる "URL.DLL" という DLL が必要でしたが、
  250.     Netscape Navigator 3 が導入されている場合に限り、"URL.DLL" が無くても、
  251.     Navigator を起動するように変更しました。
  252.  
  253. ●  インターネットショートカットの作成時にエラーが表示されてショートカットを
  254.     作成できないという問題を修正しました。
  255.  
  256. ●  表示されたメール中のアドレスで "abc.def@power.ibm.com" のように、"@" の
  257.     左側に "." (ピリオド)がある場合、アドレスが正しく認識されないという問題
  258.     を修正しました。
  259.  
  260. ●  「メール表示」ウィンドウで、表示されているメールを削除した際、メールは削
  261.     除されたにもかかわらず表示されたままになるという問題を、表示をクリアする
  262.     ように変更しました。
  263.  
  264. ●  スクロールバーをクリックしてスクロールさせる時のスクロール量がおかしいと
  265.     いう問題を修正しました。
  266.  
  267. ●  IBMスクロールポイントマウスでスクロールができないという問題を修正しま
  268.     した。
  269.  
  270. ●  「メール表示」ウィンドウのウィンドウの位置が保存されるようになりました。
  271.     「メール表示」ウィンドウは、[ファイル]->[新規メール表示ウィンドウ] を
  272.     を選択して複数たちあげることができますが、2つ目以降の「メール表示ウィン
  273.     ドウ」に関しては、1つ目と全く同じ位置に重なるのをさけるため、保存されて
  274.     いる位置とは違う位置に表示されます。また、複数たちあげた場合には、最後に
  275.     閉じた「メール表示」ウィンドウの位置が保存されます。
  276.  
  277. ●  ツールバーおよびステータスバーの表示/非表示状態が保存されるようになりま
  278.     した。
  279.  
  280. ●  かな漢字変換中に、メール表示ウィンドウが手前に出てくる、また、漢字入力が
  281.     全く入力できなくなることがあるという問題、および、IMEのツールバーが消
  282.     えるという問題を修正しました。
  283.  
  284. ●  「メールの送信」メニューを「ファイル」メニューに追加しました。これにより、
  285.     受信をおこなわずに「未送信フォルダ」のメールを送信することができるように
  286.     なりました。
  287.  
  288. ●  ダイヤルアップ接続の場合、メールの送受信後、電話回線を切断しないようにす
  289.   ることが指定できるようになりました。メインメニューより[設定]->
  290.   [メールサーバーの設定]->[詳細設定]を選択し、「送受信終了後電話回線
  291.   を切断しない」をチェックしてください。この指定は、メールサーバーごとの指
  292.   定で、ツールバーボタンやメニューから、手動で送信/受信を行った場合にのみ
  293.   有効です。
  294.  
  295. ●  「未送信フォルダ」にメールがある状態で、プログラムを終了しようとした場合
  296.     には、メールを送信するかどうかメッセージを表示するようになりました。
  297.     [設定]->[カスタマイズ] を選択し、「アプリケーション終了時に未送信フォル
  298.   ダをチェックする」という項目をチェックしてください。
  299.  
  300. ●  タイトルバーに現在のサーバーレコード名を表示するように変更しました。サー
  301.     バーレコード名とは「メールサーバーの設定」ダイアログで指定するメールサー
  302.     バーを識別する名前です。
  303.  
  304. ●  大きなメールの送受信中に送受信が行われているにもかかわらず、タイムアウト
  305.     してしまうという問題を修正しました。
  306.  
  307. ●  送信メールの Content-Desposition ヘッダーのフィールドの区切り記号、
  308.     ";" (セミコロン)が抜けていたため、送信したメール内の添付物のファイル名が
  309.     受信された際に正しく認識されないという問題を修正しました。
  310.  
  311. ●  送信メールに付ける Message-ID のドメイン名の生成に関する新たなオプション
  312.     として、メールサーバーごとに固定のドメイン名を指定できるようになりました。
  313.     Message-ID とは、メールをユニークに識別するために付けられるIDで、メール
  314.     のヘッダーに付加されます。Message-ID は次のようなフォーマットです。
  315.         Message-ID: <886050321.148@power.ibm.com>
  316.     この、"@" から最後の ">" までの間がドメイン名が入る部分です(この例では、
  317.     "power.ibm.com" がドメイン名)。
  318.  
  319.     Message-ID は通常自動的に生成され送信メールに付加されますが、環境によって
  320.     は正しい Message-ID が設定されない場合があります。このような場合のオプ
  321.     ションとして、
  322.     ◆  Message-ID を生成しない
  323.         この場合はメールサーバー側で Message-ID が生成されます。
  324.     ◆  Message-ID に使うドメイン名を指定する
  325.         こちらが今回加わったオプションです。
  326.     があります。どちらも「メールサーバーの設定ダイアログ」の詳細設定の中で
  327.     指定します。
  328.  
  329.     正しい Message-ID が生成されているかどうかを確認するには、自分宛にテスト
  330.     メールを送り、それを受信してみて、メニューバーから
  331.     [メール]->[生データ表示] を選択し、メールヘッダーの中の、
  332.     "Message-ID: ..." という文字列を探します。ドメイン名の部分が、"." を含ま
  333.     ない名前(例えば、"default" や "aptiva" など使用している PC に付けた名前)
  334.     になっている場合や、"sorry.but.unknown" という文字列になっている場合(こ
  335.     の文字列は、メールの王様がドメイン名を生成できない場合に使っています)に
  336.     は、上記のオプションのどちらかを設定してください。
  337.  
  338. ●  「選択受信」ウィンドウで、今までステータスバーに表示されていたメールサー
  339.     バー名はタイトルバーに表示するようなりました。また、ステータスバーには、
  340.     「選択受信」ウィンドウとメールサーバーとの間の通信状況を表示するようにし
  341.     ました。
  342.  
  343. ●  選択受信ウィンドウのカラム幅が保存されるようになりました。
  344.  
  345. ●  インポート対象のアドレス帳の種類として、「電信8号」および UNIX で使われ
  346.     る MH の形式が新たに加わりました。これにより、以下のメーラーからアドレス
  347.     帳をインポートすることができます。
  348.     ◆  Eudora Mail Pro 2.3-J/3-J
  349.     ◆  Netscape Navigator 3
  350.     ◆  CSV 形式
  351.     ◆  電信8号
  352.     ◆  MH (SJIS および EUC)
  353.     また、Eudora のアドレス帳で、インポートできない場合があるという問題を修正
  354.     しました。
  355.  
  356. ●  Netscape Navigator 3.0 を導入した環境だと、お絵描きウィンドウで作成した
  357.     JPEG イメージの拡張子が ".jpg" ではなく、".jpe" となり、一部のプログラム
  358.     では JPEG ファイルとして認識されないという問題に関して、拡張子は常に
  359.     ".jpg"  になるように変更しました。
  360.  
  361. ●  「お絵描き」ウィンドウで作成した絵を「メール作成」ウィンドウで表示した時
  362.     にでる説明(Content-Description ヘッダー)のデフォルトが
  363.     「ビットマップイメージ」となり、BMP 形式のイメージと間違いやすいという点
  364.     に関して、「ビットマップイメージ」の代わりに「お絵描きパート」と表示する
  365.     ようにしました。なお、作成しているメールのこの部分は書き換えることができ
  366.     ます。適切な説明を付けると、メールの受信者にとって分かりやすくなります。
  367.  
  368. ●  RLE 圧縮された BMP フォーマットのイメージファイルが、
  369.     「メール作成」ウィンドウのイメージブラウザーや「お絵描き」ウィンドウで表
  370.     示されない、または、真っ黒なイメージが表示されることがあるという問題を修
  371.     正しました。
  372.  
  373. ●  ユーザー名や署名など、一部のダイアログでは、半角カタカナがそのまま入力で
  374.     きるという問題がありましたが、全角に変換するように修正しました。
  375.  
  376. ●  「ユーザー管理ツール」でユーザーを削除する際、プログラムが異常終了するこ
  377.     とがあるという問題を修正しました。
  378.  
  379.  
  380. ==========================================================
  381. 8.メールの王様 1.0.1 から 1.0.3 への主な変更点
  382. ==========================================================
  383.  
  384. ●  ViaVoiceに対応しました。これによって、「メールの王様」の種々の
  385.   機能を声で使用することができるほか、メールの本文を直接声で入力したり、
  386.   宛先を簡単に声で指定したりすることができるようになりました。使用方法の
  387.   詳細に関しては、「声で使うためのガイド」をご覧ください。「声で使うため
  388.   のガイド」は、「メールの王様」導入時にマニュアルの導入を指定すると、導
  389.   入されます。また、本リリースノートの『1.ViaVoice を使って音声で使用
  390.   する場合の注意事項』も参照してください。
  391.  
  392. ●  メニュー項目やダイアログウィンドウの項目の名前に変更があります。また、一
  393.   部のダイアログの項目に関しては、他のダイアログに移動したものがあります。
  394.   これらの変更に関しては、ユーザーズ・ガイドの記述とは異なりますので注意
  395.   してください。以下に、主な変更を列挙します。
  396.  
  397.   ◆ メインメニューの[設定/管理]メニューを[設定]メニューに変更しま
  398.     した。
  399.   ◆ [カスタマイズ]ダイアログの[表示/整理]タブは、[表示]タブに変
  400.     更しました。
  401.   ◆ [カスタマイズ]ダイアログには、新たに[全般]タブを追加しました。
  402.   ◆ [カスタマイズ]ダイアログの[表示/整理]タブにあった、「アプリ
  403.     ケーション終了時に未送信フォルダをチェックする」という項目は、
  404.     [全般]タブに移動しました。
  405.   ◆ アドレス帳ウィンドウで使用していた「エイリアス」という言葉は、「アド
  406.     レス帳エントリー」または、「ニックネーム」という言葉に変更しました。
  407.   ◆ アドレス帳ウィンドウで使用していた「プライマリーアドレス」および、
  408.     「セカンダリーアドレス」という言葉は、それぞれ、「主アドレス」および、
  409.     「副アドレス」という言葉に変更しました。
  410.  
  411. ●  大きなメールを表示する時のパフォーマンスを改善しました。また、ある大きさ
  412.   以上のメールを表示すると、内側にもう1つのスクロールバーが表示され、操作
  413.   性が悪くなることがありますが、その限界値を大きくし、2つ目のスクロールバー
  414.   が表示される場合が少なくなるようにしました。
  415.  
  416. ●  「メールの巡回チェック機能」を追加しました。
  417.   複数のメールサーバーに対して、一度の操作で各サーバーに到着しているメール
  418.   を受信することができるようになりました。
  419.   メインメニューより[ファイル]->[メールの巡回チェック]を選択すると、
  420.   現在定義されているメールサーバーのリストが表示されます。各メールサーバー
  421.   ごとに、メールの到着をチェックし、受信するかどうかを指定できます。デフォ
  422.   ルトでは、すべての定義されたメールサーバーをチェックする指定になっていま
  423.   す。この設定は、[設定]->[メールサーバーの設定]->[詳細設定]の中
  424.   の「巡回リストに加える」というチェックボックスで切り換えることができます。
  425.   また、[設定]->[カスタマイズ]->[全般]の中の「メールの巡回チェッ
  426.   ク時にサーバーの一覧を表示する」のチェックを外すと、[ファイル]->
  427.   [メールの巡回チェック]を選択した時に、メールサーバーのリストを表示せず、
  428.   すぐにチェックを開始するように指定できます。
  429.  
  430. ●  メールサーバーへのメールの到着時に音を鳴らすことができるようになりました。
  431.   設定方法は、
  432.   1)メインメニューより[設定]->[メールサーバーの設定]->[詳細設定]
  433.     を選択し、「メールのチェック」を指定します。また、同時に、チェックす
  434.     る時間間隔も指定します。(指定した時間間隔で、メールサーバーに接続し
  435.     ますので、ダイヤルアップで使用する場合には、あまりお勧めできません。
  436.     また、あまり、短い間隔を指定すると、頻繁にメールサーバーに接続し、
  437.     メールサーバーに負荷がかかりますので注意してください。)
  438.   2)[メール到着時の通知方法]ボタンを押します。
  439.   3)「以下のファイルを使用して音で通知」をチェックし、音ファイル(WAV
  440.     ファイル)を指定してください。なお、ご使用のパソコンにサウンドカード
  441.     が無い場合には、音ファイルを指定することはできません。
  442.  
  443.   制限事項として、ViaVoice を使用している時には、音を鳴らすことはできませ
  444.   ん。
  445.  
  446.   なお、同[詳細]ウィンドウにある、「ダイアログで通知」をチェックすると、
  447.   メールの到着時にダイアログウィンドウを表示することもできます。
  448.   また、メールの王様では、メールサーバーを複数定義して切り換えて使用するこ
  449.   とができますが、現在指定されていないメールサーバーに関してもメールの到着
  450.   チェックを行う場合には、「メールサーバーを切り換えてもチェックする」とい
  451.   う項目にチェックをしてください。
  452.  
  453.   同様に、メールの自動受信(メールがメールサーバーに到着すると自動的に受信
  454.   する機能)を行う場合にも、メールを受信した時に音を鳴らすことができるよう
  455.   になりました。同[詳細]ウィンドウにある、「メールが届いていたら自動的に
  456.   受信する」をチェックし、[受信時の通知方法]ボタンを押して、通知方法を設
  457.   定してください。
  458.  
  459. ●  メールの王様起動時に自動的にメールサーバーからメールを受信するように指定
  460.   することができるようになりました。対象となるメールサーバーは、上述の
  461.   「メールの巡回チェック機能」で指定されたメールサーバーになります。
  462.   メインメニューより、[設定]->[カスタマイズ]->[全般]を選択し、
  463.   「起動時に巡回リストにあるサーバーから受信する」をチェックしてください。
  464.  
  465. ●  ダイヤルアップ接続のユーザーIDとパスワードを入力するダイアログは、1度
  466.   パスワードの保存をしていすると表示されなくなりますが、これを、常に表示す
  467.   る設定にできるようにしました。パスワードの保存を指定していて、パスワード
  468.   を変更する必要が生じた場合、この設定を変更して、ダイアログを表示させて行っ
  469.   てください。
  470.   設定は、[設定]->[カスタマイズ]->[全般]の「ダイヤルアップパスワー
  471.   ドを常に入力する」をチェックしてください。
  472.  
  473. ●  Reply-To に入れるアドレスや From ヘッダーに入れる名前をメールサーバーご
  474.   とに指定できるようになりました。メインメニューより[設定]->
  475.   [メールサーバーの設定]->[ユーザー情報設定]を選択して、入力します。
  476.   同様の設定は、[設定]->[ユーザー情報の設定]でも行えますが、メールサー
  477.   バーごとの設定の方が優先されます。
  478.  
  479. ●  「メール表示」ウィンドウに以下のツールバーボタンを追加しました。
  480.   ◆ [引用]ボタン(左から3番目のボタン)
  481.     このボタンはトグルボタンで、押されていると、返信時に元のメールを引用
  482.     します。メインメニューの[メール]->[返信時に元メールを引用する]
  483.     と同じ機能です。
  484.   ◆ [アドレス帳]ボタン(右から2番目のボタン)
  485.     このボタンを押すと「アドレス帳」ウィンドウを起動します。メインメニュー
  486.     の[設定]->[アドレス帳ウィンドウ]と同じ機能です。
  487.  
  488. ●  ツールバーボタンに文字列を表示する。
  489.   ツールバーのボタンのアイコンの下にそのボタンの機能を示す文字列を表示でき
  490.   るようにしました。デフォルトの設定では表示しませんので、メインメニューよ
  491.   り[表示]->[ボタンの文字列]を選択してください。
  492.  
  493. ●  メールデータの修復機能を追加しました。
  494.   この機能は、何らかの障害等により、メールデータが読めなくなった場合に、全
  495.   メールデータを走査し、メールデータとメール管理データ(キャッシュ等)との
  496.   間の矛盾を修復します。
  497.   メールの王様では、メールデータの書き込み/変更には、細心の注意を払って行っ
  498.   ていますので、メールデータが失われることは、まずありませんが、障害等が発
  499.   生したために起動中の「メールの王様」を終了せずに、パソコンの電源を切り、
  500.   再立ち上げしたような場合には、メールデータとメール管理データとの間に矛盾
  501.   が生じることがあります。障害後に、「メールの王様」を立ちあげてみた時に、
  502.   「あるはずのメールが見つからない」、というようなことが起きた場合に、この
  503.   機能を使用します。
  504.   この操作は、メールデータをすべて走査し、また、修復が必要な場合には、メー
  505.   ル管理データを変更するので、実行には注意が必要です。修復の前に、現在のメー
  506.   ルデータのバックアップをとっておくことをお勧めします。また、この機能を実
  507.   行中には、パソコンの電源を切るなどして、中断させないように注意してくださ
  508.   い。他のアプリケーションプログラム等も終了し、できるだけ安全な状態で実行
  509.   するようにしてください。
  510.  
  511.   ≪操作方法≫
  512.   1)メインメニューより[設定]->[メールデータの修復]を選択。
  513.   2)表示されるダイアログウィンドウから[保存先フォルダの選択]ボタンを押
  514.     す。
  515.   3)「紛失メール」、「迷子メール」の保存先フォルダを指定する。
  516.     「紛失メール」とは、メール管理データ(キャッシュ)は存在するが、メー
  517.               ルの本体は失われたものです。削除したメールのメー
  518.               ル管理データがきれいに削除されなかった場合に、こ
  519.               のようなメールが現れます。(メールの本体が無いの
  520.               で、クリックしても何も表示されません。)
  521.     「迷子メール」とは、メールデータは存在するが、対応するメール管理デー
  522.               タが存在しないものです。これは、受信したメールの
  523.               メール管理データを作成する前に障害等で異常終了し
  524.               てしまった場合などに現れます。
  525.     メールデータの修復結果は、デフォルトでは[探し物]という名前のフォル
  526.     ダ(このフォルダは自動的に作られます)の下に、それぞれ、[紛失メール]、
  527.     および、[迷子メール]というサブフォルダが自動的に作られ、そこに集め
  528.     られます。結果を保存する別のフォルダを指定することもできます。
  529.   4)保存先フォルダの指定が終了したら[OK]ボタンを押して、「保存先フォ
  530.     ルダの選択」ダイアログを閉じます。
  531.   5)[開始]ボタンを押すと修復を開始します。
  532.     この作業はメール数が多いと時間がかかります。
  533.  
  534.   なお、「紛失メール」、「迷子メール」ともに見つからなかった場合には(つま
  535.   り正常な場合)、作業終了後「問題のあるデータはありませんでした。」という
  536.   メッセージが表示されます。また、この場合、保存先フォルダも作成されません。
  537.  
  538. ●  タブキーによるフォーカス移動
  539.   「メール表示」ウィンドウ、「メール作成」ウィンドウ、および、「アドレス帳」
  540.   ウィンドウでは、タブキーでウィンドウ内を移動できるようになりました。バッ
  541.   クタブキー(シフトキーを押したままタブキーを押すこと)を使うとタブキーと
  542.   は反対の方向に移動します。
  543.  
  544.   タブキーをフォーカスの移動に使用するため、「メール作成」ウィンドウのテキ
  545.   スト入力では、タブ文字は入力できなくなりました。タブ文字は、メールプログ
  546.   ラムやそのメールプログラムが走っているシステムによって解釈に違いがあるの
  547.   で、一般的には、メールの内容にタブ文字を含めることは好ましくありません。
  548.   なお、タブキーをフォーカスの移動ではなく、タブ文字を入力するために使用す
  549.   るには、メインメニューより、[設定]->[カスタマイズ]->[送信時]を
  550.   選択し、「タブキーは項目の移動に使用する」のチェックを外してください。
  551.  
  552. ●  スペースバー読み
  553.   「メール表示」ウィンドウで、フォーカスが「メール一覧表示領域」か「メール
  554.   表示領域」にある場合には、スペースバーを押すだけで、新着メールを次々に読
  555.   むことができます。画面に収まらないメールは、スペースバーを押すと1ページ
  556.   スクロールします。メールの最後までスクロールした後にスペースバーを押すと、
  557.   次の未読メールを表示します。以下に、関連したキーについて説明します。
  558.  
  559.   ◆ スペースバー           スクロール、または、次の未読メール
  560.   ◆ シフトキー+スペースバー     スクロール、または、次のメール
  561.   ◆ バックスペースキー        逆スクロール(ページアップ)
  562.   ◆ Pキー(小文字のp)       前の未読メール
  563.   ◆ シフトキー+Pキー(大文字のP) 前のメール
  564.   ◆ Nキー(小文字のn)       次の未読メール
  565.   ◆ シフトキー+Nキー(大文字のN) 次のメール
  566.  
  567.   なお、非常に大きなテキストメールの場合には、スペースバーでスクロールしな
  568.   い場合があります。
  569.   また、かな漢字変換の変換モードが直接入力モード(英数半角のみ入力するモー
  570.   ド)になっていないと動作しません。
  571.  
  572. ●  「フォルダ別ツリービュー」や「アドレス帳/送信者別ツリービュー」に、「最
  573.   上位項目」を追加しました。この「最上位項目」自身はフォルダやアドレス帳で
  574.   はありません。
  575.   「フォルダ別ツリービュー」で、最上位に新規フォルダを作成する場合には、こ
  576.   の最上位項目を選択して行ってください。サブフォルダを作成する場合には、親
  577.   となるフォルダーを選択して行ってください。
  578.   同様に、「アドレス帳」ウィンドウで最上位に新規アドレス帳を作成する場合に
  579.   は、最上位項目を選択して行ってください。
  580.  
  581. ●  メールの一覧表示で、新しい一覧を表示させる時(メールフォルダを選んだ時な
  582.   ど)の日付順を指定できるようになりました。メインメニューより、[設定]
  583.   ->[カスタマイズ]->[表示]を選択し、「メールの一覧の並び順」のラジ
  584.   オボタンで選択してください。「日付昇順」を選択すると、新しいメールほど、
  585.   一覧の下側に表示されます。「日付降順」を選択すると、新しいメールほど、上
  586.   側に表示されるようになります。
  587.   また、スレッドモードか非スレッドモードかの設定も保存されるようになりまし
  588.   た。スレッド/非スレッドモードの切り替えは、メールの一覧表示の上部にある
  589.   ヘッダーの左端のアイコンをクリックします。メールが複数あるアイコンが表示
  590.   されているとスレッドモードです。
  591.   なお、以前のバージョンにおけるスレッドモードでは、スレッドはすべて閉じら
  592.   れた状態だったため、新着メール(未読のメール)がスレッドの中に隠れて、見
  593.   つけにくいという問題がありましたが、このバージョンでは、未読メールを含む
  594.   スレッドは開いた状態になるように変更しました。
  595.  
  596. ●  「メール作成」ウィンドウの本文入力領域の背景色を指定できるようになりまし
  597.   た。まわりの色に対して、少し異なる色を指定すると、本文入力領域が見やすく
  598.   なります。初期値としてクリーム色がセットされています。現在ご使用のフォン
  599.   トの色が明るい色で、クリーム色の背景では、コントラストが無く見にくい場合
  600.   には、背景色として他の色を指定してください。
  601.   背景色を変更するには、メニューより、[設定]->[カスタマイズ]->
  602.   [エディット]を選択し、「フォントと背景色」の中から、「背景色の選択」を
  603.   押して、指定してください。
  604.   また、「フォントの色にシステムカラーを使う」および、「入力域の色にシステ
  605.   ムカラーを使う」のチェックボックスをチェックすると、ウィンドウズの[コン
  606.   トロールパネル]->[画面]で指定されている色を使うように指定することも
  607.   できます。
  608.   画面の色数の設定を256色にしている場合には、ここで指定した背景色がウィ
  609.   ンドウズのシステムカラーに置き換えられます。そのため、設定した色と異なる
  610.   ことがあります。(例えば、デフォルトのクリーム色は、白になります。)
  611.  
  612. ●  「メール作成」ウィンドウの位置や最大化しているかどうかの情報が保存されな
  613.   という問題に関して、1枚目の「メール作成」ウィンドウに関しては保存するよ
  614.   うに修正しました。
  615.  
  616. ●  設定関係のダイアログウィンドウの項目にニーモニック(アルファベットが括弧
  617.   の中に入ったもの)をつけました。各項目にキーでの移動することができます。
  618.   また、コンテキストメニューの各項目に対してもニーモニックをつけました。
  619.  
  620. ●  大きなメールの送信時に、
  621.         「致命的なエラー。処理を続行できません。」
  622.     または、
  623.         「通信エラー。」
  624.     と表示され送信できないという問題を修正しました。
  625.  
  626. ●  返信メール作成時に宛先が多い場合、ハングアップすることがある、という問題
  627.   を修正しました。
  628.  
  629. ●  署名を変更して再登録する時に、プログラムが異常終了することがある、という
  630.   問題を修正しました。
  631.  
  632. ●  バージョン1.0.1で修正された「かな漢字変換中に、メール表示ウィンドウ
  633.     が手前に出てくる」という問題に関して、この問題が起こるケースがさらに1つ
  634.     見つかりましたので修正しました。
  635.  
  636. ●  ピクセルあたりのサンプル数が4のTIFFイメージの表示が乱れる問題を修正
  637.   しました。
  638.  
  639. ●  「メール表示」ウィンドウ、「メール作成」ウィンドウ、および、「アドレス帳」
  640.   ウィンドウにおけるコンテキストメニュー(マウスの右クリックによって表示
  641.   されるポップアップメニュー)を追加しました。また、SHIFT+F10 キー(シフト
  642.   キーを押しながらF10キーを押すこと)、または、日本語109キーボードの
  643.   アプリケーション・キー(右コントロールキーの左隣りにあるキー)を押すこと
  644.   によってポップアップさせることもできるようにしました。
  645.  
  646. ●  「フォルダへ移動」項目を「メール表示」ウィンドウの[メール]メニュー、お
  647.   よび、「メールの一覧表示」のコンテキストメニューに加えました。以前のバー
  648.   ジョンでは、メールをフォルダに移動させる操作は、ドラッグ&ドロップででし
  649.   かできませんでしたが、本バージョンでは、メニュー操作で行うことができます。
  650.  
  651. ●  「メール表示」ウィンドウの[ファイル]->[メールをファイルに保存]で、
  652.   保存時の漢字コードを指定できるようになりました。表示される「ファイル名を
  653.   付けて保存」ダイアログの「ファイルの種類」の項目で、「テキストドキュメン
  654.   ト」を指定すると、ウィンドウズの漢字コード(SJISといいます)で保存さ
  655.   れます。また、「オリジナルメールデータ」を指定すると、メールに全く変換を
  656.   かけない状態で保存します。
  657.  
  658. ●  ファイルを読み込んだり、メールを保存したりした時の最後のディレクトリを保
  659.   存し、もう一度同じ操作を行った時には、そのディレクトリから始まるように変
  660.   更しました。
  661.  
  662. ●  「メールの王様ユーザー管理」プログラムで、デフォルトユーザーを指定/変更
  663.   できるようにしました。「このユーザーをデフォルトユーザーにする」という項
  664.   目をチェックすると、現在表示されているユーザーがデフォルトになります。
  665.   デフォルトユーザーとは、メールの王様のプログラムフォルダーから、アイコン
  666.   をクリックして起動した場合のユーザーです。「ユーザー管理」プログラムで
  667.   デスクトップにショートカットを作成し、起動した場合には、その時指定した
  668.   ユーザーで起動します。
  669.  
  670. ●  「生データの表示」のウィンドウは、以前のバージョンでは、メールのヘッダー
  671.   と本体の部分を2つのウィンドウに分けて表示していましたが、本バージョンで
  672.   は、それらを1つのウィンドウに表示するように変更しました。
  673.   また、メールの本文や件名の部分に関しては、ウィンドウズの漢字コードで表示
  674.   することができます。「SJISで表示」ボタンを押してください。
  675.  
  676. ●  アドレス帳のインポートのパフォーマンスを向上させました。
  677.  
  678. ●  「選択メール受信」ウィンドウを開始した時、メールサーバー上にメールが1通
  679.   もない場合には、「現在メールはありません」とメッセージを出すようにしました。
  680.  
  681. ●  メールのチェックの時間の最低値を1分に変更しました。
  682.  
  683. ●  ダイヤルアップ環境で複数のメールサーバーを切り替えた場合に、DNSエラー
  684.   が出て、サーバーに接続できないことがあるという問題を解決しました。
  685.  
  686. ●  「メール表示」ウィンドウの表示メニューに以下の項目を追加しました。これら
  687.   は、基本的にはメールの一覧表示のヘッダーをクリックするのと同じ機能です。
  688.   ◆ メール一覧の表示順序
  689.     ◇ メールの状態ごと
  690.       メールの状態ごとにメールをまとめます。メールの状態とは、未読/
  691.       既読、および、優先順位です。
  692.     ◇ 日付順
  693.     ◇ 送信者順
  694.     ◇ 件名順
  695.     ◇ サイズ順
  696.     ◇ 添付物の有無
  697.       添付物のあるものと無いものにまとめます。
  698.     ◇ 昇順
  699.       現在の並びを逆順にします。
  700.   ◆ スレッドごとにまとめる
  701.     スレッドモードと非スレッドモードとを切り替えます。
  702.  
  703. ●  「メール作成」ウィンドウの編集メニューに以下の項目を追加しました。これら
  704.   は、基本的にはツールバーにある機能と同じです。
  705.  
  706.   ◆ BCCヘッダーの挿入
  707.   ◆ ヘッダーの挿入
  708.   ◆ 署名の挿入
  709.   ◆ メールの保存先フォルダの指定
  710.   ◆ 送信メールの保存指定(この項目をチェックすると、送信したメールのコピー
  711.     が保存されます。チェックしていない場合には、保存されません。これは、
  712.     拡張ツールバーの保存ボタンと同じ機能です。)
  713.   ◆ 優先順位の指定
  714.  
  715. ●  「選択メール受信」ウィンドウでメールの削除指定をDeleteキーで行うこ
  716.   ができるようになりました。
  717.  
  718. ●  外部ビューアを起動して、そのビューアを終了するときに、時間がかかる場合が
  719.   ありました。現在確認されているものでは、MS-Wordを起動して終了する
  720.   場合に時間がかかっていました。この問題を修正しました。
  721.  
  722. ●  表示中のメールをマウスでクリックすると、スクロールしてしまうという問題を
  723.   修正しました。また、ページアップ/ページダウンキーでスクロールした後に、
  724.   カーソルキーで移動しようとするとページアップ/ダウンする前の位置にスクロー
  725.   ルしてしまう、という問題を修正しました。
  726.  
  727. ●  「メール作成」ウィンドウの[ファイル]->[メールをすぐに送信]メニュー
  728.   項目にショートカットキー、Ctrl+U(コントロールキーを押しながらUを押す)
  729.   を割り当てました。
  730.  
  731.  
  732. ==============================================================
  733. 9.メールの王様 1.0.3 から 1.0.3.2 への主な変更点
  734. ==============================================================
  735.  
  736.  
  737. ●  「メールデータの修復」操作を行い、「迷子メール」が検出された後、
  738.   「ごみ箱フォルダを空にする」操作を行うと、一部のメールが正しく表示され
  739.   なくなることがある、という問題を修正しました。
  740.  
  741. ●  ViaVoice を使用していない環境で、新たな「メール作成」ウィンドウを開く
  742.   時に、「メール表示」ウィンドウのステータスバーに、「音声認識エンジンに
  743.   接続されていません。」というメッセージが誤って表示されていましたが、表
  744.   示しないように修正しました。
  745.  
  746. ●  起動するWebブラウザの設定が正しくない場合に、メール中のURLをクリッ
  747.   クすると、「メールの王様」が異常終了することがある、という問題を修正し
  748.   ました。
  749.  
  750.  
  751. ================================================================
  752. 10.メールの王様 1.0.3.2 から 1.0.4 への主な変更点
  753. ================================================================
  754.  
  755. ●  ウィンドウズ98正式対応版
  756.  
  757. ●  メールの送信時、受信時、および、ごみ箱フォルダを空にする時に、確認のメッ
  758.   セージを表示することができるようになりました。
  759.   [設定]->[カスタマイズ]->[全般]から、「確認メッセージを表示する」
  760.   にチェックを付けると有効になります。現在この機能は、ViaVoice が導入されて
  761.   いる場合にのみ有効です。
  762.  
  763. ●  [ヘルプ]->[バージョン情報]で表示されるダイアログウィンドウに、現在
  764.   メールの王様を実行しているユーザーのユーザー識別名とメールディレクトリを
  765.   表示するようにしました。
  766.  
  767. ●  「メール表示」ウィンドウの[ファイル]->[選択メール受信ウィンドウ]メ
  768.   ニュー項目にショートカットキー、Ctrl+Shift+G(コントロールキーおよびシフト
  769.   キーを押しながらGを押す)を割り当てました。
  770.  
  771. ●  「メール作成」ウィンドウの[ディクテーション]->[テキストの修正]メニュー
  772.   項目にショートカットキー、Ctrl+R(コントロールキーを押しながらRを押す)
  773.   を割り当てました。
  774.  
  775. ●  「メール作成」ウィンドウの[ファイル]タブは、[添付]タブという名前に変更
  776.   しました。機能的には変っていません。
  777.  
  778. ●  FTP の URL をダブルクリックしても、ブラウザーが起動しないという問題を修正
  779.   しました。
  780.  
  781. ●  ウィンドウズ98上で使用すると、いくつかのダイアログウィンドウ上のドロップ
  782.   ダウンリストをカーソルキーでスクロールさせた場合に、スムースにスクロールし
  783.   ないという問題を修正しました。
  784.  
  785.  
  786. ================================================================
  787. 11.メールの王様 1.0.4 から 1.0.4.2 への主な変更点
  788. ================================================================
  789.  
  790. ●  POPサーバーが漢字コードとして日本語EUCコードを使用している場合、メー
  791.   ルを表示/引用する時などに文字化けすることがある、という問題を修正しました。
  792.   また、この修正に伴い、[設定]->[カスタマイズ]の[表示]タブに
  793.   「漢字コードが判別不能の場合にはEUCとみなす。」というチェック項目を設け
  794.   ました。このチェック項目はデフォルトでチェックされた状態になっています。ま
  795.   た、POPサーバーがEUCコードを採用しているかどうかにかかわらず、ほとん
  796.   どの場合、この項目はチェックしたままの方が適当です。
  797.  
  798. ●  「メール作成」ウィンドウのファイルブラウザで、「マイドキュメント」フォルダ
  799.   の下にあるファイルをドラッグして添付することができない、という問題を修正し
  800.   ました。この問題はウィンドウズ98でのみ起こる問題です。
  801.  
  802. ●  ウェブブラウザとして、Netscape Navigator のバージョン3.XXを使用してい
  803.   る場合、メール中のURLをダブルクリックしても、ブラウザが起動されない、
  804.   という問題を修正しました。
  805.  
  806.  
  807. ================================================================
  808. 12.メールの王様 1.0.4.2 から 1.0.5 への主な変更点
  809. ================================================================
  810.  
  811. ●  メールの件名中のクリッカブルURLが効かないという問題を修正しました。
  812.  
  813. ●  メールの添付物がUUCode形式(または、UUEncode形式ともいいま
  814.     す)の場合に、添付物のファイル名が表示されないという問題、および、保存時
  815.     のファイル拡張子が「.txt」になるという問題を修正しました。
  816.  
  817. ●  ウィンドウズの[画面のプロパティ]->[ディスプレイの詳細]で、
  818.     「大きいフォント」を指定している場合にメールの印刷を行うと、印刷に使われ
  819.     る文字が小さいという問題を修正しました。
  820.  
  821. ●  検索パネル上の選択項目(ドロップダウンリスト)や「メール作成」ウィンドウ
  822.     のツールバー上の署名のドロップダウンリストで最後に選択した項目を記憶する
  823.     ように変更しました。
  824.  
  825. ●  メールの添付物のタイプが判断できた場合、そのタイプごとのアイコンを表示す
  826.     るように変更しました。これにより添付物が何であるかより分かりやすくなりま
  827.     した。ただし、添付物がプログラムである場合には、そのプログラムで定義され
  828.   ているアイコンは表示しません。これは、その添付されたプログラムが正しいア
  829.   イコンを使用している保証がないためで、誤って認識されることのないよう、安
  830.   全性を考慮してそのようにしました。
  831.  
  832. ●  [メールサーバー]メニューで、定義してあるメールサーバーのリストはサブメ
  833.     ニューとして表示していましたが、より簡単にアクセスできるように、
  834.     [メールサーバー]メニューに直接リストするように変更しました。
  835.  
  836. ●  インポート可能なアドレス帳として、アウトルックエクスプレスを追加しました。
  837.  
  838. ●  メールおよびアドレス帳の「一発インポート」プログラムを用意しました。従来
  839.     からある個々のファイルを指定してインポートするの方法ではなく、全てのフォ
  840.     ルダに入っているメールや全アドレス帳を一括してインポートするプログラムで
  841.     す。詳細に関しては「一発インポートのガイド」を参照してください。
  842.  
  843. ●  メールをフォルダごとにファイルに保存できるようにしました。フォルダツリー
  844.     でフォルダを選択し、マウスの右クリックで表示されるメニューから、
  845.     「メールをファイルに保存」を選択します。表示されるウィンドウの
  846.     「ファイルの種類」という項目で、「テキストドキュメント」か
  847.     「オリジナルデータ」を選びます。「テキストドキュメント」を選択した場合に
  848.     は、テキストエディタ等で読むことのできる形式(漢字コードはSJIS)で保
  849.     存されます。また、「オリジナルデータ」を選択した場合には、メールのデータ
  850.     がそのままMBX(メールボックス形式)で保存されます。なお、このメールの
  851.     保存という操作は、フォルダだけでなく、送信者別やメールの一覧表示で選択さ
  852.     れているメールに対しても行うことができます。どちらも、同様に、マウスの右
  853.     クリックして表示されるメニューから「メールをファイルに保存」という項目を
  854.     選択して行います。
  855.  
  856. ●  「未送信」フォルダ内のメールを選択して送信することができるようになりまし
  857.     た。「未送信」フォルダを開き表示されるメールの一覧から、送信したいメール
  858.     を選択し(複数選択できます)、マウスの右クリックで表示されるメニューから、
  859.     「選択されているメールの送信」を選びます。
  860.  
  861. ●  「草稿」フォルダ、および、「未送信」フォルダのメールは、メールの一覧上で
  862.     マウスでダブルクリックすることにより、再編集できるようになりました。
  863.  
  864. ●  「メール表示」ウィンドウの「送信者別」タブ、「メール作成」ウィンドウの
  865.     「アドレス」タブ、および、「アドレス帳」ウィンドウのアドレス帳の表示をア
  866.     ドレス帳、および、その中身に分け、上下に別々のウィンドウとして表示するよ
  867.     うに変更しました。アドレス帳はツリービューで、また、中身であるアドレス帳
  868.     エントリーはリストビューで表示されます。ツリービューとリストビューの間の
  869.     部分をマウスでドラッグすることにより、上下のウィンドウの高さを調節できま
  870.     す。また、リストビューでは、複数選択をサポートしています。マウスの右クリッ
  871.     クで表示されるメニューから[クリップボードにコピー]を選択すると、選択さ
  872.     れているアドレス帳エントリーをクリップボードにコピーすることができます。
  873.     コピーしたアドレスは、「メール作成」ウィンドウの宛先入力領域やメールの本
  874.     文入力領域にペーストすることができます。
  875.  
  876. ●  個人アドレス帳エントリーの副アドレスに対してメールを送信できるようになり
  877.     ました。「メール表示」ウィンドウでは、「送信者別」タブ内のアドレス帳エン
  878.     トリーでマウスの右クリックで表示されるメニューから、
  879.     「副アドレスへ新規メール」を選択します。副アドレスが定義してある場合には、
  880.     サブメニューに副アドレスの一覧が表示されるので、選択すると「メール作成」
  881.     ウィンドウが立ち上がります。「メール作成」ウィンドウでは、「アドレス」タ
  882.     ブ内のアドレス帳エントリーでマウスの右クリックで表示されるメニューから、
  883.     「To/Cc/Bcc に副アドレスを挿入」というメニュー項目を選択します。副アドレ
  884.     スが定義してある場合には、サブメニューに副アドレスの一覧が表示されるので、
  885.     選択すると作成中のメールの宛先に挿入されます。
  886.  
  887. ●  「メール作成」ウィンドウの「アドレス」タブ内のアドレスリストの上側に
  888.     To/Cc/Bcc という3つのボタンを追加しました。これらのボタンを押すと、アドレ
  889.     スリストで選択されているアドレス帳エントリーをメールの宛先に挿入できます。
  890.     複数のアドレス帳エントリーを選択して一度に挿入することもできます。また、
  891.     同様の機能は、アドレスリストでマウスを右クリックして表示されるメニューに
  892.     もあります。
  893.  
  894. ●  未登録アドレスを削除できるようになりました。削除したい未登録アドレスを選
  895.     択し(複数選択できます)、マウスの右クリックで表示されるメニューから、
  896.     「アドレスの削除」を選択します。ただし、アドレスによっては、実際には削除
  897.     できないものがあります。それらに関しては、実際には削除されるのではなく、
  898.     単に画面上から消えるだけです。これらの、実際には削除されないアドレスのこ
  899.     とを「削除指定アドレス」と呼びます。「削除指定アドレス」は、「アドレス帳」
  900.     ウィンドウのアドレスツリー内の、「未登録アドレス」の下の
  901.     「削除指定アドレス」という疑似アドレス帳に格納されています。
  902.     「削除指定アドレス」というアドレス帳を選択すると、削除指定アドレスの一覧
  903.     が表示されます。削除指定アドレスを選択し、マウスの右クリックで表示される
  904.     メニューから、「削除指定アドレスの復活」を選択すると、それらのアドレスは
  905.     「未登録アドレス」アドレス帳に戻ります。削除指定アドレスの管理に関しては
  906.     通常あまり気にする必要は無いと思われますので、この機能は、「アドレス帳」
  907.     ウィンドウからしかできないようになっています。
  908.  
  909. ●  メールの一覧表示において、自分が送信したメールに関しては、送信者ではなく
  910.     宛先を表示するように変更しました。この場合、表示上は、「→」というマーク
  911.     が宛先の前に付加されて表示されます。なお、自分が送信したメールとは、以下
  912.     の方法で決まる『自分のアドレス』から送信したメールになります。
  913.     1)[設定]->[メールサーバーの設定]で指定したアドレス。
  914.     2)1)のアドレスを含む個人アドレス帳エントリーの主/副アドレス。
  915.  
  916. ●  「選択メール受信」ウィンドウで、詳細情報取得時のパフォーマンスを向上しま
  917.     した。具体的には、一度取得した詳細情報は管理ファイルに保存し、2度目から
  918.     は、そのファイルから詳細情報を読み込むようにしました。これにより、新規の
  919.     メールに関しては従来と同じ時間がかかりますが、過去に1度詳細情報を取得し
  920.     たメールに関しては、詳細情報を素早く表示することができます。
  921.  
  922. ●  受信したメールの添付物を削除できるようになりました。添付物を含むメールを
  923.     表示し、添付物を表しているアイコン上でマウスを右クリックし、表示されるメ
  924.     ニューから、「添付物を削除」を選びます。一度削除した添付物は復活させるこ
  925.     とができませんので、必要に応じて、削除の前に保存するようにしてください。
  926.     添付物の保存は、同様に右クリックで表示されるメニューから、
  927.     「パートをファイルに保存」を選択して行います。なお、添付物の削除はメール
  928.     の管理データの更新を伴うので、多少時間がかかる場合があります。
  929.  
  930. ●  「メール表示」ウィンドウ、および、「メール作成」ウィンドウの左側に表示さ
  931.     れているフォルダやアドレス帳などの部分(これらの部分をコントロールバーと
  932.     呼ぶことにしました)を非表示にすることができるようになりました。
  933.     ThinkPadなど、ノートブックパソコンのような画面が小さいパソコンの
  934.     場合には、非表示にすると、メールの本体をより快適に表示させることができま
  935.     す。表示/非表示の切り換えは、メニューより[表示]->[コントロールバー]
  936.     を選択して行います。また、ショートカットキーとして、Ctrl+Shift+C(コント
  937.     ロールキーとシフトキーを押したままCキーを押す)を割り当ててありますので、
  938.     キーボード操作で簡単に行うこともできます。
  939.     Cはコントロールバー(Control Bar)のCと覚えてください。また、コントロー
  940.     ルバーの右上端にある、「x」ボタンを押しても非表示にすることができます。
  941.     「x」ボタンの左にある「▲」ボタンを押すか、または、そのさらに左横の2重
  942.     線の部分をドラッグするかまたはダブルクリックすると、コントロールバーを独
  943.     立したウィンドウ(フローティング状態といいます)にすることもできます。独
  944.     立したウィンドウを元の場所に戻すには(ドッキングさせるといいます)、マウ
  945.     スでコントロールバーのタイトルバーをドラッグして元のウィンドウの左右の端
  946.     に移動してマウスボタンを放すか、または、コントロールバーのタイトルバーの
  947.     部分をダブルクリックします。
  948.  
  949. ●  メールの一覧の操作性を向上させました。
  950.   ◆  現在表示中のメールを削除した場合、従来では、次のメールにフォーカスを
  951.         移動するだけで、次のメールの表示を行いませんでしたが、設定により次の
  952.         メールを表示することができるようになりました。従来との互換性のためデ
  953.         フォルトとではこの設定はOFFになっていますので、メニューより、
  954.         [設定]->[カスタマイズ]を選択して、[表示]タブの
  955.         「メールの削除後は次のメールを表示する」という項目にチェックを付けて
  956.         ください。
  957.   ◆  スペースキー、Nキー、および、Pキーによってメールを表示する場合、か
  958.         な漢字変換がONになっていると機能しないという問題がありましたが、か
  959.         な漢字変換を強制的にOFFにすることにより解決しました。
  960.   ◆  従来はNキー(Pキー)は次の(前の)未読メール、シフトキーを押しなが
  961.         らNキー(Pキー)を押した場合には次の(前の)メールを表示していまし
  962.         たが、この動作を逆にするように設定することができるようになりました。
  963.         メニューより、[設定]->[カスタマイズ]を選択し、[表示]タブの
  964.         「Nキーで次の未読メールを表示する」のチェックを外してください。
  965.   ◆  新たに以下のキーを使えるようにしました。
  966.  
  967.         Jキー          表示中のメールを一行分程度上にスクロールし
  968.                      ます。
  969.         Kキー          表示中のメールを一行分程度下にスクロールし
  970.                      ます。
  971.         Rキー          現在のメールに対する返信メールを作成します。
  972.                      [メール]メニューの[差し出し人に返信]と
  973.                      同じ機能です。
  974.         シフトキー+Rキー    現在のメールに対する返信メールを作成します。
  975.                      宛先には元のメールの宛先にあるすべてのアド
  976.                      レスがCCとして入ります。[メール]メニュー
  977.                      の[全員に返信]と同じ機能です。
  978.         Fキー          現在選択されているメールを転送します。
  979.                      [メール]メニューの[転送]と同じ機能です。
  980.  
  981. ●  「メール作成」ウィンドウのテキスト入力領域に、「引用符」の編集機能を追加
  982.     しました。これは、複数の行の先頭にある引用符を一括して削除/置換したり、
  983.     また、新たに引用符を挿入したりする機能です。まず、テキスト入力領域で引用
  984.     符を挿入する(または削除/置換する)領域を選択します。次にマウスの右クリッ
  985.     クで表示されるメニューから、[引用符の編集]を選びます。以下の入力領域を
  986.     持ったウィンドウが表示されます。
  987.  
  988.     [現在の引用符]       対象となる引用符を指定します。引用符を挿入
  989.                    する場合には何も指定しません。
  990.     [新しい引用符]       挿入する、または、置き換える引用符を指定し
  991.                    ます。引用符を削除する場合には何も指定しま
  992.                    せん。
  993.     例)
  994.         > 新しいThinkPadにはこたつとみかんが
  995.         > よく似合うそうだ。
  996.       を
  997.         東さん> 新しいThinkPadにはこたつとみかんが
  998.         東さん> よく似合うそうだ。
  999.  
  1000.       に変える場合には、[現在の引用符]として「> 」を、[新しい引用符]として
  1001.       「東さん> 」を指定します。
  1002.  
  1003.     なお、これは行単位の操作なので、テキストを行の途中から選択しても、選択さ
  1004.     れた行全体が対象になります。また、長い行に引用符を挿入する場合には、行の
  1005.     折り返しが起こり、うまくいかないこともあります。
  1006.  
  1007.  
  1008. ================================================================
  1009. 13.メールの王様 1.0.5 から 1.0.5.2 への主な変更点
  1010. ================================================================
  1011.  
  1012. ●  HTMLメールの表示ができるようになりました。
  1013.   表示には、インターネットエクスプローラのウェブブラウザーコントロールを利
  1014.   用していますので、インターネットエクスプローラ3.0以降のバージョンが導
  1015.   入されていることが前提となります。
  1016.   表示方法は、イメージなどのインライン表示とは少し異なります。HTMLパー
  1017.   トを含むメールを表示すると、まず、HTMLパートは従来通りアイコンで表示
  1018.   されます。次にこのアイコンをダブルクリックすると(または、アイコン上でマ
  1019.   ウスの右クリックで表示されるメニューから「内部ブラウザーで添付物を表示」
  1020.   を選択すると)メールの本体を表示しているウィンドウの部分が上下2つに分割
  1021.   され、上側には元のメール、下側にはHTMLパートが表示されるようになりま
  1022.   す。上下の表示領域の間にある部分(スプリッター)をマウスでドラッグして動
  1023.   かすと上下の表示領域の高さを調節できます。また、HTML部分の表示を消し、
  1024.   元のメールのみの表示の状態に戻すには、スプリッターをダブルクリックするか、
  1025.   または、スプリッターをマウスでドラッグして、画面の一番下端まで移動してく
  1026.   ださい。
  1027.  
  1028. ●  送信者別や検索結果でメールを選択し、そのメールを含むフォルダのメール一覧
  1029.   を表示することができるようになりました。選択したメールがサブジェクトスレッ
  1030.   ドを形成している場合、そのスレッドを表示することができます。つまり、検索
  1031.   したメールから、そのメールと関連のあるメールを簡単に表示できるようになっ
  1032.   た、ということです。
  1033.   操作方法は、メールの一覧でメールを1つ選択し、マウスの右クリックで表示さ
  1034.   れるメニューから、「スレッド」サブメニューを選び、その中から、「このメー
  1035.   ルを含むスレッド」を選択します。選択したメールを含むフォルダのメール一覧
  1036.   が表示されます。また、同メニューの「新しいウィンドウでスレッドを表示」を
  1037.   選択すると、別ウィンドウで表示することができます。
  1038.  
  1039. ●  検索パネルで、指定されたフォルダに対して、そのサブフォルダも検索対象にす
  1040.   ることができるようになりました。サブフォルダも対象にする場合には、検索パ
  1041.   ネル上でチェックをつけます。「全てのフォルダ」や「表示中のメールの一覧」
  1042.   を指定した場合には、このチェックをつけることはできません。また、サブフォ
  1043.   ルダが無いフォルダを指定した場合にも、チェックをつけることはできません。
  1044.  
  1045. ●  メールの王様起動時に自動的に開くフォルダを指定することができるようになり
  1046.   ました(従来は、常に、受信フォルダが開いていました)。
  1047.   メニューより、[設定]->[カスタマイズ]を選択し、[全般]タブ内の、
  1048.   「起動時に開くフォルダ」という項目で、フォルダを指定します。
  1049.  
  1050. ●  コントロールバー(画面左側にあるフォルダやアドレス帳を表示している部分の
  1051.   ことです)内のアドレス帳エントリーのリストを従来のように名前で表示するの
  1052.   に加えて、ニックネームで表示することもできるようになりました。同じグルー
  1053.   プ名を持つグループエントリーを区別する場合などに便利です。
  1054.   コントロールバー下側のアドレス帳エントリーのリストの上の、「名前」または、
  1055.   「ニックネーム」と書かれたラベルの部分をマウスでクリックすると表示が切り
  1056.   替わります。なお、未登録アドレスを表示している場合には、ラベルは
  1057.   「アドレス」となり、クリックしても切り替わりません。
  1058.  
  1059. ●  フォルダおよびアドレス帳の開閉状態を保存するようになりました。
  1060.  
  1061. ●  フォルダ位置(並び順)を変更できるようになりました。
  1062.   操作方法は、移動したいフォルダをマウスの右ボタン(「左ボタン」ではありま
  1063.   せん「右ボタン」です)でドラッグし、移動先の上または下になるフォルダにド
  1064.   ロップします(つまり、移動先と隣接するフォルダにドロップします)。ドロッ
  1065.   プしてマウスの右ボタンを離すと、以下の項目を持つメニューが表示されますの
  1066.   で、マウスで選択してください。
  1067.   ◆ このフォルダの上側に移動
  1068.     ドラッグしたフォルダをドロップされたフォルダの上側に移動します。
  1069.   ◆ このフォルダの下側に移動
  1070.     ドラッグしたフォルダをドロップされたフォルダの下側に移動します。
  1071.   ◆ このフォルダのサブフォルダにする
  1072.     ドラッグしたフォルダをドロップされたフォルダのサブフォルダ(子フォル
  1073.     ダ)にします。
  1074.     この操作は、左ボタンでドラッグアンドドロップした場合と同じで、フォル
  1075.     ダをドロップ先のフォルダの中に(サブフォルダとして)移動します。
  1076.   ◆ キャンセル
  1077.     ドラッグアンドドロップ操作をキャンセルします。
  1078.  
  1079.