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Text File
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1994-10-03
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7KB
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175 lines
■TeX for Windowsのバージョンアップの方法について
TeX for Windowsのバージョンアップは、WSPで作成した自己更新ファイルで配布され
ます。
WSPの自己更新ファイルは、“.COMファイル”形式の実行可能ファイルで、カレント
ディレクトリに古いバージョンのファイルをおいて、実行可能ファイルを実行すると、
自動的に新しいバージョンのファイルが作成できるすぐれものです。
なお、BBSなどでダウンロードした場合は、バージョンアップファイルはlhaにより圧
縮されています。ハードディスクに適当な名前のディレクトリを作成し、その中で解凍
してください。
※lhaは、吉崎栄泰氏によって作成された圧縮・解凍プログラムです。
※WSPは、amaproワキチ(和田浩一)氏によって作成された差分作成・更新プログラム
です。
1 ディレクトリ構成
今回のバージョンアップのディレクトリ構成は以下の通りです。
DISK1\DOC ドキュメントが含まれるディレクトリ
DISK1\BIN TeX for WindowsのEXEファイルの差分ファイル
wintex.com windvi.com
wpitex.com wpvtex.com
bwpitex.com bwpvtex.com
winmkidx.com
DISK1\BIN32 TeX for Windowsの32ビットEXEファイル
の差分ファイル
wintex32.com
windvi32.com
DISK1\FONTTOOL
pxl2fnt.exe
DISK1\DIGITAL\SRC
hyper.sty
DISK2\BAT CM-TrueTypeを更新するためのバッチファイル
cmttfup.bat
DISK2\CMTTF CM-TrueTypeフォントの差分ファイル
cmbsy10.com
cmbx5.com cmbx6.com cmbx7.com cmbx8.com cmbx9.com
cmbx10.com cmbx12.com
cmcsc10.com
cmex10.com
cmmi5.com cmmi6.com cmmi7.com cmmi8.com cmmi9.com
cmmi10.com cmmi12.com
cmmib10.com
cmr5.com cmr6.com cmr7.com cmr8.com cmr9.com
cmr10.com cmr12.com cmr17.com
cmsl8.com cmsl9.com cmsl10.com cmsl12.com
cmss8.com cmss9.com cmss10.com cmss12.com cmss17.com
cmsy5.com cmsy6.com cmsy7.com cmsy8.com cmsy9.com cmsy10.com
cmti7.com cmti8.com cmti9.com cmti10.com cmti12.com
cmtt8.com cmtt9.com cmtt10.com cmtt12.com
lasy5.com
lcircle1.com
lcirclew.com
line10.com
linew10.com
2 バージョンアップの手順
今回の差分ファイルは、バージョン1.0->1.0a、1.0a->1.0bの2つの差分を含んで
います。このため、お持ちのバージョンに関らず正しくバージョンアップができます。
2.1 EXEファイルの更新
EXEファイルの更新は、それぞれTeX for Windowsのディレクトリ“BIN”(32ビット
版EXEファイルの場合は“BIN32”)の下に自己更新ファイルをコピーして実行してくだ
さい。古いバージョンのファイルは、先頭の一文字が“$”になって保存されます。必
要がない場合は削除してください。
たとえば、windvi.exeを更新する場合は、次のように行います。
(1)今回配布された自己更新ファイルwindvi.comを、現在使用している
windvi.exeがあるディレクトリにコピーする。
(2)アップデートを行う。
C:\WINTEX\BIN> windvi
WSP self update 1.50 amaproワキチ
...
windvi.exe完了!
windviがバージョン1.0aの場合には、“windvi.exeが違う”
というメッセージが出力されますが、気にしなくて結構です。
(3)windvi.exeのタイムスタンプが94-10-04になっていることを確認する。
なお、pxl2fnt.exeは圧縮はしていませんので、“WINTEX\FONTTOOL”ディレクトリにコピーしてください。
2.2 CM-TrueTypeフォントの更新
今回のバージョンアップはCM-TrueTypeフォント65書体のうち55書体が更新される
ので、以下の手順でCM-TrueTypeフォントの更新を行います。
1. 古いCM-TrueTypeフォントの登録をすべて削除する
2. CM-TrueTypeフォントの更新を行う(バッチファイルで行う)
3. 更新したCM-TrueTypeフォントを“CMTTF”ディレクトリにマージする
4. “CMTTF”ディレクトリのCM-TrueTypeフォントをWindowsに登録する
なお、今回の差分ファイルは、バージョン1.0->1.0a、1.0a->1.0bの2つの差分を含んで
いますので、お持ちのバージョンに関らず、また1.0->1.0aの修正を行っている、いないに関らず正しく修正できます。
2.2.1 フォントの登録の削除
最初にWindowsのコントロールパネルの“フォント”でCM-TrueTypeフォントの登録をすべて削除してください。削除するフォントは、
ascgrp Regular
cmで始まるフォント
lasyで始まるフォント
lineで始まるフォント
lcircleで始まるフォント
logoで始まるフォント
です。削除の際には、「フォントファイルをディスクから削除(D)」というボタンをチェックしてください。
削除中に、
----------------------------------------------------------------
コントロールパネル
WindowsはフォントXXXX Regular(TrueType)をWindowsの
ディレクトリにコピーできませんでした。
元のフォントファイルを削除しますか?
はい(Y) いいえ(N) キャンセル
----------------------------------------------------------------
のメッセージボックスが表示された場合には、[いいえ(N)]を押して、Windowsの
“SYSTEM”ディレクトリの下にある該当するフォントファイル(拡張子が.TTF)を
自分で削除してください。
2.2.2 CM-TrueTypeフォントの更新
CM-TrueTypeの更新はバッチファイル(cmttfup.bat)で行います。このファイルは、
“DISK2\BAT”にあります。
DOS互換ボックスで、ハードディスク上に適当な名前のディレクトリを作成してくだ
さい(ここでは、“CMTTF.NEW”というディレクトリを作成したと仮定します)。そのディレクトリに“DISK2\CMTTF”のすべてのファイルと、cmttfup.batを
コピーしてください。
次に、cmttfup.batを実行します。cmttfup.batの引数には、古いCM-TrueTypeがある
ディレクトリ名を指定します。たとえば、“C:\WINTEX\CMTTF”に古いCM-TrueTypeフォ
ントがある場合、
C:\CMTTF.NEW> cmttfup c:\wintex\cmttf
のように入力してください。
このバッチファイルは、古いCM-TrueTypeフォントをカレントディレクトリにコピー
し、WSPの自己更新ファイルを実行し、最後に不必要なバックアップファイルを削除し
ます。
2.2.3 CM-TrueTypeフォントのマージ
次に新しく作ったCM-TrueTypeフォントを“CMTTF”ディレクトリにコピーします。
C:\CMTTF.NEW> copy *.ttf c:\wintex\cmttf
2.2.4 新しいTrueTypeフォントの登録
最後に、Windowsに戻り、コントロールパネルの“フォント”で“CMTTF”ディレク
トリのCM-TrueTypeフォントを登録してください。
2.3 hyper.styの更新
hyper.styはCD-ROMからフルインストールした場合に、インストールされるファイル
です。CD-ROMからインストールした場合は、TeX for Windowsのディレクトリの
“\WINTEX\DIGITAL\SRC”の下にコピーしてください。
3 バージョンアップの確認
バージョンアップの作業が終わったら、ファイルのタイムスタンプの確認をしてくだ
さい。元のファイルのタイムスタンプは“94-05-20”で、バージョンアップされたファ
イルのタイムスタンプは、“94-10-04”です。
WinTeXとWinDviは、アバウトダイアログボックスでバージョンを知ることができます
。更新前は、“1.0a”ですが、バージョンアップされた後は“1.0b”になっています。
確認してください。
以上