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Text File  |  1995-05-04  |  7KB  |  219 lines

  1.  
  2.  
  3.     ノートPC用バッテリテストプログラム
  4.     Revision 0.21 (1995/4/24)
  5.  
  6.     OLIVETTI USERS GROUP No.7, indirect sect.
  7.     Pierre. (Kazuhiro Inoue)
  8.  
  9.  
  10.     Contents.
  11.  
  12.       0. はじめに
  13.       1. パッケージの構成
  14.       2. testbat.exe の動作
  15.       3. テスト方法
  16.       4. ログファイルの利用方法
  17.       5. 著作権など
  18.       6. その他
  19.  
  20.  
  21. 0. はじめに
  22. ==============================================================================
  23.  
  24.   ノートパソコンで使用される NiCd, NiMH バッテリーは、中途半端な充放電を繰
  25.   り返すとメモリ効果のために性能が劣化します。「現在使っているバッテリーは、
  26.   何分位持つんだろう」、「バッテリ残量表示がどうも信用できない」などと気になっ
  27.   たことはありませんか?
  28.  
  29.   というわけで、バッテリのテストを行うための簡単なプログラムを書いてみまし
  30.  た。本パッケージを使用すると、バッテリ持続時間とバッテリ残量の精度の簡単な
  31.  テストができます。
  32.  
  33.   なお、このプログラムは APM 1.x BIOS が利用可能なノートパソコンならば、
  34.  メーカー、機種を問わず使用可能だと思います。ただし、現時点では Olivetti
  35.   QUADERNO33, PHILOS4x, IBM ThinkPad220 でしか動作を確認していません。
  36.  
  37.  
  38. 1. パッケージの構成
  39. ==============================================================================
  40.  
  41.   本パッケージは以下のファイルから構成されています。
  42.  
  43.       testbat.doc - このドキュメント
  44.       testbat.exe - バッテリテストプログラム。
  45.  
  46.  
  47. 2. testbat.exe の動作
  48. ==============================================================================
  49.  
  50.   usage: testbat.exe [logfile]
  51.  
  52.    logfile ... ログを出力するファイル名。省略した場合は "testbat.log" が
  53.          指定されたものとみなします。
  54.  
  55.          なお、ログファイル名と同一名のファイルが存在する場合は
  56.          プログラムの実行はできません。違うファイル名を指定するか、
  57.          すでに存在しているファイルの名前を変える、削除するなどの
  58.          適切な処置を行ってください。
  59.  
  60.  
  61.   testbat.exe は次のような動作を順に行います。
  62.  
  63.   1. APM BIOS が使用可能かどうかチェックします。(int 15h AX=5300h, BX=0000h)
  64.     使用不可能であれば、ここでプログラムの実行は中断されます。
  65.  
  66.   2. 外部からの電力供給状態を調べ、供給が行われているならば供給が停止される
  67.     か、何かキーが押されるまで待機します。
  68.  
  69.   3. 1分ごとにバッテリの残量を調べ、現在の時刻とバッテリ残量をログファイルに
  70.     出力します。
  71.  
  72.   なお、3. の最中になにかキーを押すとテストは中断されます。
  73.  
  74.  
  75. 3. テスト方法
  76. ==============================================================================
  77.  
  78.  ●放電テスト
  79.  
  80.   1. まず、テストを行いたいノートパソコンのバッテリを充分に充電してください。
  81.  
  82.   2. testbat.exe を実行し、外部からの電力供給をストップしてください。
  83.     電力供給の停止が検出された時点からテストが開始されます。
  84.  
  85.   3. 1分単位で、テスト開始からの経過時間とバッテリ残量 (%) がログファイル
  86.     "testbat.log" に記録されますのでバッテリが切れるまで放置してください。
  87.  
  88.   4. バッテリが切れたら、通電後にまず "chkdsk /F" を実行します。
  89.     エラーが検出されなかったら終わりです。
  90.  
  91.   5. chkdsk /F でエラーが検出されたら、'Y' を押します。この場合はルートディ
  92.     レクトリに "file*.chk" というファイルが生成されているはずですから、この
  93.     内容を確認し、testbat.exe のログファイルかどうかを確認してください。
  94.     内容が無関係なゴミの場合は削除しておきましょう。testbat.exe のログファ
  95.     イルの場合はファイル名を適当なものに変更してください。
  96.  
  97.  
  98.  ●充電テスト
  99.  
  100.   基本的には放電テストとやりかたは同じです。ただし充電テストなので
  101.   外部からの電力供給を停止するわけにはいきません。
  102.  
  103.   そこで、電力供給停止のかわりに何かキーを押してください。あとは延々と
  104.   放置するだけです。
  105.  
  106.  
  107. 4. ログファイルの利用方法
  108. ==============================================================================
  109.  
  110.   ログファイルは区切りがタブコードの CSV形式で記録されます。内容は以下のとお
  111.  りです。数値はそれぞれ左から順に テスト開始からの経過分、測定時刻、バッテリ
  112.  残量です。
  113.  
  114. >>>>>>>> testbat.log (sample)
  115. 0    1:00:00    100
  116. 1    1:01:00    99
  117.     .
  118.     .
  119.     .
  120. >>>>>>>> (end of sample)
  121.  
  122.   セパレータがタブコードの CSV形式ですから、適当な表計算アプリケーションで
  123.   読み込んでグラフを作成するとバッテリ残量がどのように現象していくかを視覚的に
  124.   捉えることができます。
  125.  
  126.   なおログファイルは引数なしで実行した場合はデフォルトで testbat.log に出力
  127.  されます。
  128.  
  129.  
  130. 5. 著作権など
  131. ==============================================================================
  132.  
  133.   以下で「プログラム」とは、testbat.exe の実行形式ファイル、
  134.   ソースプログラムを指します。
  135.  
  136.   本プログラムはフリーソフトウェアです。転載・配布は自由です。
  137.   ただし、BBS 以外のメディアへの掲載については作者へご一報ください。
  138.  
  139.   また、実行結果を BBS 以外のメディア等に掲載する場合についても
  140.   作者までご一報ください。
  141.  
  142.   本プログラムは無保証で提供されます。著作権者は本プログラムの実行結果に
  143.   対する責任を一切負いません。
  144.  
  145.   動作不良のレポート、要望、クレームなどありましたら、適切な方法でご連絡
  146.   下さい。
  147.  
  148.  
  149. 6. その他
  150. ==============================================================================
  151.  
  152.  ●サポートについて
  153.  
  154.   サポート方法については未定です。Olivetti PC ユーザーからの御意見に
  155.   ついては NIFTY-Serve SWINVA mes 19 にて承ります。
  156.  
  157.  
  158.  ●OLIVETTI USERS GROUP について
  159.  
  160.   オリベッティユーザーズグループは、オリベッティの PC を所有するユーザー間の
  161.   交流や情報交換を目的にユーザー主導で '94年8月に設立されたユーザー会です。
  162.   現在は以下の4つのセクションから構成されています。
  163.  
  164.    ユーザーセクション
  165.     市販・オンラインソフトを中心に、マシンの活用法を探る。
  166.     OFFの話題も扱う。
  167.  
  168.    インダイレクトセクション
  169.     市販ソフトの改造などパワーユーザー的な活用を探る。
  170.  
  171.    特殊工作部隊
  172.     本体改造を含めて、ハード関連の活用法を探る。
  173.  
  174.    COLPOセクション
  175.     イタリアの話題を中心に雑談するラフなセクション。
  176.     将来的に、日伊交流の懸け橋としての地位を目指す。
  177.  
  178.   入会金、会費はいまのところ無料です。特に損となることはありませんから、
  179.   オリベッティの PC を所有されている方はぜひともご入会されることを
  180.   おすすめします。
  181.  
  182.   会則および入会登録申請書は NIFTY-Serve SWINVA LIB 4 に登録されています。
  183.  
  184.  
  185.  ●作者
  186.  
  187.     Pierre. (Kazuhiro Inoue)
  188.  
  189.  
  190.  ●連絡先 (郵政省メール)
  191.  
  192.   182 東京都調布市深大寺元町 2-11-8 ガーデンハウス深大寺 202号室
  193.   井之上 和弘
  194.  
  195.  
  196.  ●連絡先 (電子メール)
  197.  
  198.   インターネット
  199.     pcs39748@asciinet.or.jp
  200.  
  201.   日本国内
  202.    ASCII-NET            pcs39748
  203.    NIFTY-Serve        GBD00451
  204.    PC-VAN            EKN78897
  205.  
  206.   海外
  207.    CompuServe        101013,451
  208.  
  209.  
  210.  ●修正履歴
  211.   date    desc...
  212.     95/04/24    若干のバグフィックスを行う。
  213.  
  214.   95/02/26    ドキュメント修正
  215.   94/12/19    コマンドラインからログファイルの名前を指定できるように変更
  216.   94/12/18    初期バージョン作成
  217.  
  218. -- [end of document.] --
  219.