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DOS/V Power Report 1997 December
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LHA2P205
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lha2-2.05pre
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README.1st
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1996-02-25
|
9KB
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222 lines
LHA OS/2 version Rel.2.05pre
Copyright (C) 1988-1996, H.Yoshizaki(吉崎栄泰)
Copyright (C) 1991-1996, Revised OS/2 version by S.HIRAMATSU(平松智)
February 25, 1996
● 配布制限
今回のリリ-スは正式リリ-スですので, このパッケ-ジ自体の配布は, 条
件に従っていただく限り自由です.
但し, Level 3ヘッダを含む書庫(EAの有無にかかわらず)の配布は禁止いた
します. これはDOS版などの対応が済んでいないためです.
現在w32対応のDLL版では対応を進めて頂いていますので, そう遠くない時期
に書庫の方も自由に配布できるようになると思います.
# ご迷惑お掛けしてすいません.
● 警告
ご報告頂いているBUGが完全にFIXされていません. 解凍時にTRAPでお亡くな
りになったりします. またエラ-チェックが少々甘い(元のCのコ-ドと整合
性が取れなくなってきた)ので, 書庫以外を食わすと多分落ちます.
# 最優先で修正しておきます.
● 拡張属性(EA)を保存するには
拡張属性の保存はデフォルトではありません.
"-e"オプションを付けて下さい. この場合, 自動的にLevel 3ヘッダが利用さ
れます. 同時に"-x"オプションが指定された場合, これまた自動的に"-d"オプ
ションが付加されます.
これらは, 安全性を考慮した結果であり, 仕様変更の予定はありません.
また, ヘッダレベルのみLevel 3にしたい場合は"-h3"オプションを指定する
ことで可能です.
● Level 3ヘッダで何が出来るか
・OS/2の拡張属性(EA)も保存する事が可能になります.
・ファイル作成日時(CTIME)と最終アクセス日時(ATIME)も保存する事が可能
になります.
・UNIX.GIDならびにUNIX.UIDという環境変数にUNIXにおけるUID/GIDを設定
しておくことにより, 各ファイルに自分のUID/GIDを保存する事が可能に
なります. なおこの環境変数はTCP/IP for OS/2 V2.0 NFS Kitを導入済み
の場合は設定されているはずです.
# UNIX.UIDとUNIX.GIDに設定するのは数字です. ユ-ザ名/グル-プ名で
# はありません.
● LHA for OS/2 32bit versionの公開にあたって
このLHAはOS/2 2.11以降で動作します.
この版から内藤政三氏の意向を受け, 拡張属性をサポ-トしています. ただ
し, 以下のような制限があります.
・拡張属性サポ-トオプション指定時に対象ファイル/ディレクトリに対し
てアクセスしてはいけません(例えばWorkplace shellのドライブアイコン
などから).
・内藤氏の意向を受けて作成していますが, ヘッダの取扱いが異なるため,
内藤氏が作成されたLHAで保存した書庫の拡張属性はサポ-トできません.
・Level 3ヘッダでのみサポ-トします.
● LHA for OS/2 16bit versionの今後
Rel.1.04aを最後とさせて頂きます. ソース上には残しておきますが, 動作
保証は致しません. 著作権は放棄いたしませんので, ご注意下さい.
● DOS版との違い
本LHAは, LHx 2.02b(C version)を基に, LHA 2.11版のコードを融合させた
物です. 基本的に, 以下の点でDOS版LHAと異なります.
・自己解凍をサポートしていない.
・OS/2のHPFS(High Performance File System)他に対応.
・Code Pageに対応している.
・ファイル名の長い物については, リスト表示時に'*'を表示. さらにディ
レクトリ情報がある場合は, '='を表示.
・"-a1"と"-i1"オプションをデフォルトとしてある.
・オプションの指定に'/'は使えない(ディレクトリの区切りには使える).
・HPFS領域上では, 凍結/解凍時には末尾に".lzh"または".lzs"の付いたファ
イルしか扱えない.
・"--"オプションを取り消す"/-0"オプションの指定は出来ない.
・展開時のみベースネームまたはカレント・ドライブのファイルシステムを
調べ, FATかHPFSかを判定する.
・いくつ"."を含んでいても".lzh"をつける必要はない. 但し".lzh.lzh"の
様なひねたファイル名の場合は, 正確に記す必要がある.
・OS/2のEA(拡張属性)に対応.
・Level 3ヘッダをサポート.
・レスポンスファイルが扱えない.
但し, FATシステムと判定された場合, 長いファイル名の変名方法は2.11版
と同じです. また, 空白を含むファイル名に関してのチェックは行っていま
せん.
● マニュアル
DOS版のそれ相応のLHA.DOCを配布規定に従い同時に配布していますので, こ
ちらを御利用下さい. 当分の間, UNIX版LHAのman形式に相当するマニュアル
は作成致しません. 自己解凍に関する部分を無視して, 目を通していただけ
れば, 90パーセントOKです. これに記載されていない, OS/2版特有の問題に
関しては, 「利用上の注意点」で述べています.
● 利用上の注意点
現在, このOS/2版に対応するDOS版は, version 2.53(暫定公開版)です. 基
本的な機能は, 圧縮率改善テスト中の"-lh6-"で圧縮された書庫を扱えない
事と, 自己解凍をサポートしていない事を除き, ほぼ同等です.
しかし, 基となるソースに2.02bと2.11版を用いていますので, DOS版の最新
版では駆逐されているBUGが, OS/2版に存在している可能性が多分に有りま
す. この事を常に念頭におき, 以下の相違点/注意点に目を通して下さい.
・HPFS領域上では, 書庫の拡張子が, 必ず".lzh"または".lzs"であることを
必要とします.
・一時ファイル作成用環境変数は, "TMPDIR","TMP","TEMP"の順に検索しま
す.
・一時ファイルは, "mktemp()"にて作成するので, 名前が一定ではありませ
ん. さらに, HPFSとFATでも命名方法が異なります.
・オプション指定のスイッチ文字に, '/'は使えません.
・"--"オプションを取り消す"/-0"オプションの指定は出来ません.
・"-i0"と"-i2"オプション指定時は, それぞれ凍結/解凍時に大文字/小文字
へと変換されます.
・書庫内のファイルは, 常に大文字・小文字を区別します.
・ヘッダのOS定義文字が, OS/2を示す'2'になっています.
・ファイル名の長い物については, リスト表示時に'*'を表示. さらにディ
レクトリ情報がある場合は, '='を表示します.
・HPFS対応ですが, 空白を含むファイル名には, 対応していません.
・ワイルド・カードの展開は, オリジナルと同じものを利用しているため,
ファイル名中の'.'が'*'の区切りになってしまいます.
・"-z2"オプション使用時には, 大文字/小文字を問わず, 拡張子が
"zoo", "arc", "pak", "zip", "lzs", "lzh", "taZ", "shZ", "pZ", "Z",
"tgz", "sgz", "pgz", "gz"の物は圧縮せずに収納します.
・"-e"オプションを指定することにより拡張属性(EA)を保存可能です.
・"-e"と"-x"オプションが同時に指定された場合, "-d"オプションも有効にな
ります.
・現在のところレスポンスファイルは扱えません(ごめんなさい, 対応コ-
ドが無いのに今まで気づいていませんでした).
● 今後の予定
・DOS版で実現された機能に関しては, 出来る範囲で対応します.
・レスポンス・ファイル以外の標準入力に対応します.
・"-lh6-"圧縮法へ対応します.
・ロングファイルネ-ムをFAT上に展開できない時, EAに収めたいなぁ...
でもOS/2がVFATに対応してくれれば済むだけの話なんだけど.
・いいかげんワイルドカ-ドの展開ル-チンを置き換えたい!
・自己展開も気が向いたらサポ-トしませう.
・無駄なコ-ドを取り除きたい.
# さ-て何年掛かるかなぁ...
● 配布物
lha2-2.05pre.lzh
lha2-2.05pre/README.1st このファイル
LHA.DOC DOS版2.53のマニュアル
ChangeLog LHA OS/2 versionの改変履歴
lha.exe LHA OS/2 versionの実行形式
source.lzh LHA OS/2 versionのソース・コード
● CD-ROM等への掲載について
下記の条件に従う限り自由ですが, お願いがあります.
ロングネ-ムの許されない媒体に掲載する場合, 出来ればデリレクトリ名を
LHA2P205 (デリレクトリ名はバ-ジョンに因って異なります)とし, その中
に lha2-2.05pre.lzh を展開した状態(ChangeLogはCHANGE.LOGに改名), す
なわち
LHA2P205/README.1ST
LHA.DOC
CHANGE.LOG
LHA.EXE
SOURCE.LZH
とした状態で配布していただけると幸いです.
● ソース・コードの利用法
次の「使用・再配布・移植・改良」を読んだ上で, 主旨に賛同出来る方のみ
御利用下さい. "source.lzh"中のファイルは, このファイルを
lha x source
として展開し, 展開された"FILES"というファイルに記載されています.
実行形式の生成は, "Makefile"を理解した上で, 変更を加え, makeして下さ
い. なお, ソースに関する技術的質問は, お断りさせて頂きます. 詳しくは,
[1] 奥村晴彦: "データ圧縮アルゴリズム概説", C magazine, vol.3, Jan.,
pp.44-58(1991)
[2] 吉崎栄泰: "圧縮ユーティリティ新LHの全貌", C magazine, vol.3, Jan.,
pp.59-68(1991)
や, 上記文献/マニュアルに記載の他の文献を参照願います.
● 使用・再配布・移植・改良
本OS/2版LHAは, DOS版同様, "FREE SOFTWARE"です. 利用などに関する一連
の条件は, 全て, このパッケージに含まれる, LHA.DOC記載の通りと致しま
す. 但し, 本プログラムは, 移植版ですので, 以下の条件を付け加えさせて
頂きます.
・本OS/2版の著作権表示を変更しないで下さい.
・本LHAは2.02bと2.11を基に, 平松智がOS/2へ移植した物です. 著作権は吉
崎栄泰氏に存在しますが, 本OS/2版LHAに関するBUG等の問い合わせは, 吉
崎氏に対して行わないで下さい.
・本OS/2版LHAについては, 出来るだけ平松智がサポートを行いますが, 使
用に際しての如何なる事故に対しても, 平松智ならびに吉崎栄泰氏は, 一
切責任を負いません.
・本移植版を再配布する際は, 本パッケージに含まれる全てのファイルを配
布して下さい.
・本移植版を再移植・改良した物を配布する際, 本パッケージを基にした事
と, 改変者の氏名・連絡先・改変の旨を明記して下さい.
また, 転載者の方は, 出来る限り最新版の転載に御協力下さい.
● 謝辞
素晴らしいユーティリティを公開され, 移植版の公開を許可して下さった,
吉崎栄泰氏に感謝いたします.
● 一次配布先
NIFTY-Serve FLABO/Lib2, FOS2APP/Lib7
http://ux01.so-net.or.jp/~hiramatu/
これ以外への転載はご自由にどうぞ.
● OS/2版の問い合わせ先
E-mail: PFG02542@niftyserve.or.jp
hiramatu@ba2.so-net.or.jp
hiramatu@mico.semicon.sony.co.jp