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/ DOS/V Power Report 1997 March / VPR9703A.ISO / OLS / Os2 / LHA2P205 / LHA2P205.LZH / lha2-2.05pre / README.1st < prev    next >
Text File  |  1996-02-25  |  9KB  |  222 lines

  1. LHA  OS/2 version Rel.2.05pre
  2. Copyright (C) 1988-1996, H.Yoshizaki(吉崎栄泰)
  3. Copyright (C) 1991-1996, Revised OS/2 version by S.HIRAMATSU(平松智) 
  4.  
  5.                                                     February 25, 1996
  6.  
  7. ● 配布制限
  8. 今回のリリ-スは正式リリ-スですので, このパッケ-ジ自体の配布は, 条
  9. 件に従っていただく限り自由です.
  10. 但し, Level 3ヘッダを含む書庫(EAの有無にかかわらず)の配布は禁止いた
  11. します. これはDOS版などの対応が済んでいないためです.
  12. 現在w32対応のDLL版では対応を進めて頂いていますので, そう遠くない時期
  13. に書庫の方も自由に配布できるようになると思います.
  14. # ご迷惑お掛けしてすいません.
  15.  
  16.  
  17. ● 警告
  18. ご報告頂いているBUGが完全にFIXされていません. 解凍時にTRAPでお亡くな
  19. りになったりします. またエラ-チェックが少々甘い(元のCのコ-ドと整合
  20. 性が取れなくなってきた)ので, 書庫以外を食わすと多分落ちます.
  21. # 最優先で修正しておきます.
  22.  
  23.  
  24. ● 拡張属性(EA)を保存するには
  25. 拡張属性の保存はデフォルトではありません.
  26. "-e"オプションを付けて下さい. この場合, 自動的にLevel 3ヘッダが利用さ
  27. れます. 同時に"-x"オプションが指定された場合, これまた自動的に"-d"オプ
  28. ションが付加されます.
  29. これらは, 安全性を考慮した結果であり, 仕様変更の予定はありません.
  30. また, ヘッダレベルのみLevel 3にしたい場合は"-h3"オプションを指定する
  31. ことで可能です.
  32.  
  33.  
  34. ● Level 3ヘッダで何が出来るか
  35. ・OS/2の拡張属性(EA)も保存する事が可能になります.
  36. ・ファイル作成日時(CTIME)と最終アクセス日時(ATIME)も保存する事が可能
  37.   になります.
  38. ・UNIX.GIDならびにUNIX.UIDという環境変数にUNIXにおけるUID/GIDを設定
  39.   しておくことにより, 各ファイルに自分のUID/GIDを保存する事が可能に
  40.   なります. なおこの環境変数はTCP/IP for OS/2 V2.0 NFS Kitを導入済み
  41.   の場合は設定されているはずです.
  42.   # UNIX.UIDとUNIX.GIDに設定するのは数字です. ユ-ザ名/グル-プ名で
  43.   # はありません.
  44.  
  45.  
  46. ● LHA for OS/2 32bit versionの公開にあたって
  47. このLHAはOS/2 2.11以降で動作します.
  48. この版から内藤政三氏の意向を受け, 拡張属性をサポ-トしています. ただ
  49. し, 以下のような制限があります.
  50. ・拡張属性サポ-トオプション指定時に対象ファイル/ディレクトリに対し
  51.   てアクセスしてはいけません(例えばWorkplace shellのドライブアイコン
  52.   などから).
  53. ・内藤氏の意向を受けて作成していますが, ヘッダの取扱いが異なるため, 
  54.   内藤氏が作成されたLHAで保存した書庫の拡張属性はサポ-トできません.
  55. ・Level 3ヘッダでのみサポ-トします.
  56.  
  57.  
  58. ● LHA for OS/2 16bit versionの今後
  59. Rel.1.04aを最後とさせて頂きます. ソース上には残しておきますが, 動作
  60. 保証は致しません. 著作権は放棄いたしませんので, ご注意下さい.
  61.  
  62.  
  63. ● DOS版との違い
  64. 本LHAは, LHx 2.02b(C version)を基に, LHA 2.11版のコードを融合させた
  65. 物です. 基本的に, 以下の点でDOS版LHAと異なります. 
  66.  
  67. ・自己解凍をサポートしていない.
  68. ・OS/2のHPFS(High Performance File System)他に対応.
  69. ・Code Pageに対応している.
  70. ・ファイル名の長い物については, リスト表示時に'*'を表示. さらにディ
  71.   レクトリ情報がある場合は, '='を表示.
  72. ・"-a1"と"-i1"オプションをデフォルトとしてある.
  73. ・オプションの指定に'/'は使えない(ディレクトリの区切りには使える).
  74. ・HPFS領域上では, 凍結/解凍時には末尾に".lzh"または".lzs"の付いたファ
  75.   イルしか扱えない.
  76. ・"--"オプションを取り消す"/-0"オプションの指定は出来ない.
  77. ・展開時のみベースネームまたはカレント・ドライブのファイルシステムを
  78.   調べ, FATかHPFSかを判定する.
  79. ・いくつ"."を含んでいても".lzh"をつける必要はない. 但し".lzh.lzh"の
  80.   様なひねたファイル名の場合は, 正確に記す必要がある.
  81. ・OS/2のEA(拡張属性)に対応.
  82. ・Level 3ヘッダをサポート.
  83. ・レスポンスファイルが扱えない.
  84.  
  85. 但し, FATシステムと判定された場合, 長いファイル名の変名方法は2.11版
  86. と同じです. また, 空白を含むファイル名に関してのチェックは行っていま
  87. せん.
  88.  
  89.  
  90. ● マニュアル
  91. DOS版のそれ相応のLHA.DOCを配布規定に従い同時に配布していますので, こ
  92. ちらを御利用下さい. 当分の間, UNIX版LHAのman形式に相当するマニュアル
  93. は作成致しません. 自己解凍に関する部分を無視して, 目を通していただけ
  94. れば, 90パーセントOKです. これに記載されていない, OS/2版特有の問題に
  95. 関しては, 「利用上の注意点」で述べています.
  96.  
  97.  
  98. ● 利用上の注意点
  99. 現在, このOS/2版に対応するDOS版は, version 2.53(暫定公開版)です. 基
  100. 本的な機能は, 圧縮率改善テスト中の"-lh6-"で圧縮された書庫を扱えない
  101. 事と, 自己解凍をサポートしていない事を除き, ほぼ同等です. 
  102. しかし, 基となるソースに2.02bと2.11版を用いていますので, DOS版の最新
  103. 版では駆逐されているBUGが, OS/2版に存在している可能性が多分に有りま
  104. す. この事を常に念頭におき, 以下の相違点/注意点に目を通して下さい. 
  105.  
  106. ・HPFS領域上では, 書庫の拡張子が, 必ず".lzh"または".lzs"であることを
  107.   必要とします.
  108. ・一時ファイル作成用環境変数は, "TMPDIR","TMP","TEMP"の順に検索しま
  109.   す.
  110. ・一時ファイルは, "mktemp()"にて作成するので, 名前が一定ではありませ
  111.   ん. さらに, HPFSとFATでも命名方法が異なります.
  112. ・オプション指定のスイッチ文字に, '/'は使えません.
  113. ・"--"オプションを取り消す"/-0"オプションの指定は出来ません.
  114. ・"-i0"と"-i2"オプション指定時は, それぞれ凍結/解凍時に大文字/小文字
  115.   へと変換されます. 
  116. ・書庫内のファイルは, 常に大文字・小文字を区別します.
  117. ・ヘッダのOS定義文字が, OS/2を示す'2'になっています.
  118. ・ファイル名の長い物については, リスト表示時に'*'を表示. さらにディ
  119.   レクトリ情報がある場合は, '='を表示します. 
  120. ・HPFS対応ですが, 空白を含むファイル名には, 対応していません.
  121. ・ワイルド・カードの展開は, オリジナルと同じものを利用しているため, 
  122.   ファイル名中の'.'が'*'の区切りになってしまいます. 
  123. ・"-z2"オプション使用時には, 大文字/小文字を問わず, 拡張子が
  124.   "zoo", "arc", "pak", "zip", "lzs", "lzh", "taZ", "shZ", "pZ", "Z", 
  125.   "tgz", "sgz", "pgz", "gz"の物は圧縮せずに収納します.  
  126. ・"-e"オプションを指定することにより拡張属性(EA)を保存可能です.
  127. ・"-e"と"-x"オプションが同時に指定された場合, "-d"オプションも有効にな
  128.   ります.
  129. ・現在のところレスポンスファイルは扱えません(ごめんなさい, 対応コ-
  130.   ドが無いのに今まで気づいていませんでした).
  131.  
  132.  
  133. ● 今後の予定
  134. ・DOS版で実現された機能に関しては, 出来る範囲で対応します.
  135. ・レスポンス・ファイル以外の標準入力に対応します.
  136. ・"-lh6-"圧縮法へ対応します.
  137. ・ロングファイルネ-ムをFAT上に展開できない時, EAに収めたいなぁ...
  138.   でもOS/2がVFATに対応してくれれば済むだけの話なんだけど.
  139. ・いいかげんワイルドカ-ドの展開ル-チンを置き換えたい!
  140. ・自己展開も気が向いたらサポ-トしませう.
  141. ・無駄なコ-ドを取り除きたい.
  142. # さ-て何年掛かるかなぁ...
  143.  
  144.  
  145. ● 配布物
  146. lha2-2.05pre.lzh
  147. lha2-2.05pre/README.1st           このファイル
  148.              LHA.DOC              DOS版2.53のマニュアル
  149.              ChangeLog            LHA OS/2 versionの改変履歴
  150.              lha.exe              LHA OS/2 versionの実行形式
  151.              source.lzh           LHA OS/2 versionのソース・コード
  152.  
  153.  
  154. ● CD-ROM等への掲載について
  155. 下記の条件に従う限り自由ですが, お願いがあります.
  156. ロングネ-ムの許されない媒体に掲載する場合, 出来ればデリレクトリ名を 
  157. LHA2P205 (デリレクトリ名はバ-ジョンに因って異なります)とし, その中
  158. に lha2-2.05pre.lzh を展開した状態(ChangeLogはCHANGE.LOGに改名), す
  159. なわち 
  160. LHA2P205/README.1ST
  161.          LHA.DOC
  162.          CHANGE.LOG
  163.          LHA.EXE
  164.          SOURCE.LZH
  165. とした状態で配布していただけると幸いです.
  166.  
  167.  
  168. ● ソース・コードの利用法
  169. 次の「使用・再配布・移植・改良」を読んだ上で, 主旨に賛同出来る方のみ
  170. 御利用下さい. "source.lzh"中のファイルは, このファイルを
  171.  
  172.     lha x source
  173.  
  174. として展開し, 展開された"FILES"というファイルに記載されています.
  175. 実行形式の生成は, "Makefile"を理解した上で, 変更を加え, makeして下さ
  176. い. なお, ソースに関する技術的質問は, お断りさせて頂きます. 詳しくは, 
  177.  
  178. [1] 奥村晴彦: "データ圧縮アルゴリズム概説", C magazine, vol.3, Jan., 
  179.     pp.44-58(1991)
  180. [2] 吉崎栄泰: "圧縮ユーティリティ新LHの全貌", C magazine, vol.3, Jan., 
  181.     pp.59-68(1991)
  182.  
  183. や, 上記文献/マニュアルに記載の他の文献を参照願います.
  184.  
  185.  
  186. ● 使用・再配布・移植・改良
  187. 本OS/2版LHAは, DOS版同様, "FREE SOFTWARE"です. 利用などに関する一連
  188. の条件は, 全て, このパッケージに含まれる, LHA.DOC記載の通りと致しま
  189. す. 但し, 本プログラムは, 移植版ですので, 以下の条件を付け加えさせて
  190. 頂きます. 
  191.  
  192. ・本OS/2版の著作権表示を変更しないで下さい.
  193. ・本LHAは2.02bと2.11を基に, 平松智がOS/2へ移植した物です. 著作権は吉
  194.   崎栄泰氏に存在しますが, 本OS/2版LHAに関するBUG等の問い合わせは, 吉
  195.   崎氏に対して行わないで下さい. 
  196. ・本OS/2版LHAについては, 出来るだけ平松智がサポートを行いますが, 使
  197.   用に際しての如何なる事故に対しても, 平松智ならびに吉崎栄泰氏は, 一
  198.   切責任を負いません. 
  199. ・本移植版を再配布する際は, 本パッケージに含まれる全てのファイルを配
  200.   布して下さい.
  201. ・本移植版を再移植・改良した物を配布する際, 本パッケージを基にした事
  202.   と, 改変者の氏名・連絡先・改変の旨を明記して下さい.
  203.  
  204. また, 転載者の方は, 出来る限り最新版の転載に御協力下さい.
  205.  
  206.  
  207. ● 謝辞
  208. 素晴らしいユーティリティを公開され, 移植版の公開を許可して下さった, 
  209. 吉崎栄泰氏に感謝いたします.
  210.  
  211.  
  212. ● 一次配布先
  213. NIFTY-Serve        FLABO/Lib2, FOS2APP/Lib7
  214. http://ux01.so-net.or.jp/~hiramatu/
  215. これ以外への転載はご自由にどうぞ.
  216.  
  217.  
  218. ● OS/2版の問い合わせ先
  219. E-mail: PFG02542@niftyserve.or.jp
  220.     hiramatu@ba2.so-net.or.jp
  221.         hiramatu@mico.semicon.sony.co.jp
  222.