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Text File  |  1995-03-23  |  5KB  |  121 lines

  1. ■TeX for Windowsのバージョンアップの方法について
  2.  
  3.  バージョンアップファイルはlhaにより圧縮されています。ハードディスクに適当
  4. な名前のディレクトリを作成し、その中で解凍してください。
  5.  
  6. ※lhaは、吉崎栄泰氏によって作成された圧縮・解凍プログラムです。
  7.  
  8. ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
  9.  
  10.  今回の差分ファイルは、バージョン1.0bをお持ちの方が対象です。
  11. それ以前のバージョンをお使いの場合は、最初に1.0a(1.0)->1.0bのバージョン
  12. アップを行ってください。
  13.  
  14. ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
  15.  
  16. 1 ディレクトリ構成
  17.  
  18.  今回のバージョンアップのディレクトリ構成は以下の通りです。
  19.  
  20.         WSP             WSP version 1.50を収録したディレクトリ
  21.         DISK\DOC        ドキュメントが含まれるディレクトリ
  22.         DISK\BIN        TeX for WindowsのEXEファイルの差分ファイル
  23.                         wintex.wup windvi.wup
  24.                         wpitex.wup wpvtex.wup
  25.                         bwpitex.wup bwpvtex.wup
  26.                         winmkidx.wup
  27.         DISK\BIN32      TeX for Windowsの32ビットEXEファイルの差分ファイル
  28.                         wintex32.wup
  29.                         windvi32.wup
  30.         DISK\CMTTF      CM-TrueTypeフォントの差分ファイル
  31.                         cmex10.wup
  32.         DISK\DIGITAL\SRC
  33.                         hyper.sty
  34.  
  35. 2 WSPについて
  36.  
  37.  今回のTeX for Windowsのバージョンアップは、WSPで作成した差分ファイルで
  38. 配布されます。WSPは、差分ファイルの作成と、アップデートを効率良く行える
  39. 大変にすぐれたソフトウェアです。
  40.  
  41.  バージョンアップディスクには、WSPディレクトリにWSPバージョン1.5を収録
  42. しています。
  43.  バージョンアップ作業を始める前に、“wsp.com”を環境変数PATHで指定した
  44. ディレクトリにコピーし、どのディレクトリからでもwspを実行できるように
  45. しておいてください。
  46.  
  47. ※WSPは、amaproワキチ(和田浩一)氏によって作成された差分作成・更新プロ
  48.   グラムです。
  49. ※WSPの詳しい使用法については、付属のドキュメントwsp.docをご覧ください。
  50.   ここでは、WSPを使用したバージョンアップの手順を簡単に説明します。
  51.  
  52. 2.1 WSPを使ったバージョンアップの方法
  53.  
  54.  ここでは、オリジナルのファイルが“abc.exe”、差分ファイルが“abc.wup”
  55. であるとします。
  56.  まず、オリジナルのファイルと差分ファイルを同じディレクトリにおきます。
  57. 次に、差分ファイルを指定して、wsp.comを実行します。
  58.  
  59.         X> wsp abc.wup
  60.         ...
  61.  
  62.  この操作でバージョンアップされた“abc.exe”が生成されます。オリジナルの
  63. ファイルは“$bc.exe”のように先頭の1文字が“$”に変更されて残ります。
  64.  
  65. 3 ファイルの更新
  66.  
  67.  最初に差分ファイルを、元のファイルがあるディレクトリにコピーし、そのディ
  68. レクトリでwsp.comを実行します。
  69.  
  70.  たとえば、windvi.exeを更新する場合は、次のように行います。
  71.  
  72.      (1)今回、配布された差分ファイルwindvi.wupをTeX for Windowsの
  73.           ディレクトリの“bin”ディレクトリにコピーする。
  74.        (2)アップデートを行う。
  75.  
  76.          X:\WINTEX\BIN> wup windvi.wup
  77.             ...
  78.  
  79.        (3)windvi.exeのタイムスタンプが95-03-24になっていることを確認する。
  80.        (3)必要がなければ、$indvi.exeを削除する。
  81.  
  82. 3.2 フォントの登録
  83.  
  84.  更新したcmex10.ttfを使用するためには、このフォントファイルを新たに
  85. Windowsに登録する必要があります。
  86.  最初にWindowsのコントロールパネルの“フォント”で古い“cmex10”の登録
  87. を削除します。削除の際には、「フォントファイルをディスクから削除(D)」と
  88. いうボタンをチェックしてください。削除中に、
  89.  
  90. ----------------------------------------------------------------
  91.                         コントロールパネル
  92.  
  93.         Windowsはフォントcmex10 Regular(TrueType)をWindowsの
  94.         ディレクトリにコピーできませんでした。
  95.         元のフォントファイルを削除しますか?
  96.  
  97.                 はい(Y) いいえ(N) キャンセル
  98. ----------------------------------------------------------------
  99.  
  100. のメッセージボックスが表示された場合には、[いいえ(N)]を押して、Windowsの
  101. “SYSTEM”ディレクトリの下にあるCMEX10.TTF)を自分で削除してください。
  102.  最後に、Windowsに戻り、コントロールパネルの“フォント”で“CMTTF”ディレク
  103. トリのCM-TrueTypeフォントを登録してください。
  104.  
  105. 3.3 hyper.styの更新
  106.  
  107.  hyper.styはCD-ROMからフルインストールした場合に、インストールされるファイル
  108. です。CD-ROMからインストールした場合は、TeX for Windowsのディレクトリの
  109. “\WINTEX\DIGITAL\SRC”の下にコピーしてください。
  110.  
  111. 4 バージョンアップの確認
  112.  
  113.  バージョンアップの作業が終わったら、ファイルのタイムスタンプの確認をしてくだ
  114. さい。元のファイルのタイムスタンプは“94-10-04”で、バージョンアップされたファ
  115. イルのタイムスタンプは、“95-03-24”です。
  116.  WinTeXとWinDviは、アバウトダイアログボックスでバージョンを知ることができます
  117. 。更新前は、“1.0b”ですが、バージョンアップされた後は“1.0c”になっています。
  118. 確認してください。
  119.  
  120.                                                                 以上
  121.