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1990-06-14
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xscript USER'S MANUAL
<< xscript.com (Ver 1.4) document >>
Transcript Service for FMR-10LT/30/50/60/70/FM16β/FMTOWNS + MS-DOS
Version 5.1
Written by SHU (NIFTY-Serve : SGB01651)
Original PC-9801 version
Written by Oka (PC-VAN : DLJ83876 / PCS : pcs20935)
Modified by Appne:pcs25411, ish:pcs20210, and Locus
Sun May 13 00:54:17 1990
目次
0.はじめに
1.インストールのしかた
2.使用法(機能一覧)
3.xsave.com の使用法
4.xsetup.exe の使用法
5.制限事項および注意
6.再配布される方へ
7.旧版からの変更点
- 1 -
xscript USER'S MANUAL
0.はじめに
本ソフトは、FMR-10LT/30/50/60/70/FM16β/FMTOWNS + MS-DOS の環境で、画面出力を
保存しておき、いつでも逆スクロールにより出力履歴を見ることを可能にします。ま
た、履歴の任意の部分を、カット&ペーストによって、コマンド・ラインやエディタ
ーなどに取り込むことや、ファイルに落とすことも可能です。
xscript というのは、transcript(写し、写本)のつもりで名付けました。
1.インストールのしかた
コマンド・ラインから起動をかけます。[ ] 内の起動時オプションについては、あと
で説明します。FMR-60(24ドット表示)/70用の実行ファイル名は xscript.com 、FM
TOWNS用の実行ファイル名は xscrpttw.com 、他の機種用の実行ファイル名は xscrpt
50.com です。なお FMTOWNS で使用する際は,必ず -m オプションを指定してくださ
い。
xscript [-r|-?|-h|-[eiagm]..]
例)xscript -ga2
xscript -? で起動時のオプションの一覧を表示します。
起動すると次のようなメッセージを表示しメモリー上に常駐します。使用するメモリ
ー量は 7.3K バイト程です。但し -m オプションを指定して起動した場合に使用する
メモリー量は約 81K バイトです。
Install the transcript service (Ver 1.4) by Oka, Appne, ish and Locus
FMR version 5.0 (FMR-60/70) by SHU
あるいは、
FMR version 5.0 (FMTOWNS:MS-DOS) by SHU
あるいは、
FMR version 5.0 (FMR-10LT/30/50/60:16dot/FM16β) by SHU
と表示されます。
また xscript の解放は、-r オプションを指定します。version 2.0 以前の版では2
回目の起動により解放しましたが、今回は -r を明に指定してください。
Remove the transcript service
というメッセージを出力して、常駐時に確保したメモリー領域を解放します。
うまく起動できない場合は後述の「5.制限事項および注意」の項を御参照ください。
- 2 -
xscript USER'S MANUAL
2.使用法(機能一覧)
xscript が組み込まれたなら、まず、CTRL+↑(CTRLキーを押しながら↑キー)を押し
てください。画面が切り替わって、xscript が起動されてから以降の画面出力の内容
が表示されます。最近に出力されたものが、画面上部23行に表示されます。この状
態を transcript mode と呼ぶことにします。
表示範囲の最下行に疑似カーソルが出ます。あとは、このカーソルをあちこちに動か
して、望みの部分を見ることになります。
このあとに機能の一覧を掲げますが、それを読むのが面倒な方は、transcript mode
に入って、HOMEキーを押してください。簡単な機能説明が表示されます。たいていの
ことは、これで間に合うと思います。
では、以下、xscript が持っている機能を一つずつ解説していきます。
A. transcript mode でない場合
1) CTRL+↑
transcript mode に入ります。最近の画面出力23行分が表示され、最下行に疑
似カーソルが出ます。
2) CTRL+↓
transcript mode に入ります。前回、transcript mode から抜けたときと同じ画
面が表示されます。エディターから、コンパイラーのエラーメッセージを参照す
るときなどは、こちらが便利でしょう。
3) CTRL+HOME
カットしてきた領域をキーボード入力の代わりに取り込みます。これをペースト
機能と呼ぶことにします。ペーストはカット領域が残っている限り何度でも繰り
返すことができます。あやまってカットを実行してしまった場合は、CTRL+↑,↓
を押して、transcript mode に入ることにより、中断することができます。なお、
引用文字を設定すると、ペースト行の先頭にその文字を追加することが可能です。
詳しくは -a オプションの項を参照してください。
4) CTRL+取消(CANCEL)
画面出力内容の transcript buffer への保存を中断/再開します。中断されたと
きはシステム・ラインの左端に、'!' が表示されます。
なおこれら 1)~4) の動作を指示するキー(CTRLキーと同時に押すもう一つのキ
ー)は、xsetup を使用することにより、変更できます。
- 3 -
xscript USER'S MANUAL
B. transcript mode にいる場合
5) ESC, CTRL+[
transcript mode から抜け出します。もし、領域の指定中であれば、それは無視
されます。
B.a 疑似カーソルの移動
6) ↑, E, e, CTRL+E
カーソルを1行上に移動させます。カーソルが画面最上行にある場合は、1行ス
クロールダウンします。
7) ←, S, s, CTRL+S
カーソルを1文字左に移動させます。カーソルが行の左端にある場合は、上の行
の右端に移動します。
8) →, D, d, CTRL+D
カーソルを1文字右に移動させます。カーソルが行の右端にある場合は、下の行
の左端に移動します。
9) ↓, X, x, CTRL+X
カーソルを1行下に移動させます。カーソルが画面最下行にある場合は、1行ス
クロールアップします。
10) A, a
カーソルを1ワード左に移動させます。ワードの区切りは空白です。
11) F, f
カーソルを1ワード右に移動させます。ワードの区切りは空白です。
12) CTRL+A
カーソルを行の左端に移動させます。
13) CTRL+F
カーソルを行の右端に移動させます。
14) CTRL+T
カーソルを表示画面の先頭に移動させます。
15) CTRL+B
カーソルを表示画面の終りに移動させます。
- 4 -
xscript USER'S MANUAL
B.b 表示範囲の移動
16) W, w, CTRL+W, 前行(ROLL DOWN)
画面を1行スクロールダウンします。
17) Z, z, CTRL+Z, 次行(ROLL UP)
画面を1行スクロールアップします。
18) CTRL+R, PF6[前頁]
前の23行を表示します。
19) CTRL+C, PF7[次頁]
次の23行を表示します。
20) T, t
画面出力バッファの先頭を表示します。
21) B, b
画面出力バッファの終りを表示します。
B.c 領域指定
22) 挿入(INS), M, m, PF10[複写]
領域の開始点を指定します。これをマークと呼ぶことにします。マーク後は、カ
ーソルの移動につれて、カーソルとマークではさまれた部分が黄色で反転表示さ
れます。
23) 削除(DEL), O, o, 実行(ENTER)
黄色で反転表示されている部分をカット領域として指定し、transcript mode か
ら抜け出します。このあと、CTRL+HOME により、カット領域の内容をキーボード
入力の代わりに取り込むことができます。マークが指定されていない場合は、カ
ーソルの置いてある1ワードをカット領域とします。
24) CR, P, p, CTRL+P
前項の領域のカットと同様ですが、同時に、領域のペーストも実行します。マー
クが指定されていない場合は、カーソルの置いてある1ワードをカット領域とし
ます。
25) CTRL+K
カーソル位置から行の終りまでをカット領域として指定します。マークは無視さ
れます。
26) K, k
前項と同様ですが、同時に、領域のペーストも実行します。
- 5 -
xscript USER'S MANUAL
27) CTRL+U
カーソルのある行の先頭からカーソル位置の前までをカット領域として指定しま
す。マークは無視されます。
28) U, u
前項と同様ですが、同時に、領域のペーストも実行します。
29) >, :, -
ペースト時に各行の先頭に付加する文字(引用文字:include character)を設定
します。設定できるのはこれらの文字のいずれかです。但し、起動時には -i オ
プションにてこれら以外の文字も設定可能です。現在設定中の引用文字と同じキ
ーを押すと、設定が解除されます。なお、起動時のデフォルトの引用文字は、>
です。
30) SHIFT+(ペーストキー)
起動時オプションの設定により、動作が異なります。起動時のデフォルト状態で
は、-a0 の状態です。
-a0: include with SHIFT key (default)
ペースト動作時 SHIFT キーを押している場合に引用文字を付加します。
押していない場合は、付加しません。
-a1: include without SHIFT key
ペースト動作時 SHIFT キーを押していない場合に引用文字を付加します。
押している場合には、付加しません。
-a2: include always
引用文字が指定してある場合には常に付加します。
B.d 文字列探索
31) /
探索文字列を入力し <RETURN>キーを押すと、カーソルのある位置から前方(画面
出力バッファの終わり方向)に向かって文字列を捜します。大文字と小文字は区
別せずに探索します。探索文字列の最大長は16バイトで、漢字を含んでもかまい
ません。<RETURN>キーの代わりに CTRL+C を押すと探索を中止します。また<RET
URN>キーの代わりに CTRL+J を押すと、大文字と小文字を異なるものとして探索
します。なお大文字と小文字を区別せずに探索する場合は漢字の判定を省略して
いますので、漢字の第二バイトのコードが探索文字列と一致することがあります。
したがって本当は発見できていないのに、発見できた、というメッセージを表示
することがあります。
32) ?
前項と同様の探索を後方(画面出力バッファの先頭方向)に向かって行います。
33) N, n
直前に指定した探索文字列を用いて、再度前方に探索します。
34) CTRL+N
- 6 -
xscript USER'S MANUAL
直前に指定した探索文字列を用いて、再度後方に探索します。
B.e ラベル機能
35) L, l
現在の疑似カーソルの位置を記憶します。 L または l に引き続き、任意の一文
字を入力してください。その文字が記憶した位置のラベルとなります。
36) '
記憶したラベルに移動します。 ' に引き続き、ラベルとした文字を入力してくだ
さい。記憶した位置に移動します。
B.f ヘルプ
37) HOME, CTRL+]
簡単な機能説明を表示します。
C. その他
38) ESC 0
コンソールに対して ESC 0 を出力することにより、画面出力バッファ(transcr
ipt buffer)への画面出力の保存を中断します。 echo ^[0 を実行すればよいで
しょう。中断時にはシステム・ラインの左端に、'!' が表示されます。データベ
ースなど画面指向のアプリケーションを使用する場合は、あらかじめ、この処理
をしておいたほうがよいでしょう。また、Unix マシンなどの端末として FMR を
使うような場合にも、vi を起動する前にこの処理をしておくとよいと思います。
39) ESC 1
コンソールに対して ESC 1 を出力することにより、画面出力バッファへの画面出
力の保存を再開します。 echo ^[1 を実行すればよいでしょう。
D. 起動時オプション
起動時に次にオプションを指定できます。オプションは大文字、小文字のいずれ
で指定してもかまいません。
-r : remove xscript
常駐している xscript を解放します。
-? : show help
起動時オプションの一覧を表示します。
-h : show help
同上。
-e : free environment area
起動時に環境変数領域を解放します。
-iC : set C to include chracter
引用文字(include character)を任意の文字に設定します。'>' などの
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xscript USER'S MANUAL
MS-DOS にとって意味のある文字を指定する場合には、"-i>" のように
引用符号で囲む必要があります。
-a0: include with SHIFT key (default)
ペースト動作時 SHIFT キーを押している場合に引用文字を付加します。
押していない場合は、付加しません。
-a1: include without SHIFT key
ペースト動作時 SHIFT キーを押していない場合に引用文字を付加します。
押している場合には、付加しません。
-a2: include always
引用文字が指定してある場合には、常に付加します。
-g : use graphic VRAM
画面出力バッファとしてグラフィックVRAMを使用して起動します。
-m : use main memory
画面出力バッファ及び画面退避バッファとして主記憶を使用して起動し
ます。
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xscript USER'S MANUAL
3.xsave.com の使用法
バンドルしてある xsave.com は、画面出力バッファの内容をファイルに落すためのツ
ールです。カット領域を指定した場合はその領域のみをファイルに落とします。カッ
ト領域を指定しない場合は画面出力バッファ全体を落とします。誤ってカット領域を
指定した場合、一旦 transcript mode に入った後ESCキーを押して抜けると、カット
領域を指定しない状態に戻ります。使用法は以下のとおりです。
使用法
xsave filename
4.xsetup.exe の使用法
xsetup.exe は、通常の状態(transcript mode でない状態)における xscript の起
動キーを変更するツールです。標準では、CTRL+↑、CTRL+↓、CTRL+HOME、CTRL+取消
というように、CTRLキーと四つのキーが割り当てられていますが、CTRLキーと同時に
押すこれらのキーを変更できます。xsetup の引数は、変更したい xscript の実行フ
ァイル名です。対話形式で動作しますので、問い合わせに対して適当なキーを押して
ください。xsetup は指定された実行ファイルを直接書き換えますので、元のファイル
が必要な方はあらかじめコピーしておいてください。xsetup を使用して起動キーを変
更した場合でも、ヘルプ画面の表示内容は標準のままです。なお、xsetup は xscrip
t を起動しない状態で使用してください。使用法と使用例を以下に示します。
使用法
xsetup xscript_filename
使用例
xsetup xscript.com
xsetup c:\tool\xscrpt50.com
5.制限事項および注意
(1) FMR-60(24ドット表示)/70
本ソフトの FMR-60(24ドット表示)/70 版では、オプションを指定せずに起動
した場合、FMR-60/70 のグラフィックVRAMと同アドレスに存在するメインメモリ
のうち、セグメント E000h からの 8KB を画面の退避領域として用い、セグメン
ト D000h からの 64KB を画面出力バッファとして使用します。したがって上記メ
インメモリを別の用途で既に使用されている場合は動作しません。具体例として
は、RAMディスクが本領域を使用しているようですので、RAMディスクとは共存し
ません(xscript を起動した場合、RAMディスクの内容が破壊されます)。但し
MS-DOS 3.1 L30 を使用する場合は、この限りではありません。以下の C 項を御
参照ください。
オプション -G を指定した場合は、グラフィックVRAMのプレーン0のうちセグ
メント CE00h からの 8KB を画面の退避領域として用い、セグメント D000h から
の 64KB を画面出力バッファとして使用します。この場合は、RAMディスクとの共
存が可能です。ただしグラフィック表示をおこなうプログラムを実行してはいけ
ません。
オプション -M を指定した場合は、画面の退避領域及び画面出力バッファとし
て主記憶を使用します。グラフィックソフトとRAMディスクの両方を利用する場合
には、本オプションを付けて起動してください。ただし、主記憶を消費しますの
で、xscriptを起動する前には動作していたソフトが、xscriptを起動すると動作
しなくなる可能性があることに御注意ください。
また画面表示のために、セグメント F800h をテキストVRAMと仮定して直接にア
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xscript USER'S MANUAL
クセスしています。
A. MS-DOS V3.1 L22 以前で使用時
オプションなし、-G オプション指定、-M オプション指定のいずれの起動も可
能です。
B. MS-DOS V3.1 L23 で使用時
この場合も、オプションなし、-G オプション指定、-M オプション指定のいず
れの起動も可能です。
C. MS-DOS V3.1 L30 で使用時
この場合も、オプションなし、-G オプション指定、-M オプション指定のいず
れの起動も可能です。
オプションを付けずに起動する場合は、SETUP コマンドの拡張メモリの設定に
よって、アプリ領域2とアプリ領域3を登録してください。これによってRAMディ
スクとの共存が可能となります。RAMディスクを使用しない場合は、この登録は不
要です。なおこの対応を行うにあたり、NIFTY-Serve NAC01010 古谷さんからの指
摘を参考にさせていただいています。古谷さんに感謝致します。
(2) FMR-50/60(16ドット表示)
FMR-50/60(16ドット表示オプション動作時)版では、キャラクタVRAMの延長に
存在するリザーブメモリを使用します。オプションを指定せずに起動した場合、
セグメント D000h からの 64KB を画面出力バッファとして用い、セグメント E0
00h からの 8KB を画面の退避領域として使用します。
オプション -G を指定した場合は、グラフィックVRAMのセグメント C000h から
の 8KB を画面の退避領域として用い、セグメント D000h からの 64KB を画面出
力バッファとして使用します。この場合は、グラフィック表示をおこなうプログ
ラムを実行してはいけません。
またいずれの場合も、RAMディスクで 64KB 以上の容量を指定するとセグメント
D000h からの領域が使用されますので、RAMディスクは最大でも 64KB に設定し
てお使いください。
オプション -M を指定した場合は、画面の退避領域及び画面出力バッファとし
て主記憶を使用します。したがって動作しないアプリケーションが発生する可能
性があることに御注意ください。
画面表示のためには、セグメント C800h を直接にアクセスしています。
A. MS-DOS V3.1 L22 以前で使用時
オプションなし及び -G オプション指定の起動とも可能です。グラフィック表
示プログラムの実行ができたほうがよいと思いますので一般には、-G オプション
を付けずに起動してください。
B. MS-DOS V3.1 L23 以降で使用時
-G オプション指定の起動のみが可能です。この場合、グラフィック表示プログ
ラムは実行できませんので、御注意ください。なお、-G オプションを付けずに起
動した場合は正常に動作しません。
(3) FMR-30FD/HD/BX
FMR-50/60(16ドット表示オプション動作時)版がこれらの装置で動作します。
この場合、拡張RAM領域に存在するメモリを使用することになります。したがって、
拡張RAMを装備していない場合は動作しません。またRAMディスクは、この領域を
セグメント C000h から使用しているようですので、RAMディスクを使用するとき
は、64KB 以下の設定でお使いください。
オプション -M を指定した場合は、画面の退避領域及び画面出力バッファとし
て主記憶を使用します。したがって動作しないアプリケーションが発生する可能
- 10 -
xscript USER'S MANUAL
性があることに御注意ください。
A. MS-DOS V3.1 L22 以前で使用時
オプションなし及び -G オプション指定の起動とも可能です。グラフィック表
示プログラムの実行ができたほうがよいと思いますので一般には、-G オプション
を付けずに起動してください。
B. MS-DOS V3.1 L23 以降で使用時
-G オプション指定の起動のみが可能です。この場合、グラフィック表示プログ
ラムは実行できませんので、御注意ください。なお、-G オプションを付けずに起
動した場合は正常に動作しません。
(4) FMR-30HX
FMR-50/60(16ドット表示オプション動作時)版がこれらの装置で動作します。
またRAMディスクは、この領域をセグメント C000h から使用しているようですの
で、RAMディスクを使用するときは、64KB 以下の設定でお使いください。
本機種では MS-DOS のレベルにかかわりなく、-G オプションあるいは -M オプ
ション指定の起動のみが可能です。-G オプションを指定した場合、グラフィック
表示プログラムは実行できませんので、御注意ください。
オプション -M を指定した場合は、画面の退避領域及び画面出力バッファとし
て主記憶を使用します。したがって動作しないアプリケーションが発生する可能
性があることに御注意ください。
なお、-G オプションあるいは -M オプションのいずれも指定せずに起動した場
合は正常に動作しません。
(5) FM16β
FMR-50/60(16ドット表示オプション動作時)版がFM16βで動作するとの報告を、
NIFTY-Serve PEC00155 Hide さんより頂いています。また以下のような注意点も
御指摘頂いています。
XSCRIPT を16βで動作させる時の注意ですが…
1)標準メモリー搭載時でRAMディスクを使用する場合
2)メモリーを増設してあっても本体標準メモリを使用する設定の場合
この2通りの状態で XSCRIPT を使用すると、
RAMディスク上のファイルが破壊される場合があります。
従って、上記2通りのRAMディスクの設定で XSCRIPT を実行する
事は、避けた方がいいと思われます。
どうしても使用したい場合は、消極的ながら次の方法が考えられます。
1)標準メモリの場合 ->RAMディスクを使用しない。
2)増設メモリの場合 ->増設した以上のRAMディスクを設定しない。
以上、PEC00155 (ROM) Hide でした。
Hide さん、どうもありがとうございました。
(6) FMR-10LT
FMR-50/60(16ドット表示オプション動作時)版がこの装置で動作します。
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xscript USER'S MANUAL
本機種では MS-DOS のレベルにかかわりなく、常に -M オプション指定の起動
のみが可能です。-M オプションを付けずに起動した場合は正常に動作しません。
(7) FM-TOWNS
A. MS-DOS V3.1 L23 使用時
残念ながら本レベルはサポートしておりません。起動すると一応動作はします
が、画面にゴミが多量に表示され実用にはならないと思います。MS-DOS をレベル
アップして御利用ください。
B. MS-DOS V3.1 L24 使用時
本ソフトのFMTOWNS版は、常に -M オプション指定の起動のみが可能です。-M
オプションを付けずに起動した場合は正常に動作しません。
また TOWNS-OS から DMYCON を起動している際も、同様にして xscript を使用
することができますが、この場合は DMYCON を終了する前に必ず xscript を解放
してください。
また、MS-OS/2 の MS-DOS 互換ボックスでは動作しないと思われます。これをお使い
の方は、適当にソースを修正してお使いください。
また、本ソフトは、ソフトウェア割込の 0F9h を使用します。これと重なるようなソ
フトとは、一緒に動作することはできません。
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xscript USER'S MANUAL
6.再配布される方へ
利益をあげることが目的でない限り、本ソフトを再配布することは自由です。メディ
アや形態に制限は設けません。ただし、できるかぎり、ソースコードも付随させるよ
うにしてください。
7.旧版からの変更点
version 1.0 から version 1.1
(1) FMR-50系をサポート
(2) FMR-50系のサポートと合わせ、使用するワークメモリのセグメントを E000h に変
更
version 1.1 から version 1.2
(1) FMR-30FD/HD/BX をサポート
version 1.2 から version 2.0
(1) xsetup をサポートするため、起動キーコードを変数領域に持つよう変更
(2) xsave でカット領域のみをファイルに落とす機能をサポート
(3) FM-OASYSやPEの操作性と合わせるため、PF6(前頁)/PF7(次頁)/PF10(複写)/実行キ
ーをサポート
(4) カット領域指定に関し、マニュアルの 2.A. 3) に記載されている通り、trans
cript mode に入ることで中断できるように修正
version 2.0 から version 3.0
(1) transcript buffer としてグラフィックVRAMを使用する -G オプションを新設
(2) xscript の解放を -R オプションで行うように変更
(3) 探索機能(/, ?, N, n, CTRL+N)をサポート
(4) FMR-30HX 及び各機種の MS-DOS V3.1 L23 をサポート(-G オプションを指定)
(5) コンソールに対する ESC 0 出力による中断時にも、システム・ラインの左端に
'!' を表示
version 3.0 から version 3.1
(1) use_gvram_flag を xinit.asm から xscript.asm に移動
version 3.1 から version 3.2
- 13 -
xscript USER'S MANUAL
(1) ペースト文字数が最大128文字という制限を解除
(2) TAB を含む場合のペーストの動作を正しく修正
(3) ペースト時の引用文字設定機能(>, :, -)及び引用文字付加機能(SHIFTキー+ペー
ストキー)をサポート
(4) ラベル機能(L, l, ')をサポート
version 3.2 から version 3.3
(1) 起動時オプションによる引用文字設定機能(-I オプション)を追加
(2) 起動時オプションによる引用文字付加操作選択機能(-A オプション)を追加
(3) transcript buffer 及び screen buffer として主記憶を使用する -M オプション
を追加
(4) 起動時オプションを表示するヘルプ機能(-H 及び -? オプション)を追加
version 3.3 から version 4.0
(1) 外字を正しく表示するよう修正
(2) 24ドット機で -G オプション指定時、GVRAMのプレーン0を使用する設定を追加
version 4.0 から version 4.1
(1) CRキーでペーストする際、SHIFTキーが押されていたら引用文字を付加するように
変更
version 4.1 から version 4.2
(1) FMTOWNS の MS-DOS 3.1 L24 をサポート
(2) 起動時のオプション指定で -G オプションを指定した場合、-G より後方のオプシ
ョンを無視していた障害を修正
version 4.2 から version 5.0
(1) FMR 高解像度機 の MS-DOS 3.1 L30 をサポートするため、画面の退避領域のセグ
メントを E000 に変更し、グラフィックVRAMのバンクを切り換えている期間は割
り込みを禁止するように変更
(2) transcript mode へ遷移する際に、CTRLキーのみをチェックするように変更
version 5.0 から version 5.1
(1) CTRLキー + SHIFTキーによるペースト動作が無効となっていた障害を修正
- 14 -
xscript USER'S MANUAL
xsetup version 1.0 から version 1.1
(1) 初期状態で2文字が割りつけられているPFキー(例.PF12)を設定できなかった
障害を修正
以上。
- 15 -