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Text File  |  1990-06-14  |  9KB  |  201 lines
  1.   　　　　　ＭＯＰＴＥＲＭ　Ｖｅｒ０．８２
  2. 　　　　　　ＭＯＰＴＥＲＭ　Ｖｅｒ０．９２　ご使用の手引
  3.  
  4. １．使用機種
  5. 　このソフトはＦＭＴＯＷＮＳ専用です，他の機種ではお使いになれません。
  6. 　ＭＯＰＴＥＲＭ　Ｖｅｒ０．９２(MOPTERM9.EXP)は２Ｍメモリが必要です。１
  7. Ｍの機種でお使いになる場合は　Ｖｅｒ０．８２(MOPTERM8.EXP)を，使用してく
  8. ださい。
  9.  
  10. ２．セットアップ
  11. 　MOPTERM9.EXP（１Ｍの機種では MOPTERM8.EXP）を，そのまま，ダブルクリック
  12. することで，起動します。アイテム登録して起動することもできます。
  13. 　MOPTERM で，パソコン通信のセンタに電話を掛ける場合，電話番号等を設定す
  14. る必要があります。その方法としては，以下の４つがあります。いずれの場合も
  15. 内蔵モデムか，外付けモデム（ＲＳ－２３２Ｃ）かの設定はタウンズ・メニュー
  16. で予め行って下さい［Ｔｏｗｎｓ　システムソフトウエア　使いこなしガイド：
  17. Ｐ．１２１］。
  18.  
  19. 　１）　起動後に設定する。
  20. 　前記の方法で，MOPTERM を起動します。
  21. 　もし，タウンズメニューの回線の設定で，目的の通信センターに合わせた設定
  22. を行ってる場合は，電話のマークのＬＩＮＥアイコンを左クリックします。そし
  23. て，回線の種類（プッシュ回線か，ダイヤル回線か）を設定し，次にキーボード
  24. より電話番号を入れて，リターンキーを押します。
  25. 　接続開始を確認してきますので，左クリックして下さい。
  26. 　もし，タウンズメニューで，回線の設定をやっていない場合は，ＳＥＴアイコ
  27. ンを左クリックして，回線の設定を行い，次にＬＩＮＥアイコンで，回線の種類，
  28. 電話番号を設定して下さい。
  29. 　なお，この方法では，MOPTERM 起動毎に電話番号を設定する必要があります。
  30. 　また，ＳＥＴ画面で設定した回線の種類は，MOPTERM を終了すると消えてしま
  31. います。
  32. 　タウンズ・メニュー又はMOPTERM のＳＥＴ画面で設定する，回線の属性は以下
  33. のものです。接続するセンタ，及び，モデムに応じて設定してください。
  34. 　ボーレート，データ長，パリティ，ストップビット，Ｘ－ＯＮ制御。
  35.  
  36. 　２）　パラメタで設定する。
  37. 　MOPTERM をアイテム登録する際のパラメタで，電話番号を設定できます。
  38. 　この場合，回線の設定は，あらかじめタウンズメニューでやっておいて下さい。
  39. 　パラメタには以下のものを設定して下さい。
  40.  
  41. 　　　ダイヤル式回線の場合     ATDP nnnnnnnnn
  42.       プッシュ式回線の場合     ATDT nnnnnnnnn
  43.  
  44.                                        nnnnnnnnn:センタの電話番号
  45.  
  46.   複数のセンタ(アクセスポイント)にかける場合はパラメタを変えて複数のアイ
  47. テムを登録すると便利です。アイテムの登録については，タウンズの基本システ
  48. ムのマニュアルを参照し下さい［Ｔｏｗｎｓ　システムソフトウエア　使いこな
  49. しガイド：Ｐ．６７］。なお，アイテムの標準アイコンは基本システムの“ＴＭ
  50. ＥＮＵ．ＩＣＮ”というファイルに入っています。これを，MOPTERM9.EXP(又は,
  51. MOPTERM8.EXP)を入れたフロッピーの一番上位のディレクトリにコピーすることで，
  52. 標準のアイコンが使用できます。
  53. 　ただし，この方法では，センター毎に回線の設定を変えることはできません。
  54.  
  55. 　３）　起動時にＡＵＴＯＰＩＬＯＴによる，処理を行う。
  56. 　パラメタに以下ものを指定することで，起動時に自動的にオートパイロットを
  57. 動作させ，回線を設定し電話を掛ける等の処理を行うことができます。
  58.  
  59. 　　　-x ファイル名
  60.  
  61.   ファイル名で示されるファイルに，オートパイロットの制御文を入れておきま
  62. す。オートパイロットの制御文については，MOPTERM.SYNを参照して下さい。
  63. 　また，オートパイロットの例が SAMPLE.PLTに入っています。
  64.  
  65. 　４）　MOPTERM 起動後にＡＵＴＯＰＩＬＯＴを起動する。
  66. 　MOPTERM 起動後にＡＵＴＯアイコンを左クリックすることで，任意のＡＵＴＯ
  67. ＰＩＬＯＴファイルを動かすことができます。複数のセンターにアクセスする場
  68. 合，及び，アクセス後に行う作業を切り換える場合に有効です。 
  69.  
  70. ３．基本操作
  71. 　操作は基本的にマウスで行います。右クリックでアイコン，メニューの選択を
  72. 行い，左クリックでキャンセルです。送信する文書の入力とファイル名のみ，キー
  73. ボードから行います。キーボード，及び，マウスの操作については「はじめよう！
  74. ＦＭＴＯＷＮＳ」「ＴＯＷＮＳシステムソフトウエア　使いこなしガイド」を参
  75. 照して下さい。
  76.  
  77. ４．Ｖｅｒ０．８２までの機能概略
  78.  
  79. 　０）MOPTERM を終了する
  80. 　画面，左上のＥＸＩＴアイコンをクリックして下さい。終了します。
  81. 　何かの作業中で終了できない場合もあります。その場合は，作業に対応するア
  82. イコン（若干，濃い赤で表示されている）をクリックして，処置を行って下さい。
  83. 　作業が完了すると，終了します。
  84.  
  85. 　１）ＣＤの演奏
  86. 　ＣＤアイコンをクリックして下さい。その時，セットされていた，音楽ＣＤの
  87. 演奏トラックが表示されます。演奏したい曲を左クリックすることで，演奏が開
  88. 始されます。ＣＤアイコンをクリックした時点で演奏中の場合は演奏中の曲番号
  89. が青く表示されます。
  90.  
  91. 　２）電話を掛ける，切断する
  92. 　ＬＩＮＥアイコンをクリックすることで，切断中は接続を，接続中は切断がで
  93. きます。電話番号がセットされていない場合は，電話番号を入れる画面がでます。
  94. 回線の種別をセットしたあと，電話番号を入れて下さい。
  95.  
  96. 　３）メモを作成する
  97. 　ＭＥＭＯアイコンをクリックしてください。以下のことが可能です。
  98. 　－　Edit Memo　ﾉ　メモの編集（メモ画面に変わります）
  99. 　－　Clear Memo ﾉ　メモ内容のクリアー
  100. 　－　Send Memo　ﾉ　メモ内容の送信
  101. 　－　Receive　　ﾉ　受信内容をメモに書き込む
  102. 　－　Read File　ﾉ　ディスク・ファイルからメモに読み込む
  103. 　－　Write File ﾉ　ディスク・ファイルからメモに書き込む
  104.  
  105. 　４）ファイル操作
  106. 　ＦＩＬＥアイコンをクリックすることで，以下のことが可能です。
  107. 　－　Send File　　ﾉ　ファイルの内容を送信する
  108. 　－　Receive File ﾉ　受信内容をファイルに書き込む
  109. 　－　Send X-M 　　ﾉ　Ｘ－ＭＯＤＥＭにより，ファイルを送信する
  110. 　－　Receive X-M　ﾉ　Ｘ－ＭＯＤＥＭにより，ファイルに受信する
  111. 　－　Send Name　　ﾉ　ファイル名を送信する
  112. 　Ｂ－Ｐｌｕｓは，センタと端末プログラム（MOPTERM )で自動的に設定を行うた
  113. め特に，操作は不要です。既存のファイルを扱う場合でファイル名を間違わない
  114. ように，Ｓｅｎｄ　Ｎａｍｅを使用すると便利という程度です。
  115.  
  116. 　５）オートパイロット起動
  117. 　オートパイロットファイルを作成しておき，そのファイルの内容に従って，自
  118. 動的に通信作業を行うことができます。オートパイロットファイルの作成方法は，
  119. MOPTERM.SYNを参照して下さい。また，SAMPLE.PLTに作成例があります。
  120. 　作成済のオートパイロットファイルを起動する場合は，ＡＵＴＯアイコンをク
  121. リックして下さい。
  122.  
  123. 　６）通信パラメタのセット，カストマイズ
  124. 　ＳＥＴアイコンにより，通信パラメタ，及び，MOPTERM の各種機能の変更が可
  125. 能です。変更できる要素は，オートパイロットで変更できる要素と同じなので，
  126. MOPTERM.SYNを見ると分かると思います。
  127.  
  128. 　７）バックスクロール
  129. 　画面上消えてしまった古い通信内容を参照できます。上下矢印のアイコンをク
  130. リックして下さい。そして，通信中の画面をマウスの左ボタン（クリック）を押
  131. しながら引っ張って下さい。左ボタンを押して動かしながら，離すとそのまま動
  132. き続けます。もう，一度，左ボタンを押すことで，止めることができます。
  133.  
  134. ７．Ｖｅｒ０．８２からＶｅｒ０．９２への追加機能
  135. 　　　　　　　　　　　（Ｖｅｒ０．８２では使用できません。）
  136. 　Ｖｅｒ０．９２は２Ｍメモリ専用です。そのため，スクロール，メモ共に２５
  137. ６Ｋバイトになってます。合わせて，オートパイロット等の作業域も拡大してい
  138. ます。他に以下の機能を追加しています。
  139.  
  140. 　－　現時刻，及び，通信時間の表示。
  141. 　－　通信画面，及び，メモ画面でのカット＆ペースト。
  142.  
  143. 　カット＆ペーストは，左クリックを押した状態で右をチョット押して下さい。
  144. カットモード（鋏カーソル）になります。カットしたい部分をそのままなぞりま
  145. す。（なぞった部分が赤くなります。）
  146. 　通信スクロール画面では，カットを行った後，マウスのボタンを離すと自動的
  147. にペーストモード（吹き出しカーソル）になります。その状態で，通信入力行に
  148. ペースト（複写）できます。通信入力行の，複写したい位置にカーソルを持っていって，
  149. 左クリックして下さい。
  150. 　スクロール画面からメモにペ－ストしたい場合は，ペーストモードで，一度右
  151. クリックしてキャンセルした後，メモ画面でマウスを動かさず，右を押しながら
  152. 左を押してすぐに，両方離して下さい。前にカットした文書をペーストできます。
  153. 　メモ画面でカットすると，なぞった部分を消すかどうか聞いてきますので，消
  154. す場合はDELETE/MOVEをクリックしてください。消さない時は，右クリックをして
  155. 下さい。何れの場合も，その後，ペーストモードになります。
  156. 　一度，カットしたものは，次にカットするまで，保存されています。マウスを
  157. 動かさないで，右クリック中に左クリックして，すぐに両方離すことで，前にカ
  158. ットした物を再度，ペーストすることができます。複数箇所への複写に利用でき
  159. ます。
  160. 　カットバッファは３２Ｋありますので，その範囲で可能です。
  161.  
  162. ６．著作権
  163. 　このプログラムの著作権はＮＩＦＴＹのモップ(PFF00570)にあるものとします。
  164. 配付は自由ですが，ネットへの転載につきましては，著者（私）の承諾を受けて
  165. 行ってください。また，商用に使用する場合は，一報下さい。
  166.  
  167. ７．注意
  168. 　タウンズＯＳの仮名漢字変換を使用しますので，ユーザ辞書の管理はタウンズ
  169. ＯＳのメニューで行ってください。このソフトの中からはロード・セーブできま
  170. せん。なにもしないで，おくと，登録した単語が消えることがあります。
  171. 　ＡＩＷＡのモデムPV-A2400をお使いの方は，ＤＴＲ信号線を有効とするためモ
  172. デムコマンド ｢AT&D3｣ を入れて下さい。
  173.  
  174. ８．誤り（バグ）について
  175. 　本ソフトを使用して発生したトラブルについて，私，及び，配付者は責任を負
  176. いません。Ｎｉｆｔｙ上である程度のサポートは行う予定ですので，バグ情報等
  177. はそちらを参照願います。
  178.  
  179. ９．謝辞
  180. 　本ソフトの開発にあたっては，以下の方々に協力いただきました。
  181.  
  182. 　　富士通株式会社  殿
  183. 　　Ming    　　　　殿　ＰＢＡ０２７４３
  184. 　　チビゴリラ　　　殿　ＰＦＡ００１０４
  185. 　　ＭＳどす　　　　殿　ＭＨＨ００２２５
  186.     孔雀王          殿  ＭＨＦ００４４３
  187. 　　稲妻　　　　　　殿　ＮＣＢ００４６１
  188. 　　ＮＡＭＡＺＵ名人殿　ＰＥＥ００６６５
  189. 　　他・
  190.   なお，Chama7/しんたろ殿（MHF00460）には，以下のマニュアルを作成していた
  191. だきました。
  192. 　　　　「ＭＯＰ－ＴＥＲＭ．ＭＡＮ」
  193.  
  194. 　みなさんの協力に感謝いたします。
  195.  
  196.  
  197. 　　　B Plus Protocol is a Service Mark of CompuServe, Incorporated.
  198.  
  199. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モップ（ＰＦＦ００５７０）
  200. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１９９０年　５月１３日
  201.