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機種依存文字ツールについて
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Text File
|
1994-12-31
|
8KB
|
211 lines
機種依存文字ツール ver0.52 (1994.12.31)
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動作環境:
漢字Talk7 / 要32bit QuickDraw
動作確認機種:
Color Classic (10MB memory,TransWarp4340f)
開発環境:
THINK C 6.0.1
Color Classic (10MB memory,160MB HD,TransWarp4340f)
以上を使ってこたつの上でのプログラミングです。
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はじめに:
マックを使っている方なら、ネット上の発言で一度は見かけたことがある
(監)(企)などの意味不明の文字。
これらの文字は、パソコンの機種によってフォントの違う文字で、会議室
の発言では、これらを注意するものもたまにみかけます。
一番よくみるのが、PC98で作成したローマ数字。これは、前述の(企)
などになってしまいます。
この問題はなにも98ユーザの問題だけではなく、MACユーザでもけっ
こうこれらの文字をみかけます。
たとえば、音符マーク、シャープ・フラットの記号、トランプマークなど
は、機種によっては見えなかったりします。大手をふってアップルマーク
を使っている例もみかけますね(^^;)
このプログラムは、これらの文字を発見したり、訂正したりします。
用途に応じて2つのプログラムを用意しました。
機種依存文字チェッカー:
機種依存の文字を検索します。
自分の書いた文章が問題ないかチェックするのに便利です。
会議室内でどれだけの依存文字が使われているかなんていうのを検索
してみるのもおもしろいかもしれません。
98依存文字訂正:
高いシェアをほこるPC-9801系の依存文字をマックで読めるように変換
します。
これらのプログラムは、ドラッグ&ドロップで複数のファイルを一度に処
理することもできます。
変換方法を記述したファイル「98TOMAC1」「98TOMAC2」が入っている
フォルダ「変換方法」は、「98依存文字訂正」と同じフォルダに入れてく
ださい。
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機種依存文字チェッカーについて:
指定したファイルの機種依存文字を検索します。
検索結果は、発見された個数と、その場所をウインドウに表示します。
場所の表示は、ファイル名、何行目で表示します。
●本プログラムが機種依存として扱っている文字コードについて
本プログラムが機種依存として扱う文字コードは以下のようになります。
◎1バイト文字
$00-$1F,$7F-$9F,$E0-$FF
ただし、コントロールの$09(TAB),$0A(LF),$0D(CR),$1A(EOF of DOS)
は除いています。
$09(TAB)なども設定によりその幅が変わるので依存と考えるべきなの
かもしれませんが、実害は少ないので「通し!」としました。
◎2バイト文字
JISコードで
$2230-$227E,$2821-$2F7E,$7421以降
比較的フォントの品揃えがプアーなPC98 ROMフォントを基準に考
えてみました。
$2230-$227Eは、ROMフォントのPC98などは持っていません。
一番多く見受けられるのは$2821-$2F7Eの領域でしょう。
PC98のローマ数字は、マックでは(特)(監)(企)などと表示され
るのはよく知れれています。文字罫線なども、この領域に入ります。
検索位置を表示するウインドウには、テキストエディットの機能を使って
いるので、32kB以上のデータを表示できません。そのため、あまりにも多
くの依存文字(だいたい1000個以上)が検索された場合、最後に検索
された方が表示されないことがあります。
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98依存文字訂正について:
PC98の依存文字をマックで読めるように変換します。
変換する文字は、一番実害の多いJISコード$2821-$2F7Eです。
変換方法を記述したファイル「98TOMAC1」「98TOMAC2」が入っている
フォルダ「変換方法」は、「98依存文字訂正」と同じフォルダに入れてく
ださい。
変換には2種類あって、1つは多くの機種が読めるように変換するもの。
もう1つは、マックが持っているそれに近いものに変換するものです。
たとえばローマ数字の場合、前記はI,II,IIIなどとアルファベットで代用
しますが、後記はマックの持っているローマ数字のフォントに置き換えます。
すなわち、マックのフォントに置き換えるモードでは罫線の置き換えもそ
れなりにできます(全角の罫線の場合)。この場合、変換した文章を他の
機種で読むとまたもや読めなかったりします。
それぞれの特徴を理解した上で設定してください。
●設定項目について
◎オリジナルを残すかどうか
オリジナルを残す場合は、後述のファイル名の規則にしたがって変換
後のファイルを作成します。
オリジナルを削除の場合は、オリジナルと同じファイル名で作られま
す。(アイコンの位置も一緒になります)
ファイルは、そのファイルが存在するフォルダに作られます。
◎ファイル名の設定(オリジナルを残す場合)
ファイルの先頭につける文字と、末尾につける文字を設定できます。
初期状態は、末尾に# をつけます。
たとえば、「abc」の変換後のファイルは「abc#」となります。
注意! この設定を先頭、末尾とも空欄にしないでください。
オリジナルと同一のファイル名を作ろうとしますので、
「すでに同一のファイル名があります」というエラー
メッセージを出して終了します。テンポラリ・ファイル
(後述)も残ったままとなります。
オリジナルのファイル名が長さの限界の31文字になって
いる場合も末尾がつけられないので、同様の問題を引き起
こします。
◎変換方法の設定
「多くの機種で読める文字に置き換え」では、特殊文字をアルファ
ベットなどを使って代用します。
「マックの文字に置き換え」では、マックのフォントに置き換え
ます。こちらの方が、原文のイメージに近くなりますが、またもや
他機種で読めない文をつくることになります。
ドラッグ&ドロップ時には、そのときに設定されている変換方法、
規則により変換が行われます。
●テンポラリ・ファイルについて
変換ファイルを作るときに一時的に作られるファイルでファイル名は
_FNで始まります。
処理の最後は、このファイルをリネームして目的のファイルを作るの
ですが、この時にエラーが発生すると、このファイルを残したまま処理
を中断します(意図的にそうしました)。
この問題は、前述の作成されるファイル名がオリジナルと同じになる
ような場合なのですが、その時はこのテンポラリ・ファイルを自分で
ファイル名を変更して使うか(もちろん、変換はちゃんと行われてい
ます)、消すかの処理をしてあげてください。
●変換方法を記録したファイルについて
変換方法を記録したファイル「98TOMAC1」「98TOMAC2」はテキスト形式
をとっていますので、各自で編集することが可能です。
これにより、自分の好きな変換方法に変えることができます。
「98TOMAC1」は、「多くの機種で読める文字に置き換え」
「98TOMAC2」は、「マックの文字に置き換え」
となります。
フォーマットは以下のようになります。
先頭4バイト:JISコードを16進で記述。
その後に変換する文字を記述します。
JISコードのみで、変換する文字を記述していない場合は、そのJIS
コードは変換を行いません。
このバージョンでは、変換するJISコードの領域を$2821-$2F7Eに限定
していますので、これ以外のJISコードを記述しても無効となります。
ファイルのデータの最後は必ず*(アスタリスク)を記述してください。
(これがないと、バスエラーになります(^^;)
●変換の限界
PC98には2バイト半角文字があります。これは、全角に置き換えるよ
うにしています。カタカナの濁点などは、どうがんばっても半角相当にな
らないのでこのようにしました。
半角罫線は、+-|に置き換えています。
不満がある場合は、変換方法を記述したファイルを編集してください。
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このプログラムの扱いについて:
このプログラムはフリーウェアです。
圧縮ファイルの内容を変更しなければ、自由に配布してかまいません。
個人的利用においては、ResEditなどを使用したプログラムの改造も認めます。
だだし、改造したものを配布することは禁止します。
商業的利用については連絡ください。
フリーウェアですが、来るもの拒まず(^^; 、支援していただけるならあり
がたく受け取っておきます(^^;。
このプログラムにより生じた障害等に関しては、作者はその責を負わないも
のとします。
(チェックはしていますが、もしなんかあったらごめんなさい。その症状な
んかを知らせてくれると勉強になってありがたいです。)
プログラムの著作権は作者である 歌代政敏 (Nifty-Serve SGS01067) にあ
ります。
プログラムを転載する場合は、作者にお知らせください。
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最後に:
良い変換方法ファイルができましたら、お知らせください(^^)。
なにか、ご意見、ご要望があれば、難しくなければ取り入れたいと思います。
Nifty-Serve SGS01067 M.UTASHIRO 1994/12/31
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End of 機種依存文字ツール ver0.52 manual.