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HyperLib 1997 Winter - Disc 1
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1996-02-07
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10KB
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127 lines
■はじめに
Macintoshに使い慣れてくると、頻繁に使うアプリケーションや書類、フォルダなどをデスクトップに並べたり、フォルダにエイリアスを並べたりしていることでしょう。それはそれで便利なのですが、アイコンの数が増えてくるとデスクトップが乱雑になったり、エイリアスを並べているフォルダのウィンドウが大きくなりすぎて邪魔になったりするものです。
MagicFingerはできるだけコンパクトにアイコンを並べることを目的に作ったラウンチャです。フォルダにエイリアスを並べたときのFinderの操作性と機能にほとんど同じで、できるだけFinderの操作感と似せて作っています。Finderの操作に慣れていれば、ほとんど違和感なく操作できるでしょう。
■動作環境
◆68020以上のCPUを搭載したMacintosh
PowerPCを搭載したMacintosh(ネイティブ対応)
◆System 7(漢字Talk7)以降。Finder ver.7.1.3以降
◆Macintosh Drag and Drop(System 7.5では不要)
◆Finder スクリプティング機能拡張
◆Power Macintoshの場合、ObjectSupportLib
■インストール
◆アプリケーションのインストール
MagicFingerはアプリケーションです。特別な位置に置いておく必要はありません。ただし、MagicFingerはプレファレンスファイルをアプリケーションと同じフォルダに作るので、MagicFinger専用のフォルダを作成し、そこにMagicFingerを入れておくのがよいでしょう。
MagicFingerのエイリアスをシステムフォルダの起動項目フォルダに入れておくと便利かもしれません。
◆旧バージョンのプレファレンスファイル
旧バージョンのプレファレンスファイルはそのままご使用になれます。旧バージョンのプレファレンスファイルを新しいMagicFingerと同じフォルダに移動してご使用ください。
◆「Macintosh Drag and Drop」機能拡張のインストール
MagicFingerはドラッグマネージャを利用していますので、Apple社の「Macintosh Drag and Drop」機能拡張をインストールしておく必要があります。System 7.5では不要です。
◆「ObjectSupportLib」共有ライブラリのインストール
Power MacintoshでMagicFingerのネイティブ版を使う場合、Apple社の「ObjectSupportLib」共有ライブラリが必要です。
◆FKEYのインストール
他のアプリケーション、あるいはFinderが前面にある状態でMagicFingerを前面にしたいとき、FKEYをインストールしておくと、キーボードの操作でそれを行うことができます。FKEYのインストールの仕方はResEdit等で、Systemファイルにコピーするだけです。デフォルトでは、リソースIDは9になっていますので、困る方は適宜変更してください。
これはおまけの機能ですので、この説明が理解できない方は、FKEYの利用をあきらめて、アプリケーションメニューからマウスを操作して切り替えてください。
■起動
初めて起動すると、アプリケーションと同じフォルダにプレファレンスファイルを作成します。このファイルは必ずアプリケーションと同じフォルダに置いておく必要があります。
■アイコンの登録
MagicFingerは、アプリケーション、デスクアクセサリ、コントロールパネル、ファイル、ボリューム、フォルダ、エイリアス、あるいはアイコンと呼ばれているほとんどのものが最大64個登録できます。登録したものはアイコンと呼ぶことにします。
登録の仕方は、Finderからアイコンをドラッグしてくるだけです。登録できるところにマウスポインタを移動すると"undefined"と表示されます。
エイリアスを登録することもできますが、実際に登録されるのは、エイリアスではなくオリジナルのファイルです。したがって、マウントされていないサーバのエイリアスなどはオリジナルを見つけられないので登録することはできません。
また、PowerTalk関係のいくつかのアイコンは登録できません。
アイコンは左上から順番に登録する必要はありません。好みの順番で、好みの位置に登録することができます。
■アイコンの移動とコピー
登録したアイコンは、他の空いているところ("undefined"と表示されるところ)に移動できます。移動の方法は、単にアイコンをドラッグするだけです。optionキーを押しながらドロップするとコピーします。
■アイコンの削除
アイコンを削除する前にゴミ箱を登録してください。アイコンを削除するには登録したゴミ箱にドラッグするだけです。
ゴミ箱のアイコンを削除するためには、Finderのゴミ箱にドラッグしてください。「Clipping Extension」をインストールしていると、ゴミ箱の中にクリップファイルができますが、このクリップファイルに特に利用価値はありません。
■アイコンのオープン
MagicFingerがFinderと違う重要な点は、Finderがダブルクリックでアイコンをオープンするのに対して、MagicFingerではシングルクリックです。クリックの回数の違いはあるものの、機能はFinderと同じです。
Finderで機能拡張のアイコンをダブルクリックしてもアラートが出るだけで特に何も機能しないのと同じように、MagicFingerでも機能しません。つまりそのようなアイコンを登録しても何の意味もありません。
Finderがそうであるように、MagicFingerでもドラッグ&ドロップが可能です。ドロップするところは当然MagicFingerのアイコンですが、ドラッグするところはFinderからでも、MagicFingerからでもかまいません。ただし、MagicFingerのアイコンはshiftクリックをしても複数選択できないので、当然複数をドラッグすることはできません。Finderから複数のアイコンをMagicFingerのアイコンにドロップすることは可能です。
ドラッグしてきたファイルが開けるかどうかは、MagicFinger上にドラッグしてきたときにアイコンが反転するかどうかでわかります。
■ファイルの移動
FinderからドラッグしてきたファイルやフォルダをMagicFingerに登録したフォルダ(ボリューム)にドロップすると、そのファイルをそのフォルダ(ボリューム)に移動することになります。もちろんoptionキーを押しながらドラッグすると、コピーすることになります。
■縦長ウィンドウ
MagicFingerはウィンドウを縦長にすることもできます。ズームボックスをクリックすると、縦長、横長に切り替わります。
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■PowerMacについて
バージョン1.0.1からPowerPCネイティブバージョンを作成しましたが、これは当面、一般には公開しないことにしました。理由のひとつは、ネイティブバージョンは若干メモリを多く必要とすることです。約80Kバイト余分にメモリが必要です。もうひとつの理由は、ネイティブだからといって、体感上それほどスピードに差がないことです。
上記の理由により一般には公開しませんが、ネイティブバージョンを欲しい方は、シェアウェア登録をされた方に限り電子メール、あるいは郵送によりお送りしますのでご連絡ください。
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■メモリについて
大量のファイルをFinderからMagicFingerにドラッグしてくると、MagicFingerはメモリ不足になる場合があります。約20個を目安にして、それ以上のファイルをMagicFingerにドロップするのは避けてください。メモリに余裕がある場合は、アプリケーションメモリを増やして、より多くのファイルをドロップすることもできます。
■現在わかっている問題
◆PowerTalk関係のアイコンは登録できないものもあります。
◆FinderからMagicFingerに登録したフォルダ(ボリューム)にoptionキーを押しながらドロップすると、Finderがコピーのダイアログを表示します。そのダイアログに隠された領域はアップデート不良になります。その場合アプリケーションメニューでいったんMagicFingerを隠してから再表示するなどの操作を行ってください。
◆MagicFinger上でアイコンの移動、コピー等の操作をするとき、オリジナルの見つからないアイコンは削除されてしまいます。マウントされていないサーバ等を移動するときは注意してください。
■バグ情報等
何か不具合がありましたら、Nifty ServeのFMACROのデバッグ会議室か電子メール、郵便等でお知らせください。
また、ご意見なども歓迎いたします。
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MagicFingerの著作権は、作者である胡麻崎 清志が保有します。
MagicFingerを使用して起こったトラブルに対しては、作者は一切責任を負いかねます。
MagicFingerはシェアウェアです。このソフトウェアが気に入り、継続して使用するなら、作者に1,500円支払う必要があります。Nifty Serveをご利用の場合、送金代行システムをご利用になると便利です。シェアウェア番号は1364です。Nifty Serveをご利用でない場合、支払いは現金書留か銀行振り込みでお願いします(郵便料金、振込料等は支払者の負担でお願いいたします)。送金代行システムと銀行振り込みの場合は送金後に住所・氏名・電子メールのアドレス・振込日・ご意見を下記宛てにお送りください。現金書留の場合は同封してください。
MagicFingerは商業目的でない限り自由に配布することができます。商業目的のフロッピーディスク、CD-ROM等(雑誌、書籍などの付録を含む)にMagicFingerを添付する場合は商業目的とみなしますが、MagicFingerを添付する雑誌、書籍等を作者に送付することを条件に添付することを許可します。その場合は事前にご一報ください。商業目的の雑誌、書籍等に記事、スクリーンショット等を掲載することは作者に許可なく行うことができます。
〒567
大阪府茨木市穂積台4-19エミネンス穂積台303
胡麻崎 清志
e-mail: GBA01566@niftyserve.or.jp
振込先:
第一勧業銀行 江坂支店
普通 1094536
胡麻崎 清志(ゴマサキ キヨシ)
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■■ 謝辞 ■■
このプログラムはMetrowerks社のCodeWarriorとPowerPlantで開発しました。
素晴らしい開発環境に感謝。
バグ情報やご意見をくださった方々にも感謝します。
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変更履歴
95/11/2: ver.1.1.1
○MagicFingerに登録してあるアイコンの移動を繰り返すと、空きメモリが減っていくバグの解消
95/8/15: ver.1.1
○終了時のバグの修正
○縦長ウィンドウをサポート
○アプリケーションのエイリアスを登録したとき、正しくドラッグ&ドロップできなくなるバグの修正
○クリッピングファイル等のアイコンも正しく表示できるようにした
○Scriptable Finderでない場合、強制終了するように変更
95/4/4: ver.1.0.2
○AppleScript関係を正しく修正
○FinderからMagicFingerに複数のファイルをドロップしたとき、今までファイルの数だけ分けてAppleEventを送っていたが、1回のAppleEventで送るように変更。これにより、ファイルをオープンして何らかの処理が終わったらすぐに終了するタイプのアプリケーションでも、正常に動作するようになった
95/X/X: ver.1.0.1
○一部の人を除いて非公開
○オリジナルの見つからないエイリアスを登録してしまうバグの修正
○オリジナルの見つからないアイコンを開こうとしたときにクラッシュするバグを修正
○FinderからMagicFingerにアイコンをドラッグしたときにMagicFingerがフロントになるように仕様変更(将来さらに変更されるかもしれません)
○オリジナルの見つからないアイコンをクリックしたとき、勝手に削除しないように仕様変更
○ロックしたボリューム上のファイルやフォルダをMagicFingerに登録したフォルダ(ボリューム)にドロップしたときに、コピーできないバグの修正
○PowerPCネイティブ対応
94/12/24: ver.1.0.0
○最初の公開バージョン