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Text File  |  1996-07-28  |  11KB  |  241 lines

  1.  
  2.  BinEdit 
  3.  (びん・えでぃっと)
  4.  データフォーク・エディタ
  5.  
  6. Version 3.0.1
  7. 1996/7/28
  8.  
  9. ◆紹介
  10. BinEditはファイルのデータフォークの内容をダンプ表示し、また、それをエディットするアプリケーションです。文字列表示部分ではシフトJISに対応しています。また、ダンプファイルを出力することができます。
  11.  
  12. BinEditはシェアウェアです。登録料金は2,500円です。料金の支払い方法はNIFTY-Serveのシェアウェア送金代行システム(登録番号0782)または郵便振替をご利用できます。詳しくは同梱のファイル[BinEdit登録について]をお読みください。既に登録されたユーザーはこれまで通り使用できますので、支払いの必要はありません。
  13.  
  14. このアプリケーションを作った動機は、リソースエディタはあるのにデータフォークエディタはなぜ見あたらないのか?と思ったためです。よーく探してみるといくつか発見できたのですが、すでにBinEditの骨組みができあがった段階でした。単純なアプリケーションではありますが、プログラム開発などに役立つ道具になると思います。
  15.  
  16. ◆Version3.0.1について
  17. ・大きなファイルを開いたときに、スクロールバーのサムの動きがおかしくなるのを修正
  18. ・データ長が0の場合も扱えるようにしました
  19. ・Fatバイナリになりました
  20. ・カーソル色の指定方法について公開(Ver3.0から実装済みの機能を公開しました)
  21. ※予定していた複数バイトのcut&paste機能は今回は実装していません
  22.  
  23. ◆旧バージョンをご利用の登録ユーザー様へ
  24. 既に登録されたユーザーの方が新バージョンを使用する際は次のいずれかの作業をしてください。
  25. 1. 同じ登録番号で登録作業をする。(登録作業方法は同じです。)
  26. 2. 旧バージョンの「BinEdit.pref」を新しいBinEditアプリケーションと同じフォルダにコピーする。
  27.  
  28. ◆起動
  29. 普通のアプリケーション同様にアイコンをダブルクリックして起動します。
  30. また、内容を見たいファイルをDrag & Dropして起動することもできます。
  31.  
  32. ◆ウィンドウの説明
  33. ・データの表示
  34.  見ての通りです。迷うことはないでしょう。ウィンドウのサイズは固定で変更できません。
  35.  右側の文字列表示部分では、表示できない文字は「.」で表しています。この文字列表示は、シフトJIS表示または半角文字(ASCII Characters)表示を選べます。Fileメニュー「Preference...」で切り換えることができます。
  36.  
  37. ・キー入力
  38.  以下のキーはカーソルを移動します。
  39.  ←          左へ移動
  40.  →,space    右へ移動
  41.  tab         右へ移動(バイト単位)
  42.  ↑          上へ移動
  43.  ↓,return   下へ移動
  44.  これらはcontrolキーと組み合わせることによって、4バイトまたは4行単位で移動することができます(ただし、tabキーを除く)。
  45.  
  46.  command+↑  ファイルの先頭に移動
  47.  command+↓  ファイルの末尾に移動
  48. 0〜9、A〜F、a〜fキーで16進数データを入力します。データを入力すると1つ右へカーソルが移動します。
  49. データがロックされている場合は、これらの入力は無効です。
  50. マウスで数字をクリックしてもカーソルは移動しません。
  51.  
  52. ◆メニューの説明
  53.  
  54. ・Fileメニュー
  55.  Open...(command + O)
  56.  指定のファイルを開きます。同時に開けるファイル数は8までです。未登録ユーザーの場合はファイルを開くたびにAboutダイアログが30秒間表示されます。ユーザー登録をすればこれを表示しないようにできます。登録については「BinEdit登録について」ファイルをお読みください。
  57.  Close(command + W)
  58.  現在オープンされているファイルをクローズします。
  59.  Save(command + S)
  60.  現在オープンされているファイルを保存します。
  61.  Save Only Data Fork...
  62.  データフォークのみを保存します。リソースフォークを取り除きたい時に使用します。
  63.  Export to TEXT...(command + E)
  64.  ダンプ内容をテキストファイルに出力します。最初に出力範囲をたずねますのでアドレスを入力してください。デフォルトではファイルの先頭と末尾のアドレスが指定されます。入力は16進数です。
  65.  出力ファイルはエディットしているファイルと同じフォルダに出力します。同じ名前のファイルがあっても確認せずに上書きするので注意してください。
  66.  Preference...
  67.  各種の設定をします。ここでの設定は終了後も保存されます。
  68.  フォントのサイズは9、10、12、14からのみ選べます。デフォルトは等幅ゴシックです(推奨フォント)。
  69.  <Main Font>
  70.  16進数表示などのフォントを設定します。
  71.  <String Type>
  72.  ウィンドウ右側に表示される文字列表示を選択できます(シフトJIS表示またはASCII文字表示)。また、フォントを設定します。
  73.  <Dump File>
  74.  「Export to TEXT」で出力するダンプファイルに関する指定です。
  75.   Creater クリエータを指定します。
  76.   Postfix ファイル名の最後に追加する文字列を指定します。
  77.  Quit(command + Q)
  78.  BinEditを終了します。
  79.  
  80. ・Editメニュー
  81.  Undo(command + Z)
  82.  直前の数値入力、Cut、Paste、Insertをやり直します。
  83.  Cut(command + X)
  84.  カーソル位置の1バイトをカットします。
  85.  Copy(command + C)
  86.  カーソル位置の1バイトをコピーします。
  87.  Paste(command + V)
  88.  カーソル位置にペースト(必ず挿入モードで)します。
  89.  Insert 1byte
  90.  カーソル位置に1バイト(値は00h)を挿入します。
  91.  Insert String(command + I)
  92.  カーソル位置に文字列を挿入します。文字列の長さは255byteまでです。
  93.  *以下の特殊文字が使用できます。
  94.   ¥0 = 00h
  95.   ¥a = 07h
  96.   ¥b = 08h
  97.   ¥t = 09h
  98.   ¥n = 0ah
  99.   ¥v = 0bh
  100.   ¥f = 0ch
  101.   ¥r = 0dh
  102.   ¥¥ = ¥記号
  103.   ¥xnn = nnは1桁または2桁の16進数
  104.  Lock/Unlock(command + L)
  105.  ロックとアンロックを切り換えます。ロック状態にするとデータを書き込み禁止にし、エディットできなくなります(Saveも無効。Copyのみ有効)。ロック状態の時はウィンドウの左上に「LOCK」マークが表示されます。ファイルそのものがすでにロックされているときはアンロックできません。
  106.  
  107. ・Findメニュー
  108.  Find...(command + F)
  109.  検索文字列指定ダイアログを表示します。指定できる文字列の長さは255byteまでです。
  110.  Find Next(command + G)
  111.  指定された文字列を前方検索します。
  112.  Find Previous(command + H)
  113.  指定された文字列を後方検索します。
  114.  *検索には以下の特殊文字が使用できます。
  115.   ¥0 = 00h
  116.   ¥a = 07h
  117.   ¥b = 08h
  118.   ¥t = 09h
  119.   ¥n = 0ah
  120.   ¥v = 0bh
  121.   ¥f = 0ch
  122.   ¥r = 0dh
  123.   ¥¥ = ¥記号
  124.   ¥xnn = nnは1桁または2桁の16進数
  125.  
  126. ・Jumpメニュー
  127.  Base Address...(command + B)
  128.  ページの先頭のアドレスを指定します。16進数を半角文字で指定してください。
  129.  Previous Page(command + , またはPageUp)
  130.  前のページに移動。
  131.  Next Page(command + . またはPageDown)
  132.  次のページに移動。
  133.  Go Top
  134.  ファイルの先頭に移動します。
  135.  Go Bottom
  136.  ファイルの末尾に移動します。
  137.  
  138. ◆BinEdit.prefファイルについて
  139. [BinEdit.pref]ファイルはBinEditの初期設定ファイルです。BinEditアプリケーションと同じフォルダに置くようにしてください。
  140. [BinEdit.pref]がない場合、BinEdit終了時にBinEditと同じフォルダ内に作成されます。
  141. BinEditは[初期設定]フォルダにはファイルを作成しません。不要になったときは、BinEditが入っているフォルダを捨てるだけできれいさっぱり片付きます:-)。
  142.  
  143. ◆注意事項
  144. ●BinEditはファイル内容を変更するプログラムです。ファイルにいろいろな変更を加えると元に復旧することが困難になります。前もってファイルを複製するなどの対策をとるようにしてください。
  145. ●ファイルの保存およびダンプファイル出力は、そのファイルが存在するフォルダに対して行われます。CD-ROMやライトプロテクトされたフロッピーには書き込めません。あらかじめハードディスクなどにコピーしておいてください。
  146. ●ダンプファイル出力は、同じ名前のファイルがあっても確認せずに上書きするので注意してください。
  147. ●カーソルがとんでもない位置に現れるのは明らかなバグです。状況を詳しく報告してくださるようお願いします。その他、不審な動作がありましたらこれもお知らせください。
  148.  
  149. ●おまけ
  150. カーソルの色を変更するには
  151. カーソル色は[BinEdit.pref]ファイルで設定されています。
  152. [BinEdit.pref]ファイルはテキストファイルです。テキストエディタで開いてください。「HiliteColor〜」で始まる行が3行あり、デフォルトでは次のようになっているはずです。
  153. -----
  154. HiliteColorRed=8000
  155. HiliteColorGreen=8000
  156. HiliteColorBlue=FFFF
  157. -----
  158. それぞれの16進数値がRGB値に対応しています。最小値は0、最大値はFFFFです。すべてを0に設定すればカーソル色は黒になります。
  159. -----
  160. HiliteColorRed=0
  161. HiliteColorGreen=0
  162. HiliteColorBlue=0
  163. -----
  164.  
  165. ◆動作環境
  166. 漢字Talk 7以降に対応しています。とはいえ、あらゆる環境でテストできるわけではありません。よって動作確認は以下の環境のみで行っております。
  167.  
  168. PowerMacintosh 7200/90
  169. 漢字Talk 7.5.2
  170.  
  171. ◆開発環境
  172. ハードウェア:PowerMacintosh 7200/90
  173. OS:漢字Talk 7.5.2
  174. 言語:Symantec C++ 8.4J / 7.0.4J
  175.  
  176. ◆BinEdit今後の予定
  177. 今回はバグフィックスが主目的でしたので、予定していた複数バイトのcut&paste機能はまだ実装していません。次回こそとは思ってますが、あいかわらず仕事が忙しく、時期は未確定です。
  178. こういう機能を付けて欲しいという要望がありましたら、作者までご連絡ください(未登録ユーザーでも歓迎です)。必ずしも要望には沿えないかもしれませんが、それなりに考慮したいと思います。
  179.  
  180. ◆著作権および配布条件
  181. このアプリケーションはシェアウェアです。このプログラムおよび付属のドキュメントの著作権は、作者が所有しております。営利目的以外での配布/転載/使用は自由ですが、内容には変更を加えないでください。フォーラムやBBSに転載する場合は、事後でかまいませんので作者あてに連絡をください。営利目的での使用などについては事前にご連絡ください。ただし、「市販プログラム開発のためのツールとして使用する」というのは営利目的とはみなしません(登録しなくていい、という意味ではありません)。
  182. なお、電脳工房Takumi & C.B.のホームページで公開しているBinEditの68K版、PPC版は原則として配布/転載禁止です。
  183.  
  184. 最近、フリーソフトウェア等を収録した書籍/雑誌/製品が増えているようです。もしこのプログラムをそのような販売物に収録したいとお考えの出版社/ベンダーは必ず事前に連絡をとってください。フリーウェア・シェアウェアも著作物です。収録する際には必ず確認すべきです。
  185.  
  186. 収録はせず、内容を紹介するだけでしたら連絡の必要はありません。ですが、可能でしたら発売日前までに連絡をください。
  187.  
  188. ◆免責事項
  189. 作者はこのプログラムに関していかなる保証も行ないません。また作者は、このプログラムの使用によって直接あるいは間接の損害が発生しても責任は負いません。
  190. 前述の注意事項もよくお読みください。
  191.  
  192. ◆バージョン履歴
  193. 1.0  1994/6/19
  194. 2.0  1994/8/31
  195. ・1バイト単位での挿入/削除
  196. ・文字列表示の全角/半角の切り換え
  197. ・表示開始位置のアドレスを自由に設定できる
  198. ・ダンプ内容のテキストファイルへの出力
  199. ・Required Apple Eventに対応
  200. など。この他にも細かな改善を施しています。
  201. 2.1  1995/7/29
  202. ・検索機能追加
  203. ・ファイルの先頭、末尾へのジャンプ機能追加
  204. ・スムーススクロール
  205. ・ウィンドウのデザインを一部変更
  206. ・キー割り当てを一部変更
  207. ・クローズボックスでは変更を保存しないバグを修正
  208. ・その他の細々した改良
  209. 2.2  1995/10/1
  210. ・Cut、Copy、Paste機能を追加。ただし1byteのみ対応
  211. ・表示フォント、フォントサイズ選択機能追加
  212. ・スクロールバー追加
  213. ・エディット中のデータを一時的にロック(エディット禁止)できるようにした
  214. 3.0 1996/2/29
  215. ・コンパイラの変更。完全にSymantecC++7.0.4Jに移行した。それに伴い、ソースはほとんど書き直した。
  216. ・複数ファイル対応(8ファイルまで対応)
  217. ・データフォークのみの保存機能を追加(リソースフォークを取り除いて保存する)
  218. ・「Export to TEXT」(ダンプファイル出力)で範囲指定ができるようになった
  219. ・文字列挿入機能を追加
  220. ・Undo機能を追加
  221. ・アプリケーションアイコンをちょっと変更
  222.  
  223. ◆作者および連絡先
  224. 作者:宮本拓海/電脳工房Takumi & C.B.
  225. 連絡先:(どちらかといえばNIFTY-Serveあてが望ましい)
  226. NIFTY-Serve:KFB01741@niftyserve.or.jp
  227. Internet:takumi-m@mars.dtinet.or.jp
  228.  
  229. URL: http://www.dtinet.or.jp/~takumi-m/
  230. ホームページを開設しました。BinEdit最新版のほか、拙作の他のフリーウェア・シェアウェアなどを公開しています。
  231.  
  232. ◆追記
  233. 上記ホームページではBinEditの68K版、PPC版を公開しています。これらはNIFTY-Serveでは公開していません。インターネットにアクセスできない場合、登録ユーザーに限ってNIFTY-Serveのバイナリメールでお届けします。68K版、PPC版のどれが欲しいかを電子メールで私までお知らせください。
  234.  
  235. 「シェアウェア宣言&more...」の内容はバージョンアップの度に追加更新されます。ぜひご覧ください。
  236.  
  237. しかしまあ、なんと仕事の忙しいことよ...(;_;)
  238.  
  239. 雑誌の付録や、フリーウェアを集めたCD-ROMでBinEditを入手された方へ
  240. これらに収録されるバージョンは必ずしも最新ではありません。最新版はNIFTY-Serveか上記のホームページにありますので、気になる方はチェックしてください。
  241.