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2ByPrintマニュアル
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1996-07-25
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8KB
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186 lines
2ByPrint v0.45 マニュアル
■2ByPrintの紹介
2ByPrintはマッキントッシュの印刷機能を少しだけ便利にするソフトウエアです。2ByPrintをインストールすると印刷ダイアログと用紙設定ダイアログが拡張され、以下のような機能が追加されます。
●プレビュー機能
実際に印刷する前に内容を確認できます。
●両面印刷機能
奇数あるいは偶数ページのみを印刷する機能で両面印刷を実現できます。
●逆順印刷機能
プリンターから排出される用紙の順序を逆できます。
●割り付け印刷機能
1枚の用紙に2ページまたは4ページを縮小して配置できます。
●綴じ代確保機能
マージンの調節のできないアプリケーションで綴じ代を確保できます。
●製本印刷機能
袋綴じや中綴じ等の製本用の印刷ができます。
●バイブルサイズのシステム手帳に印刷(使えないプリンターあり)
A4の用紙に3枚分のバイブルサイズ用紙を割り付けて印刷できます。
オンラインドキュメントの印刷、小規模小部数のDTP、などにお使いください。
■インストール方法
2ByPrintはコントロールパネルファイルです。システムフォルダ中のコントロールパネルフォルダに入れ、再起動することにより使えるようになります。
もし、古いバージョンの2ByPrintをインストールしてあれば、新しい2ByPrintをインストールする前に必ず古いバージョンの2ByPrintを取り除いてください。
注意:インストール後にまだ再起動していない時は、“セレクタ”、“印刷...”、“用紙設定...”等のプリンター関係の機能を使ってはいけません。
■各々の機能の説明
2ByPrintの機能を制御する所は3つに別れています。それらはコントロールパネルファイル、用紙設定ダイアログ、印刷ダイアログです。
●コントロールパネル
2ByPrintコントロールパネルは2ByPrint全体の機能を支配します。ここで2ByPrintをON/OFFすることによって2ByPrintの提供する全ての機能を使用するか、使用しないかを制御します。2ByPrintがONになっていると用紙設定ダイアログ、印刷ダイアログの下に2ByPrintの各機能を制御するポップアップメニューやボタンが追加されます。
2ByPrintコントロールパネルファイルをダブルクリックすると以下のようなウインドウが現れます。
ここで、設定できる項目は以下の3つです。
“2ByPrint使用”チェックボックス:
このチェックボックスは2ByPrintの機能をON/OFFします。2ByPrintの機能を使うときはチェックしてください。
“起動時にアイコンを表示”チェックボックス:
このチェックボックスがチェックされているとマッキントッシュの電源を入れるときに画面下方に2ByPrintのアイコンを表示します。
“登録...”ボタン:
ユーザーとして登録するときにクリックします。ユーザー名と解除番号の入力をすませると印刷枚数の制限が解除されます。このボタンはシェアウエアフィーを2ByPrintの作者に払った後に使用するものです。
●用紙設定ダイアログ
用紙設定ダイアログで割り付け印刷機能、綴じ代確保機能の制御をします。用紙設定ダイアログの下に追加されるポップアップメニューから割り付け方法、綴じ代の幅を選択します。用紙設定ダイアログに追加される部分は以下のように見えます。
ここで、設定できる項目は以下の2つです。
“割り付け”ポップアップメニュー:
アプリケーションが出力する各ページをどのようにレイアウトするかを設定します。
“綴代確保”ポップアップメニュー:
印刷される用紙にホチキス等の綴代を確保するためにマージンを調整します。
●印刷ダイアログに追加される機能
印刷ダイアログで両面印刷機能、プレビュー機能、逆順印刷機能を制御します。印刷ダイアログの下に追加されるラジオボタンやチェックボックスから印刷面、プレビュー、印刷順序を選択します。印刷ダイアログには、1組のラジオボタン、2つのチェックボックス、1つのボタンが追加されます。追加される部分は以下のように見えます。
ここで、設定できる項目は以下の4つです。
“印刷ページ”ラジオボタン("両方"、"奇数のみ"、"偶数のみ"):
両面印刷をするときに使うラジオボタンです。両面印刷をするには、まず“奇数のみ”を選び印刷します。その後、プリンターから排出された用紙を再び印刷するためにプリンターの用紙供給トレイにセットします。次に“偶数のみ”を選んで印刷します。
なお、両面印刷をしないときには"両方"を選んでください。
“逆順に印刷チェック”ボックス:
最後のページから印刷を開始するための機能です。一部のプリンターでは印刷結果を手に取るとページの順序が逆になっています。“逆順に印刷”は、このようなプリンターで印刷結果を手に取ったときに印刷順序が正順になるようにします。また、製本印刷での並び替えの手間を省くのにも使用します。
“プレビュー”チェックボックス:
印刷前に印刷結果の外見を確かめるための機能です。印刷前に内容を確かめないで印刷する事はあまりないと思われるので、デフォルトでチェックしたほうが良いでしょう。
“初期値に設定”ボタン:
“逆順に印刷”チェックボックスと”プレビュー”チェックボックスの現在の状態を初期状態として保存します。ただし“印刷ページ”の状態は保存しません。“印刷ページ”の初期状態は常に“両方”が選ばれています。
■2ByPrintを使う
以上の説明で2ByPrintを使える人はまれでしょう。こでは各々の設定をどのように使うかを説明します。
●両面印刷と逆順印刷
普通プリンターは用紙の片面にしか印刷できません。用紙の裏表両面に印刷をするにはどのようにすればいいのでしょうか?2ByPrintでは各々の用紙を2度プリンターで印刷することにより両面印刷を実現しています。
最初の印刷は全ての奇数ページを印刷し、印刷された用紙を再びプリンターにセットし、次の印刷では全ての偶数ページを印刷します。これで各々の用紙の表側に奇数のページが、裏側には偶数のページが印刷され、両面印刷の完成です。
でも、実際にはこれほど簡単ではありません。最初の“全ての奇数ページを印刷”することと“全ての偶数ページを印刷”は問題なく出来るはずです。
しかし“用紙を再びプリンターにセット”は簡単ではありません。印刷される順序を正しくするために用紙を並び変えなければならないときもありますし、うまく裏側に偶数ページが印刷されるように天地や裏表を考慮しなければなりません。
逆順印刷機能を使うと並び変えの手間が省けることもありますが、頭が混乱するだけのときもあります。
これらは、各々のプリンターに固有の問題なのあなたのプリンターの動く様子をよく調べて印刷してください。
●綴じ代確保
綴じ代と両面印刷での相互作用はあまり考える必要はありません。綴じ代は奇数のときには左に、偶数のときは右にきちんと綴じ代を確保します。もちろん割り付け印刷を選んだときも各々適切に綴じ代を確保します。
ユーザーが考えるのは圧縮かシフトのどちらを選ぶべきかでしょう。圧縮を選ぶとページの情報は全て紙のなかに収まるように縮小されます。いっぽうシフトを選ぶとページの情報が一部欠落してしまうかもしれませんが紙面を有効に使えます。
一般にSimpleTextの様なマージンの調整が出来ないアプリケーションの時は圧縮を選び、ワープロの様にマージンの調整が出来るものはシフトを選ぶとうまく行くようです。
●プレビュー
印刷ダイアログでプレビューをチェックしていると印刷前に画面上で印刷結果のドラフトを見ることが出来ます。ここでの操作は“前”、“次”、“キャンセル”、“印刷”しかありません。“前”、“次”は各々前のページを見る、次のページを見るためのボタンです。“キャンセル”は印刷を中止するためのボタンで、“印刷”は印刷を続行するボタンです。プレビューは手を抜いているので説明を読む必要がないほど単純です。
●割り付け印刷
用紙設定ダイアログの中の割り付けポップアップメニューから選んで使います。
2ページ一覧は一枚の用紙に縮小して2ページ分を印刷します。この形のまま2ページ分を見るときに使います。
4ページ一覧には2種類あります。各ページの順序が縦方向優先の下矢印がついたものと横方向優先の横矢印がついたものです。これらはこの形のまま4ページ分を見るときに使います。2ページ一覧や4ページ一覧等の名前に一覧とつくものは紙を折り込んで製本する事を考慮しません。綴じ代は用紙に対して付けられページに対して付けられません。
●製本印刷とバイブルサイズ印刷
製本用の印刷は用紙設定ダイアログの中の割り付けポップアップメニューから選んで使います。それぞれ製本することを考慮してページを割り付けます。
・2ページ袋綴じ:両面印刷を使わない時。
両面印刷を使う時。
・2ページ葉綴じは両面印刷を使って、
・2ページ中綴じは両面印刷を使って、
・4ページ袋とじは、2ページ袋とじを上下2つ割り付けたものです。袋とじ印刷を参考にしてください。
・バイブルサイズの印刷のときは必ずA4横向きを使ってください。自分はシステム手帳を使っていないのでおかしな点がありましたらご連絡ください。