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Text File  |  1996-03-24  |  22KB  |  593 lines

  1.                             1996.3.24
  2.  
  3.         areTerm  Ver2.0マニュアル
  4.              Copyright 1993-1998
  5.                              Hiromitsu  Teraoka
  6.                                  All rights reserved
  7.  
  8.  
  9. <概要>
  10.  areTermはマッキントッシュ用のカラー対応端末エミュレーターです。
  11. パソコン通信、UNIX端末、インターネット接続など、さまざまな用途に使
  12. 用できるよう各種の設定が可能になっています。主な機能は次の通りです。
  13.  
  14.  ・VT100+ANSI標準カラーシーケンスをサポート
  15.  ・メニュー、ダイアログ、アラートを日本語/英語に切り替え可能
  16.  ・Xmodem、Zmodem、BPlus、Kermitを装備
  17.  ・TCP/IP接続によるtelnet、ftp、lprプロトコルを装備
  18.  ・アップル系、非アップル系、UNIX系プリンタにテキスト出力可能
  19.  ・複数ノードに同時接続するマルチセッション機能を装備
  20.  ・ファイル転送中にヒストリ画面のスクロールが可能
  21.  ・接続先別の外字パターンと外字領域の設定が可能
  22.  ・インライン入力によるカナ漢字変換に対応
  23.  ・JIS,SJIS,EUC漢字コードをサポートし自動同期可能
  24.  
  25.  
  26. <動作環境>
  27. (1)漢字Talk6.0.7、漢字Talk7のシステム
  28. (2)IP接続する場合はMacTCPが必要
  29. (3)動作確認機種:Classic、LC、LCII、LC475
  30.  
  31.  
  32. <確認済み接続形態>
  33. areTerm------->UNIX
  34.              RS232C
  35.  
  36. areTerm------->Modem------->パソコン通信サービス
  37.               RS232C           公衆回線
  38.  
  39. areTerm+MacTCP------------>ゲートウェイ--------->UNIX
  40.          ローカルトーク       イーサネット
  41.  
  42. areTerm+MacTCP+LANボード--------->UNIX
  43.                                            イーサネット
  44.  
  45. areTerm+MacTCP+SLIP------>UNIX
  46.                                    RS232C
  47.  
  48. areTerm+MacTCP+PPP------>Modem------>インターネットサービス
  49.                                   RS232C          公衆回線
  50.  
  51.  
  52. <ご利用について>
  53.  このソフトウェアはシェアウェアとなっておりますので、継続して利用さ
  54. れる場合は1000円を送金くださるようお願い致します。このときメールア
  55. ドレスと使用機種名、モデム機種名をご連絡ください。なおプログラムの利
  56. 用は非営利目的に限定します。
  57.  
  58.  支払い方法1
  59.   送金先:第一勧業銀行笹塚支店 普通預金口座1054250 
  60.   名義人:寺岡 寛充 (テラオカ ヒロミツ)
  61.  
  62.  支払い方法2
  63.   送金先:郵便貯金総合口座 記号10180、番号45499051
  64.   加入者:寺岡 寛充 (テラオカ ヒロミツ)
  65.  
  66.  支払い方法3
  67.   Niftyシェアウェア送金代行サービスを利用:GO  SWREG
  68.   シェアウェア番号:2164
  69.  
  70.  
  71. <ファイルの構成>
  72.  areTermはエミュレータプログラム本体です。接続先の設定内容はノー
  73. ドファイルと呼ぶ接続先別のファイルに格納します。通常はネットワーク別
  74. にフォルダを用意して、その中に接続先別に作成したノードファイルを入れ
  75. ておきます。
  76.  
  77.  プログラム本体はどこにおいても構いません。同じネットワークであって
  78. もアクセスポイントやスピードが違えば別のノードファイルを作成します。
  79. なお、ログファイルやダウンロードファイルはノードファイルと同じフォル
  80. ダに作成します。
  81.  
  82.  ノードファイルを頻繁に切り替えて使用する場合は、ノードファイルのエ
  83. イリアスを作成して一つのフォルダにまとめる方法があります。この場合は
  84. まとめたフォルダにareTermを置くとフォルダの移動が少なくて使いやすい
  85. でしょう。
  86.  
  87.  areTermのファイル名の末尾が半角Eのとき英語モードになり、メニュー、
  88. ダイアログ、アラートの表示が変わります。なお、ファイルの入出力ダイア
  89. ログはMacOSにより決定されますので、指定通りにはなりません。また、海
  90. 外のネットに転載される場合は、末尾にEを付加してくださるようお願い致し
  91. ます。
  92.  
  93.  
  94.  
  95. <メニューの構成>
  96.  プログラムを起動するとアップルメニュー、ファイルメニュー、編集メニ
  97. ュー、特殊操作メニューがメニューバーに表示されます。ほとんどのメニュ
  98. ーは表示あり/なしをファイルメニューの環境設定で指定することができま
  99. す。
  100.  
  101. アップルメニュー: 表示なしに設定するとディスクアクセサリのメニュー
  102.           項目が表示されなくなります。
  103.  
  104. ファイルメニュー: 通信回線の操作、プリンタの操作、環境の設定、プロ
  105.           グラムの終了を選択します。環境の設定内容はシステ
  106.           ムフォルダに格納します。
  107.  
  108. 編集メニュー:   通信プロトコル、画面の設定、キーボードの設定を行
  109.           ないます。設定内容はノードファイルに格納します。
  110.  
  111. 特殊操作メニュー: 自動ダイアル、ロギング、ファイルの送信/受信を選
  112.           択します。
  113.  
  114. コマンドメニュー: 編集メニューのコマンドメニュー設定で登録した文字
  115.           列を送信します。登録がない場合は現れません。
  116.  
  117. ノードファイル名: 画面の設定でフルスクリーンを選択したときに現れま
  118.           す。メニュー項目はありません。
  119.  
  120. ウィンドウメニュー:複数のウィンドウを開いているときに現れます。一番
  121.           上に持ってきたいウィンドウを選択します。
  122.  
  123.  
  124.  
  125. <ファイルメニュー>
  126.  
  127. (1)ノード作成
  128.  新しくノードファイルを作成します。作成後は編集メニューで内容を変更
  129. してください。
  130.  
  131.  
  132. (2)接続
  133.  ノードファイルの選択ダイアログを開き、接続先を選択します。ダイアロ
  134. グを閉じると自動的に接続処理を開始しますが、コマンドキーを押しておく
  135. と接続処理は行われません。また、ノードファイルをダブルクリックして接
  136. 続する場合もコマンドキーを押しておくと接続処理は行われません。なお、
  137. コマンドキーはウィンドウが表示されるまで押し続ける必要があります。
  138.  
  139. (3)切断
  140.  一番上のウィンドウを閉じて、接続していた回線を切断します。
  141.  
  142.  
  143. (4)再接続
  144.  一番上のウィンドウを閉じて接続していた回線を一旦切断し、再度、同じ
  145. 回線に接続します。
  146.  
  147.  
  148. (5)マルチセッション
  149.  同じノードファイルを利用して、同じ接続先に別ウィンドウを開いて接続
  150. します。シリアルポートの場合は最大1接続ですが、LAN接続の場合はメ
  151. モリの許す限りセッションを開けます。
  152.  ヒストリ行数を100と指定した場合は、デフォルトで5セッション程度開
  153. くことができます。これ以上必要な場合は、areTermを選択した後、ファイ
  154. ンダのファイルメニューから情報を見るを選択して使用メモリを拡大してく
  155. ださい。
  156.  
  157.  
  158. (6)ウィンドウ切替
  159.  同時に複数の接続を行っているときに画面を切り替えます。なお、前面で
  160. ないウィンドウも常に受信状態ですので、画面を切り替えることなく文字を
  161. 表示することができます。
  162.  
  163.  
  164. (7)プリンタ設定
  165.  ローカルデーモンをチェックしておくと、リモートからlprプロトコルで
  166. 送信されてくるプリントデータを受信することができます。
  167.  
  168.  プリンタとの接続は次の3通りが可能です。
  169.  ・アップルトークで接続されたプリンタ
  170.     マックのプリント機能で出力します。
  171.  ・TCP/IPで接続されたUNIX系のプリンタ
  172.     lprプロトコルでプリントデータをリモートに送信します。詳細設
  173.     定ボタンをクリックしてIPアドレスなど、リモートプリンタの設定
  174.     を行ってください。
  175.  ・シリアルポート接続非アップルプリンタ
  176.     シリアルポートにプリントデータを出力します。詳細設定ボタンを
  177.     クリックしてシリアルドライバの設定を行ってください。
  178.  
  179.  
  180. (8)用紙設定
  181.  アップルトークで接続されたプリンタに対して用紙の設定を行います。
  182.  
  183.  
  184. (9)テキストファイル印刷
  185.  テキストファイルをダイアログで選択し印刷します。
  186.  
  187.  
  188. (10)画面内容印刷
  189.  一番上のウィンドウに表示中のテキストを印刷します。
  190.  
  191.  
  192. (11)環境設定
  193.  エディタは、通信ログを見るときのプログラムを指定します。通信ログを
  194. ダブルクリックすると指定されたプログラムが起動します。
  195.  
  196.  初心者用のメニューは必要最低限の機能に絞り込むほうが、間違いも少な
  197. く好ましいと言えます。アップルメニュー、ファイルメニュー、編集メニュ
  198. ー、特殊操作メニューそれぞれについて表示あり/なしを指定できます。
  199.  
  200.  ファイルメニューを表示なしと指定した場合、その後表示ありとしたくて
  201. もメニューがありません。このような場合は、Commaandキーを押した状
  202. 態でプログラムを起動してください。ファイルメニューを復活させることが
  203. できます。
  204.  
  205.  インライン入力をチェックしておくと、ダイアログを含むすべての画面で
  206. 変換ウィンドウなしの直接入力が可能になります。インライン入力中に画面
  207. の右端に達した場合は同じ行の左に折り返します。
  208.  
  209.  
  210. (12)終了
  211.  接続中の回線をすべて切断して、プログラムを終了します。
  212.  
  213.  
  214.  
  215. <編集メニュー>
  216.  
  217. (1)コピーアンドペースト
  218.  コピーとペーストが可能であり、カットとアンドゥはサポートしていませ
  219. ん。また、テキストエディタの操作方法とは多少異なっています。
  220.  ウィンドウ内でマウスをクリックし、コピーする大きさまでドラッグしま
  221. す。つぎにマウスをはなすと、選択した領域を自動的にクリップボードにコ
  222. ピーします。
  223.  ペーストを選択すると、クリップボードの内容を接続先に送信します。
  224.  
  225.  
  226. (2)通信条件設定
  227.  ノードファイルの通信条件を設定します。最初に[接続ドライバ]を指定
  228. してください。[ドライバ詳細設定]ボタンをクリックしたときの次画面は
  229. 接続ドライバによって変わります。なお、GeoPortModemやExpressModem
  230. をご使用の場合はCTBを選択してください。
  231.  
  232.  シリアルドライバを選択した場合は[ドライバ詳細設定]ボタンをクリッ
  233. クして[ポート]の選択、[電話番号]の入力、モデムの設定などを行って
  234. ください。[ファイル]メニューの[ノード切断]で回線が切れない場合は、
  235. モデムとの接続ケーブルに問題があります。このようなケーブルを使用する
  236. ときは以下のような切断コマンドを利用してモデムをリセットすることがで
  237. きます。
  238.         +++¥d¥d¥dATZ   (ヘイズモデムの例)
  239.  
  240.  TCP/IPを選択した場合は、[ドライバ詳細設定]ボタンをクリックして
  241. [IPアドレス]を入力してください。DNSが利用できる場合はIPアドレスの
  242. 代わりにホスト名を指定することもできます。また、アドレスの末尾に半角
  243. コロンに続けて接続先ポートを指定することもできます。接続先とはTelnet
  244. プロトコルで接続することになります。なお、TCP/IPドライバ「MacTCP」
  245. などをシステムファオルダにインストールしておく必要があります。
  246.  
  247.  CommunicationToolBox(CTB)を選択した場合は[ドライバ詳細設定]
  248. ボタンをクリックしてツールの設定を行ってください。モデム接続の場合は
  249. モデムツールを使用してください。シリアルツールでは電話番号、モデムコ
  250. マンドなどは設定できません。
  251.  
  252.  [行末コード]は接続先から送信されてくるコードを指定します。ほとん
  253. どの場合にCR+LFを設定します。キーボードのReturnキーで送信するコー
  254. ドは[キーボード設定]で指定します。
  255.  
  256.  漢字コードの新JISと旧JISの違いは、送信時に漢字を囲むエスケープシ
  257. ーケンスのみです。受信時にはどちらを指定していても両方のエスケープ
  258. シーケンスを解釈します。また、いずれの漢字コードに指定していても新
  259. JISと旧JISは常に自動判定を行い正しく表示します。
  260.  
  261. [漢字コード自動同期]チェックボックスをチェックすると受信文字列か
  262. らシフトJISとEUCの漢字コードを判別し、自動的に切り換えることができ
  263. ます。これら2つの漢字コード領域は一部重なっていますので、完璧な同
  264. 期にはなりませんが実用上は問題ないと思います。なお、漢字コード領域
  265. が重なっているところの漢字では切り替えは発生しません。また、半角カ
  266. タカナはEUCと判定していまいますので、このような場合は機能をオフに
  267. してください。
  268.  
  269.  [ユーザID]と[パスワード]に記述した内容は[ログインスクリプト]
  270. の中から、それぞれ半角小文字の¥uと¥pで参照することができます。パス
  271. ワードは*でマスクされて見えませんので大文字と小文字の区別などに気を
  272. つけてください。
  273.  
  274.  ログインスクリプトを指定して自動的にログインを行うことができます。
  275. 受信文字列と送信文字列を交互に空白で区切りながら指定します。なお、送
  276. 信文字列には自動的にリターンキーを付加します。コマンドスクリプトの詳
  277. 細な書式は付録を参照してください。
  278.  
  279.  大手のパソコン通信のログインスクリプトはテンプレートに登録してあり
  280. ますのでワンタッチで設定することができます。なお、モデムツールを使用
  281. する場合はテンプレート名称の末尾が/MTとなっているものを選択してくだ
  282. さい。
  283.  
  284.  受信文字列を5分間待ち続けます。期待する文字列を受信した場合は、次
  285. の送信文字列を送信し、さらに次の受信文字列を待ちます。受信文字列が5
  286. 分以内に受信できない場合はスクリプトの実行を中断します。なお、受信文
  287. 字列を催促する指定もできますが、この場合には10秒おきに送信します。
  288.  
  289.  ダンプモードをチェックすると、送受信データを画面に表示します。時
  290. 刻の精度はよくありませんが簡易判オンラインモニタとして利用できます。
  291. なお、送信データをbcgフォーマットで作成しておき、コマンドメニューか
  292. ら送信することができますのでプロトコルのシュミレーションができます。
  293. bcgフォーマットについては付録を参照してください。
  294.  
  295.  
  296. (3)ファイル転送設定
  297.  テキストファイルの送信/受信を行うときは行末コードと漢字コードを変
  298. 換します。漢字コードは通信条件設定の内容にしたがいます。
  299.  
  300.  通信条件設定でシリアルドライバを選択した場合は、Xmodem, Zmod
  301. em, BPlus、Kermitのいずれかを使用することができます。また、TCP/
  302. IPを選択した場合は上記のほかftpプロトコルも使用できます。
  303.  
  304.  TCP/IP接続でftp以外のプロトコルを使用する場合は注意が必要です。
  305. まず、ホストがtelnet接続でそれらのプロトコルをサポートしていること
  306. が必要です。また、telnetでログインしてさらにtelnetで次にログインす
  307. る場合に途中のホストがこれを考慮している必要があります。areTermか
  308. ら直接telnet接続している場合には問題ありません。
  309.  
  310.  BPlus自動受信、Zmodem自動受信、Kermit自動受信をチェックしてお
  311. くと、受信データを監視して自動的に受信を起動することができます。BP
  312. lusとKermitの場合は1文字で判定しているため、文字化けなどの影響を
  313. 受けやすく、誤って自動受信を起動することがあります。頻繁に誤動作する
  314. 場合は自動受信をオフにしてください。
  315.  
  316.  マックバイナリ送信をチェックしておくと、バイナリファイルを送信する
  317. ときは必ずマックバイナリ形式に変換します。受信の場合には自動判定しま
  318. すので関係しません。
  319.  
  320.  無手順送信スピードは無手順テキスト送信やペーストのときに送信スピー
  321. ドを調整します。実際に送信してみて文字化けや文字の取りこばしが発生す
  322. るようであればスピードを遅くしてください。なお、この機能はシリアル回
  323. 線のときにのみ有効です。
  324.  
  325.  
  326. (4)ログファイル設定
  327.  [自動ログ記録]チェックボックスをオンにしておくと、ノードファイル
  328. を開くと同時にログ記録を開始します。
  329.  
  330.  [終了時ログ起動]チェックボックスをオンにしておくと、接続を切断し
  331. たときに環境設定ダイアログで指定したエディタを起動し、自動的にログフ
  332. ァイルを開きます。
  333.  
  334.  [保存日数]を指定しておくと、作成日から保存日数を経過したログファ
  335. イルは自動的に削除されます。自動削除を利用しない場合は[保存日数]を
  336. 空白にしてください。なお、ファイル名を変更しても作成日は変わりません。
  337.  
  338. (5)モニタ画面設定
  339.  モニタ画面の構成を設定します。ウィンドウの横は半角1〜136文字、縦
  340. は1〜50行を指定できます。通常は文字サイズからウィンドウの大きさを計
  341. 算しますが、[フルサイズウィンドウ]チェックボックスをチェックすると
  342. 画面の大きさから行ピッチを計算します。
  343.  
  344.  フォントは等幅明朝やOsaka-等幅などの等幅フォントをお使いください。
  345. 等幅以外のフォントを指定するとカーソル位置と表示位置がずれてしまいま
  346. す。また、漢字をきれいに表示させるためには12ポイント以上がよいでしょ
  347. う。なお、英語のみをお使いの場合はMonacoの9ポイントがよいでしょう。
  348.  
  349.  半角罫線文字を使用する場合は半角罫線フォントを持っているASLFontな
  350. どを指定するときれいに表示させることができます。等幅明朝など半角罫線
  351. フォントを持たないフォントを指定して半角罫線文字を表示させるとjqqqqq
  352. などに文字化けします。このようなとき[代替罫線文字]チェックボックス
  353. をチェックすると+-|の記号に置き換えて表示します。
  354.  
  355.  9インチのモニタでは12ポイントの等幅明朝を使用するとを23行しか表
  356. 示できません。この場合、[フルスクリーン]チェックボックスをチェック
  357. することにより、ウィンドウタイトルを省略して24行を表示することができ
  358. ます。
  359.  
  360.  [ヒストリ行数]を入力するとウィンドウ右端にスクロールバーが現われ
  361. て、スクロールして消えてしまった内容をさかのぼって見ることができます。
  362. 行数の制限は特にありませんので、メモリの許す限り指定できますが、デフ
  363. ォルトは100行です。
  364.  
  365.  カーソルの点滅をあり/なしに設定できます。好みに応じて[点滅カーソ
  366. ル]チェックボックスをチェックしてください。
  367.  
  368.  
  369. (5-1)画面制御設定
  370.  ノードファイルの画面制御コードを設定します。画面の動きを接続先の表
  371. 示用制御コードに合わせることができます。パソコン通信に利用する場合は
  372. 標準設定のままで特に問題はありません。
  373.  
  374.  記述はUNIXの端末データベースであるterminfoとほぼ同じ形式になって
  375. います。なお、サポートしていない制御コードを指定した場合はその制御コ
  376. ードを受信しても読み捨てます。また、独自に追加した機能を付録に載せて
  377. おきます。
  378.  
  379.  
  380. (5-2)外字フォント
  381.  外字とはJISで定められた漢字コードの範囲を超える文字のことです。外
  382. 字を利用するには外字領域の指定と外字フォントが必要になります。外字領
  383. 域についてはコードの開始と終了をモニタ画面設定で登録してください。
  384.  
  385.  外字フォントについては、フォントファミリー番号1024としてノードフ
  386. ァイルに登録してください。また、外字フォントのフォント名称の先頭には
  387. 半角ピリオドを付けてください。
  388.  
  389.  
  390. (6)外字表示
  391.  ノードファイルに外字フォントのリソースがある場合、モニタ画面設定で
  392. 指定した外字領域の範囲を画面に表示します。
  393.  
  394.  
  395. (7)キーボード設定
  396.  キーボードの特殊キーを設定します。矢印キーや、エスケープキーの発生
  397. コードを変更することができます。なお、特殊文字についての記述方法は付
  398. 録を参照してください。
  399.  
  400.  
  401. (8)コマンドメニュー設定
  402.  F01からF20に相当するコマンドを設定します。頻繁に使用する文字列を
  403. 登録しておき、一発で送信させることができます。設定内容はコマンドメニ
  404. ューから選択するほかショートカットも可能です。
  405.  
  406.  コマンドキーを押しながら数字の1から0を入力するとF01からF10を発
  407. 生します。また、コントロールキーを押しながら数字の1から0を入力する
  408. とF11からF20が発生します。
  409.  
  410.  コマンドメニューの中に区切り線が必要な場合は、機能名称の先頭に半角
  411. でハイフンを1文字挿入してください。送信文字列に特殊文字を含む場合の
  412. 記述方法は付録を参照してください。
  413.  
  414.  コマンドスクリプトは送信文字列と受信文字列を空白で区切りながら記述
  415. します。ログインスクリプトに似ていますが、送信文字列から始まる点が異
  416. なります。もちろん送信文字列のみの指定も可能です。
  417.  
  418.  最初の送信文字列を送信した後、受信文字列を待ちます。10秒以内に期
  419. 待する文字列を受信した場合は、次の送信文字列を送信します。また、期待
  420. する文字列を受信できない場合はスクリプトの実行を中止します。
  421.  
  422. コマンドスクリプトの詳細な書式はスクリプトマニュアルを参照してくださ
  423. い。
  424.  
  425.  
  426. (9)接続先情報設定
  427.  接続先に関する住所、電話番号、部署、担当者、メモなどを登録します。
  428. 通信には直接関係ありませんが、いざというときに重宝します。
  429.  
  430.  
  431.  
  432. <特殊操作メニュー>
  433.  
  434. (1)ダイアル
  435.  編集メニュー/通信条件設定でシリアルドライバを指定した場合に有効
  436. になります。モデムの初期化コマンドとダイアルコマンドを送信し、続いて
  437. 電話番号を送信します。
  438.  
  439. (2)ブレイク信号送信
  440.  ブレイク信号を送信します。接続先のプログラムがブレイク信号をサポー
  441. トしている場合は、処理を中断することができます。
  442.  例1:接続先のファイル転送プログラムを終了させたい。
  443.  例2:表示させた内容が長いため中断したい。
  444.  
  445. (3)ログ記録開始
  446.  画面表示内容をログファイルに出力します。ログファイル名はノードファ
  447. イル名の後に今日の月日を付加した形式になります。すでに同名のファイル
  448. が存在する場合は後に追加します。また、編集メニュー/ログファイル設定
  449. でログ記録ありと指定した場合はノード接続と同時にログ開始となります。
  450.  
  451. (4)ログ記録終了
  452.  ログファイルへの出力を中止します。
  453.  
  454. (5)画面内容保存
  455.  表示中の画面テキストをファイルに保存します。
  456.  
  457. (6)コード表
  458.  アスキーコード表を表示します。
  459.  
  460. (7)テキストファイル受信
  461.  ファイル転送設定で指定したプロトコルにしたがってテキストファイルを
  462. 受信し、行末コードと漢字コードを変換します。ファイルの属性は次のよう
  463. にセットします。
  464.    ファイルクリエイタ:環境設定で指定したログクリエイタ
  465.    ファイルタイプ:TEXT
  466.  
  467. (8)バイナリファイル受信
  468.  ファイル転送設定で指定したプロトコルにしたがって、変換なしでファイ
  469. ルを受信します。マックバイナリ形式の場合はマック形式に戻しますので、
  470. ファイル属性も完全に復元されます。マックバイナリ形式でない場合は次の
  471. ようになります。ただし、ファイル名の末尾が.lzh、.ishの場合はそれなり
  472. に復元します。
  473.    ファイルクリエイタ:????
  474.    ファイルタイプ:????
  475.  
  476. (9)無手順テキスト送信
  477.  キーボードから入力する代わりに、ファイルの内容を読み出して送信しま
  478. す。
  479.  
  480. (10)テキストファイル送信
  481.  行末コードと漢字コードを変換した後、ファイル転送設定で指定したプロ
  482. トコルにしたがってテキストファイルを送信します。
  483.  
  484. (11)バイナリファイル送信
  485.  ファイル転送設定で指定したプロトコルにしたがって変換なしでファイル
  486. を送信します。ファイル転送設定でマックバイナリ形式の指定がある場合は
  487. ファイル形式を変換して送信します。
  488.  
  489.  
  490.  
  491. <コマンド>
  492.  
  493.  頻繁に使用する送信文字列や、前ページ、後ページなどのエスケープシー
  494. ケンスを送信する場合に利用します。メニュー項目名および送信文字列の設
  495. 定は編集メニューの中のコマンドメニュー設定で登録します。
  496.  
  497.  
  498.  
  499. <ウィンドウ>
  500.  
  501.  複数のウィンドウを開いている場合にウィンドウメニューがタイトルバー
  502. に表示されます。プルダウンして、ウィンドウ名称の一覧から前面に持って
  503. くるウィンドウを選択します。
  504.  
  505.  
  506. <その他>
  507.  アバウトダイアログは最初の起動時、および毎月1日の起動時に自動的に
  508. 表示します。なお、アバウトダイアログに関するリソースは改変しないよう
  509. にしてください。
  510.  
  511.  
  512.  
  513.  
  514.  
  515.  
  516.  
  517. <付録>
  518.  
  519. -----------------------特殊文字の記述方法------------------
  520.  
  521.  特殊文字の記述にはUNIXで一般的に使用されている方法を採用していま
  522. す。2〜3文字で記述して1文字を表現します。以下の一覧は全角で表現
  523. していますが、実際はすべて半角で記述します。
  524.  ¥b   バックスペース
  525.  ¥c   文字列の最後に指定すると¥rを付加しません
  526.  ¥d   1秒間ウェイトします
  527.  ¥E   エスケープ
  528.  ¥e   エスケープ
  529.  ¥f   改ページ
  530.  ¥n   改行
  531.  ¥p   パスワード
  532.  ¥r   復帰
  533.  ¥s   ブランク
  534.  ¥t   タブ
  535.  ¥u   ユーザID
  536.  ¥999 8進数表現(999は0〜7の数字)
  537.  ¥x99 16進数表現(99は0〜9の数字、a〜f、A〜Fの文字)
  538.  ¥¥   文字¥を表わす
  539.  ¥^   文字^を表わす
  540.  %c   内部的に使用しますので利用できません
  541.  %d   内部的に使用しますので利用できません
  542.  ^A   コントロールキー+A(Aの4ビット目を反転する)
  543.  
  544. 独自に追加した画面制御機能(実際はすべて半角で記述)
  545.  cup/xy  カーソル位置指定がカラム、行の順になる場合にcup
  546.          の代わりに使用します。
  547.  offset  %dまたは%cのオフセットを指定します。
  548.          offset文以降のエントリに有効であり、何回でも
  549.          使用可能です。
  550.  atr     ANSI標準文字属性エスケープシーケンス。ただし、
  551.          ブリンクはColorQuickDrawでのみ有効で
  552.          す。
  553.  black   黒色
  554.  red     赤色
  555.  green   緑色
  556.  yellow  黄色
  557.  blue    青色
  558.  magenta 桃色
  559.  sky     水色
  560.  numeric エスケープシーケンス中の数字を文字として扱うときは
  561.          #0を設定します。numeric文以降のエントリに
  562.          有効です。
  563.  bplus   bplusプロトコルの起動文字を指定します。
  564.  kermit  kermitプロトコルの起動文字を指定します。
  565.  zmodem     zmodemプロトコルの起動文字を指定します。
  566.  
  567.  
  568. --------------------------用語解説------------------------
  569.  
  570. マックバイナリについて
  571.  マックのファイルはデータフォークとリソースフォークの二つから成り立
  572. っています。メールテキストなどはデータフォークのみですからDOSやUNIX
  573. と互換性がありり、そのまま送信することができます。しかし、プログラム
  574. などはデータフォークとリソースフォークの両方を持っていますので送信に
  575. 先立って一つにまとめる必要があります。あとで復元するための情報を入れ
  576. て、データフォークのみに変換したファイルをマックバイナリ形式と呼びま
  577. す。
  578.  
  579. ------------------------アップロード------------------------
  580.  
  581. 最新バージョンのアップロード場所
  582. NiftyServe/FMACPROフォーラム/ライブラリ2番
  583.  
  584. 最新バージョンを登録していただいているサイト
  585. 東北大anonymousFTP(ftp.tohoku.ac.jp)の/pub/mac/net/term
  586.  
  587.  
  588. その他不明点、不備事項など下記までお問い合わせください。
  589. nba01664@niftyserve.or.jp
  590.  
  591.  
  592.  
  593.