Oracle Media Objects Playerを使ってOracle Media Objectsのアプリケーション(スタック)を実行するのは、オーサリング環境でのブラウズモードに良く似ています。プレーヤはツールバーや情報ダイアログやほかのオーサリング環境用のインターフェースなどは提供されませんが、オーサリング環境でのスクリプトにより実行可能な機能はプレーヤでも実行可能です。
Oracle Media Objects Playerをインストールするには、特定のフォルダ("Macintosh"または"Windows" )をハードディスクにコピーするだけです。Windows版のプレーヤはISO 9660パーティションの"¥DISTRIB¥OMOPLAY"にも置いてあります。コピーされたフォルダは名前を変えても構いませんが、その中にあるものについては移動したり、名前を変更したり、消去したりしないでください。
開発環境のように、プレーヤはQuickTimeのデジタルビデオの再生には"QuickTime"や"QuickTime for Windows"が必要であり、マッキントッシュ上でデジタルオーディオを再生するにはサウンドマネージャが必要となります。これらのコンポーネントをマッキントッシュにインストールするには、「インストールガイド」にインストール手順が記述してありますのでそちらをご覧ください。"Quick Time for Windows"をインストールするには、このCDをWindows PCに挿入し、"README.TXT"ファイルに書いてある手順に従ってください。これらのコンポーネントは全てOracle Media Objectsで使用するためだけに提供するもので、これらを再配布するにはアップル コンピュータのソフトウェア ライセンス グループの許可を得る必要があります。
マッキントッシュ上では、Oracle Media Objectsのスタックはそのアイコンをダブルクリックするか、そのアイコンをプレーヤのアイコンの上にドラッグしていくことで実行されます。Microsoft Windowsではファイルマネージャで同様な手順で実行することが可能です。またアイコンを登録すれば、Windowsのプログラムマネージャから自分のスタックを実行することができます。こうすることで、コマンドラインからスタック名(例えば"c:¥omoplay¥omoplay.exe c:¥mystacks¥myapp.sta")と入力しなくても実行できるようになります。
Oracle Media Objects Playerをあなたの作成したスタックと一緒に配布するのはご自由に行って結構ですが、ランタイム・ディストリビューション ライセンス契約書に署名し、さらにOracle-providedのアイコンを表示する必要があります。もしOracle Media Objectsで作成したアプリケーションを配布する計画があるのでしたら、オラクル・ランタイム・ディストリビューション 契約書(このCD-ROMと一緒に印刷されたものがついています)を良く読み署名をしてください。この契約書により、あなたはOracle-providedアイコンを以下に挙げるいずれかにつけなくてはなりません。(i)あなたのアプリケーションの全パッケージに。(ii)アプリケーションの保存されているCD-ROMなどのメディア上に。(iii)アプリケーションの画面の目立つ位置に。