校正の協力、および寄付のお願い




 与謝野晶子訳の『源氏物語』をhaseさんが入力してくださいました。2段組上下巻の作品です。文字数にしておそらく140万字くらいあるでしょう。私たちは当初この作品の校正をいつもの通りボランティアで賄うつもりでいました。しかし、現状の校正員だけでは、とてもすべてをやりきれないと判断いたしました。

 そこでまた新たな校正員の募集をかけることにいたしました。

 校正方法は以下の通りです。

 ●入力したテキストのプリントアウトと底本のコピーを郵送させていただく。
 ●プリントアウトのテキストの間違っている部分に赤を入れていただく。
 ●校正方法は、普通の出版物の校正と違って、テキストのみの校正で結構です。
 ●同封した返信用封筒に赤を入れたプリントアウトのみ入れて返信していただく。

 というような方法になります。そして赤の入れ方ですが、校正の手引きを見てみてください。具体的なことが少しわかると思います。

 紙の本の世界では、校正はとても責任のある作業になります。ミスが許されないという重圧感もあります。しかし、この青空文庫のようなデジタルの世界では、後から何度でも手直しが効きます。ある程度の責任は必要ですが、そんなに深刻に考えることは必要ありません。
 もし校正を引き受けても良いとお考えの方がいらっしゃいましたら、aozora@voyager.co.jpまでお知らせください。もちろん、『源氏物語』ではちょっと気が重い、と思われる方は、他の作品でも結構です。「入力中のリスト」の中の「校正待ち」の作品をお選びください。

 以前「みずたまり」に、労力を提供することはできませんが、寄付という形で参加させてもらえないだろうか、との書き込みをいただいたこともあります。私たちはお金をかけないでここまで「青空文庫」を運営してきました。お金が絡むといろいろ大変だったからです。しかし寄付したお金が、一つの電子テキストに変わるというのも、それは青空文庫工作員になったことと同じことだとも思えます。
 今回の『源氏物語』の校正も、校正員が集まらなければプロの校正者に頼まなければならなくなってしまうでしょう。そこで今回は、「青空文庫」へ寄付をしていただける方も募集いたします。集まったお金は与謝野晶子訳『源氏物語』の校正の費用に使わせていただきます。そしてどのようにそのお金が使われたかホームページ上で明らかにするつもりでいます。

 もし寄付についてご同意いただけるようならば、一度aozora@voyager.co.jpにお知らせいただいた後、以下の郵便局振替口座に一口千円よりお振り込みいただければと思います。

口座番号:00110-7-44609 青空文庫会計部




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