図書カード
青空文庫
Blue Sky Collection
No.
著者名 山村暮鳥
書籍名 聖三稜玻璃
底本 「山村暮鳥全集第一巻」筑摩書房
1989(平成元)年6月9日初版第1刷発行
底本の親本 「聖三稜玻璃」人魚詩社
1915(大正4)年12月10日発行
入力者名 泉井小太郎
校正者名 泉井小太郎、富田倫生

作品について:1915(大正4)年、室生犀星の主宰する人魚詩社から刊行。全35編。「小生は今の文壇乃至思想界のためにばくれつだんを製造してゐる」と著者自ら語った第二詩集。当時の詩壇を驚愕させ、「或る日自分は卒倒した」(自伝)というほどの悪評と痛罵に見舞われる。研ぎ澄まされた感覚のプリズム、屈折したイメージは哀しく美しく、かつ痛ましい。『青空に』『曼陀羅』などの傑作の他、<いちめんのなのはな>で有名な『風景』が収められている。暮鳥のひらがな遣いのうまさも随所に光る詩集である。(泉井小太郎)
著者について:1884(明治17)年、群馬県榛名山麓の棟高村(現群馬町)に生まれる。本名、土田八九十。築地の聖三一神学校時代に文学に開眼、卒業後伝道師となって秋田、仙台、水戸等を転任、詩と宗教活動に没頭。先鋭な感覚表現で注目をあび、朔太郎・犀星らと「卓上噴水」「感情」で交流。第二詩集『聖三稜玻璃』の悪評、結核、失職、流浪と、不遇の日々を送る中で詩や童話・童謡を創作、人道的な作風を経て、晩年は温かい自然賛歌を平易な言葉で綴った。1924(大正13)年40歳で没。代表作に詩集『風は草木にささやいた』『雲』、童話集『ちるちる・みちる』などがある。(泉井小太郎)


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