15番 | 16番 | ベースクロック |
High | High | 50MHz (ノーマル) |
High | Low | 40MHz |
Low | High | 66MHz |
Low | Low | 60MHz |
省電力設定のCPU設定をMax値にした場合のみ本来のベースクロックとなり、それ以外では熱によるクロックダウンした状況と同じベースクロックとなります。ベースクロックの変化は、50MHz→40MHz、66MHz→60MHzとなり、40MHz・60MHzでの駆動時にはベースクロックが変化しません。上記の表と照らし合わせるとクロックダウンとなった場合、16番ピンにLow信号が入力されている事がわかります。つまり、15番ピンを跳ね上げます。こうすることにより、ベースクロックはオリジナルの50MHzから66MHzに変更されます。Libretto20と同様に切り替えスイッチを付けることにより、動作中でも、ベースクロックを変更することも出来ます。
切り替えスイッチは、以下の回路図を参考にしてください。
また、省電力の設定で、CPUの項目を最大以外にすると、ベースクロックが、50MHzのときは40MHzに66MHzのときは60MHzになりますので、発熱やバッテリーの消耗を考えて、適当なベースクロックで動作させて下さい。
さらに、CPU横の空きランドをジャンパすることで、倍速設定も変更することが出来ますが、nifty:FPCUM/MES/12/1940の発言を参考にして変更して下さい。
この発言中では、ショットキーバリアダイオードを利用していますが、スイッチを直接付けることでも動作可能です。また、倍速設定は、CPUの起動時だけに変更が可能です。(バッテリを付けてサスペンド中からの復帰時には変更できません)