Libretto FAQ集 Ver.2.0 7-2

7- 2 [20:30:50] ベースクロックをアップさせるには、どうすればいいですか。


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7-2-3 Libretto50の場合

基本的な作業は、Libretto20の場合に準じます。PLLの15番ピン・16番ピンへの入力信号の組み合わせによるベースクロックは以下のようになります。

15番16番ベースクロック
HighHigh50MHz (ノーマル)
HighLow40MHz
LowHigh66MHz
LowLow60MHz

省電力設定のCPU設定をMax値にした場合のみ本来のベースクロックとなり、それ以外では熱によるクロックダウンした状況と同じベースクロックとなります。ベースクロックの変化は、50MHz→40MHz、66MHz→60MHzとなり、40MHz・60MHzでの駆動時にはベースクロックが変化しません。上記の表と照らし合わせるとクロックダウンとなった場合、16番ピンにLow信号が入力されている事がわかります。つまり、15番ピンを跳ね上げます。こうすることにより、ベースクロックはオリジナルの50MHzから66MHzに変更されます。Libretto20と同様に切り替えスイッチを付けることにより、動作中でも、ベースクロックを変更することも出来ます。

切り替えスイッチは、以下の回路図を参考にしてください。

また、省電力の設定で、CPUの項目を最大以外にすると、ベースクロックが、50MHzのときは40MHzに66MHzのときは60MHzになりますので、発熱やバッテリーの消耗を考えて、適当なベースクロックで動作させて下さい。

さらに、CPU横の空きランドをジャンパすることで、倍速設定も変更することが出来ますが、nifty:FPCUM/MES/12/1940の発言を参考にして変更して下さい。

この発言中では、ショットキーバリアダイオードを利用していますが、スイッチを直接付けることでも動作可能です。また、倍速設定は、CPUの起動時だけに変更が可能です。(バッテリを付けてサスペンド中からの復帰時には変更できません)

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