Libretto FAQ集 Ver.2.0 7-2

7- 2 [20:30:50] ベースクロックをアップさせるには、どうすればいいですか。

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7-2-1 Libretto20の場合

Libretto20のベースクロックは、25MHzです。これを33MHzにアップさせることをクロックアップと呼んでいます。具体的な手順としては、

また、クロックアップにより、若干発熱も増すようです。Libretto20は、ある一定以上熱くなると、自動的に「クロックダウン」し、発熱を抑制しようとします。それでも、クールダウンしない場合は、「ハイバネーション」します。通常の処理をしている分には、クロックダウンもあまり実感しないのですが、フルパワーを要求するアプリ=ゲームをしていると、如実に感じることができます。また、ゲームをしているときには、「音源カード」を刺しているので尚更熱が逃げません。(中には、SCP-55の様に、カードそれ自体も熱くなる物もあるようですし。)こればかりは、どうしようもないですね。

また発熱対策として、ベースクロックをノーマルに切り替えるスイッチをつけるのも一案です。ベースクロック変更の原理は、クロックアップと同様で、16番ピンを元の位置に付けるか、15番ピンに付けるかということで、25MHzと33MHzを切り替えています。

使用したスイッチは、3Pのスライドスイッチ(7×4×2mm程度で、秋月にて\40で購入)です。これを基盤の端に、エポキシと瞬間接着剤で固定します。さらにそのスイッチ操作を行うために、ケースを一部分削ります。例としてPCカードリリースレバーとIr-DA窓の間などがあげられます。

7-2-2 Libretto30の場合

PLL-ICについては、20・30・50共にW48C54A-56Gが使われています。このため、Libretto30のクロックアップ手順は、Libretto20と同等です。

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