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DOS/V Power Report 1997 July
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RSA3120
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JETCOM
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1997-03-03
|
8KB
|
211 lines
JetCOM
Copyright (C) 1995-97 I-O DATA DEVICE,INC.
最近のパソコンは、最高115.2kbpsの通信が可能なシリアルを持っていたり、高速シ
リアルボードを使用できるにもかかわらず、Windows3.1では、COMドライバの制約や
通信アプリケーションの制限により、本来の性能を発揮できません。JetCOMを使用すれ
ばこのような問題を解決できます。
目次
1. JetCOM(PC-98シリーズ用)
1.1 はじめに
1.2 仕様
1.3 使用方法
1.4 注意事項
2. JetCOMV(DOS/V用)
2.1 はじめに
2.2 仕様
2.3 使用方法
2.4 注意事項
1. JetCOM
1.1 はじめに
JetCOMは、Windows3.1上で通信を行う時の通信速度を最大921.6kbps(RSA-98Ⅲシリ
ーズ使用時)に設定するユーティリティです。
最近のPC-98シリーズは、最高115.2kbpsの通信が可能なシリアルを持っているにもか
かわらず、Windows3.1ではCOMドライバの制約により19.2kbpsまでの通信速度しか使用
できません。また、RSA-98Ⅲシリーズを使用した場合、COMドライバは921.6kbpsをサポ
ートしていますが、ほとんどの通信アプリケーションは921.6kbpsまで設定できません。
JetCOMを使用すればこのような問題を解決できます。
1.2 仕様
パソコン本体:PC-98シリーズまたはその互換機
OS :Windows3.1
DTE通信速度 :COM1 ・115.2kbps出せるマシン ->最高115.2kbps
・シリアルが5MHz系のマシン->最高38.4kbps
(ただし、EPSONマシン及びPC9821An,Npより前に発売されたマ
シンでは、38.4kbpsに設定はできますが、シリアルポートの
制限により文字落ちする事があります。)
・シリアルが8MHz系のマシン->最高20.8kbps
2ndCCU ->最高115.2kbps
RSA-98,RSA-98SB,RSA-98Ⅱ/S ->最高230.4kbps
RSA-98Ⅲシリーズ ->最高921.6kbps
1.3 使用方法
① JetCOMをインストールします。
② 初回起動時のみ、COM1で115.2kbps出せるマシンかどうかの確認のメッセージボック
スが表示されます。マニュアルで確認してください。(95年5月以降に発売されたPC-98
シリーズは、COM1で最高115.2kbpsの通信が可能。)
③ 自分の使用したいCOMの設定を行います。
1) 設定したいCOMのチェックボックスをチェックします。
2) 設定したいCOMの通信速度を指定します。
3) 次回の起動時からこの設定を有効にするためにSAVEしてください。
また、次回起動時からはCOM1で115.2kbps出せるマシンかどうかの確認メッセージは
表示されません。(初回起動状態にさせたいときは、Windowsディレクトリに作成さ
れたJETCOM.INIを削除してから起動させてください。)
④ 設定したら必ずOKを押してください。設定が有効となり、JetCOMはアイコン化され
ます。
⑤ 変更が必要になったら、必ず通信中でないのを確認し、JetCOMで変更します。
⑥ 終了するにはENDを押してください。JetCOMの設定は無効化され通信速度はWindows
の管理下におかれます。スタートアップに登録しておくと便利です。
※JetCOMが起動されていてCOMの設定が有効になっているときに、通信アプリケーショ
ンでそのCOMの通信速度を変更してもJetCOMの設定が優先されます。アプリケーショ
ン側で通信速度を変更したい場合は、使用したいCOMのチェックボックスを空白にし
設定を無効化してください。
1.4 注意事項
1)処理速度
JetCOMが実行中は通信アプリケーションの起動・終了・通信速度変更・COMポート変
更に若干時間がかかることがあります。これは、COMポートの調査・速度変更にかかる
時間です。
2)通信速度設定
JetCOM、通信アプリケーション共に、使用できない様な通信速度を選択しないように
してください。
ハードウェアの限界以上の通信速度を選択すると、文字化け等が生じる場合がありま
す。
3)モデムの使用
RSA-98Ⅲシリーズにモデムを接続して使用する場合、RSA-98Ⅲシリーズは921.6kbps
まで出せますが、モデムがその速度に対応していないと921.6kbpsは出せません。
JetCOM上では921.6kbpsに設定できますが、モデムにより使用できる最高速度が違います
ので注意してください。
FAXを行う場合はそのCOMにJetCOMを使用しないでください。FAXの通信速度は一定であ
るため、JetCOMを使用しても無意味であり、更にモデムによってはFAXできない場合も
あります。
4)8MHz系のシリアルを持つマシンでの使用
8MHz系のシリアルを持つマシンで20.8kbpsを使用する場合、モデムを8MHz系のモード
に切り替える必要があります。9600bpsで、モデムを8MHz系のモードに設定してから、
JetCOMで20.8kbpsに変更してください。
8MHz系か5MHz系かは、JetCOMが初回起動時に判断してJETCOM.INIに書き込みますが、
パソコンのスイッチでシステムクロックを切り替えた場合には、必要に応じてINIファ
イルの5MHzFlgを変更してください。INIファイルの設定は次回のJetCOM起動時に有効と
なります。
5)2ndCCUを使用する場合
2ndCCUに対応したCOMドライバが必要なため、パソコンにプリインストールされてい
るWindows3.1で使用してください。
6)JETCOM.EXEの環境ファイル
SAVEをすると、JETCOM.INIがWindowsディレクトリに作成されます。初回起動状態に
させたい時はこのファイルを削除してから起動します。
2. JetCOMV
2.1 はじめに
JetCOMVは、Windows3.1上で通信を行う時の通信速度を最大921.6kbps(RSA-DV使用時
)に設定するユーティリティです。
最近のDOS/Vマシンは、最高115.2kbpsの通信が可能なシリアルを持っているにもかか
わらず、Windows3.1では、COMドライバの制約により57.6kbpsまでの通信速度しか使用
できません。また、RSA-DVを使用した場合、COMドライバは921.6kbpsをサポートしてい
ますが、ほとんどの通信アプリケーションは921.6kbpsまで設定できません。JetCOMVを
使用すればこのような問題を解決できます。
2.2 仕様
パソコン本体:IBM PC/AT 100%互換機
OS :Windows3.1
DTE通信速度 :115.2kbps出せるマシン->最高115.2kbps
RSA-DV ->最高921.6kbps
2.3 使用方法
① JetCOMVをインストールします。
② 初回起動時のみ、COMドライバを利用して設定するかどうかの確認のメッセージボッ
クスが表示されます。”いいえ”を選択すると、COMドライバのサポートしている最高
通信速度に関係なく、115.2kbpsまで設定できます。但し、RSA-DVのCOMが動作しなくな
ります。RSA-DVをご利用の場合は”はい”を選択してください。
③ 自分の使用したいCOMの設定を行います。
1) 設定したいCOMのチェックボックスをチェックします。
2) 設定したいCOMの通信速度を指定します。
3) 次回の起動時からこの設定を有効にするためにsaveしてください。
また、次回起動時からはCOMドライバを使用して設定するかどうかの確認メッセージ
は表示されません。(初回起動状態にしたいときは、Windowsディレクトリに作成された
JETCOMV.INIを削除してから起動させてください。)
④ 設定したら必ずOKを押してください。設定が有効となり、JetCOMVはアイコン化され
ます。
⑤ 変更が必要になったら、必ず通信中でないのを確認し、JetCOMVで変更します。
⑥ 終了するにはENDを押してください。JetCOMVの設定は無効化され、通信速度は
Windowsの管理下におかれます。スタートアップに登録しておくと便利です。
※JetCOMVが起動されていてCOMの設定が有効になっているときに、通信アプリケーショ
ンでそのCOMの通信速度を変更してもJetCOMVの設定が優先されます。アプリケーション
側で通信速度を変更したい場合は、使用したいCOMのチェックボックスを空白にし、設
定を無効化してください。
2.4 注意事項
1)処理速度
JetCOMVが実行中は通信アプリケーションの起動・終了・通信速度変更・COMポート変
更に若干時間がかかることがあります。これは、COMポートの調査・速度変更にかかる
時間です。
2)通信速度設定
JetCOM、通信アプリケーション共に、使用できない様な通信速度を選択しないように
してください。
ハードウェアの限界以上の通信速度を選択すると、文字化け等が生じる場合がありま
す。
3)モデムの使用
モデムを接続して使用する場合、JetCOMVは115.2kbps(RSA-DV使用時は921.6kbps)
まで出せますが、モデムがその速度に対応していないと115.2kbpsは出せません。
また、パソコン本体が115.2kbps出せない場合も同様です。
FAXを行う場合はそのCOMにJetCOMVを使用しないでください。FAXの通信速度は一定で
あるため、JetCOMVを使用しても無意味であり、更にモデムによってはFAXできない場合
もあります。
4)JETCOMV.EXEの環境ファイル
SAVEをすると、JETCOMV.INIがWindowsディレクトリに作成されます。初回起動状態に
させたい時はこのファイルを削除してから起動します。
5)初回起動時のみ、COMドライバを利用して設定するかどうかの確認のメッセージボッ
クスが表示されます。RSA-DVをご利用の場合は”はい”を選択してください。
”いいえ”を選択するとRSA-DVの通信速度を変更できなくなります。