Kagiは、デベロッパーのためのソフトウェア登録サービスです。最初はMacintoshで、次にWindowsとNewtonで使われはじめました。Kagiは、配布が基本であるシェアウェアの世界から生まれましたが、インターネットが発達するにしたがって、シェアウェアと、市販ソフトウェアとの境界が曖昧になってきました。Kagiは、そのどちらにも使用されています。
デベロッパーが、登録料を徴収する方法を模索していたとき、彼らができる最も簡単なことは、"About Box"や"Splash Screen"に登録料の送り先についての情報を入れておくことでした。Kagiを使うことで、ユーザが登録しやすくなり、作者は、自分の製品と一緒に登録アプリケーションをバンドルし、そのソフトウェアを開くためには、登録しなくてはならないことをユーザに知らせることができます。登録アプリケーションは、ユーザ・インタフェースが使いやすく、クレジットカード番号や通貨交換などの、ユーザからの情報を収集しやすくなっています。ユーザは、現金、小切手、クレジットカード、あるいは電子マネーを使って登録することができます。
Kagiを使うと、ユーザがシェアウェアを登録するときに柔軟に対応することができます。もちろん、Eメールを使った電子的な提出、ウェブベースの登録などもありますが、一部の人々は、このような方法に慣れることができず、同じアプリケーションに対していまだにファックスや郵便での登録が行われています。
BeOS用のKagiの登録アプリケーションはすでに完成し、Beのデベロッパーがすぐにもでも使用することができます。現在のバージョンはDR8用のもので、DR9用のバージョンももうすぐリリースされます。この登録アプリケーションをBeOSで使用する詳細については、ウェブサイトをご覧になってください。
<http://www.verinet.com/~jbm/be/kagipage.html>
Good luck to everyone developing software for the BeOS!
Jim Moy