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起源 今日コンピュータ業界のいたるところで、デジタルメディア、インタラクティブデザイン、メディアコンバージェンス、World-Wide Web、デジタル編集など用語が変化しつつあるのを目にします。 またビデオデータストリーム、オーディオ情報、 三次元モデルとその視覚化、通信能力、グラフィックデータ、活字など、それらを融合する中心点にパーソナル・コンピュータがあることは誰もが認めるところです。これらの能力を組み合わせることにより、テレビ、ラジオ、電話、その他の電子機器を制御するホストに見られる機能を統合する新しい次元の製品を生み出すことが可能になります。 ソフトウェアデベロッパーの方々は、デジタルコンバージェンスを実現にするために何をなすべきか理解しておられます。実現のためには、より高帯域なコミュニケーション方法が必要なこと。新しい形態のソフトウェアやビルディングブロックスも必要なこと。そしてデジタルメディアや情報を扱うためには、今日のパーソナル・コンピュータに装備されているものよりも遥かに高い処理能力が必要であることも知っておられます。 業界では、これらの問題を解決すべく努力を重ねており、新しい会社が見込みのみで毎週のように株式公開していく状態です。これらすべての問題とさらに多くを扱おうと試みることで忙しいです。 新しいソフトウェアが新しいタイプのメディアを処理するには、現行のオペレーティング・システムでは制約が多すぎます。プログラマーが、複雑化の一方をたどるソフトウェア開発を処理するために新しいツールが開発されています。そして、ユーザは信じられないぐらいずらりと並んだ機能を持つ新しいソフトウェアパッケージに攻めたてられている状態です。 しかし、そこには落とし穴があります。 メディアコンバージェンスを可能にするソリューションは複雑化をどんどん増しています。ユーザはそれらのソフトウェアの値下がりを期待しているにもかかわらず、複雑化により実際にはソフトウェアのコストは上昇しています。複雑さはプログラマーの生産性を低下させ、市場に製品を投入できるまでの時間を長くしています。複雑さはソフトウェアを肥大化させ、マイクロプロセッサのパワーを浪費しています。そして何よりも、複雑さは、製品の購入段階から実際に使用するまでにいたってエンドユーザを激怒させています。これらはパーソナルコンピュータを近寄りにくい存在にし、皮肉なことに役にたっていません。 1990年、前アップル社製品部門社長であるJean-Louis Gasseeは、Be, Inc.を設立し、前述の様々な問題に真正面から取り組み、革新的なアプローチによりパーソナルコンピュータのアーキテクチャを進化させることに取り組み始めました。 過去の世代の技術のためでは無く次世代のアプリケーションの為にデザインされた、最先端のソフトウェアデザインコンセプトを基本としたまったく新しい展望により開発されたパーソナルコンピュータが作られたとしたら、いったいどのようなことが成し遂げられるのでしょうか。結果は、新しい次元の価格性能比であり、ソフトウェア開発における複雑さの劇的な減少です。
マーケット 今日のユーザのパーソナルコンピュータに対する期待は急速に増加しています。彼らは今日のワークステーションが達成している以上の機能性やパフォーマンスを要求しています。同時に、彼らが望む価格は、莫大な出荷量を誇るパーソナルコンピュータ市場により、より低いものになっています。複雑さの潮流を押し上げ、パフォーマンスを低下させ、市場への製品投入を遅れさせることは、これらの期待を裏切ることになります。 パーソナル・コンピュータ市場が停滞していると言っているのではありません。データクエスト社の調査によると、1996年にはおよそ6800万台のパーソナル・コンピュータと100万台のワークステーションが出荷されました。 これらのシステムの多くは、現在の製品に求められる汎用機のデータベースへのアクセスやグループウェアなど、いわゆるOAの分野で使われていることでしょう。もう1つの大きな使用用途として、家庭で一般消費者が使うことがあげられます。これら二つの分野においては、パフォーマンスの低下やシステムの複雑化の増加については、まだ危機的な状況ではありません。 しかしながら、CD-ROMやDVD、Webサイト、広告などの製作物を実際に創造する(見る立場では無い)現場におられる、マルチメディアの中心部におられる人々が体験されておられることは前者と比べると非常に異なります。今日、それらのユーザはハイエンドのパーソナルコンピュータを購入し、それらに高価な高機能のグラフィックスカードや通信機器、ハイスピードのI/Oオプションを詰め込んでいます。この様な状況にも拘わらず、彼らはより速いパフォーマンスとよりインタラクティブなコントロールを望んでいます。彼らは以前に増して、デジタルオーディオやデジタルビデオ、複雑な3Dグラフィックスに取り組んでいます。市場に投入される処理能力のパワーは、これらのユーザが望んでおられるレベルに間に合っていません。 これらの人々の数は増え続けています。今現在でも数百万に達するこれらのユーザ層は、パーソナルコンピュータ市場全体の伸び率の3〜4倍の速度で増え続けています。現行のパーソナルコンピュータのアーキテクチャが彼らの要望についていけない為、彼らのフラストレーションは増すばかりです。これらのユーザの中には、より高いパフォーマンスを求めてハイスピードなワークステーションの購入を考えている人もいます。しかしコストの問題により、誰でもがワークステーションを採用できるわけではありません。これは、新しいソリューションを活発に探しているユーザは少なくないという、パーソナルコンピュータ市場の動向を示しています。彼らには、デジタルメディアの必要性など説得される必要はありません。すでにそんなことは理解しているのです。このようなユーザ層の存在はソフトウェアデベロッパにとって、新たなビジネスの特権階級つまり独占的になれる大きな可能性や、また業界が変貌していく中、最も最先端に位置できる可能性を示唆しています。
製品 Beの商品群の核となるのは、メディアとコミュニケーションをベースにした次世代のアプリケーションを新しくデザインできるシステムソフトウェアである Be オペレーティング・システム(BeOS)です。 今日使われているデータやネットワークの標準との互換性を確保すると同時に、BeOSは新しいレベルのパフォーマンスと飛躍的に簡素化されたプログラミングモデルを実現する為に、古いアーキテクチャにつきものだった多くの因習を放棄しました。BeOSの特徴とは:
BeOSの機能や、そのアーキテクチャにより得られる利益については、もっとはるかに多くのことが解説できます。しかし概して、またOSデザインのプロセスのゴールは置いておいても、結局はパフォーマンスと製品出荷までの時間短縮という二つの利益に結果は集約されます。
BeOSの機能と性能は、高いパフォーマンスを誇るマルチプロセッサシステムで、パーソナルコンピュータのプライスポイントの中で主流となる中心価格帯で値段がつけられたBeBox パーソナルコンピュータとして世に製品として送り出されました。 BeBox Systemは複数のRISCベースのPowerPCマイクロプロセッサを基本に、ステレオオーディオやMIDI、CD-ROM、赤外線のコントロールなどを含んだ統合されたリッチなI/O機能を持ったシステムです。 等しく重要なのは、BeBoxは業界標準のコンピュータに使われる標準的なRAMやSCSI、IDEハードディスク、リムーバブル・メディア、PCIとISAの拡張バスカードなど、標準的な部品や周辺機器を活用した標準的なパーソナルコンピュータのテクノロジを基本としたシステムであることです。結果として、広い範囲で言うところのデジタルデザイナーやメディア・プロフェッショナルが、そのニーズに合う、期待した価格で提供される低価格で非常に柔軟で高い拡張性を持つパーソナルコンピュータが生まれました。 これらの製品への努力に加えて、我々はBeOSをライセンス供与や製品のパッケージ商品としての提供により、他社が製造しているハードウェアプラットフォーム上でも稼働可能にします。これらの努力を行う目的は、異なった多くの方法により、BeOSのパフォーマンスと機能を提供することにより、あらゆる“コンテンツ・クリエーター”に手を届けたいからです。弊社はソフトウェアのライセンスに関するあらゆる問い合わせを歓迎すると共に、BeOS 互換のシステムを製造されたい会社の為にハードウェアの仕様をお届けできるようにします。
会社構成 Be, Inc.は1990年に設立された、株式の公開は行っていない、カリフォルニアを本拠地にした法人です。 1995年10月に、初めてその製品計画と戦略を公開しました。 カリフォルニア州メンロパーク市に本社を置き、フランスのパリにヨーロッパ事務所を開設しています。 現在Be社の従業員は、パーソナル・コンピュータとワークステーション業界の経験を持つ、およそ40名のチームから成り立っています。 1996年4月、Be社は1400万ドルを越える個人融資を受けました。August Capital, New Enterprise Associates(NEA)やAlta Partnersなどいくつかの主なシリコンバレーのベンチャーキャピタルが融資に参加しました。
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これらの記述はBe,Inc.に著作権があります。またBeOS, BeBox, BeWare, GeekPortは Be,Inc.の登録商標であり、Be logo、BeOS logoは商標です。ここで用いられた全ての他の商品及び社名は、各社の商標または登録商標です。 このサイトについてのお問い合わせはwebmaster@be.comまでどうぞ。 ここで使用されたアイコンはの固有のものであり全てはBe Inc.に帰属します。 |