編 集 後 記「あれ、これBeOSはいってないの?」という読者の皆様の声が今にも聞こえてきそ うである。すいません。その通りです。このBeFunには申し訳ないことに、BeOSが はいっていません。米国Be社の意向により、まだOSは配布できないのです。ただ、幸 いなことにASCIIのマックテックJapanにおいて、世界唯一、店頭でAAPRを入手できま す。これは日本にいて、良かったと思える特典だったと思います。今後、BeOSの最 新版のデモバージョンなどは意欲的にバンドルする予定です。創刊号に期待したくだ さい。 BeDCに行って来ました。これが発売されるのが7月の末ですから、すでに随分過去 のことになっていると思います。どっちかといえば、8月にボストンで行われる(? )というBe DCのほうが、話題的には近いかもしれません。その古い話なのですが、 正直いってビックリしました。なにが?って食事です。現時点でBeDCは無料なので す。ちなみにアップルのWWDCは10万円近くもとられるのです、その上食事はめちゃ マズです。それにくらべてBeDCは無料なのに食事つき。しかも、なかなか美味しい のです。やはりCEOのガセーがフランス系なのも、関係あるのでしょうか(笑)。セ ッションの内容は、どれも専門的なものばかり。今回の本誌において、そこで発表さ れたいくつかのものをかみ砕いて説明してみたものの、まだまだ、開発者向けの内容 が主であり、一般ユーザーには、ちょっと遠い内容のものが多いのも事実です。QuickTimeやダイレクトXのようなマルチメディア向けの魅力的なドライバがまだ、しっか り準備されていないのが、そういったユーザーを遠ざけてしまっている原因のように も私は考えています。 ただし、Netscape社との提携により、今後、マルチメディアおよびネットワーク向け の未来的なドライバやアーキテクチャーが、どんどん出てくるのではないか?と勝手 な希望的憶測をしてしまう今日このごろです。 BeDC前日、私はある人と会食をする機会にめぐまれました。ある人というのはPower Computingのスタッフのひとりです。「Beのほうは、どうですか?」と抽象的な質 問をすると、彼女はOSの遅れが、やはり心配ではあるといったようなことを、つぶや いていました。しかし「アップルのほうは?」といったことを聞いたら、どちらかと いえば、そっちのほうが不安だ、というような顔をしました。 どちらにしろ、表情を私が勝手によみとっただけの話で、真相はあきらかではありま せん。ただ、やはり、Beに対する魅力というのは、アップルへの不安が土台にあって のものなのか?という印象も残りました。 それと、もっとびっくりしたことがあります。日本人の多さです。BeDCの小さな 会場に30名以上の日本人がいるのです。私は、僕と同行したスタッフ以外は、日本 人なんて、5人もいないと思っていたのにです。 編集関係の人が半分であり、あと半分は、開発関係の方々でした。 いやはや、日本のデベロッパーのエバンジェリズムに脱帽する思いでした。 | ![]() | |||||||
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余談ですが、私はBeDCにフルに参加していませんでした。 |