記録型DVDドライブのファームウェアアップデート方法

　1万円以下の安価な物も出回り、購入しやすくなってきた記録型DVDドライブ。ファームウェアをアップデートすることにより、ライトストラテジーの改良や不具合の修正が行なわれたり、新しく登場する高速なメディアや海外メーカーのメディアなどに対応したりといったメリットを受けられます。ほとんどのメーカーの製品では、Windows上からファームウェアのアップデート作業が可能で、正しい手順で作業すれば難しくはありません。今回はアイ・オー・データ機器の「DVR-ABH4」を例に挙げて説明します。

【1】ファームウェアの確認　【2】アップデートソフトの準備　【3】アップデート作業　【4】アップデート後の確認

【2】アップデートソフトの準備

　使用しているドライブの型番やアップデートするファームウェアのバージョンが正しいか確認して、DVD-ROMに収録されているファームウェアのファイルを展開します。ここでは、アイ・オー・データ機器の「DVR-ABH4」用の「dvrh4_f100.exe」を使用しています。

展開前「dvrh4_f100.exe」

展開後にできる三つのファイルと一つのフォルダ

　「dvrh4_f100.exe」を展開すると、以下の三つのファイルと一つのフォルダができます。

「GSA4040A109.exe」…アップデートソフト
「install.htm」…インストールの説明HTMLファイル
「README.TXT」…ファームウェアに関するドキュメント
「変更点.txt」…アップデートの変更点
「IMAGEフォルダ」…説明HTMLファイルの画像

　これらの「install.htm」、「README.TXT」、「変更点.txt」をよく読んでOSやドライブの型番などを確認し、アップデート作業に移ります。

【3】アップデート作業