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インターネット設定ファイル

インターネット設定ファイル (.ins ファイル) は、Windows Welcome で、広帯域インターネット アクセスまたはダイヤルアップ インターネット アクセスをコンピュータで構成するのに使用する機構です。インターネット サインアップの最後に、ISP サインアップ サーバーによって指定したインターネット設定を含む .ins ファイルが作成され、そのファイルがコンピュータに返されます。次に、Windows Welcome は .ins ファイルを処理し、設定をコンピュータに適用します。

.ins ファイルは、ダイヤルアップ ネットワーク接続、接続 マネージャ、Internet Explorer、および Outlook Express の構成に使用されます。広帯域インターネット接続の場合は、.ins ファイルに TCP/IP およびその他の接続関連の設定を含めることもできます。

詳細については、「広帯域接続のインターネット接続ファイルのエントリ」を参照してください。

.ins ファイルには、次のセクションが含まれています。

セクション 説明
[Animation] セットアップ ウィザードに表示するカスタム動画ビットマップ ファイルの場所を指定します。
[ActiveSetup] Internet Explorer 6 カスタマイズ ウィザードに表示するカスタム ビットマップ ファイルの場所を指定します。
[ActiveSetupSites] ユーザーにダウンロードさせるカスタム パッケージの名前および場所を指定します。
[Batch] カスタム パッケージのインストール メディアの種類を指定します。
[Big_Logo] ブラウザの右上隅に表示される 38 × 38 ピクセルのビットマップ ファイルのファイル名およびパスを指定します。
[Branding] ブラウザ パッケージに含める独自のブランドおよびセットアップ情報などの情報を指定します。
[BrowserToolbars] Internet Explorer のツール バーの外観をカスタマイズします。
[CabSigning] プログラムへの署名に使用する情報を指定します。
[ConnectionSettings] Internet Explorer のカスタム パッケージのインストールに使用する、ダイヤルアップ ネットワーク (DUN) 接続の設定に関する情報を指定します。これにより、共通の DUN がすべてのユーザーのワークステーションに作成されます。
[CustomBranding] ブランドされたキャビネット ファイルの URL を指定します。
[CustomWallpaper] 独自の壁紙の HTML ファイルおよびサポート ファイルを指定します。
[Device] セットアップに使用する接続の種類を指定します。
[Entry] この .ins ファイルの情報を無効にして、カスタム パッケージに含まれているダイヤルアップ ネットワーク接続の名前を使用するかどうかを指定します。
[ExtRegInf] 情報ファイル (.inf ファイル) の名前およびコンポーネントのインストール モードを指定します。
[FavoritesEx] お気に入りのアイコン ファイルへのパスを指定し、お気に入りをオフラインで利用できるようにするかどうかを指定します。各お気に入りのサイトへの URL も指定できます。
[HideCustom] グローバル一意識別子 (GUID) を非表示にするかどうかを指定します。各カスタム コンポーネントには、システム情報およびその他のパラメータ (作成日時など) に基づく GUID が含まれます。
[ICW_IEAK] インターネット接続ウィザードに表示するカスタム ビットマップへのパスを指定します。
[Internet_Mail] Outlook Express のカスタム情報を指定します。
[Internet_News] ニュースに関するカスタム情報を指定し、Outlook Express を既定のニュース クライアントにするかどうかを指定します。
[ISP_Security] カスタム パッケージに追加するルート証明書を指定します。
[LDAP] Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) サーバーに関する情報を指定します。Outlook Express で LDAP サーバーに対して常に名前および電子メール アドレスをチェックするかどうかも指定します。
[Mail_Signature] ニュースに使用する電子メールの署名を指定し、署名を使用するかどうかを指定します。
[Media] インストール パッケージに使用するメディアの種類 (CD-ROM、ダウンロード、フロッピー ディスクなど) を指定します。
[Outlook_Express_Global] Outlook Express サービスのブランドを指定します。
[Outlook_Express] Outlook Express のどの部分に、パッケージでブランドしたりカスタマイズしたりするかを指定します。
[Phone] ダイヤルアップ接続に使用する電話情報を指定します。
[Proxy] プロキシ サーバーおよびプロキシ サーバーのホスト名を使用するかどうかを指定します。
[Scripting] ダイヤルアップ ネットワーク スクリプト ファイルの名前およびパスを指定します。
[Script_File] ダイヤルアップ ネットワークに関連付けるスクリプト ファイルの文字列を指定します。
[Security Imports] 作業用コンピュータのセキュリティ情報をカスタム パッケージにインポートするかどうかを指定します。
[Server] ネットワーク サーバーに関する情報を指定します。
[Signature] Outlook Express で署名を使用するかどうかを指定し、その署名に使用する文字列を指定します。
[SignupFiles] サインアップ中に表示するファイルの名前 (sign-up.htm など) を指定します。
[Small_Logo] ブラウザの右上隅に表示される 22 × 22 ピクセルのビットマップ ファイルのファイル名およびパスを指定します。
[TCP/IP] 使用する DNS サーバーの IP 番号を指定します。リモート ゲートウェイ、IP アドレス、およびサーバー アドレスを使用するかどうかも指定できます。
[URL] 自動構成プロキシ サーバーを使用するかどうかを指定し、ユーザーがそのサーバーに接続したときに表示するページの URL を指定します。
[User] ユーザーに必要なログオン情報を指定します。

関連項目