パイロット プログラムの作成

パイロット プログラムの管理に必要なタスクおよびソースを特定します。Internet Explorer 6 を組織内に展開する前に、ラボのクライアントを使用して展開方針および構成のテストと練り直しを行います。パイロット プログラムのプランを立てるには、次の手順を実行します。

1. 適切なパイロット グループを選択します。
2. パイロット プログラムに必要なリソースおよびタスクを文書化します。
3. ユーザー トレーニング プランを開発します。
4. ユーザー サポート プランを開発します。

パイロット プログラム用にテスト パッケージを作成する必要があります。

1. テスト コンピュータに Internet Explorer 6 をインストールします。
2. IEAK 6 をインストールし、Internet Explorer カスタマイズ ウィザードを実行します。
3. テスト用のカスタム パッケージを作成します。
4. 自動構成ファイル (.ins、.js、.pac) を設定します。
5. ダウンロード サイトを構成し、配布ファイルをインストールします。
6. 配布ファイルを CD-ROM およびフロッピー ディスクにコピーします。

適切な配布方法を使用して、Internet Explorer のカスタム パッケージをラボのコンピュータに展開します。たとえば、カスタム パッケージのダウンロード方法を指示した電子メール メッセージをユーザーに送信します。

または、電子メール メッセージにバッチ ファイルを添付し、そのバッチ ファイルをダブルクリックしてカスタム パッケージをインストールするようユーザーに指示します。カスタム パッケージを CD-ROM またはフロッピー ディスクで配布する場合は、それらをユーザーに配布し、インストール方法を指示します。

1. さまざまな配布方法を使用して、テスト用のカスタム パッケージを配布します。
2. Internet Explorer セットアップを使用して、テスト用のカスタム パッケージを各クライアントにインストールします。
3. 各クライアントで Internet Explorer を起動して、正しくインストールされたことを確認します。

各ラボを設ける物理的な場所を用意し、組織内のハードウェアおよびソフトウェアの環境を反映した各種コンピュータを入手します。リモートからダイヤルするポータブル コンピュータを使用する場合や、業務用データのために別のサーバーまたはメインフレーム コンピュータが必要な場合は、ラボのコンピュータにアナログの電話回線およびネットワークへの適切なアクセス権を用意します。

ラボのクライアントおよびサーバーを、一般的な業務およびユーザーの構成を表すように構成します。すべてのオペレーティング システムおよび業務用アプリケーションの構成のほか、インターネットおよびブラウザの構成を必ず含めます。また、ラボのセットアップを文書化し、セットアップに加えられた変更の記録を管理します。

発生したすべての問題の記録を管理します。これらの記録は、問題解決のためのソリューションを設計するのに役立ちます。

1. Internet Explorer 6 を実行して、すべてのアドインおよび機能をテストします。
2. 業務用アプリケーションを実行して、操作に支障がないかチェックします。
3. テスト プランのチェックリストを使用して、すべての展開タスクを実行します。
4. 展開処理および移行に関する問題を特定します。
5. テストのフィードバックに基づき、展開プランを練り直します。

1. Internet Explorer 6 およびアドインをアンインストールします。
2. Internet Explorer 6 のコンポーネントが削除されたことを確認します。
3. デスクトップ アプリケーションおよび業務用アプリケーションをテストします。

注意

• 一部の設定のために、Internet Explorer 6 およびカスタム コンポーネントをアンインストールできない場合があります。ラボのクライアントからのアンインストールを能率化するのに便利なカスタム要素については、次の「関連項目」を参照してください。

関連項目

ユーザーの必要に応じて、サポート プランを開発します。カスタム パッケージの最終展開の基礎として、トレーニング プランを使用します。パイロット プログラムからのフィードバックに基づいてプランを練り直し、それを使用して最終展開用にユーザーのトレーニングを行います。

1. トレーニング スタッフおよびリソースを特定します。
2. 新規ユーザー用には Internet Explorer 6 の説明を含めます。
3. 管理者用とエンドユーザー用のトレーニングを分けます。
4. 管理者に対して IEAK およびプロファイル マネージャのトレーニングを施します。
5. エンド ユーザーに対して、ヘルプへのアクセスと使い方のトレーニングを施します。

ユーザーの必要に応じて、サポート プランを開発します。

1. サポート スタッフおよびリソースを特定します。
2. カスタム Web ページを使用して、イントラネットに展開のためのオンライン サポートを含めます。
3. ヘルプ デスクを設けて、エンド ユーザーに管理上のサポートを提供します。

ラボでのパイロット プログラムが成功したら、カスタム パッケージのベータ テストを行う必要があります。これにより、多くのベータ ユーザーが、パッケージの設定およびカスタマイズ内容で作業できることを確認できます。方針を変更して、ユーザーに影響を与えずに一部の設定を変更することもできます。

1. 展開するカスタム パッケージを用意します。
2. カスタム パッケージをパイロット ユーザーに展開します。
3. ユーザーによる Internet Explorer 6 のインストールおよび使用を監視およびサポートします。

カスタム パッケージを作成する準備ができたら、Internet Explorer 6 および IEAK 6 をインストールします。カスタム パッケージには作業用コンピュータの現在の構成がインポートされるので、作業用コンピュータで行ったカスタマイズを元に戻します。

1. 作業用コンピュータに Internet Explorer 6 をインストールします。
2. 作業用コンピュータに IEAK 6 をインストールします。
3. 管理者としてサインインし、IEAK カスタマイズ ウィザードを実行します。
4. 必要なカスタム パッケージを作成します。
5. ダウンロード サイトを構成し、配布ファイルをインストールします。
6. 配布ファイルを CD-ROM およびフロッピー ディスクにコピーします。