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管理者の方は、Windows Update セットアップ ウィザード (IE6Setup.exe) を使用すれば、Internet Explorer を効率よく配布できます。また、ユーザーがこのウィザードを使用すれば、Internet Explorer を簡単にインストールでき、インストールが失敗したときにも容易に修復できます。
このセットアップ ウィザードは、小さくてコンパクトです。クライアントがインターネットにアクセスして基本的なファイルのダウンロードを実現するために必要な最小限のコードで構成されています。
IEAK を使うと、ユーザーの要求に合わせて Windows Update セットアップをカスタマイズすることができます。
このパッケージを使用することにより、Windows Update セットアップはダウンロードを開始する前に、ホスト コンピュータに関する情報を収集できます。セットアップはこの情報を使用して、Internet Explorer の .cab ファイルのダウンロードとインストールを、できる限り効率よく問題なく実行できるようにします。この小さなセットアップ パッケージを最初にダウンロードしておけば、次のように多くの利点があります。
図解については、「Windows Update セットアップ ウィザードによる Internet Explorer およびその他のインターネット ツールのセットアップ」の図を参照してください。
Internet Explorer ブラウザに加えて、Microsoft および他の企業から提供される多くのインターネット コンポーネントを Windows Update セットアップのカスタマイズしたバージョンに含めることができます。 Internet Explorer 6 カスタマイズ ウィザードと使うと、ダウンロード可能な最新のソフトウェアを簡単に確認することができます。ユーザーは、ブラウザのインストール時に、カスタム パッケージを使って、管理者が選択したカスタム プログラムと共にこれらのコンポーネントを簡単にインストールできます。
Microsoft コンポーネントは、Web 作成ツールから多言語サポートまでの範囲にわたっています。使用可能なコンポーネントのセットは、頻繁に更新されています。インターネットに接続可能であれば、Internet Explorer 6 カスタマイズ ウィザードで最新のリストを見ることができます。
製品の更新に関する最新情報については、「Windows Update に関する Web サイト」(英語) を参照してください。
IE6Setup.exe は、ユーザーとコンピュータから必要な情報をすべて収集すると、インターネット上にある Microsoft の正規の配布サーバーの 1 つから必要な .cab ファイルをダウンロードします。セットアップはコンピュータにインストール済みの Internet Explorer コンポーネントの一覧情報を持っているだけでなく、ユーザーがどのコンポーネントを必要としているかの情報も収集してあるため、不要な .cab ファイルをダウンロードしません。
セットアップ ウィザードの次の段階では、ほとんどの Microsoft 製品で従来から使用されているセットアップ プログラム (ACME) を使用します。セットアップ ウィザードと従来のセットアップとの違いは、現時点では、.cab ファイルがリムーバブル ディスクやネットワーク ドライブではなく、ローカルのハード ディスクのフォルダに格納されているという点だけです。
イントラネット管理者の方の場合、Windows Update セットアップを書き換えることなく、カスタム セットアップ パッケージ (IExpress パッケージとも言います) を作成できます。そのためには、IExpress テクノロジを使用して、カスタム バージョンの IE6Setup.exe を作成します。
追加のコマンド ライン スイッチを使って、インストール処理を細かく調整することができます。詳細については、「Internet Explorer のバッチ モード セットアップ スイッチ」を参照してください。
Windows Update セットアップをカスタマイズするには、いくつかの方法があります。Internet Explorer のコンポーネントを追加するか、別のセットアップ オプションを 10 個まで作成することができます。これにより、Internet Explorer の既定のセットアップに用意されている [最小構成]、[標準構成]、および [完全構成] オプションが拡張されます。追加のセットアップ オプションを用意しておくと、作業者によって使用する機能やディスクの空き容量が異なる場合に役立ちます。
重要
ユーザーがセットアップ時に、オプションを迷わず選択できるようにして、混乱を避けたいとお考えの方もいるでしょう。ユーザーがほとんど、あるいはまったくオプションを指定せずにインストールできるように、Internet Explorer を構成することができます。このタイプのセットアップは、"サイレント インストール" と呼ばれることもあります。
オプションの指定が制限されたインストールは、作業者が帰宅した、就業時間後に行われる Internet Explorer のセットアップによく使用されます。これらのタイプのインストールは、コマンド ライン スイッチまたはバッチ ファイルを使うことにより、さらに適合させることができます。ユーザーに選択させるために、"サイレント インストール" のセットアップ オプションを 1 つだけ作成することもできます。
エラー メッセージやステータス情報などを含めて、すべてのユーザーからのフィードバックを受けない場合は、セットアップ プランにエラー処理が含まれていることを確認してください。インストール後に再起動させない場合は、Internet Explorer が正しくセットアップされるように、カスタム プログラムまたはスクリプトで再起動を処理する必要があります。これらのオプションの詳細については、「ユーザーによるインストール」を参照してください。
Internet Explorer のインストール時に、独自のカスタム コンポーネント (ウィルス チェックのプログラムやスクリプトなど) をインストールできると便利なことがあります。カスタム パッケージには、10 個までのカスタム コンポーネントを含めることができます。
自分の異なるセットアップ オプションに独自のビットマップを追加したり、説明を含めたりして、セットアップ プログラムの外観を変更することもできます。
カスタム ブラウザへのブランドの方法の図解については、「カスタマイズの仕組み」を参照してください。Internet Explorer 6 カスタマイズ ウィザードでカスタム パッケージを作成するときの流れについては、「IEAK でのカスタム パッケージの生成」を参照してください。
ログ作成機能が拡張されたので、ユーザー、管理者、および弊社にとって、セットアップ時のトラブルシューティングが容易になりました。セットアップ ウィザードが作成する次の 2 つのログ ファイルは、問題点を突き止めて解決するのに役立ちます。この 2 つのログ ファイルは、[Windows] フォルダまたは [WinNT] フォルダのいずれかに作成されます。