Megalithバージョン1.80 説明書 Copyright(C) 2002 OEWS Tecnologies ■ Megalithについて  Megalithは、Flashプレイヤー上で動作するアドベンチャーゲームのゲームス クリプト解析エンジンと実行環境です。スクリプトは独自に開発したMegalith Scriptを用いゲーム開発を行います。Megalithの特性は、Webでのゲーム公開と 設置に重点に置いた開発を行える事と、Flashという世界的に普及率の高い環境 でゲームが行えることです。またMegalithは一切Flashに触れることなくFlashで のゲームが開発できることも利点の一つです。MegalithはもともとFlashのパワ ーユーザー向けに開発されたものを今回のシステム公開に先立って点検し、開発 者のレベルに関わらず同一の開発が行える環境を整備しました。 ● 問い合わせ、サポートについて  Megalithのサポートおよび問い合わせについては、公開された場所で行うこと を原則とします。御茶ノ水電子製作所のBBSに質問ご要望をお寄せください。 またこのキット1.80には最低限の開発に関するドキュメントしか含んで いません。開発の手段や、システムの全容については随時webやペーパーで配布 していく予定です。 ■ 1.80でのキット内容 readme.txt…………………… 本ファイル index.htm………………………Flash実行用htmlドキュメント index.swf………………………Megalith本体 megalith.ini………………… Megalith設定ファイル 以下、ゲームインターフェース用ファイル shell/gameTextField.swf shell/_gameTextField.swf shell/selectTextBack.swf shell/selectTextField.swf shell/selectTextBorder.swf shell/skipbutton.swf ● 免責など  Megalithは開発の際にシステムに致命的な障害が起こらないように心がけまし たが、Megalithの使用によってユーザーに不利益となるようなトラブルがおきた 場合、製作者はその全責任を負うことはできません。明らかな不具合があった場 合可能な限り対処いたします。 ■ 著作権 ●システムの変更 今回配布するキットのうち、index.swfと当readme.txtファイル以外の全 てのファイルは改良、変更を認めます。再配布の際に変更したファイルを同梱して もかまいません。ただし、index.swfに関しては著作者の許可無く変更することを 禁止します。 ●再配布に関して 今回配布するキットは全てのデータの無償での再配布を許可します。 index.swfとreadme.txt以外のファイルに関してはデータの変更を行っての無償再 配布を認めます。ファイルの追加や、単体での再配布もこれを許可します。有償 での再配布に関しては、以下の規定に従ってください。 1:著作者名が記載されて、Megalithという名称を持つゲーム開発ツールであるこ   とが明記されている。さらに御茶ノ水電子製作所の許可を得ている場合。 2:配布するものがゲームであり開発システムにMegalithの名前が明記されている。   かつ配布者が法人ではない場合。(この場合御茶ノ水電子製作所の許可はいり   ません。できれば連絡してください) 以上どちらかの場合においてのみ有償の再配布を認めます。 ■ システムのカスタマイズ Megalithのシステムのカスタマイズに関しては、原則有償とします。御茶ノ水電子製 作所へご連絡下さい。 ■ Megalith開発者名 Programer いんびじ(ShadowFactory , Ochanomizu Electronic Work Shop) Programer TK_Amei (Ochanomizu Electronic Work Shop) ■ 権利者 御茶ノ水電子製作所 HP :http://www.ochaden.net/ ■Megalithの概略 ○Megalithについて MegalithはFLASHMX用のアドベンチャーゲームエンジンです。 これを運用することにより、 ゲームシステムの進行はMegalithに任せ、クリエイタは、ムービーや効果の製作に専 念できるかと思います。 ○使い方 キットを任意のディレクトリで展開し、index.htmを実行します。 すると、何かしら出ると思います。 これが、最低限の機能を備えたアドベンチャーシステムです。 ○index.txtの説明 index.txtは、シナリオファイルと呼ばれます。 これにより、ゲームの進行を記述します。 中身を見てみましょう。 (便宜的に、行番号を振ります) 0:Sentence=TextFieldVisible 1 1:[0] 2:ようこそ、MEGALITHの世界へ。 3:i=0 4:Select 'なんだい、それは?','知らないねぇ・・・。','おととい来なさい。',3,i 5:If i==1 Then これを創るツールのことですよ。 6:If i==2 Then 知ってくださいよ〜。 7:If i==3 Then そんなこと言わないでください。 8:いかがですか? 9:Goto '0' このように、シナリオファイルは、1行が1ステートメントに当たります。 1行には、最大で1つの命令しか書けません。 0行目は、ヘッダーです。これは、省略できません。 1行目は、ラベルの定義をしています。[]で括ります。 2行目は、文字の表示を行います。   行頭が2バイト文字の場合、文字の表示を行います。 3行目は、変数を定義しています。   行頭が、半角英字の場合、その行は命令として認識されます。 4行目は、選択肢をプレイヤに選ばせます。   文字列はシングルクォート''で括ります。   これが3つ続いた後、   次の数字は、最大何個の選択肢を選べるかを指定します(1〜3個まで)。   次の英字は、結果を格納する変数を指定します。 5行目は、条件式を実行します。   変数iが1ならば(選択肢で「なんだい、それは?」を選んだ場合)、   そのあとの、Thenの後の命令を実行します。   この場合は、文字列を表示します。 6行目は、条件式を実行します。   変数iが2ならば(選択肢で「知らないねぇ・・・。」を選んだ場合)、   そのあとの、Thenの後の命令を実行します。   この場合は、文字列を表示します。 7行目は、条件式を実行します。   変数iが3ならば(選択肢で「おととい来なさい。」を選んだ場合)、   そのあとの、Thenの後の命令を実行します。   この場合は、文字列を表示します。 8行目は、文字の表示を行います。 9行目は、制御をラベルまで持っていきます。   ラベルはシングルクォート''で括ります。