SPECTRA シリーズ BIOS 修復プログラム使用方法

カノープス株式会社

 このファイルには、SPECTRA シリーズ BIOS 修復プログラムの使用方法について記載しています。SPECTRA シリーズの [拡張設定]-[AGP Setting]で AGP 設定の変更動作中に BIOS の書き込みに失敗したメッセージと共に本ファイルが表示された場合は、本ファイルの内容をお読みの上 BIOS 修復を行ってください。
※BIOS 修復作業を行うことなく、このファイルを閉じ、Windows を再起動されますと SPECTRA ボードを使用して画面表示を行うことはできません。ご注意ください。



このドキュメントの内容

  1. 作業環境について
  2. グループフォルダ名について
  3. BIOS の自動修復
  4. BIOS ファイル名について
  5. 手動による修復
  6. 他の PCI グラフィックボードを併用しての修復
  7. 修復作業のお申し込みについて
  8. サポート窓口
  9. 著作権、登録商標および商標


  1. 作業環境について

修復作業を行われる際は、あらかじめ他のアプリケーションを終了してから行ってください。
※ウィルス管理ソフトやバックグラウンドで通信を行うソフトウェア等はあらかじめ終了していただくことを強くお勧めします。


  1. グループフォルダ名について
 BIOS Update Manager は SPECTRA Green driver をインストールした際に、ユーティリティと同じグループフォルダに登録されます(デフォルトは [スタート]→[プログラム]→[SPECTRA Utilities])。
※ユーティリティのインストール時にグループフォルダを変更された場合は、以降の説明中に記載されているグループフォルダ名、プログラム名称を適宜読み替えて作業を行ってください。


  1. BIOS の自動修復
 BIOS の修復作業は自動で行われます。以下の手順に従って修復作業を行ってください。
  1. BIOS の修復が必要な場合は、BIOS 修復プログラムの検索を自動的に検索、修復を行います。自動で見つからない場合には、検索画面が表示されますので修復プログラムのあるフォルダ(Program Files\Canopus\SPECTRA Utilities)を指定してください。
  2. プログラムが見つかると自動的に修復を開始します。
    ※修復作業中に画面が表示されなくなることがありますが異常ではありません。再度画面が表示されるまでそのままお待ちください。
  3. DOS 画面が開き、Bios successfully updated, please reboot. のメッセージが表示されたら、正常に修復されました。EXIT と入力して [Enter] を押します。
    ※修復作業中に Write error のメッセージが表示された場合は、「手動による修復」の手順をお読みの上、手動で修復作業を行ってください。そのまま作業を中断すると修復作業が正常に完了せず、ボードが使用できなくなる場合があります。
  4. [スタート]→[Windows の終了]→[再起動する]を選択し、Windows を再起動します。


  1. BIOS ファイル名について
 BIOS Update Manager では、ご使用の製品に適した最新の BIOS ファイルを自動的に選択、表示しますが、任意の BIOS ファイル名を選択することもできます。任意の BIOS ファイルを選択中にご使用の製品に適した BIOS ファイル名がわからなくなった場合は、以下をご参照の上、ご使用製品に適した BIOS ファイルを選択いただくか、[キャンセル] をクリックして BIOS Update Manager を再起動してください。


  1. 手動による修復
 BIOS の自動修復が正常に終了しなかった場合は、以下の手順に従って手動で修復作業を行ってください。
  1. [スタート]→[プログラム]→[SPECTRA Utilities]→[BIOS Update Manager] を選択します。
  2. 以下の画面が表示されますので、修復する BIOS の種類を選択し、[更新] をクリックします。

    • 通常の修復を行う場合
      「標準」にチェックをつけて、[更新] をクリックします。
    • SSH-HDTV 対応 BIOS への修復を行う場合
      「HDTV 対応」にチェックをつけて、[更新] をクリックします。
  3. 修復の開始確認のメッセージが表示されますので、[OK] をクリックします。
  4. ファイルの書き込みが完了し、MS-DOS プロンプトのウィンドウ内に「続行するには何かキーを押してください」のメッセージが表示されますので、任意のキーを押します。
  5. 「BIOS 書き込みは正常に終了しましたか?」のメッセージが表示されますので、[はい] をクリックします。
  6. BIOS Update Manager の画面に戻ります。「BIOS と選択されたファイルの内容は一致しています」のメッセージが表示されていることを確認して、[キャンセル] をクリックし、BIOS Update Manager を終了します。
  7. [スタート]→[Windows の終了]→[再起動する]を選択し、Windows を再起動します。
 上記作業を行っても修復が行えない場合は、「他の PCI グラフィックボードを併用しての修復」をお読みの上、修復作業を行っていただくか、当社まで修復作業をお申し込みください。


  1. 他の PCI グラフィックボードを併用しての修復
 修復作業中に Write error のメッセージが表示された場合は、SPECTRA ボードの BIOS が損傷していますので、Windows を終了、もしくは再起動されますと SPECTRA ボードを使用して PC を起動することはできません。ただし、PCI グラフィックボードをお持ちの場合は、これを使用して SPECTRA ボードの BIOS 修復ができる場合がありますので、以下の手順で BIOS の修復を行ってみてください。
※以下の手順は SPECTRA ボードの BIOS 修復をお約束するものではありません。以下の手順をお試しいただきましても BIOS の修復が行えない場合は、修復作業をお申し込みください。

  1. SPECTRA を取り外し、PCI バスにグラフィックカードを挿入します。
  2. マザーボードの BIOS 設定で、AGP/PCI の優先順位を PCI に設定します。
  3. 起動しなくなった SPECTRA を再度挿入します。
  4. PCI のグラフィックボードを使用してシステムを起動します。(起動フロッピーから起動するのが一番簡単です)
  5. DOS画面で C: と入力して [Enter] を押します。
  6. 続いて CD "Program Files\Canopus\SPECTRA Utilities" と入力して [Enter] を押します。カーソルの左側に C:\Program Files\Canopus\SPECTRA Utilities> と表示されていることを確認します。
  7. SP88_31B /F と入力して [Enter] を押します(Windows 2000 の場合は、BIOSUP32 SP88_31B.EXE と入力します)。修復作業が開始しますのでしばらくお待ちください。
    ※ここで入力しているファイル名は SPECTRA 8800 用のものです。SPECTRA 8800 以外の製品をご使用の場合は、上の「ドライブ、フォルダ名について」をお読みの上、ご使用製品に適した BIOS ファイル名を入力してください。
    ※修復作業中に画面が表示されなくなることがありますが異常ではありません。再度画面が表示されるまでそのままお待ちください。
  8. Bios successfully updated, please reboot. のメッセージが表示されたら、EXIT と入力して [Enter] を押します。
    ※修復作業中に Write error のメッセージが表示された場合は、再度 7. の手順から作業を行ってください。
  9. 電源を切り、PCIグラフィックカードを取りはずします。


  1. 修復作業のお申し込みについて
 上記いずれの方法でも修復が行えない場合、もしくはユーザー様ご自身での作業に自信がない方は、以下のお申し込み手順をお読みいただいてから、Windows を終了、PC の電源を切った後、SPECTRA ボードを当社までお送りください。


  1. サポート窓口

  2. 本ソフトウェアについてのお問い合わせ、または製品の障害に関するご報告は下記にて受け付けております。

カノープステクニカルサポート


  1. 著作権、登録商標および商標

 


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