空の、接続されていない Recordset を作成します。
構文
object.CreateRecordset(ColumnInfos)
パラメータ
Object RDSServer.DataFactory オブジェクトまたは RDS.DataControl オブジェクトを表すオブジェクト変数を指定します。
ColumnsInfos 作成した Recordset の各列を定義する属性を、バリアント型 (Variant) の配列で指定します。各列には、次の 4 つの必須属性を持つ配列を定義します。
属性 | 説明 |
Name | 列のヘッダー名を指定します。 |
Type | データ型の整数値を指定します。 |
Size | データ型にかかわらず、列の幅を文字数による整数値で指定します。 |
Nullability | ブール型の値を指定します。 |
各列の配列は、Recordset を定義する 1 つの配列にまとめられます。
解説
サーバー側のビジネス オブジェクトでは、株式相場のオペレーティング システム ファイルなどの OLE DB 以外のデータ プロバイダのデータから、結果の Recordset を作成することができます。
次の表は、CreateRecordset メソッドでサポートされている DataTypeEnum 値の一覧です。一覧に示されている番号は、フィールドを定義するために使われる参照番号です。
データ型は、固定長データ型または可変長データ型のどちらかです。固定長データ型では、サイズがあらかじめ決められていてもサイズの定義が要求されるため、サイズを -1 に定義する必要があります。可変長データ型では、1 ~ 32767 のサイズを指定できます。
可変長データ型では、次の表の「代入値」の欄に示されている値が強制的に使用されることがあります。Recordset が作成されて格納されるまでは、代入値を参照することはできません。必要であれば、その後で、実際に使われているデータ型を確認できます。
データの長さ | 定数 | 番号 | 代入値 |
固定長 | adTinyInt | 16 | |
固定長 | adSmallInt | 2 | |
固定長 | adInteger | 3 | |
固定長 | adBigInt | 20 | |
固定長 | adUnsignedTinyInt | 17 | |
固定長 | adUnsignedSmallInt | 18 | |
固定長 | adUnsignedInt | 19 | |
固定長 | adUnsignedBigInt | 21 | |
固定長 | adSingle | 4 | |
固定長 | adDouble | 5 | |
固定長 | adCurrency | 6 | |
固定長 | adDecimal | 14 | |
固定長 | adNumeric | 131 | |
固定長 | adBoolean | 11 | |
固定長 | adError | 10 | |
固定長 | adGuid | 72 | |
固定長 | adDate | 7 | |
固定長 | adDBDate | 133 | |
固定長 | adDBTime | 134 | |
固定長 | adDBTimestamp | 135 | 7 |
可変長 | adBSTR | 8 | 130 |
可変長 | adChar | 129 | 200 |
可変長 | adVarChar | 200 | |
可変長 | adLongVarChar | 201 | 200 |
可変長 | adWChar | 130 | |
可変長 | adVarWChar | 202 | 130 |
可変長 | adLongVarWChar | 203 | 130 |
可変長 | adBinary | 128 | |
可変長 | adVarBinary | 204 | |
可変長 | adLongVarBinary | 205 | 204 |