基本的な ADO プログラミング モデル

ADO は、次に示す一連の操作を実行するための手段を提供します。

  1. データ ソースに接続します。必要に応じて、データ ソースに対する変更がすべて正常に実行されるか、まったく実行されないかのどちらかに決定できます。

  2. データ ソースにアクセスするためのコマンドを指定します。必要に応じて、変数パラメータを指定したり、パフォーマンスを最適化することができます。

  3. コマンドを実行します。

  4. テーブルの行の形式でデータを返すコマンドの場合は、検査、操作、または変更を容易にするために、返された行をキャッシュに格納します。

  5. 必要に応じて、行のキャッシュの変更をデータ ソースに反映します。

  6. エラー (通常は接続の確立またはコマンドの実行により発生) を検出する一般的な方法を提供します。

通常、プログラミング モデルでは、これらの手順をすべて使用します。ただし、ADO の持つ柔軟性により、プログラミング モデルの一部分のみを実行しても、有効な処理を行うことができます。たとえば、ファイルのデータを行のキャッシュに格納し、ADO リソースを使ってそのデータの検査のみを行うことができます。

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