Visual C++ Extensions for ADO

Visual C++ を使うプログラマが ADO でデータを取得する際に直面する面倒な作業の 1 つに、バリアント データ型 (Variant) として返されたデータを C++ データ型に変換し、変換したデータをさらにクラスまたは構造体に格納するという作業があります。バリアント データ型 (Variant) を使って C++ データ型を取得すると、手間がかかるだけではなくパフォーマンスも低下します。

ADO には、バリアント型 (Variant) を使わずにネイティブな C/C++ データ型のデータを取得できるインターフェイスと、そのインターフェイスを簡単に操作するためのプリプロセッサ マクロが用意されています。その結果として、使いやすく優れたパフォーマンスを持った、柔軟性のあるツールとなりました。

C/C++ クライアントでは、通常は、ネイティブ C/C++ 型を格納する C/C++ 構造体またはクラスに Recordset のレコードをバインドします。バリアント型 (Variant) を使う場合、バリアント型からネイティブ C/C++ 型に変換するコードを作成する必要があります。Visual C++ Extensions for ADO は、Visual C++ プログラマが上記の作業を簡単に行えるようにすることを目的としています。

Visual C++ Extensions for ADO の詳細については、次のトピックを参照してください。