ADO/WFC (ADO for Windows Foundation Classes)

Microsoft Visual J++ 6.0 の場合、ADO は、WFC (Windows Foundation Classes) と共に機能するように、次のように拡張されました。まず、Java クラス セットが実装されて ADO インターフェイスが拡張され、Java プログラマに役立つメッセージが追加されました。また、Java クラスでは、Java 型をユーザーに返す関数も公開します。パフォーマンスを向上させるため、Java クラスは、OLE DB 行セット オブジェクトのネイティブ データ型に直接アクセスし、初めにバリアントへ、またはバリアントからの変換を行わずに Java 型として Java プログラマに返します。ADO は、WFC フレームワークのイベント通知でも機能するように拡張されました。

ADO/WFC (ADO for Windows Foundation Classes) は、標準の ADO のメソッド、プロパティ、オブジェクト、およびイベントをすべてサポートしています。ただし、パラメータとしてバリアント型 (Variant) を必要とし、Microsoft Visual Basic などの言語で高いパフォーマンスを示すような操作を、Visual J++ などの言語で実行するとパフォーマンスが低下します。そのため、ADO/WFC では、Field オブジェクトで、バリアント型 (Variant) のデータではなくネイティブな Java データ型を使うアクセス機能を用意しています。

ADO/WFC パッケージの詳細については、ADO のマニュアルの「ADO/WFC 構文インデックス」を参照してください。

Visual J++ マニュアルの場合の詳細については、「Converting Visual Basic ADO Examples to Visual J++」を参照してください。